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かたゆきさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1894
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 自分なりの評価の基準は、
10・超大好きな作品。完璧。映画として傑作であるばかりでなく、自分の好みと見事に合致している。
9・大好きな作品。完璧に近い完成度。手放しに歴史に残る傑作といっていい。
8・好きな作品。本当に面白い。欠点があるかもしれないが、それも含めて好き。
7・少し好きな作品。普通に面白い。欠点もあるかもしれないが、そんなに気にならない。
6・普通の作品。可も無く不可も無く。最後までストレスなく観られる。面白いけど、心に残るものはあまりない。
5・少しつまらない作品。最後まで観るのにちょっとストレスを感じた。面白い部分も多少はあった。
4・つまらない作品。最後まで観るのが苦痛だった。ほとんど面白いところが感じられなかった。
3・かなりつまらない作品。最後まで観た自分を褒めてあげたい。観終えた後に、怒りのあまりDVDを割りそうになった。
2・超つまらない作品。時間と金を返せ。観終えた後に、怒りのあまり製作者全員を殴りに行きたくなった。
1・絶望的につまらない作品。最低。観終えた後に、怒りを通り越して死にたくなった。
0・死霊の盆踊り。

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21.  美しい人(2005) 《ネタバレ》 
罪を犯し、刑務所に服役中の37歳の女性サンドラは、幼い娘との面会だけを希望に生きていた。夫と共にこれから幸せになろうという妊娠中の人妻ダイアナは、ある日の買い物中に偶然かつての恋人と再会する。父との深い確執を抱える黒人女性ホリーは、そんな父親と決着をつけるために意を決して実家へと帰ってくる。自己中心的な夫と一緒に金持ちの友人宅を訪れたソニアは、その日も案の定大喧嘩となってしまう。愛が冷め切った両親と暮らすティーンエイジャー・サマンサは、自分の将来について悩みを抱えていた。元夫の新たな妻が自殺してしまったローナは、色々と葛藤を抱えながらも葬儀会場を訪れる。不倫相手と共に小さなモーテルの一室へとやって来た中年女性ルースは、隣室の女性が警察に逮捕されるのを目撃してしまう。乳癌を患い、今まさに乳房の切除手術を受けようとしているカミールは、押しよせる不安に押し潰されそうになっていた。そして、祖母と共に死んだ母親のお墓参りにやって来た幼い少女マギー、彼女は人の生と死というものを少しずつ理解しようとしていく――。9人の様々な女性たちのそんな苦悩に満ちた十数分のドラマを美しい映像でもって切り取ったオムニバス作品。なかなか豪華な役者陣を揃え、そんな短い作品を全て編集なしのワンカットで撮るという、カメラ畑出身のこの監督らしい意欲作でありました。確かに緻密に考え抜かれたであろう流れるようなカメラワークはとても素晴らしかったです!若干パンチに欠けるとはいえ、それぞれのお話も人生の悲哀と喜びを瑞々しく切り取っていて素直に良かったと思います。ただ、個人的にあまり好きになれないお話が何個かあって(特に、妻の葬儀会場なのに再会した元嫁に縒りを戻してと縋りついちゃうウザいヘタレ男の話!)、そこがちょっとマイナスでした。それに、アマンダ・セイフライトの胸の谷間を強調したカメラアングルは、男としてはもちろん嬉しいのだけど、今作のテーマには完全にそぐわなかったですね。総じて、映像が美しい映画ではあったけれど、いまいち共感出来る部分が少ないオムニバス作品でありました。
[DVD(字幕)] 6点(2014-12-08 22:09:55)
22.  ウルヴァリン:SAMURAI 《ネタバレ》 
昔から僕はこの「X-MEN」シリーズとは相性がよろしくなくて、確か一作目だけは観たと思うのだけど個人的に「うーん…」て感じだったので、以来このシリーズは全く観てこなかったのだけど、今回は日本が舞台、しかも監督は「17歳のカルテ」や「アイデンティティー」という良質のエンタメ作品を数多く制作してきたジェームズ・マンゴールドということで、ちょっと興味を惹かれてこの度鑑賞してみました。というわけで僕が「X-MEN」シリーズにこれっぽっちの思い入れもなく観始めたことが功を奏したのか、けっこう面白かったっすよ、これ。取り敢えず、ウルヴァリンさんは怒ると手の甲から鉄爪が出てきてすぐに傷が治っちゃう不死身のむさ苦しい髭面のおっさんてだけでなく、過去に奥さん(?)を殺しちゃった悲惨な過去を持つ哀しいおっさんでもあったのですね。そんな哀愁漂う彼が若い女と日本の観光地をウレシハズカシ巡りながら、その先々で暴れまくるアクションシーンの数々はなかなか楽しめました。まあ、真面目に突っ込み出したら怒りのあまり鼻血が出そうなほど、次々と出てくるおかしな日本描写はご愛嬌だけどさ。「どうだ、このイレズミ!怖いだろ~、俺たち恐ろしいヤクザなんだぜ!」と、わざわざ裸になって会長の娘を追いかけるお馬鹿なヤクザさんたちが一番面白かったかな~。ラブホの火星探検部屋は、逆に狙い過ぎてスベッてたけどね(笑)。それに新幹線をあんなにズタボロにしちゃったウルヴァリンを簡単に途中下車させちゃうJRってどんなけ甘々やねーん!と、まあそこらへんに目を瞑れば、その新幹線での白熱のバトルとか、中2病全開の赤毛の女忍者とか、真田広之のダークサイドに堕ちちゃったサムライっぷりとか、僕はけっこう楽しめたっす。
[DVD(字幕)] 6点(2014-06-10 00:04:50)
23.  宇宙戦争(2005) 《ネタバレ》 
もう最初の30分の映像はさすがスピルバーグって感じで久々にワクワクしてしまった。血も涙もない凶悪な宇宙人にひたすら消されていく一般市民たち、そんななかを家族のためにひたすら頑張るお父さん。もうただ全力疾走するだけで絵になるトム・クルーズもグット。そして圧倒的な力で世界を支配し次々と人間を狩り出していく宇宙人たちの姿は、まさに『シンドラーのリスト』のナチスドイツのようでこれは何かの隠喩なのかと期待しながら観ていたら、後半はものの見事に失速……。いろいろあったけど、結局、最後はみんな幸せになりました。っていういつものスピルバーグ印。うーん、前半は良かっただけに残念!
[DVD(字幕)] 6点(2013-04-12 12:22:55)
24.  ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ 《ネタバレ》 
このクオリティで「触手系」を作ってほしいとおもいました。
[DVD(字幕)] 5点(2023-03-27 12:02:43)
25.  ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷 《ネタバレ》 
使いやすい自動小銃で人気を博し、一代で財を成したウィンチェスター社。だが、創業者であるウィリアム・ウィンチェスターは莫大な財産と51%の株を遺し、この世を去ってしまう。そればかりか一人娘であるアニーも亡くなり、遺産を相続したのは夫人であるサラ・ウィンチェスターのみだった。深い絶望の中で、夫人は怪しげな霊媒師に縋りつき、サンノゼに広大な屋敷を購入することに。以来彼女はその霊媒師に言われるがまま、この館を増築し続けるのだった。最初は8部屋から出発した館も20年経った今では7階建ての巨大建造物、まさに迷路としか言いようのない不気味な幽霊屋敷へと変貌を遂げ、夫人はその増改築を繰り返す館の中で孤独に暮らし続けている――。サンフランシスコで落ちぶれた精神科医として暮らしていたプライス医師の元に、そんな夫人の精神鑑定をしてくれという依頼が舞い込んだのもそんなころだった。トラブルを恐れた重役会が夫人から経営権を取り戻したいという本音が透けて見えるその依頼を受け、プライス医師はその巨大な迷路のような屋敷へと訪れるのだったが…。アメリカに実在する有名な幽霊屋敷を舞台にそんな悪夢のような恐怖を描いたゴシック・ホラー。スタイリッシュな映像と独自の世界観で最近めきめきと頭角を現しているスピエリッグ兄弟の新作ということで今回鑑賞してみました。細部にまで拘ったであろう重厚で美しい映像は相変わらず見応え抜群。このイカレタ?老婦人の頭の中を再現するために、ひたすら増改築を繰り返してきた幽霊屋敷という舞台の不気味さを余すことなく伝えられていたと思います。夜中であろうとお構いなしに聞こえてくるトンカチやのこぎりの音、何処に繋がっているのか分からない無数のドア、ひたすら同じところをぐるぐると廻らされる階段、夜中の12時に決まって鳴らされる鐘の音…、いやーこんな屋敷になんか死んでも泊まりたくない(笑)。ただ、それに対して肝心のストーリーの方は正直「?」でした。それぞれに闇を抱えた登場人物への掘り下げが巧く機能しておらず、クライマックスへの盛り上がりに繋がっていません。特に主人公の過去のトラウマである死んだ恋人のエピソードなど、果たして意味があったのかどうか。ヘレン・ミレン演じる夫人ももっとぶっ壊れた不気味なキャラでもよかったような気がします。映像や世界観は良かっただけに、惜しい。
[DVD(字幕)] 5点(2019-04-08 23:48:13)
26.  ウォーリアー 《ネタバレ》 
総合格闘技の世界で互いに確執を抱えた兄弟がそれぞれ命を削ってまで戦い抜く姿を描いたスポーツ群像ドラマ。見所は、トム・ハーディやニック・ノルティをはじめとする男くさい役者陣の文字通り血沸き肉躍る熱い演技のぶつかり合いでしょう。天才肌の弟と不器用ながらも家族のために必死になって戦い抜く兄貴、そして過去に色々と問題を抱えたしまった父親…。ベタながらも最後まで熱いドラマが展開されていきます。ただ難点は、いくらなんでもエピソードを詰め込みすぎなところでしょうか。例えば兄貴。難病を抱えた娘の治療費がかさんで家を手放さざるをえなくなる。何とか借金を返すために身一つで昔なじみのジム経営者の元を訪れ格闘技の世界に挑むのだけど、そのために教師の職をなくしてしまう。ぎりぎりまで追い詰められながらもトレーニングを重ね、やがて世界最高峰の大会への切符を手にする。かつての教え子や上司も次第に勝ち進んでゆく彼に少しずつエールを送りはじめ、そして、最後まで反対していた妻も…って、これだけで映画一本いけますやん(笑)。例えば弟。イラクからの帰還兵である彼は、常に謎めいた存在で何か心に闇を抱えていることを窺わせる。でもその天才的な格闘技のセンスでもって大会を勝ち進んでゆき、世間の注目を集めるように。すると彼の戦場での過去が明らかにされ、実は仲間の命を救った英雄であることが判明する。入場曲を持たない彼のために自主的に集まってアメリカ国歌を歌う海兵隊員たち。だが、決勝進出を決めた直後、さらに衝撃の事実が明らかとなるのだった…って、こっちもこれだけで映画一本いけますやん(笑)。そして彼らの父親。かつては子供想いのよき父だったのに酒が原因で身を持ち崩し妻に暴力を振るって今や何もかもを失ってしまった。せめて孫と穏やかな時間を過ごしたいと決死の覚悟で禁酒しているのだが、彼の息子たちは決して父の過去を許しはしない。そんな彼にまたもや酒の誘惑が…って、これも映画一本いけますやん(笑)。さらには弟にスパーリングでボコボコにされリベンジを誓うヤツやら今や伝説となったロシアのチャンピオンやら、いろいろ出てきて後半はもう何が何だか分かりません。もっと軸となるお話に焦点を絞って、無駄なエピソードを削って、もっとスリムに出来たんじゃないでしょうか。観客に楽しんでもらいたいという監督の有り余る熱意だけは伝わってきたので残念でなりません。
[DVD(字幕)] 5点(2017-03-07 22:08:29)(良:1票)
27.  Virginia/ヴァージニア(2011) 《ネタバレ》 
愛する娘をボート事故で亡くしてから、酒に溺れ書けなくなってしまった落ち目のオカルト作家・ボルティモア。偶然通りかかった田舎町で、彼は夢とも幻想ともつかない蠱惑的な世界へと迷い込む。そこで出会ったのは、怪しい美しさに満ちた美少女Vだった…。正直、雰囲気はむちゃくちゃおれ好みで良いのだけど、いかんせん、ストーリーがあまりにも雑。個々のエピソードを放り投げっぱなしのまま一切回収せず、かなり強引なオチで幕引されてしまいました。コッポラも年取ったのかなぁ(あと、ヴァル・キルマー太ったなぁ)。おどろおどろしいながらも、全編に漂うゴシックで美しい(ゴスロリっぽい?)雰囲気はかなり良かっただけに残念!
[DVD(字幕)] 5点(2013-08-30 00:38:52)
28.  宇宙人ポール 《ネタバレ》 
うーん、個人的にこの宇宙人に魅力を感じなかった。宇宙人だけでなく主役のオタクコンビにもヒロインにもあまり魅力を感じなくて、ちょっと退屈だった。好みの問題だけど、僕とは合わないタイプのコメディだったかな。
[DVD(字幕)] 5点(2013-03-29 12:56:36)
29.  ウィンターズ・ボーン
確かに一人の少女が過酷な状況のなか、必死に生きる姿を変に美化することもなく淡々と描くところは好感が持てる。その背景として閑散とした冬の地方社会が象徴的に描かれ、ほとんど効果音のない演出方法と相まって独特の雰囲気を醸成している。しかしこれは好みの問題でもあるのだけれど、いかんせん展開がたるい。個人的には、一人の少女の力強い生命力のようなものを、もっとエネルギッシュに描いてほしかった。
[DVD(字幕)] 5点(2012-07-26 15:03:26)
30.  ヴィレッジ(2004) 《ネタバレ》 
もうこの監督はいかに観客の期待を裏切るオチを考えだすかということに、心血を注いでいますね。やはり、「シックス・センス」の呪縛が強固なのでしょう。それでも最近の駄作のなかでは、頑張ったほうだと思います。閉鎖的な村の描写は良く描けていたと思います。それだけに、あのオチは、個人的に「もういいよ」と思ってしまった。
[DVD(字幕)] 5点(2012-05-20 21:43:18)
31.  ヴォイジャー(2021) 《ネタバレ》 
2063年、急速な地球温暖化により人類は滅亡の危機に直面していた。人類の未来を守るため、各国の指導者たちはある計画を立てる。ここから遠く離れた地球に似た惑星に選ばれし30人の子供たちを宇宙船で送り込もうというのだ。だが、その宇宙の彼方への旅路は、到着まで86年もかかるという壮大なものだった――。訓練を受けた30人の子供たちはいわゆる第一世代、宇宙船内で人工授精により子供を設け多くの者は惑星到着を目にすることなく死ぬ運命にある。実際に惑星へと降り立ち新たな地で繁栄を築くのは、彼らの孫にあたる第三世代の子供たちなのだ。何も知らないまま宇宙船へと乗せられ、日々規則正しい生活と一日一回謎の薬を呑むことを義務づけられた子供たち。唯一の大人で彼らの指導教育に当たる教官リチャードとともに、しばらくは平穏な旅路を続けていた。だが、そんな任務に疑問を抱いた一人の少年が薬を呑むことを止めたことをきっかけに、船内に不穏な空気が拡がってゆく……。遠く離れた惑星へと航海を続ける宇宙船内で繰り広げられる、そんな30人の子供たちのサバイバルを濃厚に描いたSFスリラー。イギリスのノーベル賞作家ゴールディングの無人島漂流ドラマの名作『蠅の王』。それを宇宙船に置き換えてSFにしようという発想は良かったと思います。宇宙船内や数々のギミックもけっこうスタイリッシュで、画としては充分見応えありました。タイ・シェリダンやリリー・ローズ・デップをはじめとする今が旬の若手スターたちの共演も華があって大変グッド。ただ内容の方はかなり中途半端。極限状況に追い込まれた青年たちの暴走と破滅を描こうというのであれば圧倒的に深みが足りないし、新天地を求めて遠く離れた宇宙へと旅する主人公たちのサバイバルを描きたいのであればかなりテンポが悪いせいでエンタメ性に欠ける。どちらかに焦点を絞るべきだった。正直、自分はどう楽しんでいいのか最後まで分からず、途中からは眠気と戦いながらの鑑賞となってしまった。アイデアは良かっただけに、なんとも残念。
[DVD(字幕)] 4点(2023-08-15 07:54:36)
32.  ウィッチサマー 《ネタバレ》 
老木の根っこから生まれ、目についた家族の母親に成りすましては子供をさらって喰らうという恐ろしい魔女の恐怖を描いたオカルト・ホラー。何の予備知識もないまま、全米ナンバー1大ヒットという宣伝文句に惹かれ、今回鑑賞してみました。なのですが、これがもう看板倒れもいいところの恐ろしくつまらない作品でした。とにかく脚本が穴だらけ。こんな単純なお話なのに、見せ方が下手なのか最後までいまいちお話が掴みにくい!主人公が最初から骨折している理由もよく分かりませんし、途中から変な青春学園ドラマみたいになるのも違和感ありまくり。極めつけは、驚愕のどんでん返しという感じで明かされる最後のオチ。思いっ切りネタバレすると、主人公はすでに魔女に記憶を消されてて、実は本人も忘れてしまっていた弟がいたらしいんです(たぶん)。でも、伏線もへったくれもあったもんじゃないし、余りにも強引過ぎて「んなアホなー!!」と思わず突っ込んじゃいましたわ。肝心の魔女のホラー描写も画面が終始暗くて見辛いから全く怖くないし……。こんなレベルの低いB級映画がなぜに全米ナンバー1大ヒット?!と、思わずネットで調べてみたら、ちょうどこの映画が公開されたときはコロナ禍真っ最中で軒並み大作映画の公開が延期されて、唯一ドライブインシアターで細々と上映していた本作がうっかり全米ナンバー1になっちゃったというのが真相らしいですね。なんてラッキーな映画なんだ……(笑)。
[DVD(字幕)] 4点(2022-03-01 01:25:40)
33.  ウルフ・アワー 《ネタバレ》 
1977年、記録的な猛暑によりうだるような熱気に包まれたニューヨーク。新進気鋭の女流作家ジューン・リーは、処女作がいきなりベストセラーとなったものの、自らの家族をモデルとしたとされるそのスキャンダラスな内容により賛否両論を巻き起こし、以来プレッシャーから二作目を書けずにいた。そればかりか世間の目を恐れるあまり、ブロンクスの狭いアパートの一室に引きこもり、一歩も外に出られなくなってしまう。買い物も近所のスーパーの店員に届けてもらい、ゴミも窓から捨てるような徹底ぶり。しかも外の世界では女性ばかりを狙った連続殺人鬼が暗躍し、不満を訴える市民が今にも暴動を起こしそうになっている。部屋の掃除すらままならず、貯金もあとわずかで底を尽きそうに。追い打ちをかけるように、謎の人物が何度も部屋のインターフォンを鳴らしてくるのだった。そんな内外の不安要素に心が押しつぶされそうになりながらも、新作執筆のためにタイプライターへと向かう彼女だったが…。引きこもりの女性作家のそんな極限状況を乾いたタッチで見せる密室劇。制作・主演を務めるのは演技派として名高いベテラン女優、ナオミ・ワッツ。ほぼ彼女の一人芝居となる本作、舞台もほとんどこの薄汚れたアパートの一室のみなので、お話としては非常に単調になってしまいがちなのは自明の理。なので作品としてのカギとなるのは、監督の演出力だと思うのです。ところがこれがどうにもショボい。ずっと思わせぶりなだけで大して深みもないエピソードが延々続き、正直僕はあくびが止まりませんでした。こういうのってあくまでリアルに徹して脚本の力で見せきるか、それかもっとシュルレアリスム風の不条理劇に振り切るかだと思うんですけど、それもどっちつかずで何とも中途半端としか言いようがない。最後のオチなんていかにも取ってつけたようでもう呆れてしまいましたわ。相変わらずのカメレオン女優ぶりを発揮した、ナオミ・ワッツの熱演に+1点!
[DVD(字幕)] 4点(2021-09-24 17:30:33)
34.  ウォンテッド(2008) 《ネタバレ》 
映画って楽しければそれで良いじゃないか!という監督の熱意は確かに分かるし、そんな映画も昔からけっこう好きだ。でもこの映画の馬鹿さ加減はどうも自分とは合わない。監督の前作、前々作も観て、その全編に及ぶテンションの高さも雰囲気作りもアクションも確かに独自の世界観を持っているのは分かるが、やっぱり自分とは合わないと再確認することが出来た。
[DVD(字幕)] 4点(2012-05-01 11:51:36)
35.  ヴァレリアン 千の惑星の救世主 《ネタバレ》 
なんか中身のない映画だったなー。肝心の映像の方も色んな映画の寄せ集めみたいで、何から何までダサいですし。正直観る価値はなかったかな。
[DVD(字幕)] 3点(2019-07-18 23:57:06)
36.  ウィッチ 《ネタバレ》 
何、これ??なんか中世の魔女伝説誕生の秘話を森に追放された一家族の視点から描いた作品みたいなのですが、こんなにもキリスト教べったりなお話だとは思いもよりませんでした。内容暗いし展開たるいし主人公家族は全員鬱陶しいし、正直さっぱり面白くありませんでした。3点!
[DVD(字幕)] 3点(2018-07-24 18:07:18)
37.  噂のギャンブラー 《ネタバレ》 
田舎で売春まがいの仕事(出張ストリップ?そんな仕事あるんか?)をしていたベスは、そんな自分を変えるために、大したビジョンもないまま単身ラスベガスへとやって来る。そこで偶然知り合った凄腕のギャンブラーの元で働き出したことから、彼女は自分の天性の才能を武器に運と実力だけがものを言うギャンブルの世界へとのめり込んでゆくのだった。ブルースウィリスとキャサリンゼタジョーンズが出ているということで何の前知識もないまま観たのですが、いやー、ぬる~~い映画でした。こういう底抜けに明るい天真爛漫な女の子が、持ち前の度胸とガッツとキュートさでもって成功へと突き進むサクセスストーリー系の映画って個人的に苦手っす。何度もDVDプレーヤーの停止ボタンを押したくなるのを堪えて最後まで観ましたが、その思いは一切変わらず。「んじゃ、最後まで観なきゃいーじゃん!」と突っ込まれたら何も言い返せないんですけども…(笑)。
[DVD(字幕)] 3点(2013-12-26 11:07:44)
38.  ウェイバック -脱出6500km- 《ネタバレ》 
共産主義体制化のソ連、スパイ容疑で逮捕され、シベリアへと流刑になってしまった男たちが決死の思いで脱出。彼らのインドへの6500kmにも及ぶ苦難の逃避行を淡々と描いた作品。事実を基にしているということなのだけど、映画として観るには、さすがにこれは退屈に過ぎるのではないか。芸術性云々よりも、僕はただ単純に映画としての見せ方が下手なだけだと思えてしまった。エド・ハリスとコリン・ファレル以外、誰が誰だか最後までよく分からないから人間ドラマが一向に頭に入ってこないし、男たちがひたすら砂漠を歩く映像を延々と見せられても眠気が湧いてくるだけ。そして、そんな極限状況に追い詰められた男たちに急に若い女が加われば、どう考えても(簡単に人を殺す荒くれ者だって居るのだから)みんなでレイプしようという発想が必ず起こるだろうけど完全にそれもスルー。人肉食の問題も軽く触れる程度。そうやって綺麗事だけで映画を作るならあまりにも娯楽性に欠けているし、芸術性の高い映画とするならあまりにも人間心理への掘り下げが足りない。結局、退屈な二時間を過ごしてしまったなぁという感想しか僕には残らなかった。
[DVD(字幕)] 3点(2013-08-12 14:44:14)
39.  裏切りのサーカス 《ネタバレ》 
あのゲイリー・オールドマンが念願のアカデミー賞候補になった(取れなかったけど)、東西冷戦期の英国諜報部内での二重スパイを巡る重厚なサスペンス劇。ということで、大嫌いな「ぼくのエリ」を作った監督の作品だったのだけど、けっこう期待して鑑賞。うーん、やっぱり僕の感性とは全く合わないのか、あまりのつまらなさに途中で寝てしまったエリ同様、今作も僕には単純につまらない作品としか思えなかった。観客のことなど一切お構いなしに進む分かりにくいストーリーに、それをさらに助長するかのような無駄としか思えないシーンの数々、意味不明な回想シーン……。溜息混じりに「つまらない映画だなぁ」とゲンナリしながら、なんとか最後まで観たのだけど、最後の最後までその思いは一切変わりませんでした。 事前に原作を読む、ある程度ネットで調べてから観る、相関図を用意して適宜確認する(映画館では不可能でしょ)、そんな事前準備がなければ理解できない作品て、やっぱり映画としては失格だと僕は思うのだけど。
[DVD(字幕)] 2点(2013-09-29 21:28:36)
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