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皮マンさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 225
性別 男性
自己紹介 当方のレビューは全て独断と偏向に満ちております。
「公平・公正なレビュー」などというつもりは金輪際毛頭まったくありませんので、どうぞご安心ください 。

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1.  タイム・トラベラーズ 《ネタバレ》 
ええ、もちろんひどい映画ですよ。二流三流じゃすまないくらい退屈な映画ですとも。しかしこれは高い志をありえないくらいチープな演出で描くことにより、ほとんど意識が跳ぶようなトリップ感覚を味わえるメタな作品です。映画草創期、舞台で演じられる手品をフィルムトリックで再現する、というのが特撮映画の始祖とされています。その伝で言うと、本作はフィルムトリックで見せることが常識の特撮的シーンを手品に置き換えるというあり得ない発想で作られています。なのでまるで手品映画。使われる手法は「生きている首」「生きている手首」「頭のすげ替え」「人体消失」等々。人類存亡の危機に陥った人類が最期の最期まで手品道具を開発することに費やす、そうとしか見えないアメイジングなシーンが続出します。なんでよりによってこんなまずい駄菓子みたいな映画を貴重な金と時間を使って観ているんだろう?自分は。そんな存在論的な疑問がふと頭をよぎる、そのくらいどうでもいいような映画でした。……何故観る?って、それはSF映画だから。それも度を超して非常識と評判の作品だから。自分にはセンス・オブ・ワンダーに対しての狂おしいほどの渇望があるから。本作のラストシーンの噂を耳にしたらSF者として観ずに死ねるわけないじゃないですか。かつてここまでタイムパラドックスを大胆に、ある意味真っ当に視覚化した制作者がいたでしょうか。それにしてもSF映画の進歩のなさはどうしたことでしょう。その内容は60年代を頂点としてどんどん退行しているのではないでしょうか。ただのアクション物に堕ちたSFマインドのかけらもないリブート版スタートレックが端的な例です。私はどんなに演出が安くて退屈でも、ラストシーンのSFマインドの輝きに於いて「スターウォーズ・未知との遭遇・エイリアン」あたりから始まったSF「モドキ」作品群より断じてこの作品を支持します。
[DVD(字幕)] 9点(2017-08-25 10:31:49)
2.  007/スペクター 《ネタバレ》 
「知り合い同士のいざこざ」的ストーリー。またあんたか、ってトムとジェリーじゃないんだからさ〜。そのスケール感の無さと反比例するようにやたらと世界中をうろうろするボンドだが、核となる舞台の印象がなくてどうにも座りが悪い。秘密兵器等のガジェットに頼りすぎないのはいい。しかしあの飛行機がらみのアクションシーンの冗談みたいな展開はどうなんだ?あの手のマンガ的アクションはロジャー・ムーアあたりに任せておけばいいのであってダニエルボンドにはいかにも不似合いだ。それでいて列車内での殴り合いなんかにはまた渋好みの光るものがあったりする。一体リアリティラインはどこらへんに設定されているのよ?スペクターの目的は情報インフラを牛耳ることで、そこから何をしたいってわけでもないのがこれまた拍子抜け。もっと頭を使えよブロフェルド!珍奇でばかばかしい計画立てろよ!俺はあんたのアホみたいな犯罪計画を楽しみにしてるんだよ!拷問椅子もゴールドフィンガーのゴージャスさを少しは見習えよ!あれじゃ歯医者の椅子だろうが。それやこれやで全体に統合失調症的な印象。なんか過去の資産を食いつぶすばかりで新たな驚きが無いのがヒジョーに残念でした。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2016-04-11 10:44:58)(良:1票)
3.  007/スカイフォール 《ネタバレ》 
安心して観られる完成されたフォーマット、確かな美的感覚、良く練られた脚本とまったく楽しめないというわけでもない。しかしここは残念だった点を書かせてもらう。 ●主要アクションはボンドが“追う”ことばかり。何度も繰り返されて飽きる ●敵もボンドも身体を張るタイプで両者のコントラストがない。ダニエル・クレイグと正反対のタイプの敵との対決が見たい ●アクションシーンはキレが悪い。「女王陛下」を筆頭とするピーター・ハント&ジョン・グレンの神編集を少しは見習って欲しい(アクションを論理的に見せるとはどういうことかよくわかる) ●敵の目的のスケールが小さく理に落ちすぎてつまらない。誇大妄想的な夢、意外性といったものがない ●敵の目的がしょぼいせいもあってかミステリー要素がほとんどない ●全体のトーンは非情風なのに大事故を起こす地下鉄の車輌は客が乗っていない回送車だったりして日和る所はしっかり日和っている ●冗長。議事堂での銃撃戦でさらっと終わればよかったのでは ●スコアは特に耳に残る旋律もなく、主張の感じられない今風のもので、創造性、ケレン味共にジョン・バリーの足元にも及ばない ●結局最後までアバンタイトルのバイクシーン以上には盛り上がらない。長い尺のわりに何か消化不良のまま終わってしまう……  等々。つまるところありていなマッチョ同士のノンストップアクションといった趣の作品に堕しており、007シリーズならではの高揚感は得られなかった。特に最近の傾向ともいえるやたら暗い画面はもうほんとに勘弁して欲しい。ライムスター宇多丸氏がTBSラジオの番組内コーナー“シネマハスラー”でこの作品を年間ベストと言っていた。氏の評論は好きだが今回の評価に対しては「宇多丸それでいいのか?」と思わざるを得ない
[映画館(字幕)] 6点(2012-12-17 11:44:02)(良:2票)
4.  ダウト ~あるカトリック学校で~ 《ネタバレ》 
見終わったあと、一緒に観た友人と論争になった。神父擁護派のオレと校長擁護派のツレ。「あんないけずな奴(校長:メリルストリープ)はいない」というオレに「彼女は自分の職責を実直にまっとうしているだけ」という友人。「彼(神父:フィリップ・シーモア・ホフマン)の溢れるヒューマニズムを見れば多少の違反は目をつぶるべき」というオレに「彼は権力をバックに子供をおもちゃにする極悪人」という友人、といった具合。侃々諤々の議論の末、神父の説教が全く空疎な点、彼が聖書に挟んだ2片の押し花が挿入前と挿入後の肛門の暗喩に見える、という2点が決め手となって友人の見方が正解だろうということで納得した。実際町山智浩氏が“未公開映画を見るTV”で紹介していたドキュメンタリー「DELIVER US FROM EVIL」によると現実のカトリック教会では、この作品に描かれたようなよからぬことが横行しているらしいぞ。
[ブルーレイ(字幕)] 10点(2012-10-11 15:28:34)
5.  たたり(1963) 《ネタバレ》 
これはストレスそのものが主役の作品ですね。おどろおどろしい邦題からはありえないほど、劇中でおこる心霊現象は、強いストレスにさらされたための幻覚の類ということで説明がつくものばかりだ。ラップ現象なるものがおこるとそれがどうしておこるのか科学者が論理的に説明してくれる。曰く「地下水脈の出す音の可能性がある」。ドアが勝手に閉まると「そのように偏心した設計の建物だからだ」という。クールだ……なのに主人公のオールドミスの感じるオカルト的恐怖感は良く伝わってくるし、観客をもきっちり不安な気分にしてくれる。脚本の良さと巧みな演出のなせる技だろう。オカルティズムとは無縁という解釈を許容しながら怪奇趣味をこれほど満足させてくれる映画はめったにないのではないか。勘の強い主人公がストレスにより勝手に破滅してしまうという点でポォの短編‘ウイリアム・ウイルソン’や‘告げ口心臓’にも通じる上質の心理ドラマであると評価したい。大惨事が起こるわけでもなくただ、“ある状況下におかれた神経症的人物を偏執的に描く”というのもポォ的といえるのではないか。 小学生の時テレビで観て、ストーリーもタイトルもすっかり忘れてしまっていたが30数年間‘あれは何だったのか’という思いをずっと持ち続けていたこの作品を再見できたのはひとえにネットの検索能力のおかげです。ITの発達に感謝!
[DVD(字幕)] 8点(2006-02-18 18:44:24)
6.  タイムマシン(2002)
タイムマシンを作る目的が恋人を助けるためというあまりに通俗的な動機であることに思い切り萎えた。そんな不純な動機で作ったタイムマシンなんか即刻ヤフオクに出してたたき売ってしまえ!“過去や未来を体験したい”というのは有り体な説明なんぞ必要としない、それだけで自立した人類として当然の欲求だ!ましてアクシデントにより未来に行って[しまう]なんて言語道断!昔世話になったあんたのじいさんが不憫でならん!
[DVD(吹替)] 1点(2004-07-18 17:49:19)(笑:2票) (良:1票)
7.  タイタニック(1997)
おまいらが甲板でいちゃついてたせいで見張りが氷山の存在を見過ごしたのだぞ!まぁあの出会い方ではいくらサカリがついても仕方ないが。ワシも若いころは相手の性格なんかまったーくぜーんぜん見ないまま無根拠に“生涯最高の出会いだ!”なんて思いこんで、所かまわず迫りまくったものだが。サカリだからゆるしてね。ホテル行く金もなかったしねぇ・・しかしキャメロンはなんでヒロインの乳首を映しちゃったかね?正直ケイト嬢はワシのタイプだが(ムッチリムチムチうひゃ)我慢汁を絞られ続けたほうが最後までウットリできてよかったなぁ。なんかあれであらかた気が済んじゃったよ。「あ~この人こうなってるのかぁ~」なんてね。
5点(2004-06-20 16:14:39)
8.  大巨獣ガッパ
僭越とは存じますが下のsayzinさんの疑問に答えさせてください・・・●タコがでかすぎ:過去、スダール(ウルトラQ)やコング、対バラゴンフランケン(但し海外版)と戦った巨大ダコの例から類推すると日本怪獣界では無理のないサイズかと思われます。●誰が茹でたか:これはガッパです。ガッパが水中で火炎を吐くことによって茹でたとしか考えられません。●なぜ茹でダコを咥えて上陸したか:母ガッパが子ガッパに与えようとして咥えてきたのです。これは大伴先生監修の怪獣図鑑にそのような記述がありましたので定説と思われます。茹でてあるのは消化をよくするためでしょう。・・・というようにあのタコは、母ガッパの子供を想う気持ちを表した重要アイテムなので、間違ってもばかにしたり笑ったりしてはいけません。むしろ泣くべきなのではないかと考える次第です。
[映画館(邦画)] 3点(2004-03-11 15:00:36)(笑:1票) (良:1票)
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