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Cinecdockeさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 894
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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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1.  AIR/エア 《ネタバレ》 
世界を変えたシューズの誕生秘話。 アーカイブ映像を使って1984年の空気に引き込む冒頭、 地味ながらもビジネス映画として堅実で小気味良いベン・アフレックの演出は今回も健在。 渦中の人物であるマイケル・ジョーダンが演者はいても顔を一切見せないことで、 本人のアーカイブ映像を引き立てる構成の巧さが心憎い。 あのときはまだ誰も知らない未知の青年だからこそ、エア・ジョーダンによって人格が与えられ、 ナイキの期待に応える大躍進なんて結末が分かっていても、未来が分からない故の大きな賭けにドキドキさせられた。 マイケル・ジョーダンやバスケットボールに精通していれば、より面白く見れただろうな。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-08-15 22:08:00)
2.  エレファント 《ネタバレ》 
主観で答えありきの『ボウリング・フォー・コロンバイン』とは違い、 こちらは客観的に高校生のあやふやな精神状態を切り取る。  盲人が象の一部分を蛇や木の幹と表現するように、 答えは人それぞれである意味で答えはない。  時系列を交錯させながら同じシーンが別の視点で映し出され、 平凡なはずの日常に潜むノイズが積み重なる。 だからこそ、移ろいゆく秋の風景が、流れるようなカメラワークが繊細な美しさと儚さを一層醸し出す。 誰もが悩んでいるのに周りを汲み取れない、高校が世界の全てといった視野の狭さが、 惨劇も日常として描かれる不条理を許しているようだ。
[DVD(字幕)] 6点(2023-05-29 21:18:03)
3.  エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 《ネタバレ》 
何でも、どこでも、いっぺんに。  本題を象徴するが如く、 マルチバース(並行世界の一種)に、下ネタ込みのナンセンスギャグに、カンフーアクションと、 おおよそオスカー好みとは対極の要素ばかりで数年前なら候補にすらならなかっただろう。  圧倒的情報量のカオス状態でそれでも空中分解しなかったのは、 現実パートを担保にしていることが大きい(これが正しい世界線とは限らないが)。 つまり、国税庁で暴れ回る世界線はエヴリンのギリギリの精神状態を表した妄想で、 アルファ世界線もアクションスター世界線も盲目のシンガー世界線もそれに付随していく。 「こんなはずではなかった、こんな未来もあったのでは」という人生の問いかけ。  反対にマルチバースで多くのエヴリンを殺し続けている娘ジョイは、 自分らしく生きることを認められていないようで希死念慮に近い虚無感を抱えている。 エヴリンは頭に溜まったキャッシュを吐き出すように倒れ、現実では店の窓を壊す。 そこからバラバラになりかけた夫と娘と父との関係を見つめ直していく。 どんな自分だって、どんな愛しい相手だって、どんな人生だって肯定していく。  スケールが大きいようでどこかこじんまりしている辺り、 どこにも飛び出せない社会の閉塞感を表しているようだ。 袋小路に迷い込んだ人には響くかもしれない。  アカデミー賞の前哨戦で圧倒しているが非常に奇妙な作風で確実に観る人を選ぶ。 SF映画が一度も作品賞を取れていない現状なので今年も無理だと思うし、受賞が想像できない。  【3/13追記】 なんと作品賞をはじめ、主要部門を総なめしてしまった。 アカデミー賞効果で多くの観客が詰め掛けるが大炎上は必須だろう。 ただ、あまりの突き抜け加減からカルトムービーとして記憶に残るのは間違いない。
[映画館(字幕)] 8点(2023-03-13 18:53:09)(良:2票)
4.  X-MEN:ファースト・ジェネレーション
X-MENシリーズには思い入れがないものの、最初の作品を見ていたのもあり、物語に入ってこれた。 プロフェッサーXとマグニートの邂逅と決別を辛気臭くしすぎず、コミカルさも交えて絶妙なバランスで仕上げており、 流石『キック・アス』の監督だなと思わせる。 人間を凌駕するミュータントでも環境から、どう生きていくか、そして己のアイデンティティーに悩んでの結論が遣り切れない。
[映画館(字幕)] 7点(2022-05-28 00:30:11)
5.  エンジェル ウォーズ
脱出劇の過程を全てイメージ映像に任せてしまったのが最大の敗因。時代設定が過剰な特殊効果で生まれた妄想世界とミスマッチで、スローモーションの多用がしつこい。これによって世界観に入りづらくなっている。アクション版『ダンサー・イン・ザ・ダーク』ではないにしろ、これでは監督の美学も半減する。オリジナルのプロモではなく、オリジナル脚本が素晴らしい映画を見てみたいのです。
[DVD(字幕)] 4点(2018-10-22 20:12:21)
6.  A.I.
リアルタイムで観たっきりだけど、「あ、そう」と無表情で見終えた。キューブリックとスピルバーグはオールジャンルで撮っていることは共通するが、片や完璧主義の芸術肌で寡作、片や柔軟性があり万人に受け入れやすい作りの職人肌で多作。そう、二人は水と油のように合わない。そこから化学反応が起こせると期待したのだが、そんなものは奇跡に等しく、流行を煽るマスメディアに不信感を覚えたものだった。その経験が唯一の収穫かな。
[映画館(字幕)] 3点(2018-06-23 12:03:21)
7.  エド・ウッド 《ネタバレ》 
史上最低と呼ばれた映画監督の伝記が面白いとは皮肉すぎる。女装癖があるエド・ウッドと過去のドラキュラ俳優ベラ・ルゴシとの交流、二人を取り巻く奇人たちのパーティは普通の方からすれば傷の舐め合いでしかない。だが、そこはティム・バートン監督らしく日蔭者に向けた優しい眼差しが感じられる。可笑しいけれど物哀しい。事実にはない史上最高の映画監督オーソン・ウェルズとの邂逅を入れることで、クリエーターの情熱と苦悩に上下はないことを謳いあげる。土砂降りのプレミア上映会でエドは未来の伴侶であるキャシーに言う。「走っているうちに、雨はきっと止むさ」。結果的に彼は貧困とアルコール中毒死という悲惨な最期を遂げることがテロップのみで済まされるが、時代が違えばヒットメーカーになっていたのか、才能がないから真っ当に働いていれば平凡でも幸せになれたのか、未来は誰にも分からない。彼の他にも貧しく無名で終わった映画人は数えきれないほどいた。それでも希望を持って夢を追い続けたからこそ、ハリウッドは今日も大衆から憧れの念を抱き続けられるのだろう。
[地上波(字幕)] 8点(2018-05-21 19:55:37)
8.  エイリアン3
正当なシリーズものでは『3』しか見ていないので、本作に限って言えば、凡庸なSFホラーという感想しか出てこない。フィンチャーの長編デビュー作であるが、スタジオの圧力に、トラブルの連続に、と撮りたいものが撮れなかったと不満だったらしい。その屈辱を得て、今や鬼才であることに想いを馳せられる、若き日の監督の原点を見たい人向けだろう。
[ビデオ(吹替)] 4点(2018-03-31 20:16:50)
9.  エネミー・ライン
先に『ブラックホーク・ダウン』を見てしまうと迫力負けするかも。全責任を背負って主人公を救出しようとする上司役のジーン・ハックマンが画を引き締め、反面、主人公役のオーウェン・ウィルソンの終始情けない顔で安心感なくて良い。MVPはどこまでも追ってくるジャージ姿のセルビア兵スナイパー。陰の纏い方が半端ない。
[DVD(字幕)] 6点(2018-03-12 20:28:26)
10.  エレファント・マン 《ネタバレ》 
子供は顔も環境も選べない。ジョン・メリックのような風貌で生まれてしまったら、奇異の視線と差別は避けられない。この悲惨な環境で純粋な心を持ち続けるのは理解者なしに不可能なものだろう。たとえそれが偽善に満ち、利用されるだけのものに見えても、彼にとっては"人間"を取り戻すための十分なプロセスとも言える。彼は人間として死んだ。幸福に包まれて、全てをやり切ったように。本作は大ヒットしたが、見世物として存在を知ることで同じ病気に苦しむ人の治療のきっかけになるかは分からない。ただ、この不条理な世界において、死んで救われる人が多くいるのも事実なのだろう。感動するだけで何もしてあげられない偽善者だらけなのだから。
[DVD(字幕)] 6点(2018-02-05 20:07:56)
11.  L.A.コンフィデンシャル 《ネタバレ》 
原作小説は貸出時間切れで途中で投げ出してしまったが、映画版の大胆な脚色でこの完成度の高さと濃厚さは稀なケースではないか。それだけこの映画は素晴らしい。暗く血生臭い内容であるにも関わらず、爽やかな後味を残す。巨悪を追うタイプの違う三人の刑事は決して潔癖ではないが、それぞれの信念と正義を持ち、そして人間臭い。だからこそ、一つ一つの台詞が伏線となって、鮮やかに決まったときのカタルシスに打ち震える。特に「ロロ・トマシ」と「更生のない悪人を背後から撃つことが出来るか」には痺れた。カッコいい。これに作品賞と監督賞をあげないとは、アカデミー賞最大の汚点として恥じるべきだろう。
[DVD(字幕)] 9点(2015-12-31 01:32:43)
12.  エスケイプ・フロム・トゥモロー
あの某有名テーマパークの無許可撮影を通して、炙り出される夢の国の本質。幻想的なモノクロ映像と音楽がさらに非現実さを際立たせている。発想の勝利と言えなくもないが、ただそれだけ。設定を上手く活かせないまま、魅力のないダメ親父の妄想を延々と見続けられるのは退屈です。ジャンルが不明瞭で不条理ホラーとして振り切れていなかったのも大きい。言わば企画倒れ、勿体ない。
[DVD(字幕)] 4点(2015-01-07 23:39:41)(良:1票)
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