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1.  バットマン ビギンズ
T・バートンにより創造された「バットマン」は、強烈な個性で鳴らす彼の世界観に見事なほどマッチしたものであり、ゴシック調のスタイリッシュなダークサイドを描いていながら、劇画的で遊び心が満載といったどこか安っぽいムードが、むしろ作品そのものの魅力だったと言える。しかし、本数を重ねるたびに劇画タッチが漫画チックに変貌していき、また飽きられてきたのもシリーズものの宿命である。行き詰まりを感じての軌道修正でもなかろうが、気分一新で臨んだのが今回の「新生バットマン」。それにしても、“誕生秘話”は今やハリウッドの流行りなのだろうか。同じ題材でありながら少しでも目先の変わったものを供給するという事に腐心しているように思えてならない。映画産業も安閑とはしていられないのだろう。しかし本作は、ストーリー、アクション、豪華なキャスティング等々、どれをとっても気合は十分感じとれる作品となっている。人間ドラマにかなりの比重を置かれて描かれているのが特徴であり、苦悩するヒーローといった構図などは、かなり「スパイダーマン」を意識しているように思う。しかし娯楽作品としては、やけに重々しくて理屈っぽくなり過ぎたきらいがあるのは否めず、また手強いはずの悪役そのものにさほど魅力がないのも残念だとしか言いようがない。余裕綽々の演技で脇を固めるベテランたちに混じって、C・ベールの演技はやはりどこか硬い印象を受けるのも宜なる哉。しかしながら、キレのあるアクションやスピード感はやはり本格派と言えるものであり、オリジナルとはまた違った趣向で魅力たっぷりに描かれている事や、リアリティ溢れるメカやセット・デザインなどから感じさせる本作に対する製作側の真摯な姿勢と意気込みは大いに買いたい。
[映画館(字幕)] 8点(2005-08-03 18:40:50)(良:1票)
2.  ハイウェイマン(2003)
目の前で妻を轢き逃げされた男が復讐の鬼となって犯人を追いつめていくサスペンス・アクション。主役の殺人鬼の車には「72年型 キャデラック・エルドラド」。いわゆる強いアメリカを象徴していた頃のとにかくドデカイ車で、それだけで恐怖感は十分に伝わってくる。日常における得体の知れない恐怖を描いたスピルバーグの「激突!」が誕生したのも丁度この頃で、以来、“顔の見えないシリアル・キラー”と言うのもすっかり定番となってしまったが、今回は女性ばかりを付け狙う事で、よりミステリアスさを強調した作品となっている。ただ過去に一度、犯人が主人公に追いつめられ瀕死の重傷を負わされ逮捕されていた事で、物語の本筋がむしろ犯人の逆恨みによる復讐劇だったと分かる。犯人の素性が判明していて、しかもその挑発に乗る主人公レニー。意外な展開とも言えるが、「ブレーキ・ダウン」がかつてそうであったように、弱みを持った犯人側に魅力が乏しいことから、終盤急速にサスペンス色が失せてしまい、安手のアクション映画に成り下がってしまったのは惜しい。J・カヴィーゼルは、こういった人生を狂わされ何かに取り憑かれた、いかにも神経質そうな役どころには抜群にハマる人で、冷静沈着で用意周到な割に少々ツメの甘い主人公を巧みに演じている
6点(2004-10-13 18:08:54)
3.  ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
膨大な原作に沿って映像化するとどうしても冗長になり、様々なエピソードを大胆にカットするとマニアからブーイングの嵐・・・と、いずれにせよ世界的大ベストセラーの映画化には常にリスクが付きまとう。誰もが満足するような作品など至難の業であり、それほどに長編でのポイントを絞ることの難しさを改めて考えさせられるが、原作のファンなどでは決してない私に言わせれば、本作はそのあたりを上手くクリアーしているように思う。それは、良く言えばまったりとした悪く言えばぼやけた演出のC・コロンバスから新鋭A・キュアロンへのバトンタッチが功を奏したようで、監督が替わればこうも変わるものなのかと思わせるぐらいメリハリのある演出で、展開の鮮やかさとテンポの良さはさらに申し分ない。もはや何を見ても驚かなくなってしまっている此れ見よがしのVFXのオンパレードも、今回は必要不可欠で納得いくものばかりだが、あくまでも筋立ての面白さで勝負していて、決してビジュアルだけに頼っていないことにも好感がもてる。オープニングの疾走する三階建てバスや「もののけ姫」を連想させるような森でのワン・シーン、そしてクレジット・タイトルに至るまで印象に残るシーンは数限りない。このように全体が引き締まりモタついたところもない上出来の作品だが、G・オールドマンやT・スポールといった脇を固める名優たちには実に気の毒な役回りであり、しかも大した見せ場もなく去っていくには余りにも勿体無く、CGで表現されたニューフェイス・バックビークの見事な描き方がポイントを高めているだけに、余計残念に思う。
8点(2004-08-09 23:12:47)(良:1票)
4.  パッション(2004)
今年上半期で見た映画の中でも、おそらく最も評価の難しい作品ではないだろうか。まさに賛否両論渦巻く問題作であり、個人個人の感じ方や考え方がこれほど顕著に反映される映画というのも、そぅ滅多にお目にかかれるものではない。“これでもか式”の執拗に繰り返される鞭打ちという名の悪魔の儀式。それは、気の弱い人でなくとも体が震え正視できないほどの過激さであり、残酷描写もとうとうここまで来たかと思わせるほど。この救いようのない処刑シーンは延々と続けられ、いつ終わるとも知れずひたすら激痛に耐えるキリストの姿に、我々はいつしか言葉を無くし、涙すら出ない。そして“主よ、お許しください!彼らは自分たちのやっている事が判らないのです。”と苦悶の表情で呟くキリストの言葉が重くのしかかる。キリストの受難とは斯くも凄惨なものであったが、しかし、人間の愚行は変わることなく残虐の歴史は繰り返され、この世ではもっと悲惨なことが起きているという現実を、映画は我々に訴えかけているようだ。一本の映画としてみた場合、本作は確かに良く出来ていると感じさせるが、果たしてここまで目を背けたくなる程の壮絶な描写に徹する必要があったのだろうかと、大いなる疑問をも感じさせる。全身血みどろになって熱演したJ・カヴィーゼルは、この作品でようやく彼に適した役に巡り合ったようだ。
8点(2004-07-27 14:25:55)
5.  バッドボーイズ2バッド
CGか実写かの区別もつかないほどの、ド肝を抜かれるスピード感溢れる凄まじいカー・クラッシュ。このシーンは、まさにアクション映画専門監督M・ベイの面目躍如たるものあるが、全編を通してみると、彼らしくアクションはプロ、それ以外はまったくのシロウトだということが、今更ながらより顕著に感じてしまう。彼のモタモタした演出は冒頭のツカミから既に始まり、次々と場面転換していくそれぞれのシーンの尻切れトンボな中途半端さや、何の脈絡も無いエピソードの羅列に、話の本筋は一体何処にあるのかとイライラが募るばかりで、しかも上映時間は呆れるほど長いときた!この演出家不在、脚本家不在の“もの”が、果たして映画と呼べるのだろうか?まさに“映画のようなもの”、もしくは“映画もどき”とでも言いたくなるが、その徹底した破壊のド派手さだけは一見の価値あり。
6点(2003-12-02 00:28:31)(良:2票)
6.  ハンテッド(2003)
追う男のイメージがすっかり定着した感のあるT・L・ジョーンズと、独特の不気味な雰囲気を醸し出すB・デル・トロ。この作品はそんなひと癖もふた癖もある二人の共演が最大の見所であり、とりわけ本作でのデル・トロの凄味ある演技は特筆に価する。そしてCG全盛の今、徹底した生身のアクションにこだわる監督W・フリードキンの意気や良しだが、使い古されたシチュエーションでパターン化されて、新味に乏しいのが残念。
6点(2003-11-18 11:49:53)
7.  パンチドランク・ラブ
早朝の車道でいきなり横転する車があったと思えば、その後からやって来た車は古びたピアノを道路端に棄て去って行く。そして車の修理にキーを預けに来た謎めいた美女・・・。この唐突かつシュールな出来事で、我々は一気に物語に引きずり込まれてしまう、実に見事なオープニングだ。女姉妹ばかりの中で育ってきた主人公バリーは、自分を表現するのが苦手な為、俗に言うキレやすい性格だが、年頃の彼の事が何かと心配のタネでもある姉たちには、気後れしてしまうという小心者でもある。劇中の大半を青色のスーツ(決して紺色ではない)に身を包んでいることで、バリーの風変わりな性格が端的に表現されていて、面白い。そんなオクテの彼の前に現れたのが、やはりE・ワトソン!こういった一風変わった男を優しく包み込む女性という役どころは、現段階において彼女しかいないのでは・・・と思わせるぐらいハマっている。オーソドックスのようでいて、やはりどこか新鮮味を感じるラブ・ストーリーで、後味は最高。
8点(2003-10-17 00:33:14)
8.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
これが噂のパイレーツ・ムービー!夏休み映画の中で、洋画としては群を抜く人気と興行成績だとか。「“海賊モノ”は日本では当たらない!」などという記事が、どこかの雑誌に書いてあったが、こういうジャンルは近年ではむしろ珍しいほどで、ほとんど記憶に無いほど最近ではお目にかかったことが無い。だからヒットしたのも、その新鮮さに拠るところ大だが、やはり当代人気俳優J・デップの怪演と、人気急上昇中のO・ブルームの美男子ぶりを忘れてはならない。一見CGとは解からないような、かなり細かい作業の映像表現も素晴らしい効果をあげているが、吸血鬼が太陽光を浴びると消滅してしまうという設定を逆手に取ったような、海賊たちが月光に照らされると骸骨に変身するシーンがやはり凄い見せ場となる。(ただし「ハムナプトラ」以降、かなり使い古された手法といった感は免れないが・・・。)本来ならもっと過激でエグい描写になりそうだが、さすがにG・ヴァービンスキー作品だけあって、抑制の効いた節度ある作劇法はさすがで、バランス感覚の良い登場人物の描写ともども、好感が持てる作品となっている。
8点(2003-09-28 18:31:46)(良:2票)
9.  ハリー・ポッターと秘密の部屋
第一作目よりも評価が上とされている本作だが、暗く閉ざされた魔法学校の中で繰り広げられる物語という点で、いったい何処がどう違うと言うのか。所詮なんでもアリの魔法の世界のお伽噺。その実にとり留めの無い物語は前作と何ら変わることなく展開し、しかもダラダラ長い。魔法を前面に出している割に、ファンタジーのかけらも感じられないのは何故か。世界的超人気の原作にのめり込んでいる人たちは大喜びに違いないが、関心の無い者にとって、これは苦痛以外の何者でもない。
5点(2003-02-01 00:29:02)(良:1票)
10.  ハイ・クライムズ
どこか陰のある、悪く言えば陰気臭い顔立ちのJ・カヴィーゼル。最近(何故か)売れっ子の彼が被告人となり、上映時間をかなり残して無罪を勝ち取ったならば、やはりラストのどんでん返しは予測の範囲。信じていた、そして愛していた彼が○○だった・・・というのは、「白と黒のナイフ」という名作があるが、残念ながらそれ程の意外性やインパクトはない。ただ、手堅い演出と、アシュレイ・ジャッドの青アザのできた顔もまたチャーミングだったという印象は残った。
6点(2002-10-12 17:14:21)
11.  バーバー
近年、これほど陰影に富んだ見事な白黒映像を見た事がない。(例えば、カットされ床にゆっくりと散っていく髪の毛を、逆光に捉えたショットの美しさはどうだ!)その深みのある映像ひとつひとつに心を奪われてしまう。時代背景からして、まるでN・ロックウェルのイラスト的世界をそのまま映像化したような、名手R・ディーキンズのカメラの果たした役割は絶大で、これだけでも充分観る価値のある作品だと言える。さらに、ホイールキャップがくるくると転がるように、皮肉な運命に弄ばれる主人公をB・B・ソーントンが好演。決して感情を顕わにせず、運命にも逆らわず、そしていつも煙草を咥え、ひたすら髪を切り続けるという平凡な男のイメージを見事に体現し得たことが、この作品の成功を導いたのだと思う。
9点(2002-08-10 17:31:09)
12.  パニック・ルーム
この作品を観て最初に連想したのは、ヘップバーンの「暗くなるまで待って」。アクション色が強くなった後半では、やや小粒の「ダイハード」ってとこだろうか。それ以外にも連想する作品はあるにはあったが、それはあくまで連想だけの事で、言わんとしているのは、夫と別れて娘と二人で自立していくには、女は斯くあるべしといった教訓だろうか。それにしてもコソ泥たちに比べて、J・フォスターの頭の良さ・行動力・強靭さはどうよ。これぞまさしく“女マクレーン刑事”!いやそこまでいかなくとも、引退して家庭の主婦になった“クラリス”そのものではないか。これでは、はなから勝負にならずサスペンス映画としては余りにも弱い。彼女だからこの程度で済んだのだが、もしS・ウィーバーだったら、全員皆殺しにされていたかも(笑)。しかし女の強さばかり強調されているようだが、微かな犯罪の匂いを感じとり駆けつけた元夫や警察隊、最後はたぶんそういう行動に出るだろうと誰しもが予測できるF・ウイティカーの存在など、頼れるべき男性像をもきっちりと押さえている点、演出に抜かりがない。こだわりのオープニング・タイトルは、今回もお見事!
7点(2002-06-21 00:13:43)
13.  バニラ・スカイ
こういった謎めいた不思議な感覚の作品って、個人的には好きなジャンル。終始でてくる、夢とも現実ともつかないような空の色彩感覚。ラストの昇天していくかのような(高層ビルにしては異様に高すぎる)エレベーターから見える下界のイメージ映像と、全てを悟ったかのようなT・クルーズの不敵な表情など、印象に残るシーンは少なくない。
7点(2002-03-10 17:06:32)
14.  破壊!
当時大流行していたポリス・ムービーの一本で、初めて観たP・ハイアムス監督作品でもある。カメラを低い位置から走らせてスピード感を出すという、独特の演出スタイルはこの頃から確立させていて、その切れ味鋭いアクションともども後年、彼がアクション監督として大成することを予見するに足るものであった。主役のR・ブレイクとE・グールドの刑事コンビが、いわゆる現実離れしたスーパー・ヒーローではなく、実にしょぼくれた等身大の人間として描かれていたことにも、大いに共感を覚えたものだった。
8点(2002-02-15 00:20:51)
15.  バック・トゥ・ザ・フューチャー
タイム・トリップがテーマの作品は数多くあるが、とりわけ本作は未来社会の出来事を知る由もない人たちに、それをさり気なく知らしめるという、ある種の優越感と言うか、爽快感な気分を存分に味あわせてくれる作品だったと言える。夢のあった時代に遡る事で、アメリカ史の一段面を巡る面白さや、細かなエピソードがそれぞれ重要な意味を帯びてくるといったように、とにかく脚本が良く出来ている。R・ゼメキスの演出も実に歯切れの良いテンポで笑いとサスペンスを盛り上げていく。エンターティンメントとしては彼の最高傑作ではないだろうか。ダイナミックでスピード感溢れる迫力ある作品となったのも、タイムマシンにスポーツ・カーを選んだ事が大きなポイントだったという事も付け加えておきたい。
9点(2002-02-10 00:07:16)(良:1票)
16.  バンディッツ(2001)
思いつきとは言え「お泊り強盗」というのは初めて聞く話で、トントン拍子に仕事が巧く運ぶ様子は心地良いが、後半、男女の三角関係(しかも奇妙な)が中心となるにつれて、話が急にもたつき始める。さらに、仲間の一人がスタントマンであるということがあまり生かされていない為か、ラストの大芝居も唐突にしか感じない。バリー・レビンソン監督としては、粋でお洒落なコメディを目指したようだが、よほど苦手な分野のようで、上手く行ったとは言い難い。ただ救いは、三者三様の強烈なキャラによる力演に尽きる。
7点(2002-02-03 16:30:27)(良:1票)
17.  ハタリ!
壮大なアフリカを舞台に、銃器というものを一切使用せずに野獣と闘い、その大きな獲物を生け捕りにするという、H・ホークス監督が圧倒的な迫力と興奮で描く、実にスリル満点の作品。大画面に突進してくるかの如く、縦横無尽に暴れまくる動物たちのライブ感覚は、昨今のCGで再現されたものとは比べものにならないほど、まさに本物だからこその迫力で我々に迫ってくる。そういう意味では「ロスト・ワールド」の恐竜の捕獲シーンの原点とも言える作品で、当時の撮影隊の労苦が偲ばれる。
9点(2002-01-03 15:32:02)(良:3票)
18.  ハリー・ポッターと賢者の石
舞台設定にしても魔法使いの子供たちにしても、原作に忠実すぎるぐらい忠実と言われているこの作品、ファミリー・ピクチャーとしては良く出来ているほうだと思う。ただC・コロンバス監督の歴代の作品を振り返ると、観ている間は面白いのに不思議と印象に残る作品が少ないような気がする。この作品も御多分に漏れずで、各シーンやエピソードがすべて平均的な描き方をしている為、SFXを多用している割にケレン味が無くドラマチックな盛り上がりに欠け、その仕上がりは実に薄味だ。結局、映画の世界的ヒットも原作のネームバリューに因るところ大である・・と言ったところか。
7点(2001-12-24 17:28:13)
19.  初恋のきた道
憧れの先生をあとを追いかけて、走りに走る。しかし勢い余って転んでしまい、餃子の入った丼も割れてしまう。泣きべそをかいた彼女に胡弓の旋律が絶妙に被る。なんといじらしく切ないシーンであろうか。晩秋と初冬の田園風景の見事な美しさとあいまって、黄色い麦畑の中に咲いた一輪の紅い花といった可憐で初々しいチャン・ツィイーは、やはりこの作品の白眉であると共に、役者としてのプロ根性をも見た思いがした。そして、その彼女の魅力を引き出したチャン・イーモウ監督の手腕もさすがだ。 「初恋のきた道」という邦題のつけ方も近年の傑作だと思う。
9点(2001-11-17 23:26:00)
20.  ハート・オブ・ウーマン
個人的にも大のご贔屓で、最近超売れっ子のH・ハント出演作という理由だけで劇場に駆けつけました。なにしろ今が旬の女優さんと言う事もあって、凄腕のキャリア・ウーマンを堂々と演じる反面、物憂げな表情で女の弱さをも表現するあたり、さすがに上手い。おそらくM・ストリープの後を継ぐのは彼女かも知れない。一方のM・ギブソンもその何とも憎めない勘違い男の主人公を、実に軽妙洒脱な演技で魅せてくれます。それは、案外こういう作品が彼の本来の持ち味なのかとも思わせてくれるほどです。
7点(2001-10-06 00:17:54)
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