1. ビューティフル・ガールズ
《ネタバレ》 「セントエルモズファイア」、「愛と言う名の下に」、「白線流しSP版」などと同類の学校卒業して社会に出た同窓男女の後日談&リユニオン物ですが、仲良し7人組みというわけではないので、内容的にはなんとなくまとまりがつかない感じがします。日本とアメリカでは社会システムも違うので、向こうの高校を卒業してでもいないと登場人物に感情移入するのが今一つ難しいと思いました(皆が集まって口ずさむ曲がスィート・キャロラインというのはやっぱり日本人には思い至りませんよね)。それでも、青春時代を過ぎて人生の中で最後の決断の時を向かえた人達のそれぞれの苦悩する姿が良く描かれていると思います。それにしても邦題が原題そのままというのはこの映画に関してはいただけません。これじゃあ、プレーメイトのプロモーションビデオかなんかと勘違いしてしまいます。 7点(2003-11-28 16:51:06)(良:1票) |
2. 光る眼
《ネタバレ》 ここでの評価点が低いので期待はしなかった のですが、十分楽しめました。次々に起きる展開に先を観ずにはいら れずに一気に見てしまいました。 観る側の好き嫌いがはっきり表れる作品でしょうか。 宇宙人と不気味な子供の絡むホラーは他にもあったと思うし、目新し さはなく、あの子たちは最終的に何をしたいのか不明ではありますが (地球征服なら、あれだけの超能力があるのですからもっと良い方法 がありそうなものです)、低予算でもそこそこの娯楽作品が作れることが 証明されたような気がします。 [地上波(吹替)] 6点(2022-06-13 18:50:53)(良:1票) |
3. ヒート
《ネタバレ》 ここでの評価が高かったので期待して観ました。 パチーノとデニーロの心理的駆け引き、登場人物の人物描写や背景描写などもうまく描かれていてテンポ も良く、十分楽しむことができました、ただし前半までは!! ところが後半で全くリアリティのないドンパチが始まって急に興ざめ。 そもそもそれまでのような綿密な計画もなく、素人丸出しのような白昼堂々機関銃だけもって銀行を襲えば、 成功する可能性はほとんどないのは分かりそうなものなのに、プロならもっと計画練ってちょうだいよ。 おまけに警官隊に包囲されてたった3人で応戦して弾は全く当らず、警察官はバタバタと倒されるわ、 銃撃戦のさ中にも買い物カート押しながら呑気に逃げ惑う通行人はいるわ、でいきなりB級バイオレンス 映画になり下がってしまった。 これならせめてデニーロチームも50人くらい集めてとことん撃ちあって、48人は現場で射殺されましたとさ、 ぐらいにしてほしかった。 あのシーンを除けば2大スターの共演は見ごたえがあったので、残念な限り [地上波(吹替)] 6点(2019-04-19 23:09:00) |
4. ビロウ
《ネタバレ》 意外と皆さんの評価が低いので、いつ見るのやめて風呂に入ろうかと思いながら、とうとう最後まで見てしまいました。確かに、戦争映画にしては戦闘場面がほとんどなくて、舞台が潜水艦の中だけで地味だし、ホラーとしては亡霊がいるのかいないのか中途半端だし、物足りないのは分かります。でも戦争を題材にしたホラー風味のヒューマンドラマとして捕らえれば、合格点はあげられると思いました。ホラー映画にありがちな見終わった後のもやもやもありませんでしたし、後味は悪くなかったと思います。ところで、確かに鏡のシーンはドリフターズのコントを思い出してしまって、日本人の場合は怖さよりも笑ってしまいますね。ドリフのコントなんて知らない製作者は良く考えたと思っているのかもしれませんけど。 [地上波(吹替)] 6点(2005-07-28 23:20:30) |
5. 避暑地の出来事
《ネタバレ》 かつて貞節や節度が重んじられていた時代のお話で、現代とは価値観があまりにも違い過ぎ、ストーリーも現代の尺度ではどうしても陳腐・退屈なものであるために、評価不能のところがある。当時、そんな社会的束縛の中で若者達は息苦しさを感じて、従来の価値観への反発を抱いていたのだと思うが、ルールが無くなってしまった無軌道とも言える現代ではむしろ束縛のあった社会になつかしさを覚えてしまう。映画では若い二人の方に重心が置かれているが、本来は親の方が中心のお話です。 6点(2004-05-12 18:54:57) |