1. プール(2002)
パッケージ裏の粗筋見て,例によって邪な思いでレンタルした次第。そこそこにサスペンスフルな展開で飽きることもなく,長さ的にもちょうど良い感じですが,夜のプールのシーンぐらいで露出もさほどなく(笑),先の見える内容でした。ま,手を出してしまったんですから自業自得ですな。彼女に捨てられなかっただけでも感謝しなくちゃ。 5点(2004-01-12 22:37:06) |
2. ブラックホーク・ダウン
イラク攻撃から3日後,ようやくこうして見ることができました。米国の視点ではなく一兵卒の視点から戦闘を掘り下げた作品,ということには,私も賛成ですが,やはり,これって米国サイドの視点でしかないと思います。ただ,余計なエピソードを入れずに,酷薄なまでにリアルな戦場の描写を一貫して行ったことで,戦争映画としての良さは際立っていたのではないでしょうか。そうした点では,「パール・ハーバー」程米国の独善は感じませんでした(と言うより,比較対象にならない)。むしろ,「シン・レッドライン」に近いのかも知れませんが,あのような退屈さを感じることは有りませんでしたので,作品単位としての出来の良さの勝利でしょう。ただ,これは飽くまでも,個人の見解になりますが,特に敵が圧倒的多数の場合は,地の利のある市街戦に持ち込むのが,古来セオリーでしょうが(我が国でも会津戦争がそう),間もなく米国はバグダッド市内で,正規軍のみならず武装した民兵相手に,ソマリア同様泥沼のような市街戦を繰り返すのか,と思うとやりきれない気持ちになります。本作を全面的に是とするには抵抗が有りすぎますが,私をそんな思いにさせたとしたら,成功作なのかもしれません。ついでに,民兵が市街各地に潜んでいると知りながら,ホバリング中にRPGくらったブラックホーク・へりは,油断というか,米国がソマリアをなめきっていたから,としか思われません。以上,今回のイラク開戦同様,自身の結論が出ないため,脈絡のない感想のみに終始したReviewとなってしまいました。何度か見ると違うかな・・・? 6点(2003-03-23 20:31:06) |
3. The Book of Pooh/ぬいぐるみのプーさんと仲間たち
アニメキャラをパペットにしたことによって,立体感が出ましたが,違和感は増しました。別に新作アニメーションで良かったと思うのですが・・・。どうも最近の「プーさん」の長編は?です。 6点(2003-02-02 12:14:43) |
4. プロポーズ
皆さん比較的高い評価が多いように見受けますが・・・。私としちゃ,今ふたつかな・・。お笑いとしても,恋愛モノとしても何か中途半端な感じで・・。確かに,大量の花嫁が桑港を走り回るのは圧巻でしたが。たぶん,最後まで見ることができたのはレニー・ゼルヴェガーのおかげでしょうかね。全然美形じゃないし(失礼),この頃は肉惑的でもないけど,皆さんがご指摘されたように,普通っぽさがウリなんでしょうか。「ブリジッド・ジョーンズの日記」「二人の男と一人の女」「ベティ・サイズモア」と今年立て続けに見てきたけれど,妙に印象に残りますね。 5点(2002-11-18 00:08:14) |
5. プリティ・ウーマン
ははは,実は私も今の今まで未見でした(^^)。ジュリア・ロバーツって口がでかくて(失礼),個人的に好みじゃないけど,この頃が一番若々しくて輝いていたような気がします。ま,この程度のストーリーじゃ個人的に感情移入や共感は難しいけれども,地上波TVで見たのだから文句は言えないでしょう。でも,リチャード・ギアってどうも個人的に苦手だな・・。金持ち,というよりなんだろな・・・。なんかむさい感じで・・・(これまた失礼・・)。とびきりの美男見せられて自分とのギャップに落ち込むよりゃいいか・・・。 5点(2002-09-29 21:22:25) |
6. ふたりの男とひとりの女
これは,吹き替えがお薦めです。特に,チャーリーの3人の息子たちのやりとりのお下劣さは,日本語ならではの訳だったのでは,と思いました。むしろ「メリーに首ったけ」より,こちらの方がおバカ度数や下ネタの数々も冴えまくっているので,私は大いに気に入りました。ジム・キャリーのお笑いの中でも,もっとも崩壊している内容で,その点でも合格です。「ブリジッド・ジョーンズの日記」では,役作りのため6キロ太ったというレニー・ゼルウェガーですが,私は絶対こちらの方が魅力的だと思いました。(胸はあっちの方がでかかったけど,露出度ならこっち?)いやー,親指無くしたのを除けば,ポイント高いぞ。 8点(2002-08-11 16:57:09) |
7. ブリジット・ジョーンズの日記
レンタルショップのセールの日,何と皆さんお薦めのDVDが1枚だけ残っているじゃありませんか。これは,ぜひ見るべし,との啓示,と思い,大いなる期待をもって見ました。う~ん,面白かったし,ブリジッドの可愛らしさも十分伝わったくるんだけど,何でだろう。皆さんには悪いけど,何か今ふたつでした。都合良く寄ってくる男を袖にしたのはいいけど,あんな退屈そうな男が結局本命な訳?・・・。隣で見ていた女房はえらく共感しまくってたけど,女性向けなのかな・・・。あ,ヒュー・グラントの情けない役柄は割と良かったです。でも,ブリジットって結構モテモテだったと私も思うんですが・・・。映像特典は面白かったです。ミュージッククリップは良い曲ぞろいということでしたが,洋楽系に全く疎い私には「ピーター・ガン」のテーマぐらいしか知っている曲はありませんでした・・・。 6点(2002-05-12 14:49:36) |
8. ファースト・ワイフ・クラブ
皆さん同様,見終わってすっきりした。ただ,飽くまでも女性の視点の作品なので,そのあたりが私としては?かな。まぁ,楽しめたからいいんだけれど・・。 6点(2002-02-24 10:34:18) |
9. 故郷への長い道/スター・トレック4
それまでの同シリーズとは路線を変えて,地球の生態系破壊に対する警鐘,とも言うべきテーゼを持った作品。正体不明の飛行物体が地球の高等生命体であるザトウクジラとの接触に失敗すると地球が破壊されてしまう,というストーリー。今までの路線とのあまりの隔たりに少々戸惑ってしまった。 5点(2002-02-02 15:07:47) |
10. フライングハイ2/危険がいっぱい月への旅
ジム・エイブラムスとザッカー兄弟によるおバカ映画第二弾。旅客機をスペースシャトルに替え,さらにハチャメチャなおバカお下劣ぶりが堪能できる。「スパイ大作戦」から「2001年宇宙の旅」等パロディも満載。スチュワーデスのコスチューム等サービス精神もいっぱい。本当に「笑える」映画が少ない昨今だが,こうした作品の存在は貴重だ。(なんて誰も思うわけないか・・・) 8点(2002-01-26 15:07:25) |
11. フライングハイ
80年代を代表するおバカ映画の傑作。映画自体は確か「メーデー5000フィート(だったか?)」なる航空パニック(乗員が全員食中毒で倒れ,WWⅡの元パイロットがシカゴ空港に着陸させる,というもの)のパロディであるが,随所に古今の作品のパロディが散りばめられている。「地上より永遠に」とか「サタデー・ナイト・フィーバー」とか腹を抱えて大笑いできる。さらにお下劣ネタにも事欠かない。レスリー・ニールセンの鼻が伸びる場面は爆笑ものだった。 8点(2002-01-26 14:57:26) |
12. フリントストーン/モダン石器時代
これって原作は確かアメコミですよね。アメコミの世界そのままのキッチュな色彩感が顕著。敢えて実写にした意図は何処に・・・? 4点(2002-01-18 21:00:59) |
13. プレデター
「コマンドー」の後に見て,シュワちゃんてこういう役しかないのかな,と思っていました。私も,最後にタイマンはってやられるなんて・・と思っちゃったクチです。 6点(2001-12-05 14:30:47) |
14. プリンス・オブ・エジプト
旧約聖書中最も有名且つスペクタクルな「出エジプト記」が出典ですから,制作側も,そして何よりも見る側もどうしてもデミル監督の「十戒」を意識してしまいますよね。でも,アニメーションなのだから,それはそれ,と割り切って考えれば,結構楽しめました。年少者にいきなり「十戒」というわけにはいかないでしょうから,入門編として最適では,と思います。 7点(2001-12-05 14:27:31) |
15. フランケンシュタイン(1994)
ただの恐怖ものじゃないのはよくわかります。結局「なぜつくった」なんですね。あまりにも悲しい作品でした。トム・ハルスを見たのは,「アマデウス」以来かな・・・ 6点(2001-11-21 20:10:46) |
16. プリティ・リーグ
私も題名を見て,キワモノか,と勘ぐったのですが,何と史実を元にした見応えたっぷりのドラマとして,素晴らしい作品に仕上がっていました。監督役のトム・ハンクスが実にいい味を出していました。今時鼻くそほじった演技で視聴者を唸らせるなんて,やはり並の俳優じゃございません。ラストシーンのすかすがしさも特筆ものです。ずらりと並んだ往年の女性プレーヤーたちを見てびっくり。本当によくできていました。そして,監督は既に・・・。野球が映画の素材として,如何にロマンをかき立てるか,という典型。 9点(2001-11-10 19:56:53) |
17. フラバー
そう,これはリメイクなんですね。ロビン・ウィリアムスということで期待して見たのですが,どうってことなかったのが残念。 6点(2001-11-10 19:40:36) |
18. 不滅の恋/ベートーヴェン
古典的な均整美と,流麗にしてこの世のものとも思われない言わば彼岸の美に満ちたモーツァルトの音楽に対して,ベートーヴェンのそれは,すぐそこまでロマン主義の足音が近づいているだけに,ずっと等身大の人間に近い気がする。不器用で気難しく,それでいて男として肝心なことは結構好きで・・・。本作には,妙に人間くさく親近感をつい覚えてしまうベートーヴェン像が描かれていて,実に楽しめた。 8点(2001-11-10 19:25:23) |
19. ファンタジア
音楽と映像の幸福な融合である。60年後の続編でもそのまま使われた「魔法使いの弟子」はやはり全編の白眉である。ビデオでみたのがとても残念・・・。 8点(2001-11-10 19:13:22) |
20. フック
91年作品。このころになるとさすがのスビルバーグの神通力も弱くなってきたのか,「1941」や「レイダース」ほどのインパクトには欠ける嫌いがある。ただ,バブル崩壊のこの年,こんな現実から遊離したファンタジーが有っても良いのでは,と思った。そうした作品にロビン・ウィリアムスはうってつけだし,ダスティン・ホフマンのフック船長の悪党ぶりも見事の一語に尽きる。おもちゃ箱をひっくり返したようなスピルバーグの世界を何も考えずに家族で楽しむに相応しい作品。 7点(2001-09-15 19:00:01) |