101. プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角
《ネタバレ》 主役のアンディを見た瞬間、「ああ、全然好みのタイプじゃない、この映画はきっと合わない。」と思ったのに、いつの間にかはまっていました。 アンディは純粋で、もろそうなのに、芯の強い部分がしっかりあって、とても魅力のあるキャラクターに仕上がっていました。それを演技力だけで表現していることがまた素晴らしいと思います。なにより、あのうっとうしいダッキーに向ける優しさ、出て行った母親を忘れられない父親に向ける優しさはたまらないです。 ストーリーは「ありがち」で「ストレート」。でもたまにはそんなのも観てみると、懐かしい気持ちに浸れて良いものだと思わせてくれる映画でした。 [DVD(字幕)] 6点(2013-02-12 02:50:28) |
102. フレッチ/殺人方程式
《ネタバレ》 早いテンポで進む、ミステリーサスペンス。 ただ、全体通してコメディの要素が入っているので、肩の力を抜いて見られる娯楽作品に仕上がっています。 コメディはどちらかというとブラックジョークの割合が多いので、あまり笑えません。ネタとしては面白いのですが、なんかフレッチが言うと全然笑えないんですよね・・・。 謎がいっぱい出てくるので最初のうちは面白いです。ただ蓋を開けてみるとオチは正直あまり大した事ないです。 もともとミステリー好きで、早いテンポの映画が好きなので、そういった意味ではこの映画とはとても相性が良く、楽しめました。 また、フレッチの嘘がいつも適当なので、いつばれるかひやひやし通しです。良くも悪くも緊張感の持続する映画でした☆ [DVD(字幕)] 6点(2012-11-21 14:56:26) |
103. ブラザー・フロム・アナザー・プラネット
《ネタバレ》 地球にたどりついた、罪人の宇宙人(ブラザー)。 話すことはできないが、相手の話を聞いて理解することはできる。 不思議な力で機械を修理したり、怪我を治癒することができる。 この面白くなりそうな素晴らしい設定が、残念ながら生かしきれていない気がします。 ブラザーと、それをとりまく人達の心の交流を、もう少し丁寧に描いてほしかった。 ブラザーを追っかけてきた2人組の宇宙人も、必要なかったと思います。 [DVD(字幕)] 4点(2012-11-18 19:56:58) |
104. ファンハウス/惨劇の館
《ネタバレ》 全体通して、ショッキングな描写は控えめで、どちらかというと「おどかし系」のホラー。ホラー映画初級偏といったところでしょうか。 何かが起こりそうな雰囲気をかもし出している前半はとても良かった。 急にほえる犬。ショットガンをかまえる大人。 マジックショー。奇妙な生き物の店。 変なおばあさん。 どこをいじっても楽しくなりそうなホラー要素がぎっしり。 ただ、実際に事件が起こり始めてからは割りと普通・・・ か、普通以下。 それでも十分楽しめたのですが、なんとなく物足りない感じは残りました。 弟や伏線の使い方が、もう一工夫あると良かったのかもしれません。 [DVD(字幕)] 6点(2012-10-21 00:22:18) |
105. フェーム
《ネタバレ》 目立っているあの人も。才能があふれるあの人も。実はみーんな、人には見せない悩みや不安を抱えてるのです。 この映画の中で、壁にぶつからない人は出てきません。 一見、パーフェクトに見えたあの先輩でさえ、注文を取りに来たではありませんか。 そのときのドリスの視線は、親しげではありましたが、もはやアイドルに恋する目ではありませんでしたね。 個人的には、そのシーンと、ラルフが思いっきりすべっているシーンが一番いたたまれない気持ちになりした。これが現実なのだと。 ですが誰も「人生」という舞台から降りることはできないということも、痛いほどに伝わってきます。 「もし降りたかったら、そのときは死ぬ時だ。」 というメッセージが、あのシーンから伝わってきます。 個々の事実、エピソードを掘り下げることなく、結論を出すことなく、ただ切り張りしただけのような映画。 でもそこに何故か音には出ていない人の感情が見えてくるから面白い。 でもでもやっぱり、群像劇はそこまで映画に入り込めない・・・。 もう少し統一感があれば、面白かったのですが、そうすると普通の青春ドラマになっちゃうのかぁ・・・。 [DVD(字幕)] 5点(2012-10-15 20:44:23) |
106. フォー・ザ・ボーイズ
《ネタバレ》 過去から現代に至るまでの、伝記のようなストーリー。 序盤は戦時中ながらも、ディクシーが一躍人気者になっていくそのプロセス、演出がなんとも言えず爽快。 ですが中盤あたりから、すっかりスターになったディクシーの、傲慢で高圧的な態度には、興ざめする人もいるかもしれません。 表面上では絵に描いたようなスター気取りのディクシーも、家族に対する愛情や、人を大切にする気持ちは失っていません。ですので最後まで、何か魅力のあるキャラクターに仕上がっています。 中盤以降は反戦メッセージが強くなります。 涙腺がゆるくなってしまうシーンも。 前線にいる夫との感動の再会シーンから一転。前線の息子のいる隊の前で話し、歌い、みんなを感動させているシーンからまた一転。 そのコントラスが効いていて、胸に響いてくるものがあります。うまい演出だなぁ。 長めの映画ではありますが、その長さを感じさせないオススメの一本です。 [DVD(字幕)] 7点(2012-06-01 14:32:09) |
107. フラッシュバック(1990)
《ネタバレ》 ヒッピー。・・・ヒッピー?そもそもヒッピーとはなんぞや? 調べてみました。 どうやら、『文明や既成の価値観に縛られない人達』 『自然や愛や平和や自由を愛する人達』 『1960年代のアメリカで、反戦運動の中心になった人達』 といった人達の総称のようですね。 ヒッピーの犯罪者(と言っても冤罪でしたが)と、頭かっちかちの若手FBI捜査官の逃亡ロードムービー。なるほど!正反対の二人!これは面白い! きっと、その情報を知ってから見たほうが面白いかもです。 ただ、僕は知らないまま見ましたが、娯楽作品として笑いあり、緊張感ありで十分楽しめました。まさに万人向けのエンターテイメントです。 [DVD(字幕)] 7点(2012-05-27 12:23:12) |
108. フライトプラン
《ネタバレ》 母親っていうのは、子供のためであればおかしなくらい理不尽になれるものかもしれません。そういった意味では、ジョディ・フォスターは見事なまでにリアルな母親を演じていたと思います。 そのリアルな母親だったからこそ、一緒に騙されました。 ぼくはもう途中で完全にパニック。 だって、あの母親だったらありえるじゃないですか。すべてが妄想だったってオチ。 「え?娘は死んでいる?まさかすべて母親の妄想だったのか?」 ってな感じで・・・お恥ずかしい・・・ ですので、もう娘が出てきたときの衝撃といったらそりゃあもう。 僕は単純なので、一緒に騙されて、一緒に「よっしゃあ」って思って、最後爽快で、アラブ人にはちょっとだけごめんね、って思いました。 [DVD(字幕)] 8点(2012-05-25 12:39:05)(良:1票) |
109. フロム・ザ・ダークサイド/三つの闇の物語
《ネタバレ》 1話目の「ミイラの話」は、ストーリーはとてもつまらないですけど、殺し方がとてもエクセレントです。 (スティーブ・ブシェミとジェフリー・コムズってなんか似てないですか?) 点数は4点。 2話目の「黒猫の話」は、とてもとてもつまらない。最初から最後までひたすらつまらない。つまらないのでネタばらししますと、ラスト近くに、猫が体内に入っていくのだけは良かったです。 ですがわざわざ時間を割いてまで見る必要はないと思うので0点。 3話目の「怪物との約束の話」は、一番面白かったです。 これが一番ストーリーがしっかりしていますね。最後のオチも使い古されていますが、わかっていても楽しめるオチでしょう。 ということで、これは8点。 平均して4点です。 あ、おばさんのオーブン行きも、絵的に良かったですよ。 [DVD(字幕)] 4点(2012-05-07 02:50:31) |
110. プリンセス・ブライド・ストーリー
《ネタバレ》 好きなジャンルなんですけど、いまひとつでした。 序盤で変なうなぎが出てきたり、ウェスリーとイニゴモントイヤが一騎打ちしたり、かなりその後の展開を期待したのですが、それから先は盛り上がることなく終わってしまいました。 ウェスリーのアクションが中盤以降全然出てこないってどうなんですか。 肩透かし感半端じゃないんですけど。 終盤はほとんどイニゴが主人公じゃないですか。 イニゴの不死身っぷりもどうかと思います。 [DVD(字幕)] 3点(2012-04-15 18:59:59) |
111. フライトナイト
《ネタバレ》 隣人が吸血鬼だということを、みんなが気づくまでが面白いです。気づいてからは普通のパワーゲームになっちゃいます。 十字架、杭(とがった木材であればなんでもOK)、聖水、太陽の光と、弱点ばかりの吸血鬼。むしろ一般人より弱いかもしれない。 よって怖くはないので安心して鑑賞できますが、「ホラー映画」という認識で見てしまうと刺激はまったくないので注意が必要です。 本作ではらはらしようと思ったら、吸血鬼側の視点で見ると良いかもしれません。 「あぶない!十字架だ!」「ああ、時間だ。日が昇る!朝日だ!やめろ、壁を壊すな!」もうはらはらしっぱなしです。(たぶん・・・) この映画を見て、吸血鬼として生きていくのがどれだけ大変かよくわかりました。みんなでいたわってあげないといけないですね。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-12 16:25:53) |
112. ブラジルから来た少年
ミステリーとしては真相がばかばかしすぎてつっこむ気もおきません。序盤から予想がつき始めますが、まさかその予想通りとは・・・おかげでサスペンスとしても緊迫感がなさすぎで退屈です。 緊迫感を損ねたもう一つの理由は、この内容に対して映画がだらだらと長すぎます。どう考えてもこんなに時間は必要ないです。 ちょっとこの映画は・・・よく作られている割に、面白くない・・・ [DVD(字幕)] 3点(2012-04-12 12:16:54) |
113. フィラデルフィア・エクスペリメント(1984)
《ネタバレ》 タイムスリップ系は見ていて落ち着かなくてそわそわするので苦手なのですが、これは面白いです。 アリスンが優しいから信じるふりをするわけですが、デヴィッドの故郷のガソリンスタンド(元デヴィッドの父親の店)でデヴィッドの43年前の写真を見て真実だと確信する瞬間が一番好きです。 農場でパメラだけでなく、ジムとも出会えてしまったのがまたプチサプライズで良かったです。 ジムだけ戻ってきて、デヴィッドは戻って来なかったという真相をパメラから聞いたときはショックだったんでしょうが、最後まで観て、戻れなかったわけではなくて戻らなかっただけだとわかって良かったです。 一応メインの人達はみなさんハッピーエンドですが、車を取られちゃった人や、事故った人、何よりエルドリッジの乗組員のみなさん、なんだか犠牲も多かったですね。 [DVD(字幕)] 8点(2012-04-09 10:22:54) |
114. 2つの頭脳を持つ男
これ、変にコメディにしないほうが絶対に面白くなるのに。場面によってやたらコメディ色を強く出しすぎてしまって全体のバランスを崩してしまっています。スティーブ・マーティンは苦手な役者さんですが、この映画では良い味出していました。 [DVD(字幕)] 3点(2012-03-25 03:11:21) |
115. ブレインストーム
《ネタバレ》 ラブストーリーにしたいのか、サスペンスなのか、それとも純粋にSFとして楽しめばいいのか、スタンスのわかりにくい映画です。 わかりにくさの原因はストーリーと、登場人物の行動の動機付けが曖昧すぎる点にあるかもしれません。前半は人物関係がごちゃごちゃしているように感じます。 ラストのオチまでふわふわしています。 一番面白いシーンは、電話回線使って研究所をハッキングし、みんなをあたふたさせているところでしょうか。あそこだけコメディタッチなんですよね・・・ [DVD(字幕)] 3点(2012-03-22 11:14:46) |
116. フラッシュ・ゴードン
《ネタバレ》 アメコミ映画という前知識だけで見ました。てっきり「フラッシュ・ゴードン」というヒーローが、特別な力で悪をなぎ倒していくようなものを想像していたのですが、あまりに普通の人すぎて驚きました。 どこかで、何か特別な力を得るのでは・・・と思いながら見ていたのですが、ああ、 最後まで普通の人で終わります。 映画そのものは、チープな設定、子供向けストーリーの割りに楽しめます。皆さんが真剣に演技されているからでしょうね。 [DVD(字幕)] 5点(2012-03-16 12:15:19) |
117. ファンタズム(1979)
全然怖くない上に、全く面白くない。 [DVD(字幕)] 1点(2012-03-12 07:28:40) |
118. フューリー(1978)
《ネタバレ》 1シーン、1シーンは面白いのに、全編通すと間延び感が否めない映画です。 また、1回きりしか出てこない登場人物たちのキャラが必要以上に濃くて、変な存在感があります。(※非番の警官の二人組みや、ギリアンにからむ女子生徒) その割りに、主要人物たちの背景や関連性に対する説明は不十分。特に、父親と息子のロビンは、やっと出会えたと思ったら、ほとんど心の交流や葛藤もないまま二人で転落死。「え?」と、あっけにとられます。 ときおり差し挟まれる、超能力にからんだ、ロビンとギリアンのホラー演出。それだけを楽しむ映画です。ただ、けっこうな頻度で出てくるので、その演出が好きな人はそこそこ楽しめるでしょう。 僕は、ロビンをずっと気にかけていた女性が、ロビンにひたすらいためつけられて惨殺されるシーンが、切なさと怖さを兼ね備えていて、この映画の一番の見所かなと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2012-03-06 12:33:21) |
119. ブロードキャスト・ニュース
《ネタバレ》 普通に考えれば、ジェーンとアーロンが一番合っているとは思いますが、全く二人とタイプの違うトムにジェーンが惹かれてしまうのが逆にリアルです。 アーロンの「君が二人いれば良いのに。親友の君と、ボクがほれている君。いや、忘れてくれ。」は個人的に名台詞でしたね。しかしトムのことが好きだと打ち明けるジェーンに、結局アーロンは腹を立ててしまう。ああ、なんかすごくわかります。追い詰められれば、格好つけられなくなるものです。 映画としては、思っていたより恋愛要素が中盤からがんがん入ってきて、もう少し前半の緊迫感あるニュース作りを見たかったという気持ちが強いです。でもこれは好みの問題です。全体のバランスは最高に良い映画だと思います。 7年後のラストシーンも、やたら現実感にあふれていて、なんか切なくて、良かったですね。 [DVD(字幕)] 7点(2012-02-12 13:45:14) |
120. ファンダンゴ
《ネタバレ》 最初は「ん?」と思ったのですが、見ていくうちに味が出てくる、そんな映画でした。笑いや感動があからさまではなく、小ぶりな感じにしているのも、この映画の雰囲気によく合っていると思いました。 好きなシーンは車を列車にひっぱらせようとするシーン、DOMと対面するシーン、そして何といっても最後の結婚式を、見ず知らずの人たちがみんなで用意してくれるシーン。どれも最高の味付けでした。 忘れられない傑作、というわけではありませんが、悪く言いたくない良い映画です。 [DVD(字幕)] 6点(2011-12-20 23:32:11)(良:2票) |