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やましんの巻さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 731
性別
自己紹介 奥さんと長男との3人家族。ただの映画好きオヤジです。

好きな映画はジョン・フォードのすべての映画です。

どうぞよろしくお願いします。


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人生いろいろ、映画もいろいろ。みんなちがって、みんないい。


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201.  ハートブルー
銀行強盗にはじまって、サーフィン、スカイダイビング、カーチェイス、銃撃戦、追う者と追われる者との友情…と、これでもか! の大サービスぶり。それをキャサリン・ビグロー監督は、流麗なキャメラワークで見せきってしまいます。めちゃくちゃ美人でこの才能…なるほど、ジェームズ・キャメロンも惚れるはずだわ。ただ、ともすれば一本調子になりがちで、そのためか迫力あるわりには印象が薄いとは言えると思うんだけど、それ以上に、不思議とスピリチュアルな《精神性》が漂っていて、その雰囲気にハマれる人には忘れ難い映画になるでしょう。キアヌも健闘しているけど、パトリック・スウェイジ美味しすぎ!
7点(2003-11-07 13:01:45)
202.  バード(1988)
(画面も、内容も)どこか曖昧な闇に満ち満ちている。それがこの時代と、チャーリー・パーカーの心象とダブッていくあたり、イーストウッド演出の真骨頂。汗にまみれながらも、バードたちのプレイはどこまでも「クール」で、映画を見、その演奏に聴き惚れるぼくたちは、冷たい熱狂に包まれていくのだ。…作品の出来はもちろん素晴らしいのだけど、それ以上に、ひたすらカッチョイイ映画であります。フォレスト・ウィテッカーの鬼気迫る演技は、時に作品そのものをすら凌駕する。こちらにも最大級の拍手を。
9点(2003-11-07 12:45:09)
203.  ナイト・アンド・ザ・シティ
ボクシングの興行でひと旗あげようっていうダメ男…って、いつの時代のハナシやねん! 現代ニューヨークを舞台にしていながら、ストーリーそのものはあきらかに1950年代風(そもそもこの映画、1950年製作の『街の野獣』のリメイクなのだった…)。デ・ニーロとウィンクラー監督のコンビは、やはり1950年代の”赤狩り”をテーマにした『真実の瞬間』を作っているけど、あの時代に対するこのこだわりは何? NYの夜の街並をとらえた映像は、見事だった記憶があるけど、ビデオじゃつたわるかなあ…
5点(2003-11-05 15:31:38)
204.  今そこにある危機
ジャック・ライアンものでは、私見じゃ最も原作者トム・クランシーの世界に近づいた作品。現代社会の裏側で繰り広げられる熾烈な「もうひとつの戦争」、その政治的な駆け引きのダイナミズムを前面に出して、ライアンすらその”狂言回し”でしかないという…。他の作品じゃ、あくまでライアンはじめ人間たちのドラマこそが主で、国際政治の部分が従だもの。ただ、作品が何だかCIAのプロパガンダ(宣伝)映画みたいになっちゃったのは、いかがなものでしょうかねえ。前作同様、ライアンの娘(って、映画の題名みたい)として登場するソーラ・バーチが可愛いです。
6点(2003-11-05 14:57:45)
205.  怒りの葡萄 《ネタバレ》 
こういう映画を、正真正銘ホンモノの名作と言うんです。大恐慌下の悲惨さを全面に出しながらも、類稀なる人間讃歌になっているあたり、まさにジョン・フォードの、そしてアメリカ映画本来の真骨頂。最愛の息子が殺人を犯し、逃亡しながらも、あくまで残された家族を支えて生き抜く決意をする母親役のジェーン・ダーウェルが、絶品中の絶品。オンボロトラックに家財道具を積み上げて、土ぼこりの荒野をヨロヨロと旅していく前半部分から、過酷なリアリズムを貫きながらも映像は息をのむほど詩的な瞬間の連続です。スタインベックの原作が20世紀の「ある真実」を直視した《叙事詩》なら、その映画化である本作にあるのは、祈りと憐憫に満ちた《叙情詩》的な眼差し、でしょうか。いつの時代にあってもその価値が失われない、これが「本当の映画」です。
10点(2003-11-05 14:00:29)(良:2票)
206.  マッド・ラブ
う~ん、これはツライ…。重度の神経症というか、精神障害スレスレの状態にある人を《境界パーソナリティ》と表現するんだけど、そういう、特に女性って、最初のうちは不思議な魅力の持ち主という風に見えることが多い。で、彼女に惹かれ、かかわった周囲の者を巻き込んで精神的にくたくたにさせ、最悪の場合、破滅させることもある。そんな、いささかうさん臭い精神医学本の記述を思い起こさせる展開。でも、そういった症例だけがナマで描かれるばかりじゃ、ドラマとしてちっともふくらんでいかないじゃないか。しかも、この中途半端な結末じゃなおさら…。主演のふたりは健闘しているものの、映画そのものを救いきれず。ほんと、お疲れさまだねえ。
3点(2003-11-04 17:56:48)
207.  キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2
いいっすよね! ジョン・ミリアスの1作目が、力みすぎの重々しさがいささか鬱陶しさを感じさせたのに対し、こちらは、R・E・ハワードの原作にも通じる良い意味での冒険ファンタジー色が満載。この”軽さ”をこそ、小生は評価したいです。主人公コナンとユニークな彼の見方の面々が旅を続けるあたりの、ワクワクする楽しさ! 女優の趣味でも本作はピカイチです。
8点(2003-11-04 12:53:37)
208.  タイムコップ
いわゆる”タイムスリップもの”としちゃあ、上出来の作品じゃないでしょうか。特に、南北戦争や1930年代のウォール街といった過去のシーンの描写が作り込まれていて、ピーター・ハイアムス監督の近作じゃベストの仕事ぶり。妻の死をめぐる主人公の苦悩や悲しみも、人間的なアクセントになっていたし。何よりヴァン・ダムって、どんなにマンガ的なシチュエーションでも不思議と説得力をもたせてしまう。この点は、きちんと評価してあげたいと思う。…まあ、声を大にしてまで広言はしませんが。
7点(2003-11-01 18:59:35)(良:1票)
209.  ダイ・ハード2
個人的には、このシリーズの最高作。『1』の周到な設定づくりとち密かつ畳み掛ける演出は認めるけれど、あまりに段取りばかりが鼻について、今イチ乗れなかったもんで。『3』は、まああんなもんだったし。対してこの『2』には、まず「スペクタクルありき」というアツイ意志がびんびんに伝わってくる。細かい辻褄あわせのカットつなぎなんぞどーでもいい、オレが「スゴイ!」と思えるシーンこそをつなげていきたいんだ、という監督レニー・ハーリンの姿勢こそ、真に「映画=見せ物(スペクタクル)」的じゃないか。作品の出来不出来が激しいハーリンだけど、愛してるぜっ!    
8点(2003-11-01 17:57:50)
210.  ダイナソー
確かにディズニー、それもピクサー社じゃなくディズニーのスタッフが作った3Dアニメということで、幼い子供達への配慮が鬱陶しいという部分はあるんだけど、それ以上に、『旧約聖書』的なさまよえるユダヤの民と”約束の地”物語を巧みに取り込んだ内容が、小生的にはOKでした。苦難の旅の末、ようやく「楽園」を見つけ出した恐竜たち。しかし、現代の我々は、そんな彼らが結局は滅んだことを知っているワケでしょ? …これは一見オコチャマ向けのようでいて、かなり深い「宗教的テーマ」を孕んだ作品じゃないかと、小生は思ってます。いや、マジで。
7点(2003-11-01 17:41:39)
211.  タイトロープ
それにしても、イーストウッドはどうしてこんな、精神的にダークかつアブノーマルな部分を持った「ヒーロー」像を、好んで演じたんだろう…。それは、ニューオリンズの淀んだ空気の中で変質的な殺人鬼に自己の内面を映し見てしまうこの主人公が、自分と重なるところがあったからだろうか。『白い肌の異常な夜』(何という放題!)や『恐怖のメロディ』、『ダーティハリー4』というイーストウッドの「陰湿路線」に連なる本作では、実の娘を出演させて、犯人にレイプ(!)させるという鬼畜ぶり。しかし、そこまでして自らの内なるダークサイドと向き合おうとするイーストウッドの作家的真摯さにぼくは深く感動させられました。
9点(2003-11-01 17:19:58)(良:1票)
212.  大地震(1974)
う~ん、懐かしさが先に立って正当な評価が出来ない映画なんだけど…。公開当時、まだハナたれ小僧だったものの、「センサラウンド方式」というものを体感したく勇んでロードショウ館へ。が、あの時は、「なんだ、近所にある電車の高架下の映画館と変わらねえじゃんか」と、いたく失望。列車が通過するたびに劇場全体が地響きをたてるモノスゴイ映画館がありまして、それとまったく一緒だったんすよね。「地震てさあ、グラグラ・ユサユサくるもんだろ? こんなの、ただ空気をビリビリさせてるだけじゃん」って。肝心の作品も、今思い返しても相当チンプなメロドラマだったもんだからなおさら失望。妻と愛人との間で苦悩するなんて役、チャールトン・ヘストンにゃあ断固似合わない! さすがにロスの街が崩壊するシーンは、頑張っていたとは思うのですが…
5点(2003-11-01 16:58:21)
213.  大アマゾンの半魚人
半魚人のメーキャップは、今見ても実に見事。適度にグロテスクで、ヌメヌメとした鱗の感触や、どこか異形の者の哀しみすらもが漂ってくる。こいつが水中を素早く泳ぐシーンは、戦慄とかっちょよさで思わず鳥肌モノです。でもって、水着姿のジュリー・アダムス(美人!)をこっそり盗み見して欲情(?)し、彼女をかっさらうという展開は、いつもながらの「美女と野獣」パターンだけど、このあたりも同じオスとしては感情移入というか、シンパシーを禁じ得ない。ド派手なCG映像フルコースもいいけど、モノクロ画面の昔ながらの”お茶漬けの味”も悪くないもんです。
8点(2003-11-01 14:53:16)
214.  ダーティハリー5
このシリーズにミステリー趣味はいささかお門違いという気もするものの、イーストウッドは、永年の”バディ(友だち)”だったスタントマンのバディ・ヴァン・ホーンを一本立ちさせようと、あえて『5』を製作したんだろうなあ。そんな男気に、つい見る目も甘くなる(ホーンはその後しばらくして、再びセカンド・ユニットやアクション部分の監督という本来の「定位置」にもどるんだけど)。リーアム・ニーソンやジム・キャリーのブレイク前のお顔も拝見できるし、全体的には何かと見どころの多い映画だと言えるんじゃないでしょうか。
7点(2003-11-01 13:54:01)
215.  ダーティハリー4
どなたかもおっしゃってましたが、確かに本作はソンドラ・ロックこそがメイン・キャラクターですねえ。例えていうなら、『コナン』シリーズがあって、その番外編的な『レッド・ソニア』にシュワちゃんが出て、主演のブリジット・ニールセンを助けるみたいな…とは、例えがマイナーすぎましたか(汗)。ただ、他の映画にも垣間見られたイーストウッドの女性観…ミソジニー(女性嫌い)でありながら屈折した愛情を抱き続ける、複雑な内面をここまで反映させた作品もない(特に、ラストシーンね)。そういった意味で、エンターテインメントとしてはいびつな出来映えだけど、個人的にはかなり気になり続けてきた映画です。
7点(2003-11-01 13:06:35)
216.  ダーティハリー3
パンチ不足は否めないけど、タイン・デイリーが好演するバイタリティーあふれる女刑事のキャラでばん回。ちっちゃい彼女が長身のハリーといっしょにチョコマカするあたり、実に微笑ましいです。しかも、シニカルなハリーのユーモアに負けない彼女のしゃれた台詞の数々。最後には殉職しちゃうんだけど、この『3』は、シリーズ中でも最も愛すべき出来映えじゃないかな。ジェームズ・ファーゴの演出も、ふたりの”人間味”を重視した丁寧なタッチが好感度大。これでもう少しアクションの見せ場に迫力と工夫があったら、もっと良かったのに。
7点(2003-11-01 12:48:03)
217.  ダーティハリー2
あきらかに主人公のハリー・キャラハンよりも、法の網をかいくぐる悪党をブチ殺して回る”必殺仕置き人”の白バイ警官グループの方にこそ肩入れしているあたり、さすが「武闘派右翼(?)」ジョン・ミリアスの脚本。もう1人、マイケル・チミノも脚本としてクレジットされているけど、たぶん、いつもながらに皮肉なユーモアたっぷりなハリーの台詞とかのリライト程度だったんじゃないかな。それくらい、この作品にはミリアス臭がプンプンする。もっとも、『1』ではあくまで法や警察という枠からハミ出してまで悪を倒す一匹狼ぶりゆえに「ダーティ」だったハリーが、今回は、はからずも”体制側”に立ってしまうあたりのパラドックスが、ちょっと不満かな。ドン・シーゲルの圧倒的な迫力あるタッチには比べるべくもないけど、TVの演出家だったテッド・ポスト監督も健闘。もちろん、現場じゃイーストウッドが仕切っていたんだろうけどね。
7点(2003-10-31 16:24:36)(良:1票)
218.  シービスケット
ひと足お先に試写会で見ました。1930年代の実話をもとにした1頭の競走馬をめぐる3人の男たちのドラマなんですが、人も、馬も、一度はボロボロになりながら、そこから栄光をつかみとるという、まさに「事実は小説より奇なり」といった波乱万丈のストーリーです。とにかく、実に丁寧に作られ、各キャラクターにも温かいまなざしが注がれた、言葉の真の意味で「珠玉作」と呼びたい作品。騎手に扮したトビー・マクガィアも、孤独な自動車王のジェフ・ブリッジスも、時代に取り残されたカウボーイで調教師のクリス・クーパーも、みんな素晴らしい名演だし。ただ、彼らを結び付ける馬のシービスケットの存在が、今ひとつドラマにからんでこないというか、「ただの強い競走馬」といった程度のイメージしか伝わってこないあたりが、”1頭の伝説の名馬をめぐる男たちの感動のストーリー”としては弱いって言うか…。しかし、何回か描かれるレースシーンは、もう圧倒されるばかりです。キャロル・バラードの名作『少年の黒い馬』をかなり意識したキャメラワークだけど、本物のレースの興奮が伝わってくる。これだけでも、本作は入場料のモトは取れると断言しておきましょう。競馬をただのギャンブルとしか思っていない方々への「プロパガンダ(啓蒙)映画」としちゃあ、申し分なし! 以上、ご報告まで。
7点(2003-10-31 13:05:36)
219.  怪物の花嫁
ティム・バートンの『エド・ウッド』に合わせて、まとめて公開されたエド・ウッド御本人の映画を何本かみるにつけ、意外にも画面にある種の雰囲気というか、独特のアトモスフィアを漂わせる才に長けている…という感想を持った者として、彼を「史上サイテーの映画監督」というレッテルのもとに嘲笑い、葬り去る風潮には断固異義をとなえたいっす。そりゃあ、セットや支離滅裂なストーリーテリングはお粗末かもしれないけど、ひとつひとつの画面には、陰影に富んだ「端正さ」がある。特にこの映画は、1940年代の恐怖映画のムードをかなり良く出した、なかなかの代物じゃないでしょうか。モンダイ(?)の大ダコのシーンも…まあ、バートンの映画で茶化されるほどには失笑ものではない…こともないか(笑)。とまれ、偏見抜きでぜひ一度ご覧あれ。
7点(2003-10-29 13:01:57)(良:2票)
220.  ラスト・オブ・モヒカン
誰が何と言おうと、マイケル・マンの映画は完全無欠のカッコ良さで、ぼくを魅了する。特にこの映画のインディアンたちの、なんという雄々しさと崇高さだろう。そして、男たちだけではなく、女たちもまたカッコ良すぎ! …ダニエル・デイ=ルイスの主人公とマデリーン・ストーのヒロインがはじめて結ばれるシーンで、徐々に音楽が高まってくるあのエモーショナルな演出は、まさに正調マイケル・マン節でウットリ。これほど上質のロマンチシズムを味わせてくれる映画も、そうあるもんじゃありません。
9点(2003-10-24 20:28:42)
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