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やましんの巻さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 731
性別
自己紹介 奥さんと長男との3人家族。ただの映画好きオヤジです。

好きな映画はジョン・フォードのすべての映画です。

どうぞよろしくお願いします。


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人生いろいろ、映画もいろいろ。みんなちがって、みんないい。


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221.  赤い河 《ネタバレ》 
フランスのインテリどもに神格化され、今や映画史上の偉大な巨匠に祭り上げられたハワード・ホークスだけど、そんな者どもの小賢しい贅言など、この映画の問答無用の痛快さ・面白さ・素晴らしさの前にどーでもいいやい! クライマックスのジョン・ウェインとモンゴメリー・クリフトの殴り合い直前、ウェインがカウボーイのどてっ腹にいきなりズドンとぶちかますのにも(あれってジョン・アイアランドだっけ?)ビックリ。それが、あんな小娘の一喝で急に仲直りするいきなりな展開に、「映画はこうでなくっちゃ!」と、これまた理由もなく感激したぼくなのだった。
10点(2003-09-30 11:12:40)
222.  理由なき反抗
ディーンとナタリー・ウッド、サル・ミネオといった”親の愛情に飢えた子どもたち”が、お互いに疑似家族の真似事を廃屋でかわす場面の美しさ。その直後に訪れる悲劇と、かすかな「希望」を残しつつ迎えるエンディングの素晴らしさ。…確かにジェームズ・ディーンなくしては語れない作品ではあるけれど、この映画自体に、今なお見る者の感情をデリケートに捉えるみずみずしさが溢れている。ぼくはディーンの主演作のなかでは、これがやはりベストだと思う。
9点(2003-09-30 10:55:02)
223.  リバー・ランズ・スルー・イット
ロバート・レッドフォードの監督作品は、どれも彼の人柄が伝わってきて、そのノーブルさが好ましくもあり、物足りなくもある。実話を基にした映画だということだけど、一種の「カインとアベル」ものの変奏だな。ほら、どこか『エデンの東』にも似てない? それはともかく、釣り好きには前半のフライフィッシング場面がたまりません。だもので、中盤がまったく印象に残らない…。困ったものだ。
6点(2003-09-30 10:42:41)
224.  ため息つかせて
R&Bに乗って、ヒロインたちのモノローグが延々と語られ、それに合わせてキャメラがゆるやかに、官能的に、トラヴェリングする。内容自体はどうってことないんだけど、こういう中産階級の黒人女性たちを主人公にした「トレンディドラマ」って、あるようでなかったものね。ぼくは十分面白く見ましたよ。ウィテカー、監督としてもなかなかやるじゃん。
7点(2003-09-30 10:30:00)
225.  クロッシング・ガード
こういう映画を本当に「美しい」というのだ。幼い娘を飲酒運転でひき殺した男が、その復讐を果たそうとする父親(ジャック・ニコルソン)に言う。「事故の直後、その子はこう言ったんだ。『私が悪かっったんです。おじさん、ごめんなさい』と。…」こういう台詞に何も感じない人間は、映画はもちろん、人生からも見放されているに違いない。『アバウト・シュミット』のジャック・ニコルソンを”準備”したのはこの映画だったことが、あらためて思い知らされる傑作。ショーン・ペンは、役者として以上に圧倒的にすぐれた「映画作家」として、アメリカ映画の偉大な精神を継承しつつある。
9点(2003-09-29 15:57:41)(良:1票)
226.  マイケル
そう言えば、『フィールド・オブ・ドリームス』の中で、「ここは天国か?」「いや、アイオワさ」という台詞があったなあ。アイオワじゃ、トラボルタみたいな天使がたばこ吸ってても全然おかしくないって感じが、とてもよく伝わってくる。…って、随分前に見たんで、主人公たちが向かう先がアイオワだったか、ちょっと自信ないのですが。でもまあ、どうであれ、この作品自体が”天使的幸福感”に包まれてるよね。うん、好きです。
8点(2003-09-26 15:25:34)(良:1票)
227.  トップ・ハット
歴史的という意味じゃ、まさに第一級の名作。ではあるんでしょうが、正直言って、今なお見るに値するのはアステアとロジャースのダンスナンバーのみ。それとて、その古典的(クラシカル)な優雅さは、例えば後年の『バンドワゴン』の映画的センスというより、純粋にダンスホールでこそ見出すべきものでありましょう。ハッキリ言って、映画としちゃ少々タイクツなんですよね。初期のアステア=ロジャース作品なら、圧倒的に『有頂天時代』こそをぼくは推します。↓STING大好きさん、申し訳ない… 《追記》最近、ビデオで再見しました。まったく、俺は何を見ていたんだろう…。最初にまだ顔がつるんとしたラッキョウ顔の(失礼!)フレッド・アステアがステップを踏んだ瞬間から“感電”し、滂沱の涙。正直、この映画のモダニズムというのか様式化されたセットには、やはり「古色蒼然」たる印象を抱かざるを得なかったものの、アステア&ロジャースが「Picclino」のリズムに乗るや否や、このシンプルなセットとキャメラワークこそがご両人の偉大な才能を十全に映像化し得る最良の選択であったことを、深く深く再認識させられました。…作品としては、やはり『有頂天時代』のソフィスティケーションこそを愛するものではあるけれど、アステア、そしてジンジャー・ロジャースが踊っている、それだけで映画はひとつの「奇跡」をスクリーンに現前化する。思わず、テレビの小さなモニターに向かって「ブラボー!」であります。もちろん「6」→「10」!
10点(2003-09-26 14:56:06)(良:2票)
228.  ボビー・フィッシャーを探して 《ネタバレ》 
驚き。これって相当な傑作じゃないですか! ”もう1人のボビー・フィッシャー”である心優しい天才チェス少年とその周囲の人々を、描き込むんじゃなく、その日常の一瞬一瞬をスケッチしていくような展開が、まるで美しい「詩」を読むよう。それでいて、少年の心の機微が、ヴィヴィッドに伝わってくる。ステーブン・ザイリアンって、『シンドラーのリスト』とかの脚本家だった人だよね。ぜひまた監督作品を手掛けてほしい、そう思わずにはいられない映像感覚の持ち主だ。少なくとも、今のスピルバーグなんてめじゃないよ。   《追記》最近見直す機会があったんで、あらためて思ったことを書き加えておきたい。先に“美しい「詩」を読むよう”と書いたけれど、それはこの映画が、主人公の少年の日常風景と心象風景というふたつの“風景”を、ただ丁寧に切り取っていくことから産まれたものだ。公園の木漏れ日、雨にぬれる感触、夏の日射しや秋の肌寒さ、チェス会場の空気感、何よりもチェスの駒の音…。そういった感覚的なディテールを、まるで今まで見たことも感じたこともなかったもののような新鮮さとともに見つめていく。そしてぼくたち観客も、同じくこのありふれた日常のひとコマひとコマを、つまりはこの「世界」そのものを再発見していくことの感動に満たされるのだ。こういう体験は、滅多にできるもんじゃない。ましてやアメリカ映画で、「少年の成長」だの「家族愛」だのといった〈物語〉のパターンに回収されることのない作品が創られたことが、ぼくにはうれしいことだった。…今は日本で拘束中(2004.9.2現在)だという現実のボビー・フィッシャーも、この映画を見たんだろうか。そして、どう感じたことだろう。  《追々記》最近、よくこの映画を再見しています。クライマックスの決勝戦で、勝利ではなく、むしろ「引き分け」を望む主人公の少年。それを“偽善”や“勝者の傲慢”ととる向きがあるかもしれない。けれど、その「相手を思いやること」を知っている少年の姿(しかも彼が、“勝者を義務づけられた国”の少年であることを思い起こそう)は、ぼくという観客に何か〈救い〉めいた感動を与えてくれるものです。だから感謝を込めて、9→10ということで。本当に「美しい」映画です。
[映画館(字幕)] 10点(2003-09-25 14:49:56)(良:1票)
229.  ボディ・バンク
正直、思わぬ拾い物的な面白さ。初めは単なる医療サスペンスか…と思わせて、地下世界に住む人々が登場するに及んで、映画はが然ディケンズの小説みたく陰影を深めていく。やっぱり英国人監督はあなどれないな。ヒュー・グラントのシリアス演技もなかなかだし、ジーン・ハックマンにはノックアウト! テーマがテーマだけになかなかテレビじゃ見られないかもだけど、一見をお薦めします。
7点(2003-09-25 14:38:08)
230.  北北西に進路を取れ
正直言って、ヒッチコックにはどうも完全にはのめり込めない小生(見たら見たで面白いし、感心はするんだけど…)。しかし本作は、『サイコ』『めまい』とならんで、文句なしに大好きなヒッチ作品です。理由もわからないまま、殺人犯にされるは命は狙われるは謎の一味や美女に追い回されるは…というケーリー・グラントの主人公が、実はマザコン気味だったというのは、『鳥』のロッド・テイラーと同様だけど、こちらのほうがずっと陽性で気に障らないし。特にラスト、これぞソフィスティケーションの極致ですなあ。
10点(2003-09-25 14:03:15)
231.  ダーティファイター(1978)
『許されざる者』みたいな”陰”のイーストウッド作品もいいけど、こういった徹底的に陽気でノーテンキなイーストウッド作品も大好き(最近じゃ『スペース・カウボーイ』がこっちの方向だよね)。イーストウッドの主人公を中心とした、オランウータンを含むへんてこな”家族”に、ぼくも加わりたいっす…。ラストの意外なホロ苦さも、絶妙なテイストになっとります。それにこの映画のソンドラ・ロック、可愛いじゃん!
8点(2003-09-18 12:05:01)
232.  危険な遊び(1993)
人気子役の競演作品で、よくぞここまでダークな「R指定」作品を作ったなあ。マコーレー・カルキン君は、これでキャリアに幅を持たせようとしたんだろうけど、これじゃ逆効果だったかも(事実、これ以降の彼は急速に忘れさられていく…)。まあ、監督に陰湿なスリラーを得意とするジョセフ・ルーベンをもってきたことが、この作品の魅力であり、問題点でもあったかな。見終わった跡のイヤ~な感じは、まさにこの監督の真骨頂なんだけど。
7点(2003-09-18 11:44:27)
233.  サイコ(1960) 《ネタバレ》 
世に完璧(オーソン・ウェルズみたく「パーフェクション!」と発音すれば、気分かな)な映画が存在するとすれば、これがその1本。主人公だと思っていたジャネット・リーが、いきなり惨殺されるあの名高いシャワールームの場面は、視覚的にも作劇的にも初めて見た時にゃ腰が抜けるほどの衝撃でした。そして、あの階段での殺人と、ミイラ…。あからさまな精神分析的展開はいささか図式化が鼻につく向きもあるだろうけど、何回見てもそんなことまったく気にならない。つくづく、傑作です。
10点(2003-09-18 11:23:57)
234.  ウインドトーカーズ
ジョン・ウーは何を撮っても「ジョン・ウー映画」になってしまう…。それが悪いんじゃないけど、そのスタイルは意外にも戦争映画には合っていないという齟齬感が最後まで消えませんでした。…断じてツマンナイ作品じゃないとは思うんだけど。そう言えば、彼の”祖”であるサム・ペキンパーは、『戦争のはらわた』で燃え尽きたんだよなあ。ちょっと心配…
6点(2003-09-18 11:11:49)
235.  飾窓の女 《ネタバレ》 
ジョーン・ベネットの、モノクロ画面からも匂いたってくるような色香に、クラクラ。悪夢のようにトラブルが加速度的に膨らんでいくエドワード・G・ロビンソンの「災難」も、ベネットを前にしたなら全オヤジすべからくナットク! でしょう(だからこそ、怖い…)。問題の夢オチも、まだ戦時下(!)の倫理コードじゃ、ここまで不道徳な内容だと、こういう結末でないと観客の不興を買うと判断したんでしょう。とにかく、今見てもめちゃくちゃ面白いです。必見!
9点(2003-09-18 10:55:41)
236.  地球爆破作戦
おおっ、この隠れた佳作SFを取り上げてくださった↓の方に感謝! グローバル・ネットワークが現実と化した今こそ、その無気味さがよぉ~く身にしみます。考えてみれば『ターミネーター3』なんてこの映画のパクリみたいなもんだし(…とは、ちと言い過ぎだけど)。それにしても、米ソのスーパーコンピュータが”合体”する展開って、考えようによっては、一種の「狂気の愛(!)」ものでもあったんだなあ。TV映画じゃ秀作を連発してきたものの、何故か劇場映画となると実力が発揮できないジョセフ・サージェント監督だけど、これはその幸福な例外。
8点(2003-09-16 18:26:08)
237.  チート
セッシュー・ハヤカワの水もしたたる”色男”ぶりには、なるほど、後輩のルドルフ・ヴァレンチノに優るとも劣らない妖気(?)があるなあと感心。ただ映画は、セシル・B・デミルって、この頃からあざとくハッタリだけのショーマンだったのね…という印象のみ。同時代のグリフィスやジョージ・B・サイツなどのオリジナリティにくらべたなら、その才能の差は歴然でしょう。
4点(2003-09-16 18:14:10)
238.  島の女
最初の方のシーンで、海から上がったソフィア・ローレンがその豊満すぎる肉体にピッチリと服をまといつかせ、あまつさえ乳首が立っているままでご登場となられた時、幼少時の小生はドキドキと我を忘れたものでした。改めて見直すと、才人ジーン・ネグレスコ監督にしちゃストーリーの退屈さを救いきれなかった感じだけど、ローレン様はやはり圧倒的で、彼女の歌う主題歌も、オジサンとなった小生をあの性春…もとい、青春時代に連れ戻してくれました。エーゲ海がどんなに美しかろうと、ミロのヴィーナスがどんなに端正な美を誇ろうと、若き日のソフィア・ローレンの前じゃ霞む霞む! 《追記》↑へちょちょさん、そうだったんですか。あれ、口パクでローレンが歌ってんじゃなかったんすか…。ガッカリしたんでついでに点数も下げようかと思ったものの、あの爆裂バディがまたもまぶたにチラついて(笑)、やっぱりこのままにしときます。それに、「海底の宝探しもの」としちゃ、やっぱりそれなりに「スタンダード」ですものね。
6点(2003-09-16 16:45:17)(笑:1票)
239.  ブレスレス(1983) 《ネタバレ》 
ラスト、いきなりリチャード・ギアが踊り出すのにはア然。が、そのダサさが逆に不思議な愛嬌を感じさせ、結構キライじゃありません。『勝手にしやがれ』をアメリカ映画にリメイクするって話は、確か60年代にゴダール自身が計画していたはず。それがこんなカタチで実現したことに、本人はどう思ってるんだろ? オリジナリティのかけらもない映画だけど、くり返しますがぼくはその野心のなさが結構キライじゃないんです。
6点(2003-09-16 16:31:45)
240.  巨大生物の島
何か『映画秘宝』とかじゃ、散々笑い者にされてるバート・I・ゴードン監督ですけど、決して「やたら生き物を大きくして喜ぶマニア野郎(確かに、そうなんだけど…)」だけじゃありません。そりゃあ、いつもながらその特撮はチープなんだけど、その前後のサスペンスの盛り上げ方とか、役者の使い方は、凡百の映画とは一線を画すものじゃあるまいかと。でなきゃ、マージョ・ゴートナーやパメラ・フランクリンといった”演技派”をわざわざ起用して、それなりに忠実にH・G・ウェルズの原作を映画化する彼の野心と映画屋魂は理解できんでしょう。正直、そんなに出来の良い方じゃない本作ですが、ゴードンの名誉のためにもキチンとした再評価を!
6点(2003-09-16 16:22:19)
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