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ゴシックヘッドさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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361.  クリッター3 《ネタバレ》 
このシリーズは始めて見ましたが、、、それなりに有名な作品なんですかね? 毛玉に牙のついたようなモンスターが襲ってきます。 それはそれは微笑ましいのです。 グロ可愛い系です。 ちょっとコメディチックなB級アホアホモンスターパニックSF映画ですか。 ちょっとデカプリオ風な美少年子役が可愛くて良かったです(って、、、デカプリオ本人か~い!投稿するまで気づかんかったわい!)。 それに、もっと可愛い少女を起用してくれれば、そこら辺でもっとポイントが高かったんだがなぁ。 それにしても、ダストシュートから下着が落ちてくるシステムいいなぁ、、、 アレいただきね。 アパートのおバカな住人の協力プレイ 、、、そして退屈させないエンドロール。 次回作を楽しみにしています。 さすがアメリカンジョークです。 
[DVD(字幕)] 3点(2010-05-14 03:57:06)
362.  ゴーストマンション(TVM) 《ネタバレ》 
今の時代にこんなの作られてもなぁ。 いまどき怖くも何ともないので致命傷だ。 大きめの普通の家という時点で、確かにスケール感の小さい感じはする(とはいえ、館ホラーの名作は、昔の映画でもいくつか知っている)。 少女の幽霊はとても可憐だったから良かったが。 怪奇ホラーのオドロオドロしさや邪悪さがほぼ感じられず、 とはいえB級ホラーに期待すべきスプラッタ描写も控えめな印象なので、ホラーとしては致命傷。 物語の進行も淡白な感じがして、かといって雰囲気もダメ。 たとえば、怪奇現象をビデオで撮影する場面では、もっと本物っぽく出来そうだったが、その「本物っぽさ」の演出で既に失敗している。  僕は怪奇現象を否定しない人間だから、もしこれが実話であったならその現象は面白い思うが、この作品は映画としてダメ。   、、、、それに最初の儀式の種明かしは、性格が悪い。 、、、美味そうなポテチに目移りした。 
[DVD(字幕)] 2点(2010-05-14 03:46:26)
363.  禁断の惑星 《ネタバレ》 
3度くらい見ているのかな?結構お気に入り。 何度見ても、物凄くヤバい、見てはいけないものを見てしまった感じが残る。 凄い不思議な感じのする映画だ。 SFは初心者だけれど、これは面白いと思う。 独特の浮遊感がある。 日本庭園からの影響を感じさせるようなセットもあり、それが静的であり不思議な感じもして良い。 ロボットが面白い。このデザインは秀逸といわねばならないでしょう。 しかし最初の穏やかな雰囲気と違い、後半からは博士もロボットも研究所も不気味さと暗さを増してゆく。不安だ。 その効果が素晴らしい。 イドの怪物は姿を現すときには、いかにもアメコミ風で子供っぽい印象であるが、それでも少し迫力が感じられたと思うので良しとしましょう。 シュールな雰囲気が好き。このシュールさは惑星ソラリスとも通じるところがあるか? 音楽が独特の浮遊感と脱力感があってゆったりと心地よい瞑想気分。 「彼こそ 人類は神ではないと教えてくれたのだ」って、上手くまとめたな、おい! 
[DVD(字幕)] 8点(2010-05-01 04:46:44)(良:2票)
364.  キャリー2 《ネタバレ》 
これは悪い続編です。なかなかおもしろくないです。ま、続編なんてそんなものですが(言い過ぎた)。 しかもそれでいて、変に1作目を意識したところもあって、ファンは喜ぶと思うが、ガッカリもすると思う。 それは、この作品が1作目の、駄目ダメなリメイクだと思ったほどです。  チアリーダーの練習をしている場面は、1作目のオマージュだと思うのですが、ぜんぜんなっていない感じがします。 学園生活もそれなりに楽しそうに描かれていますが、1作目が学園モノと青春モノの名作でもあったことを思えば、本作はたいしたこと無いッス。  1作目は女性のエネルギーが凄かったと思います。 1作目の異様な雰囲気は無いく、ただのB級ホラーになってしまいました。 ただ、遊ばれた女性の恨みというものを強く感じたかもしれません。 全く面白くなくは無いんだけれども、1作目と比較した場合の評価ということで。。。 平均点が思ったよりも高くてビックリしたもん!
[DVD(字幕)] 3点(2010-04-29 04:00:10)
365.  アイ・アム・レジェンド 《ネタバレ》 
ゾンビ映画のような荒廃、ジュラシックパークのようなパニック、自然災害映画のような絶望感、 感動の動物映画のような主人と愛犬の絆、、、いろいろな要素があって楽しめました。 1回目にテレビで見たときにはもっと面白かった気がしましたが。  ゴーストタウン化した街は素晴らしいです。 廃墟好きは必見だと思います。 レンタルビデオ屋でマネキンに話しかけるシーンが好きです(この荒涼感は近所のビデオ屋と似てます)。 この映画を見て、「他人と分かち合えない最上の贅沢は最大の孤独である」と思いました。 この主人公の孤独さは現代人のかかえるそれと似ているのではないかと思います。 愛犬は主人公の心の支えです。愛犬をまるで友人のように慕う場面は犬好きにとっては微笑ましいです。 なのでこの後の展開は悲し過ぎました。  暗闇から不可解な大衆の後ろ姿がライトの光で浮かび上がる場面は不気味でした。 この作品のゾンビ?どもは皆アスリート並みの身体能力です。 よって全てのゾンビが中ボス並みに強いです。 なのでパニックアクションは激しいです。  「地球上で最後の一人」を大々的にうたった映画は、「果たして最後はどうなるか」と多くの人に結末を期待させたことだと思います。 しかし題材の面白さゆえに観客も結末のあり方に厳しくなるのは当然のことなのかもしれません。 
[地上波(吹替)] 6点(2010-04-27 03:11:23)
366.  ジーパーズ 恐怖の都市伝説 《ネタバレ》 
吹き替えで見ました。 ちょっとおバカな青春(友情)ホラー・コメディです。 なかなか楽しいです。 二人のキャラにはけっこう笑えます。 女々しい童貞男のリアクションが好きです。 デブの相方がまたいろいろとサイコーです。 なかなかの友情映画なのです。 それから憧れの女性に告白することが旅の目的ってのも青春っぽくていいです。 謎の美女が現れますがなかなかセクシーでした。 でも、どうせそんなことだろうと思ってましたよ。  しかしホラーとしてはあまり良くないです。 「悪魔のいけにえ」という教科書のなぞりでしかないです。 それで内容も恐怖もないです。 魔術が絡んでるけどそれが効果的に働いてないです。 しかし、村の酒場には手足の欠損した人たちばかりのシーンがあって、 その場面は印象に残ります。 あと、マッドマックスにでも出てきそうなワイルドな車が面白いです。 人肉チリスープは強烈でした。
[DVD(邦画)] 4点(2010-04-27 02:56:18)
367.  アリス・イン・ワンダーランド 《ネタバレ》 
ここの平均点よりもだいぶ良かったよ僕は。 ティムバートン作品もディズニー映画も凄く久しぶりに見ました。 「不思議の国のアリス」の世界を上手い感じにやってます。 ティムバートンって「不思議の国のアリス」の世界とか好きそうですもん。 僕は自分のニックネームでもそのまんまですが、ティムバートンの描く幻想的な雰囲気を耽溺しているのです。  不思議の国(ワンダーランド)はシュールな感じだったと思いますが、ワンダーランドに行く前の現実の側にある舞踏会の風景もなかなかシュールな感じでした。 王子様を待ち続けるおば様のような、不幸で哀れだけれど愛らしいといった魅力的な人物を、ティムバートンは見事に描いていました。  僕は予告を見てあまり良い印象ではありませんでした。 不思議の国のアリスの世界は、CGで表現できるものではなく、シュヴァンクマイエルのような奇妙なアニメーションによってのみ、その雰囲気が効果的に表されると思っていたからです。 それに、以前にアバターを見てショックを受けて、それに比べるとこのアリスの森のファンタジー表現はいささか地味に思えたからです。 キャラクターも、それでいいのかな?といった感じでした。  しかし、いざ見てみるとそれらは全て(予想に反して)素晴らしいものだったのです。 CGでも妖艶な世界を見事に描いているではありませんか。 キャラクターもどれも愛着がもてました。笑い猫などは、思ったよりも奇妙でした。  しかしアリスは少女の内面の世界なのです。 だから僕はアリスが「ナイト」の格好をして、「剣」だの「ドラゴン」だのといったところに違和感が沸きました。 これは少年の幼心の内面にある憧れの世界であり、アリスの少女世界とは違う感じがしたからです。 アリスの世界は剣の戦いなどのない、「首はね」のようなもっと寓意的(?)なものだと思っていたのです。 (いや、僕は鏡の国のアリスをまだ読んでいないのです) しかしそういった「剣とドラゴン」の世界は、これからのアリスが仕事で男勝りに世界進出するためには、必要不可欠だったのでしょう。 最後に「これからは中国と仲良くしようぜ」みたいなところが少し残念です。 ジョニーディップは思った以上にステキでした。 ディズニー映画を久しぶりに映画館で見れて嬉しかったです。 
[映画館(吹替)] 7点(2010-04-27 02:47:17)
368.  告発 《ネタバレ》 
ケビンベーコンの演技が素晴らしかった。 彼の演じるヤングからは、まるで本当に虐待を受けたかのような感じがひしひしと伝わってくる。 その非常に痛々しいことといったら無い。 彼が法廷で証人としてアルカトラズについて語る場面では、周りは静まり返り、時間が止まったかのようで、僕はそこに引き込まれた。それは完璧な場面だったと思う。 また、スタンフィルとヤングとの友情が素晴らしい。 いや、「友情」なんてそんな安易にいうものではないのか? しかし、本当に素晴らしい映画の内の幾つかからは、友情について幾らか教えられる気がする。。。 ヤング氏の起こした行動を、僕は自分の胸に刻まなければならない、と思った。 ヤング氏が犠牲になって、それを見る者に示してくれたのだと僕は思う。 。。。。。。。。。。。。。  もし本当に最悪な、極限状態での生活を送ってきた場合、その時に自分が今まで本当に望んできた筈のものが例え(安易に)叶えられたとしても、それを拒んでしまうのだなと思いました。 今まで本当に辛い思いをした場合、他人の計らいによって(都合良く)叶えられても、「それは自分の中では違うんじゃないか!?」「それでいいのか!?」「決してそんなんじゃない!」って、僕だったらば思っちゃいますもん。 
[DVD(字幕)] 9点(2010-04-07 02:54:12)
369.  天使にラブ・ソングを2 《ネタバレ》 
僕は「1」はDVDまで持っているクセに、「2」は小学生の頃に見て以来全く覚えていませんでした。 やはり「どうせ2作目なんて」といった根強い偏見が自分の中にあるからです(そうです!自分は偏見の塊なのです!)。 今回観てみると、思った以上に面白かったです! 今回もデロリスの大活躍!そしてこのティーンエイジャー青春な雰囲気はたまりません。ポンコツ生徒が一つの目標に向かってひた走るツポコン青春映画の典型ではありませんか。 それも「感動のアン○リーバボー」の題材にもなってしまいそうな、本当に良い話なんです。 希望に満ちたハッピーエンドの作品を「嘘っぽい」とか「偽善的だ」とかいってやたら否定しようとする動きもたまに見かけるのですが、それは自分の希望をも否定してしまうことになるのでしょう。 リタの母親、、、僕はこの母親が嫌いです。 この母親はクソだと思っていたのですが、愛する娘に父親と同じ苦労をかけさせたくないがための、(愛するが故に)娘を束縛する「鬼」ならば話は複雑です。(自分の意思を娘に押し付け過ぎる幼稚な母親ならばクソなのですが、「愛しているから」となると複雑で厄介です)。 モーリス神父が良いなぁ。生徒の出場を止めに来たんだけど、やっぱり止めないで送り出してあげる人の良さ。 閉じ込められて最後までガミガミうるさい男がいたけれど、ああいう奴はちょっとだけ華を持たせてあげればすぐ治まるんだな。 どうでもいいんだけど、リタが可愛いなぁ。彼女って幼い日の誰かなんだって?グラミー賞とったって?へ~  、、、なんだか、続編ってコトを意識しすぎて、お約束な場面(不要と思える場面)がちょっとうるさいんかな?
[地上波(吹替)] 7点(2010-04-03 00:04:52)
370.  悪魔の呼ぶ海へ 《ネタバレ》 
ちょっとおB級でありながらも良質っぽい感じのするファンタジック・サスペンス映画。 ちょっと面白くないです。 しかしタイトルが非常に素晴らしいです。 タイトルから哀愁が漂ってきそうで儚い感じです。 2つの時代が描かれて、そこがファンタジーっぽくて良いです。 しかしホラーとして借りた気がするが、ホラー要素はかなり少なめだと思います。 タイトルから連想したとおり、メランコリックな雰囲気が少しだけ漂っていて良かったです。でもそれが「すごく良い雰囲気」という程でもないのは残念です。 恐らくは、どこのB級ホラー映画にでも出てきそうなバカップルのグループがその雰囲気をぶち壊しているのかもしれません。 いや、それでも彼らは詩などを朗読してインテリぶり、良質なサスペンスに適用しようと勤めていました。 でも海に面した舞台の、潮風が漂ってきそうな雰囲気は良かったです。 しかし「メランコリックな風景」と、「綺麗な女性」との組み合わせは絵になるなと思います。 昔の北欧系の民族衣装と舞台セットが非常に美しい雰囲気を作り出していました。 美人が、すました顔して物凄いことをされると、ちょっと引いてしまう(あるいは惹かれるところもある)なあ。 しかし自分の罪を無実の他人に擦り付けるような糞人間は、たとえ美人であろうが怒りを覚える。 しかしこの作品で一番良かったのはちょっと妖しく異端なエロスか? 
[DVD(字幕)] 4点(2010-02-16 03:16:07)
371.  チル CHILL 《ネタバレ》 
これはB級ホラー、B級スプラッタとはちと違う印象で、それらよりも霊的な感じで独特の雰囲気があったかもしれない。 だから(B級ではあるが)普通のB級ホラーと区別したい。 普段みる大量生産ホラーよりも、サスペンスやヒューマンドラマ色が強いのかもしれない。 メランコリックな雰囲気が大好きな自分には、ちょっとした雰囲気的には楽しめる。 冒頭の雰囲気などはスティーブンキングからの影響も感じられそうです。 シャイニングや、ニコラという映画と似た場面がある。 子供の視点で描かれた場面が多いので、そういうところから童話の世界のようなシュールな感じが作品全体に表れるのかもしれない。 冬山なので、そういった雪のシンシンと降り積もる寒々しい感じや、森の情景が好きなら見てもよいかもしれない。マニアックですが。 物語の途中に流れる音楽もなかなか良かったかもしれない。 この作品を見ると、街に住む都会人が、森に住む田舎人に対して無意識に抱く恐怖感や不安感が伝わってくる(どこか野蛮な人といった差別的な考え方があるらしい)ようです。 この作品を見ると、田舎者の自分でさえ、山の猟師の方たちとの会話は少し避けたいな、とも思えてしまう、それはかなり失礼なことですが。 どうやら、差別的な映画を見ると、自分の中の同じ差別的な部分が極度に反応するようです。 しかし映画として面白くないかもしれないので、あまりおススメはしないです。 いや、自分は子供視点によるメランコリック&シュールな雰囲気で楽しめましたが。 しかしそんなマニアックな人はなかなかいませんね。高い点数つけすぎたわ。
[DVD(字幕)] 5点(2010-01-31 02:21:38)
372.  スターシップ・トゥルーパーズ 《ネタバレ》 
この作品にはある種の危険な洗脳効果のようなものを秘めているような気がしてならない。  SFではあるが、ある種の「毒」のようなものがあるので、あまり子供向けともいえない気がする。 しかしティーンの男の子が見れば、この熱血精神に憧れる気がする。 パワー漲るギンギンの健康的男子が見ると、鼻息が荒くなりそうだ。 熱というか、エネルギーに満ちている。 一応SFではあるが、熱血でスポコンで、スポーツ部の部室を垣間見るような若いエネルギーと汗に満ちている、スポーツ映画のような感じもする。 しかしだから危険で、その熱血なエネルギーによって「死」にまで追いやってしまうというか、「死」に対する恐怖感覚を麻痺させるようなものがある気がする。 多分、偏った考え方で間違った事を僕は書くが、この映画を世界中の全員の人が同時に鑑賞したとすれば、凶悪事件が多発しそうな気がする。 例えば男女何人かを密室状態にして、この映画を毎日モニターで繰り返し流せば、そこは激しい大乱交の場となるか、あるいは凄惨な大殺戮の舞台となってしまうかだと思う、極端な話だけど。 人間が日常で保っている感覚(理性?)をマヒさせるものがこの作品にはあると思う。 非常に極端で偏ったことを書いただが、しかしそんな気がする、、、。 いや、そう感じたのは自分だけかもしれない。 しかし、SFなのにスプラッタが凄い。 人の肉と血が地面に転がる。それはあまりにも上手く良くできた完璧すぎる光景だった。 また戦友の「死」に対して、あまりにもポジティヴというか前向きで、それでいて無機質だと思う。 大切な人が死んでもあまりクヨクヨ落ち込む場面は記憶にない。すぐに立ち上がり、後ろなどを振り向かず、つねに前を見つめている。死者は数字と残骸で表される使い捨て状態。 それはどこか敵の巨大昆虫類と似たところがあるような気もする。 別にどうでもいいですが、男女混同のシャワー風景は、誰もが理想とするところで素晴らしくもありながら、それでいて異様だとも思った。  とにかく観た後で自分はいくらか洗脳されたような気がした。 人を暴力に駆り立てるというか、、、きっと間違っているとは思うが、とにかく僕はそんな印象を受けてしまったのだ! 「トータルリコール」といい「ロボコップ」といい、この監督は本当にSF的な才能があるなぁ。  
[DVD(字幕)] 8点(2010-01-31 02:10:34)(良:1票)
373.  アバター(2009) 《ネタバレ》 
素晴らしい! 唯一の3D映画アバター。それは感動の映像体験だ。 スピルバーグはたぶん嫉妬したであろう。 いや、恐らくすべてのクリエーターが嫉妬したであろう美しすぎる映像世界。 個人の芸術家はこの作品を前に何ができるのか。 この世界を創造したキャメロンはまさに天才である。 自分はこんな素晴らしい世界を見たことがない。 ファンタジー世界を崇拝する者にとっては最高の幸せだ。 完璧に構成された見事な一場面一場面に息を呑み、 圧倒的なスケール感と物凄い迫力にただただ感動するばかりだった。 震えるほど美しい場面がある。それはもう美の極致だ。 SFファンタジー映画はこの映画をしばらくは超えないだろう。 内容はエンターテイメントの次元をとうに超えている。  CGで作られた世界はFFなどのゲーム美術に共通するところもある。 しかしFFなんかよりも遥かに美しい。 いや、これはアメリカ版「ラピュタ」といっても良いくらいに幻想的な世界。 ネイティリはどことなくもののけ姫のサンを彷彿とさせる。  色彩的に青が非常に美しく神秘的。 まるで海のように深く静かに輝く幻想的なムードの青に癒される。 また水の表現が非常に美しい。 これはタイタニックやアビスを監督したキャメロンならではの成せる業。  この作品には人間の原始の美しさとエネルギーで満ちている。 この作品を見ると現在に生きる人類はどれだけ霊や自然との一体感を失ってしまったのかと思う。  ナヴィ族の生活は美しく生のエネルギーに満ち溢れる。 そこで生きる強さと逞しさが生命の強さを思わせていて美しい。 獰猛な獣や奇妙な植物たちが埋め尽くす森こそ正に「命」そのもの。  しかしこの作品で行われるのは人類がこれまでにしてきた残虐な行為だ。 軍人たちが神聖な巨大樹を焼き倒すとき神をも殺した。 巨大樹こそ自然の象徴で、それを欲しいもののために破壊する人間の姿がそこにはある。 そういった自分よりも遥かに大きな神聖なものを破壊してしまうことに「畏れ」のような感情はないのだろうか?  戦闘機をはじめとする背景には、キャメロン映画にあるメカデザインのカッコ良さがみられる。 戦闘機に描かれたドラゴンの絵にはドラゴンの霊が宿ってるみたいでカッコいい。 このアバターは映画史の中で唯一3D映画として語られる映画だと思う。 
[映画館(吹替)] 10点(2010-01-29 00:07:14)(良:2票)
374.  パルス 《ネタバレ》 
全然リメイクだと気づかずに見てしまったわー。 映像はなかなかスタイリッシュですし、、、それとも昨今のホラー映画はクオリティが上がってきていて、これくらいが当たり前でしょうか? いや僕は10年ちかく前のB級ホラーばかりを漁っているので、、、。 たぶんパソコンに詳しい人が見るホラーだと思ったのですが、もしかすればパソコンが苦手という人が見たほうが恐怖感が伝わるかもしれません。 それはパソコンの苦手な人にとってはネットは「恐怖」ですし、なんだか分からぬ暗号(パスワード)を入力すること自体が「不安」そのものです。 実はパソコンが苦手な自分は、入っちゃいけないページに入ってしまうと、もしかしたらそこに幽霊や怪物のような存在がいて、そこから祟り(ウィルス)のようなものを受けてしまうかもしれないという不安が漠然とあります。 とにかく、そういういけないページを開いてしまうと、自分が「それ」と関わってしまい、それが自分の日常生活を侵食してゆくというのはあると思います。 ところでこの作品は「リング」系ですかね。 こういった作品を観ると、世界中のホラー映画に多大な影響を与え続けている「リング」は物凄い名作なのだと思います。 またそう考えると「リング」の恐怖は、こんなところにまで感染しているのですから、貞子の「呪い」というのは別の形で本当にあるのだと思いますよ。 しかし、この「パルス」はゴースト系ホラーのようですが、やっぱり外人が幽霊をやっても怖くないですね。外人と日本人とでは「恐怖」の捉え方が違うのでしょうか?当たり前か。 しかしこの「パルス」は、アメリカのティーンエイジャーの心の切迫感というか、心の闇みたいなものが見えてくるような気もします。 それと長時間のパソコン、インターネットが心身に与える悪影響みたいなものを(皮膚が黒く侵食してゆくところなどで)示してくれているようです。 最後の方では、コミュニケーションの不足したことによる危機を訴えるメッセージみたいなものもあり、B級ホラーなのにメッセージ性があるという事を評価したい気になります。 って、俺は点数を高く付け過ぎたか? 
[DVD(字幕)] 5点(2010-01-27 03:29:26)
375.  天使にラブ・ソングを・・・ 《ネタバレ》 
やっぱり面白い! DVDは既に持っているのに、テレビで観ちゃった!  主人公の女性デロリス(ですっけ?)は本当に幸せなんだと思いますよ。  デロリスは皆から愛されていたから、ああやって修道女さんたち、刑事さん達がカジノ街リノまで助けに来てくれたんです。  この作品では古い「しきたり」やら「伝統」やらに縛られているだけではダメだといったことを教えられます。  僕はどちらかといえば伝統を重んじるような仕事をしているので、そういう部分では少し学びます。  敷居やら格式が高いのは良いですが、それによって近づき難い雰囲気になり、客が離れていってはどうもこうもありません。  (だいたい、お偉いさん方がお高くとまっていて、そこでの権威を独占しようとするから、あのように市民との距離が出来てしまうのではないでしょうか?)  それを市民に開放するってのは凄いことなんです。  どうやら上の地位にいる人は、そういったものを皆に分け与えるのが下手なように思えてなりません。  古くからある伝統から一歩を踏み出す勇気を学びます。 その先に開放感があるのかもしれません。 キリスト自身は、自分の教えが人を束縛してしまうという事を望んではいないと思います。  また、せっかくある「教え」を地域に解放してからこそ、それを外で実践してからこそ、その教えが実を結ぶのだと思いました。  解放できない教えなんて勿体ぶりか何かです。 とにかく閉鎖的ではダメなのだと知りました。   僕は暗く閉鎖的になりがちなのですが、それを突破してからこそ、真の明るさや開放感に包まれるのだと思えてきました。  成功や幸福と呼ばれるものも、そういったところにありそうな気がします。   しかし、 デロリスを助けに行く場面は感動モノです。  ヘリのおっちゃんの罪深さ(?)を懇願する修道女達はなんだかシュールでした。 リノのギャンブルに修道女がいる光景はなかなかブッ飛んでいます。シュールです。 また、コミュニケーション等でしばしばKYに悩む自分ですが、この作品を観ると「KYでもいいんだ!」なんて思える場面が多々あり、ちょっと心が救われます。 この作品で一番のKYさんは、恐らくあのおデブちゃんですが、彼女がストリートで少女達とダンスしている場面で、一人だけKY行為をぶっカマしてしまいましたが、それでもその後でみんなに暖かく迎え入れられるという場面があったからです。 
[地上波(吹替)] 8点(2010-01-27 03:17:30)
376.  アタック・ザ・マミー 《ネタバレ》 
物凄いB級ホラーを見てしまいました。 2001年でこのセンスは凄い。 確かにこの完成されていない感じは魅力でもあるかもしれません。 これを見ると、型にはまって完成されすぎたB級ホラーも「初心に帰れよ」と思ってしまいます。 中途半端な優等生の量産型B級ホラーなんかは心を改めるべきデス。 エジプトの遊園地って面白そうですね。 後宮って凄く憧れるんですけれど、、、なんだか一人だけ物凄い女がいるゾ。 スプラッタ場面は特殊メイクなどにより一部だけ凄くよく出来たものもあった。 
[DVD(字幕)] 2点(2010-01-19 20:59:02)
377.  プレスリー VS ミイラ男 《ネタバレ》 
もっとクソ映画かと思ったのですが、そうでもありませんでした。 ミイラがショボいですが。齢はとりたくないなぁと思ってしまいます。 物語の最初のエルヴィスと、最後のエルヴィスとの心の変化が面白いです。 最後のエルヴィスには清清しさが満ちているように思われます。満足した表情です。 エルヴィスにとってミイラ男とはどのような存在だったのでしょうか? というのも、ミイラ男と戦っているエルヴィスの心は輝いて見えたからです。体は年老いていますが、心は完全に若返っていたと思います。エルヴィスの心を若返らせたキッカケの一つとなるのがミイラ男ではないでしょうか?エルヴィスとケネディとの友情は素晴らしいです。そしてこの二人の友情が美しく見えたのもミイラ男によってではないでしょうか? まぁ、クソな映画だと思いますが、、、クソB級なワリには映像と音楽がしっかりしていたなぁ、、、って、気のせいかしらん?。 
[DVD(字幕)] 5点(2010-01-19 20:53:55)
378.  ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 死霊創世紀 《ネタバレ》 
これは恐らくロメロ関連作品の中で、自分が始めて観た作品かと思われます。 面白いです非常に。 オリジナルのモノクロ版が名盤指定ですが、こちらの作品もなかなか素晴らしいものです。 それなりの「本気度」がありますし、伝わってくるものもありますし、ゾンビのバリエーションも豊富です。 ゾンビの種類が豊富で、そのゾンビが生前に人間だった頃の生活感や人間像が想像できるところが、ゾンビ映画には必要だと思っています。この作品ではそれがそれなりに出来ています。 それに民家の雰囲気が素晴らしいです。モノクロ版は光と影を巧みに使い恐怖感を演出していたと思いますが、こちらは土臭い埃臭いカントリーな感じの民家で、細部まで生活感が残されていてとてもリアルでした。その場の生活感を感じることが出来ることも、ゾンビ映画には重要だと思います。 この感じはなんと言いましょうか?「悪魔のい●●え」程ではありませんが、乾いた退廃的な雰囲気がとても素晴らしかったです。 主人公のお姉さんも気に入りましたぁ。 オリジナル版ではどこか影のあるゴシックガールな感じがしましたが、リメイク版では繊細ながらもどこかハードボイルド(?)な感じのする女性です。 大の男二人が「地上」か「地下室」か(主導権)を争って喧嘩している場面では、人間の一番愚かな部分がとても分かりやすく象徴されていたかと思います。 あれこそ誰からみても「愚かな争い」に他なりません(しかし難しいもので、それが人間の性です、たぶん)。 僕はクーパーが大嫌いで、テレビを「武器」にしようしたあたりは糞です。  最後の1発はナイスです、お姉さん! ゾンビ映画は時として、人間の最も愚かな部分を観客に見せ付けることが重要だと思いました。 また、ただのリメイクもので終わっていないところも良いです。 ただ、恐怖演出はオリジナル版の方が巧みで、光と影で不安を効果的に演出したり、淡々とリアルに進む静寂的な感じの方が好みだったりする。   
[DVD(字幕)] 7点(2010-01-19 20:15:32)
379.  シューター/無限射程<TVM> 《ネタバレ》 
なんともない。てか普通すぎた。。アクション初心者な僕でも普通だって思うもん。戦場を連想させるジャケデザインもタイトルも本編と合っていない。 なんだか全体的に印象がボヤける。普通すぎて。 もう総てが普通すぎた。これぞB級アクション!しかし話のテンポはけっこう良い。普通に見ていると普通に面白い。最初に出てきた町の雰囲気が良かったのを微かに覚えている。 なんたってヒロインが美人じゃないし、主人公も地味で普通で印象に残らない。 1ヶ月前に見たと思うんですが、3ヶ月たてば普通に忘れそう。 なんでも「シューター極大射程」のパクリだっていうじゃありませんか? ごく普通のアクション映画として無難に話は進むが、見所はクライマックス。 
[DVD(字幕)] 3点(2010-01-16 03:43:40)
380.  黄金の腕 《ネタバレ》 
人が何かに溺れてしまうということはとても恐ろしいことです。 僕自身が依存傾向にあるので溺れることの恐怖は強い。 溺れるというのは先が見えないし出口が真っ暗な感じがして恐ろしい。  そんな依存症の恐怖があります。  一度依存症になると死ぬまで依存症であると聞いたことありますが、 この映画もそれくらい深刻です。 薬に溺れ、人に溺れて大変な泥沼化します。  主人公フランキーは様々な悪い人間に溺れてゆきます。フランキーは誰も信じられる人がいない状況で、 チビは良い友達でしたが、フランキーが逮捕されるキッカケになってしまいました。 麻薬売りの男とか本当に悪い人間で、ああいう人間は、もし溺れている人を見つけるとそれを餌にどんどん利用してきます。人の弱点を餌にするような人間と一緒にいると泥沼にはまります。 依存したり利用されるのは自分が弱いからなんですけどね。  この作品の中では誰も何も信用できないのが砂漠のように恐ろしい。あの医者が持ってきた「背骨を矯正する機械」を見れば、それはこの作品の中の胡散臭さを代表しているようです。  マリーは奥さんと比べ、献身的な感じで、一緒に苦しみ、フランキーの状態が良くなることを神に祈ってくれたから、とても良い女性のように僕は感じました。唯一母性が表れていた人物かと思います。  奥さんですが、フランキーの人生を狂わしている張本人の一人です。 僕にはあの奥さんの存在こそがフランキーが麻薬に手を染めてしまった原因だと思えてなりません。  奥さんは嫌な存在ですが、最後に笛をピー!と吹きながら飛び降りる場面では、何か大変なものを心に抱えていたのだとも思えて、可哀想にもなってきます。「愛しているわ、、、」と最後につぶやく奥さんを見ると、「愛って何なの?」みたいな気になります。 奥さんの言う愛は愛ではなかったのだと思いますが、それを愛だと信じていた奥さんも気の毒に思えます。 人を追い込む愛というのはあり得ないからです。 依存の深刻さとそこに人間の心の「闇」の部分を見事に描ききった作品かと。 ジャズ音楽はフランキーが溺れてゆく様を効果的に表現していました。 
[DVD(字幕)] 8点(2010-01-14 23:45:23)(良:2票)
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