21. ジャイアント・ピーチ
《ネタバレ》 ナイトメア好きだし、昔からダールの本は読んでるし(おばけ桃は好きではなかったが)これはもう見るべきだと思って見たアニメです。他の方もおしゃっている様に、アニメと実写を混ぜているところは違和感がありました。それに原作がそうだから仕方がないのですが、おばさん二人のステレオタイプな外見が残念でした。その分アニメでの虫達の造型には満足しました。特に蜘蛛の優美な動きにうっとり。基本的に勧善懲悪で多分に洗脳的なダールの作品ですから子供向けなんですけれど、ストーリーの進め方など結構テンポがよく楽しめました。 5点(2004-05-04 22:55:17) |
22. 地獄の黙示録 特別完全版
《ネタバレ》 見るまで知識も無く、反戦映画だと思っていました。とんでもなかったです。一応戦争映画ではありましたが。テーマは狂気でしょうか。戦場を日常とする者の歪みが描かれて圧倒されました。前半のヘリコプターの場面が一番印象に残ってます。後半は心情的についていけませんでした。 「ワルキューレの騎行」を聴くたびにこの映画を思い出します。 6点(2004-05-04 22:34:46) |
23. ブレードランナー
《ネタバレ》 原作と比べ、こちらではレプリカントの悲哀・人間の傲慢さが強調され、すっきり度は高かったです。原作ではレプリカントの残虐性がかなり描かれ、どちらにも同情できない閉塞感が強かったので。クライマックスの、それまで怖かったロイが一変したシーンはとても心に残りました。ただ、人間とアンドロイドを区別するテストへの疑問、主人公が自分もアンドロイドではないかと疑いそれが二転三転とする部分が無いのは残念でした。 7点(2004-05-02 10:09:57) |
24. シン・レッド・ライン
《ネタバレ》 今まで見た戦争映画の中では一番好きです。戦争の不条理がすごく伝わってきました。美しい自然の中での愚かな殺し合い。けれど誰も好きこのんで殺しあっているわけではなく、この時代に生まれてしまったという理由だけで戦場に送られ、死にたくないから敵を殺している。そこには目的も何かを守っているという自負もなく。心の均衡のためにある者は神に祈り、ある者は妻を心の支えにし、主人公は戦線離脱中の地元民との生活に光を見出す。けれど中盤以降でその支えもなくなり、現実に戻らされる残酷さにはため息が出た。瀕死の少年が死ぬ瞬間、その顔を映さずに少年が最後に見る木漏れ日を映す。それは残酷な程美しい。無惨な死を詳しく見せる映画よりも私には効きました。実際に戦争に行った人は、違う見解を見せるかも知れないけれど、一番心に響いた反戦映画でした。 10点(2004-03-22 11:34:06)(良:1票) |
25. ハリー・ポッターと賢者の石
良くも悪くも典型的なシンデレラ物語でしたが、性別を変え魔法や小道具を加えることで、なかなか新鮮に映りました。でもそれだけ。子供の時だったら(10歳以下の頃)もっと素直に楽しめたのかな、と思います。ただ、原作は未読ですが、もう少し描きようがあるんじゃないの、という部分がありました。特にラスト。あれはスリザリンに対する明確ないじめでしょう。 5点(2004-03-21 23:04:32) |
26. ビッグ・リボウスキ
まあ普通に面白かった気がします。しかし印象に残っているのは・・・グニョグニョと歩くタトゥーロと悲しそうなブシェーミ、あとはボウリングの玉になったことだけ。 6点(2004-03-21 10:09:28) |
27. レディ・イヴ
《ネタバレ》 女詐欺師と金持ちのボンボンの恋。ヘンリー・フォンダが世間知らずの学者を演じていてボケっぷりがかわいらしい。初めはありがちな設定だな~と思いながら見ていましたが、相手が詐欺師だと分かり破局が訪れた後、別人として復讐しに乗り込んでいく展開が面白かったです。これぞ洗練された、けれどドタバタありの、最高のラブコメでした。DVD化されていないようで残念です。 8点(2004-03-21 09:37:19) |
28. ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 - スペシャル・エクステンデッド・エディション -
《ネタバレ》 ファラミア汚名返上バンザイ。通常版ではすっかり悪者になっていたファラミアですが、その葛藤がちゃんと描かれています。旅の仲間で悪役っぽくなってしまったボロミアの祖国への思いが分かるエピソードもあって、デネソール一家好きの私はかなり満足しました。 9点(2004-03-21 06:31:35) |
29. ザ・メキシカン
公開当時、TVでおすぎが「牢屋に入ってるブラピがかわいいのよ~」と騒いでいたのを覚えている。 実際見所はそれだけだった。 3点(2004-03-21 05:24:52) |
30. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
《ネタバレ》 なかなか楽しめました。けれど、原作に思い入れのある1ファンとしては突っ込みどころがあまりに多い・・・(泣)特にデネソール侯 の最期は衝撃でした。自ら火の中に投げ込んでおいて「ゴンドールの執政の最期だ」と冷静に言うガンダルフに唖然。そして火達磨になりながら全力疾走して落ちていく執政殿の姿にも唖然。劇場版三部作を通じて、この一家(ボロミア、ファラミア、デネソール)あまりに貶められすぎなのでは?また戦闘シーンの山場も多すぎて、かえってどのシーンも印象に残らない気がしました。その分カットされたエピソードも多く、SEEを待たなくてはならないのも残念。個人的に王の帰還のキモだと思っている、ホビット庄の掃討シーンが丸々ないのはとても残念でした。それでもやはり見事な映像と、迫力に7点つけます。ただ、やはり原作を知らないで見たら戦闘シーンが迫力あった、キャラが格好よかった・・・で終わってしまう映画なんだろうなあ。そういえば、予告編にでていた、エオメルが泣くシーンも無かった気がします。結構楽しみにしていたのですが、見過ごしたのか?それともカットされているのか?蜘蛛のシーンやスメアゴルからゴラムになるシーンなど、B級くささがぷんぷんしてピータージャクソンの趣味を感じました。 7点(2004-02-19 03:56:53)(良:1票) |
31. ギルバート・グレイプ
この映画で初めてジョニー・デップとディカプリオを知った。当時友達とどちらが良いか争って、私はディカプリオ派だった。理由は「ジョニー・デップてなんか田舎くさい」。その後ジョニーの他の映画を見て、田舎くさいのはジョニーじゃなくてこの映画の主人公だったのだと知る。今ではすっかりジョニーファンです。 7点(2004-01-06 06:27:28) |
32. ナインスゲート
おっさんデップの渋さに5点。テーマと雰囲気に合ったキャラクター作りでした。ストーリーは後半に行くにつれ雲行きが怪しくなり、あ~やっぱやっちゃった、て感じ。 5点(2004-01-06 06:18:24) |
33. フロム・ダスク・ティル・ドーン
ロドリゲス、タランティーノと名前がついたからには「予定調和」はありえないと思っていたけれど、流石に此処までとは。けれどこういう外され方は好きです。前半はまともそうだったので腰を入れて見ていましたが、後半は適当に見ました。 ビデオで良かった。 5点(2004-01-06 05:59:28)(笑:1票) |
34. ブルー・イン・ザ・フェイス
とにかくいろいろな人々が少しずつでてくる。内容はあまりなく、「スモーク」のおまけみたいな物だが結構楽しめる。マイケル・J・フォックスて、役者なんだな~と思った。 6点(2004-01-05 19:43:15) |
35. ラビリンス/魔王の迷宮
小学生のときに見た。内容は全く覚えていないけれど、デビッド・ボウィの美しさはすごく印象に残った。ちなみにそのころ京本政樹も美しいと思っていた。この二人を同列に並べていた当時の審美眼を疑う。 6点(2004-01-05 15:23:55)(笑:2票) |
36. アマデウス ディレクターズカット
初めて見た時私は小学生で、話は殆ど理解できずモーツァルトの下品さ、ラクリモサの美しさのみ印象に残っていましたが、今回サリエリに同情しました。この映画で一番素晴らしいのは音楽なのですが、昔も今も一番印象に残るのはトム・ハルスの笑い声ですね。出来れば聞きたくなかった・・・ 10点(2004-01-05 15:14:45) |
37. ウエスト・サイド物語(1961)
音楽とダンスが秀逸。好きな曲がいくつもある。最近デジタル修正版(?)が出たので劇場で見たらビデオとは迫力が全く違った。決闘をしにいくときの4部合唱はとても興奮した。高校の音楽の授業で、先生(男)がトニー役、生徒がマリア役で「Tonight」を歌う課題があったが、あれは無理があったと再認識した。 9点(2004-01-05 14:52:52)(笑:2票) |
38. フライド・グリーン・トマト
《ネタバレ》 公開当時評判が良かったのと、私がトマト好きということもあって数年前ビデオで見ました。途中までは、女性二人の友情で心温まりましたが、最後のオチで愕然となりました。人肉食いを笑って済ませられる神経は理解できません。しかも自分で食べるのではなく人に食べさせるとは。ほのぼのムードの中に出てきたため衝撃は抜群でした。同じカニバリズムでも確信犯のデリカテッセンの方がまだダメージは少なかった(これと比較する映画ではないけれど)。許容できない一線を自覚させられた一作です。 5点(2004-01-05 14:16:01) |
39. マトリックス
《ネタバレ》 映像は文句無く面白い。映像自体の構図やカメラワークなどにセンスは感じられないが、弾除けのシーンだけでも凄いなあ、と思った。けれども仮想現実の話が出た途端全てのアクションシーンが無意味になる筈なのに、まだしっかりと弾を避けているのにイラついた。やはり染み付いた肉体の概念は捨てられないのねと思いながら見るアクションシーンは興ざめだった。最後の最後にやっと主人公が気付いてやれやれと思っていたら電話まで走っているのにまたイラついた。テレポートしろっと思ったのは私だけ? 6点(2004-01-05 13:52:55) |
40. 指輪物語
《ネタバレ》 前編だということを知らないで(後編は作られなかったらしい)見たので途中で終わり驚いた。おっさん達の中でホビットたちの動きが女の子の様に品を作っていて気色悪かった。ガラドリエルも「奥方」というより暗黒女王の様なケバさだった。それでも黒の乗り手たちのシーンは怖くて良い感じだった。ただ一番感動するべき、ボロミアの死ぬシーンでアラゴルンとボロミアの顔がアップになったとき、ひげが鼻の穴の中から生えている事に気付き冷めてしまった。鼻毛はいけないと思う。 5点(2004-01-05 13:28:33)(笑:1票) |