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381.  復讐捜査線 《ネタバレ》 
ひかりTVにチャンネル合わせたらタイミングよく始まったしサスペンスらしいので観てみました。なんかすごく久しぶりのメル・ギブソン、老けたね~でも濃い感じは抜けきらず。昔からあんまり好みの俳優さんじゃないです。 マッドマックスから始まり、最愛の家族を奪われた悲しみと憎しみと苦しみのパワーと喪失感、いったい何回こういうのを演じたことか。。。メル・ギブソン=復讐の人です。 しかしこの邦題はいただけない、原題のままがいいです。 派手なアクションシーンは無いけど、娘や関係者が襲撃されるとこの唐突さ残酷さはもうホラーです、びっくりしました。 ジェドバーグなる人物の絡ませ方が良いですね、いまひとつ説得力には欠けるけど(たぶん先が長くないことでこの人なりに何かおもうところがあったと想像はできる)これがあるから渋さがでたと思います。 このジェドバーグ役のレイ・ウィンストンという英国の俳優さん、ロバート・カーライル主演の「フェイス」に出てるんですって?「フェイス」なかなか良かったですけど、全然記憶にないです。 「フェイス」をもう一回観たくなりましたー 
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-04-25 20:27:27)
382.  ダーク・シャドウ(2012) 《ネタバレ》 
ジョニーお得意の真面目で陰気なおとぼけ演技が最高です。 セットも相変わらず良いですね、「シザーハンズ」とか「スリーピーホロウ」とか「コープスブライド」を思い出しました。 おもちゃ箱ひっくり返したような映画、ティム・バートンの好きな物全部出しましたみたいです。 娘役のクロエなんとかちゃん、いいですなぁ。彼女は・・・だったのが予想外で、コレってもしかして作中、最大のネタですかね。 ミシェル・ファイファーの70年代風もいいし、本家バンパイアのクリストファー・リーがうれしいですね、エヴァ・グリーンのモンスターっぷりよ、すごく楽しんでやってる感じ。女優がみんなかわいいです、魔女と幽霊とモンスターと人間が普通に共存してる世界っていうのがいいです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-05-04 16:49:18)
383.  スリーデイズ 《ネタバレ》 
真相はどうなんだ?を最後までひっぱるところや雰囲気が「告発の時」と同じですね。ハリソン・フォードの「逃亡者」とよく似たシーンがありました。  巧妙なワナや仕掛けがあるわけでもない、行きずりのずさんな殺人事件にも関わらず、ずさんな捜査で冤罪のうえ、大学の先生というド素人の脱獄、逃亡は成功しちゃうし、あの頼りにならない弁護士。つまり一般市民を守る立場の方々の無能さを見せたかったわけね。 ポール・ハギスらしいプロット、演出で最後まで緊張感があり、引きずり込まれて一気に見入ってしまいます。 しかしですね、何と言ったらよいのかわかりませんが、なんかこう抵抗を感じるといいますか、最初から最後まで腑に落ちないものを感じました。 まずあの奥さんなんですが、「やったのか、やってないのか」という疑惑をこっちに持たせようとしているのがミエミエなんですな。 最初に出てきた時、奥さんというより愛人かと思ったもの。あえて善人顔ではない悪女顔の女優にしているのよ。 完成度は高いし8点以上の作品だと思うけど、あちこちにこなれた感が漂い、それが確信的といった感じで鼻につくんですよ、ココが私にとって大きなマイナスでした。 素直に良かった~と感動できませんでした。 ラッセル・クロウの苦悩と強い意志を感じる表情は良かったです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-03-06 01:16:00)
384.  彼が二度愛したS 《ネタバレ》 
ヒュー・ジャックマンはオープニングから怪しいオーラーたちまくりだし、ユアンはまたしても純情なダメ男君だし、これといって珍しくないストーリーだけど、飽きないし結構引き込まれました。 メインの俳優だけじゃなく脇のキャスティングもいいし、映像もロケーションもかなり良いですね、洗練されててセンスいいです。 ありがちとはいえ、キチンと伏線も張られ、後半に重要な意味を持つ展開になってるし、丁寧につくられた映画という感じで私はコレ好きです。 そして女優がみんな素敵なのよ、シャーロット・ランプリングは相変わらずミステリアスでエロい。ミッシェル・ウィリアムズという女優さんは見る角度とか時と場合でキレイなのかそうじゃないのかよくわからないとこがあって、でも色気はあるし、そんなこんなでレネー・ゼルウィガーに雰囲気が似てるなんて感じました。 ジョナサンの人物描写がかなりいいですね、パスポートを拾ってワイアットのポケットに入れて立ち去るとこなんて胸がつまったわよ、あらまぁ1000万ドルも置いてっちゃって・・・ジョナサンはそれまでの自分を葬ったわけだけど、ジェイミー・ゲッツも同じことしてたわけですね、方向性は違いますが。 出会う前から用意周到に計画されて、犯罪に巻き込まれちゃったわけですが、これといった希望や目標もなく淡々と毎日をこなす生活に突然訪れる変化っていうのは誰にでもあり得ることで、わりとワクワクしながら観てました。 
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-10-05 15:29:49)
385.  インビクタス/負けざる者たち
んー普段映画を観ない人でも誰にでもすんなり見られる無難な映画。でも私には物足りなかったです。 華やかさも鳥肌が立つような刺激もありません。学校の映画鑑賞会にもってこいの映画という感じです。 マット・デイモンのキャラがサエなかったのがかなりの不満かな、ジェイソン・ボーンを期待してたわけじゃないけど、もうちょっと「やっぱりスターだ!」みたいなのがほしかったです。 「こんな脚本があるんだけど、やってもらえない?」みたいな感じで監督したような印象です、イーストウッドの思い入れは感じなかったです、時期が時期だけに南アフリカをしっかりプロモートしたみたいですね。 無駄なものはなく、無難で大衆的な映画にささっと仕上げちゃうイーストウッドはやっぱりたのもしいです。
[DVD(字幕)] 7点(2010-08-14 21:58:01)
386.  レイチェルの結婚 《ネタバレ》 
ライザ・ミネリに魅力を感じない私は、アン・ハサウェイも観たいと思える女優じゃないです、なので彼女の主演映画を初めて観ました。 血のつながった親子であるのに、この親子は冠婚葬祭でもなければ顔を合わすことのない親子で、その結婚式に集まった人々、料理、衣装などなど、良く言えば異文化の融合なんだろうけど、こういったことを全ての人々が当たり前のように受け入れている様が、本作ではなぜか私にはかえって不自然に感じてしまいました、私の頭が硬いのかもしれません。 「なぜ、キムが薬物依存になったのか」異文化に理解を示すことよりこっちが重要なのにこの両親はそれがわかってないし、真剣にどうにかしたいと思っているのかもわからい印象を受けた。その場限りの理解は容易なのです。 そして変わらなければいけないのはキムだけではないはずです。 どうやら母親は娘二人をおいて家を出たらしい、逃げ出したわけです。そして両親ともに再婚している、父親は食洗機に皿をセットする技術には自信があるらしいけど、父親の強さ頼もしさといった威厳はない、母親は義理は果たすがそれ以上のことはしたくなさそうだ。息子の死は、不安定で薬物依存の娘に子守を任せた親に全責任があります、でもこの両親はそれを素直に受け止められない人たちと感じた。 自分が娘であること、妹であることを確認したい必死さ、キムのあのスピーチに美容院での黒人とか、時と場所などおかまいなしに自分を語ることが見ていて痛々しかったです。 ところで花嫁と妊婦っていうのはやっぱり最強だわね、それにしてもこんなめんどくさい結婚式、気が滅入りました。レイチェルの女友達のエマだったかな?親友かなにかしらないけど、なんかすごく印象悪かったです。 登場人物の誰にも肩入れ、感情移入することなく非常に客観的に観られました。原因も結果もこれといって明確にはなく、淡々と成り行きを観せて観ている者に色々考えさせる映画でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-18 10:39:09)
387.  レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで 《ネタバレ》 
これって「アメリカン・ビューティー、50年代版」みたい、なぜ50年代が舞台なのかよくわからないけどね、時代は関係ないテーマだと思うし。こっちのほうがかなりハードで陰鬱ですけど。 エイプリルはいわゆる「幸せ探し症候群」なんだと思う、しかも病的といっていいほどかなり重症。フランクはこれといって特別良くも悪くもない普通の人のように感じた。ただあの告白はアホ過ぎです、何を期待して告白したんだか・・・私にはさっぱりわかりません。 現実味のない夢想にウキウキしている時のエイプリルは機嫌がよく、夫婦仲も良好。エイプリルは例え女優になっていたとしても同じだったと思う。 なぜあんなに物事に否定的なのか・・・フランクが度々ブチ切れるのはエイプリルがそこまで追い込むとしか思えない。 社会に出て結婚したり子供が生まれたり、そうこうしてると毎日が同じことの繰り返しで気が滅入るなんてことは殆どの人が経験することで、でも現実は無視できないから折り合いをつけ、バランスをとりながら生きている。 そういう術を持たず壊れていくエイプリルを見ながら、ふっと「ベティ・ブルー」のベティを思い出してしまいました。泣きながら皿洗いするなんて相当ヤバイ段階です。 この夫婦を取り巻く人々がまたリアルですねぇ、なんかやたらコンプレックスの強そうな隣人夫婦、なぜかいつも裏口から訪ねてくるヘレン、彼女にとって裏口は親密な関係を表す特権のようだ、お気に入りの家を気に入った夫婦に売り、自分の友人にしようとする支配欲とでもいいましょうか、息子がああなったのもなんとなくわかる。ヘレンのご主人がラスト、話の途中で補聴器のスイッチを切る、したたかで毒がありますねえ。 ところでこの作品のケイトは最初から険しく怖い顔をしてる、先ごろ監督のサム・メンデスと離婚したとかするとか発表したし、本作を撮影中も結構危ない状況だったのかしら? もしそうならこの映画、相当怖いです。
[DVD(字幕)] 7点(2010-05-24 14:02:07)
388.  21グラム 《ネタバレ》 
言いたいことがあれもこれもある映画だった。そうですね、「神様の領域にずかずかと足を踏み入れた人たちの物語」というのがいちばんの感想です。臓器移植に人工授精に中絶、集中治療室で生命維持装置をつけられた患者たちがずらっと並んでいる光景は違和感と矛盾だらけだった。移植した心臓がダメになりかければ、違うのを移植すると当然のように言い放つ医者にも驚愕した。 最初のほうに出てきたシーンでクリスティーナも人工的に二人の子供を産んだことがわかる。昔馴染みに電話一本して、いとも簡単にクスリを入手するクリスティーナの過去ってどうなのよ? そしてここにジャックである、自分の都合で「神のご意思」と「神への義務」を利用する。神様の領域を無視する人間と利用する人間の話です。 クスリに汚染された体になり本能に正直になったら自分の意志とは関係なくあっさり妊娠し、ひき逃げの加害者と遺族が臓器を提供されたポールを助けるべく必死になるという皮肉。ポールの21グラムが提供されジャックとクリスティーナと自分自身へのケリをつけたということですね、何か因縁めいているとも感じます。 できすぎな感もあるけど、制作者の言いたいことはわかりました。構成と俳優の個性と演技が奥行きをもたせた映画という感じ。 ただ、このキャストの中でシャルロット・ゲンズブールは思いっきり浮いてましたね、それにクスリ漬けの体で妊娠して無事に問題の無い子供が産まれるなんて思えないんですけど。希望を見つけてちょっと穏やかな表情のクリスティーナだったけどこんな状態の体で妊娠して不安じゃないんでしょうか、彼女だけじゃなく出てくる人はみんな愚かなんですよ、所詮人間はこの程度のものなので神様とか信仰が必要になるってことでしょうか?でもジャックのように自分の愚かさを神様のせいにしちゃう人もいるわけですね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-05-07 18:31:25)(良:1票)
389.  ラブ・フィールド
劇場未公開だったからか、映画自体知ってる人も少ないと思うけど本作でミシェル・ファイファーがアカデミー主演女優賞にノミネートされたことを知っていたので、衛星で放送された時に録画までして観ましたよ。彼女のファンなら必見だと思う。 性差別、人種差別がどうこうじゃなくそれはあくまでも背景で、そういう差別が今よりはるかに強かった頃に、それまでは「これが幸福、正しい、普通」とされていたことの矛盾に気づき、現状から脱皮するというのがテーマだと思う。これは時代がかわっても女性のみならず普遍的なテーマですよね。 個人的にレネーちゃんの「ベティ・サイズモア」と被るんですよ。ミシェルはかなりの話題、注目作にオファーされていたらしいけどそっちを蹴って本作を選んだと何かで読んだ記憶がある、相手役は最初、デンゼル・ワシントンが候補だったらしいけど「キャラクターが弱い、自分には合わない」とかなんとかで断ったそうです。 まあ、そのおかげでデンゼル・ワシントンに勝るとも劣らないデニス・ヘイスバートという黒人俳優を知ることができました。 コレは女性映画の隠れた佳作と私は思ってます。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-05-01 20:02:36)
390.  デュプリシティ ~スパイは、スパイに嘘をつく~ 《ネタバレ》 
オープニングのおっさん二人の取っ組み合いは最高、予備知識全くなしで観ました。ジュリア・ロバーツが出てればシリアス路線であるはずない、しかし相手役は骨太なクライヴ・オーウェン、取っ組み合いのポール・ジアマッティとトム・ウィルキンソンはコメディもイケるし・・・予測不可能でしたが、観ていくうちに思ったけどコレって主演二人の設定からして完全にギャグでしょ。 ジュリアといえばラブコメ、オーウェンといえばスパイとか犯罪映画が印象的で、そういった映画へのオマージュ、パロディともとれるし、皮肉ったコメディにも思える。なかなかイキな映画だと思った。 脇役も名前は知らなくてもそれぞれキチンと識別できるという個性のある俳優たちで、その点は手抜かりなしという感じだけれども、現在と過去が入り乱れるところなんですが、ちょっと戻る回数が多すぎです。ローマとNYのデパートで同じこと繰り返してるのには混乱気味になりました。 思いもしなかった方向から矢が飛んできたようなオチもいいし、ナゾの新製品はちょっと意地悪く、これもギャグっぽい。 日本もアンチエイジング商品が氾濫し、健康産業界は凄いことになっていると思われる今だからこその映画かな?ところで40代になったとはいえ、ジュリアの顔、表情がなんだか不自然で気になりました、少し年上のクライヴ・オーウェンは気にならなかったのに。 んーやはり、年取ると女は劣化したと言われ、男は渋くなったと言ってもらえるのか・・・なんか悔しいけど羨ましいワ、アンチエイジング、やらないよりやったほうがいいに決まってるわよネ。   監督のトニー・ギルロイの経歴を見た、ジェイソン・ボーンシリーズの脚本を手掛けているじゃないですか!!その他のも「あ~」と納得。本作は「パロディ」と勝手に決めました。ブラック・コメディですね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-27 18:11:04)
391.  グッド・シェパード 《ネタバレ》 
まず次から次へと出てくる多彩なキャスト、その誰もかれもがイイ男なんですよ。ただ、息子のエドワードJRが子役からして完全なミスキャストでした。 しかし両親ともにそれほど変化してないのにいきなりでっかくなった息子が登場した時には度肝を抜かれました、反対に変化しすぎていたジョー・ペシにもびっくりした、声でわかったくらいです。 デキすぎる男の悲劇でしょうか。ハンナとかローラとか、ほんのひと時の癒しさえもぶち壊されるし。なぜそんなにこだわるのかわからなかったあのテープ、他人にはわからない何かを感じたんでしょうね、エドワードに見せたのも偶然じゃないわけで。あの手この手で失脚を狙われる、気の毒すぎです。 あっ!キャストの中で妙に浮いているミスキャストの息子、これは意図的なキャスティングだったのか?不快指数で群を抜いて目立ってたもの。 とにかく時間軸がころころと変わるのでほんのちょっとでも目を離したら何がなんだかわからなくなりそうというのがちょっと不親切かも。 あと、焦点というのか見どころ、決め手に欠ける。CIAを背景にエドワード・ウィルソンの半生を綴ったというわりには、いくら寡黙な人といえどエドワードがモノ言わなさすぎなんです、マット・デイモンがケヴィン・スペイシーみたいに表情筋や目を使った演技が上手ければよかったかな、メガネレンズの厚み変えただけじゃ無理です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-24 21:04:58)
392.  母の眠り 《ネタバレ》 
こんな重い内容だとは思っていませんでした。娘が母を理解し家族の再生でめでたしめでたしなんて単純なものじゃないですね、専業主婦万歳でもありません。 誕生日パーティで一家が揃うシーンは何かぎこちなく噛み合ってなくて観ていてソワソワ落ち着かない、「こりゃ期待はずれだったかな?」と思ったけど進むうちに気が付いたらすっかりまとまっていた。あのぎこちなさは演技、演出だったのか、そうなら凄い。 見せ場はやっぱり死期が迫った母親が娘に諭すシーンかな、でも私が印象に残ったセリフは「無い物ねだりはダメ、今あるものを愛しなさい」じゃなかったです。 「譲歩よ~」コレでした。優秀ではあるけれど「私が私が」と視野は狭いし余裕も許容もない娘、このお母さんは家族に対して見るべきところはしっかり見ている、見逃していないんですね。 夫と娘と息子の全てを受け入れ、見返りは求めず自ら去って行ったひとりの女性の人生かな。この母親の存在、生き方を家族が受け入れるのは無くしてからなんですよね、こんなものなのかな、ちょっと虚しかったりするなぁ。 メリル・ストリープ、ウィリアム・ハートにレネーちゃん、それぞれ存在感あって良かったと思います。浮気ははたしてあったのか、なかったのか・・・それを最後まではっきりさせない、暴くことなく終わらせたとこに品性を感じました。良作だと思います。 
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-25 02:56:15)(良:1票)
393.  ドリームガールズ(2006)
これミュージカルだとは観るまで知りませんでした。検索してみたらなるほどやっぱりブロードウェイの映画化だったんですね。 とにかく黒人のダイナミックでパワフルなソウルを聴く映画でした。いったいどういう声帯してるんだろ、とにかく凄いのひとことです。 きらびやかなステージシーンは最高、ここは劇場で観たかったです。ただ心情を歌い上げるシーンは歌いっぷりはいいんだけど、ちょっとしつこく感じてしまいました、重いんです。全身全霊、全力過ぎてちょっと疲れる。引きとかタメっていうのかな、陽があれば陰もあるわけで、その陰がないから平坦で奥行きが感じられなかったです。 あと楽曲の殆どがなんていうか、ちょっと違う気がするんですけど・・・個人的な好みなんですけどね。日本式に言ったら演歌入っちゃってる感じ?ひとくちにR&B、ソウルといっても色々ですね。 ところでC.C役の俳優さん、ハンサムだわ~これも検索しましたキース・ロビンソンというのね、しっかり覚えました。 
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-19 14:27:59)
394.  それでも恋するバルセロナ
アレン作品にしてはシニカルさは無いに等しい。しかし出てくる女4人のキャラです、しっかりきっちりと描き、生きているんです。その4人のキャスティングも見事。パトリシア・クラークソンまでも・・・ここがいちばんヤラレタと感じたとこです、他の三人は予想通りというか期待通りだったからね。ナレーションで状況説明するというスタイルの映画はシニカルコメディによく見られるけどコミカルさが出ていいと思います、個人的にはアレン本人のあの独特の語り口で聞きたかったですね。 ウディ・アレンの女を見る目、理解力は凄いですね。彼こそ真のフェミニストなのかもしれない。 男と女のその関係に明確な理由や状況、環境など関係ないですね。あえて言えば、経済的余裕でしょうか。これがあるかないかが現実的には大きいかもね。ここに出てくる人たちはその心配は全く無さそうな方々です。 ラストの空港でゲートに向かって歩くヴィッキーとクリスティーナの表情がいいですね、なんか仏頂面して歩いてた。 「恋するバルセロナ」ではなく「それでも」が付いている邦題もなかなか良いです、「それでも」には人それぞれいろんな意味がありそうです。
[DVD(字幕)] 7点(2010-02-22 13:51:13)
395.  タロットカード殺人事件
CSで放送されているのを途切れ途切れの時もあったけど、何度も観ました。ウディ・アレンてもう70歳代になってるのじゃないかな?この年になってですよ、スカーレット・ヨハンソンをミューズに選び、なんとメガネをかけさせた。「マッチポイント」では性的欲望は掻き立てるけど、いつもその先がなくついには・・・なんて、女が観たらひそかにドキっとしそうなリアルな女を演じさせたアレン、今さらながらこのジイさんはタダモノではないとあらためて感心してしまいます。”バルセロナ”も観たくなりました。 スカーレットとアレンの掛け合いはもう最高、楽しいです。キッチンと中庭だったかな、行ったり来たりの長まわしのシーンもよかった。 なぜかアガサ・クリスティの短編集を思い出してしまいました、小粋でファンタジックでいたずらっぽいコメディでした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-09-21 21:08:18)
396.  ドラキュラ(1992)
物心ついた頃からいちばん怖いモンスターがドラキュラです、だって姿かたちは人間なんですよ、それなのに血を吸うんです、しかも首筋に牙を突き刺してですよ。もう想像しただけでゾッとします。でも最近思うのですけどフランケンシュタインとか狼男と違ってドラキュラはクールな美男子で他のモンスターものと違ってエロスがある。 そこらへんが子供の私には何か異質なものを感じさせたのかもしれません。 しかし、この作品はそれまでの私のドラキュラのイメージを完璧に崩しました、だって長髪のゲイリー・オールドマンだもの。子泣きジジイみたいだった。 このようにキャストがどのようなものかとは感じたけど、さすがコッポラ、映像や雰囲気は素晴らしいです。 あとサディ・フロストがかなり目立ってた気がする。声といい、わりとアクの強い女優さんですね。後に当時ジュード・ロウと夫婦っていうのを知ってびっくりしたのを覚えてます。 エンドクレジットでかかった曲が切ないメロディでよかった。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-09-13 20:02:48)
397.  プロヴァンスの贈りもの 《ネタバレ》 
わかるんです、この感覚。スキの見せられない日常は疲れるでしょ。 無防備でいられる場所、人、いられた時代。それに憧れることもわかるんです。 しかし、リドリー・スコットには無理でした。やるかやられるかの緊張感とはまったく逆のことだもの。プロヴァンスの風景はもちろん、映像は一級品なんですけど、ストーリーはいたって平凡。でもこのゆったり感は結構好きです。 エンドロールのところを見て、昔のラブコメを意識しながら作ったのかなあ、監督は。なんて思いました。そんなところがなんか微笑ましく思えてしまいました。 いいんです、ラッセル・クロウだから^^点数も自然と甘くなっちゃいます。 ラッセルとキスしてる女優さんがただただ羨ましかったデス。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-07-02 23:17:22)
398.  ディパーテッド
キャストはそれぞれ豪華です、でもその俳優の面々の相性が悪く、まとまりがないんですよ。そしてスコセッシの持ち味であるスピード感もここでは裏目に出たかな? そしてですね、あの女医さんなんですけど・・・マットとレオが二人揃ってぞっこんになるほどの色気も個性も感じなかったです。ハリウッドですよ、他にいないはずないと思うのですけどね。 マットとレオねぇ、ニコルソンとは噛み合わない。なんだかやたらテンションの高いレオをこれでもかと見せられました。 オリジナルを観てないことが条件で楽しめる映画かもね、でも久しぶりに狂気のニコルソンが見られて、そこがよかったです。  
[CS・衛星(字幕)] 7点(2008-09-18 19:31:11)
399.  インサイド・マン 《ネタバレ》 
スパイク・リーだったんだ、スタイリッシュでした。キャストも良いです。この人だけは誰がなんと言おうと清廉潔白といえる人皆無というのが結構良いわ。 もうね、クリストファー・プラマーが会長役で登場したとこから普通の銀行強盗VS警察の話じゃないことはわかりました、怪しすぎるもの(笑)でもナチスが出てきたときにはちょっと過去に遡り過ぎのような感じがしないでもなかったですが、ただあの老人はユダヤ人ですよね?ラストに車の後部座席にも乗ってましたよね?そしてダイヤ。因縁めいたものを感じ、ニヤっとできました。ところでインサイド・マンは誰??ん~~これは流血無しの復讐が目的ってことですか。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2008-01-21 18:43:02)
400.  ロスト・イン・トランスレーション
まず、ソフィア・コッポラはセンスいいと思います。ただ脚本は書かないほうがよかったですね。ホテルの窓、タクシーや新幹線の車内から見える風景のシーンはよかった。 スカーレット・ヨハンソンはヨーロッパ的だし、下着姿でホテルの部屋でなんとなく時間をすごしているシーンはフランス映画みたいだった。ビル・マーレーの何かに疲れた諦めたような淡々とした雰囲気は相変わらず良いです。似てるんだけど・・・と思っていたけどやっぱりジョバンニ・リビシでした、なんか今までのイメージと違いました。 中盤かなりダルくて退屈になるけどこの映画が言わんとすることはなんとなくわかる。 家族もいるし、ひとりぼっちというわけではないのに言いようの無い孤独感、飲んで踊ってカラオケ歌いまくってバカ騒ぎしても、我にかえった時にフっと感じる虚しさとか。しかしそのカラオケで歌ったのが「More Than This」とはね、意外というかやられました。そういえば映画全体の雰囲気が80年代のロキシーミュージック、ブライアン・フェリーの曲となんかすごく合ってる気がしないでもないです。 私の場合、家でひとりポツンといる時よりも、繁華街の雑踏をひとりで歩いている時、あふれるほどの人の数なのに誰も知っている人がいない、そういう時にいちばん孤独を感じるし、怖くもなるんです。そんな時、買い物したお店の店員さんと一言二言会話をするだけでホっとしたりする、そんな感覚がこの映画にはあるんです。東京の人ごみ、日本人だらけの中をひとりでキョロキョロしながら歩くシャーロットを見て自分が常々感じていることに重なったのかも。この映画は異国だから体験する疎外感、孤独感を描いているのじゃないと思う。そしてオープニングとラストがとてもよかったです、特にラストね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-12-24 11:29:32)(良:1票)
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