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やましんの巻さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 731
性別
自己紹介 奥さんと長男との3人家族。ただの映画好きオヤジです。

好きな映画はジョン・フォードのすべての映画です。

どうぞよろしくお願いします。


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人生いろいろ、映画もいろいろ。みんなちがって、みんないい。


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421.  NYPD15分署
この映画の監督さんの映画は、いっつも「何でこんな脚本を…」と思うようなものばかりです(まあ、『摩天楼を夢みて』なんて例外もありますが)。しかし、どんなシーンであろうとこれ以上ないという素晴らしくカッチョイイ構図で役者たちを際立たせるので、やはり小生は非常に買っとります。こういう、本当に映画らしい映画を撮る監督の作品がCGまみれの奇を衒ったイマドキの映像に慣らされた眼にゃ、タイクツに映るんでしょうな。ふん! 彼の最高傑作とは言わないけれど、この映画も十分に反時代的(!)なファンを泣かしてくれることはまちがいありません。  《追記》・・・若き日のマーク・ウォルバーグもいいんだが、なによりチョウ・ユンファの格好良さたるや! 監督のジェームズ・フォーリーもまだまだ “ヤル気” をみせてくれて最高の1本!
[映画館(字幕)] 9点(2003-05-20 16:26:31)
422.  ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ
意外にも(と思っているのは小生だけ?)点数があまりにも低いんで、あえて10点献上! これをマジで作らず、かといってシリアスなブラックコメディにもしない、実に微妙なスタンスで映画にしたバリー・レビンソン監督って、昨今のアメリカ映画界にあって貴重な”大人”だと思う。だって、イマドキの映画人てば頭ン中お子チャマばかりじゃんすか。国家に絶望はしていても、しかしオレはこの国で生きてんだし…という自嘲が、ひょうひょうとしたエスプリを産んだって言いましょうか。このチカラの抜けたペシミストぶりこそを、こんな生きにくい世の中だからなおさら評価したいです。
10点(2003-05-20 16:07:57)
423.  美しき獲物
ストーリーはチェスを謎解きの伏線に使うなど、本格ミステリしていて面白いんだけど…。何か悪い意味でうらぶれたB級っぽさが、画面を貧相にして気を滅入らせます。でも、ダイアン・レインって、”さげチン(失礼!)”のランバートと別れて、本当に良かったね。
5点(2003-05-20 15:51:51)
424.  ウェディング・プランナー
こんなこと書くと、いかにも映画マニア的でイヤラシイんだけど、夜の公園での野外映画上映会で、突然雨が降り出すシーンが本当に美しくて…。それだけでカネ払って見る値打ちがあったと思いましたです。ほんと、上質のイタリア映画を見ているようでした。《追記》TV放映で再見。やっぱりステキな映画だと思うけどなぁ~。まあ、ここまであからさまに1950・60年代のロマンチック・コメディの感覚を 蘇らせたってことが、かえってストーリーの“ご都合主義”を際立たせることになった感は否めない。けれど、それこそがこの映画の最大の魅力であり、「美質」じゃないですか! それにこの映画の監督には、間違いなく“うたごころ”とでもいうべき映画のツボを心得たソフィスティケーションがある。いつか本格的なミュージカル映画を撮ってほしい才能です。断固支持!!!
9点(2003-05-20 15:33:07)(良:2票)
425.  ウェドロック
SFアクションという体裁でありながら、作り手たちがひそかにめざしたのが、往年の『或る夜の出来事』に代表されるスクリューボール・コメディ! このあたりのセンスの良さが、実に気分の良い拾い物です(いや、ほんとですってば!)。いつ爆発するかわからない特殊爆弾を首につけられたまま刑務所を逃亡する、ルトガー・“レプリカント”・ハウアーとミミ・“元トム・クルーズ夫人”・ロジャースは、結構緊迫した状況なのに気のおけないケンカ友だちのよう(当然ながら、やがてお互い好きになっていくのもお約束)。そのウイットに富んだセリフと展開は、例えばジェリー・ブラッカイマーあたりが製作している大作イモ映画に爪のアカでも煎じて飲ませたいや。監督のルイス・ティーグは、『アリゲーター』もなかなかの快作でしたよ。 《追記》映画館で見て以来、残念ながら再見かなわず。ですが、やっぱりコレ絶対に面白かった! ということを「声を大」にして言いたかったのでコメント追加(笑)。実は「シリアス」な状況やら物語を、あえてコミカルに描いてみせる。これって相当センスがないとできない芸当なんだと思います。そしてルイス・ティーグって、そんな才能に恵まれた監督のひとりだったことをまさに証明してみせた1作。ジョアン・チェン(は、あの知る人ぞ知る大傑作『サルート・オブ・ザ・ジャガー』でもハウアーと共演してたっけ)の“イカれ悪女”ぶりも好ましく、お近くのレンタル店にソフトが置いてあったなら、そのオフビートでサブミッションな味わいをご賞味ください。映画好きのアナタなら、きっとニヤリとできる作品(じゃなかったら、ゴメンナサイだけど)だと信じておりますので・・・。
[映画館(字幕)] 8点(2003-05-20 15:21:03)
426.  ウエスタン
レオーネの映画はどれも素晴らしいのだけど、これはもう別格。はじめてこの誇大妄想的天才が、自分の作りたいように作ったという昂揚と創造力が、もう暑苦しいほど(笑)伝わってきます。ヘンリー・フォンダの悪役は、確かに彼のキャリアの中でも最高の名演だと、ぼくも思いました。実は、初めて見たのがもう20年近く前(歳がバレますが)。その時、『シェーン』と2本立てだったのですが、この映画のおかげで、あの名作の印象がひとかけらもありません…。ああ、もう一度シネスコの大画面で再会したいなあ。
10点(2003-05-20 15:12:10)(良:1票)
427.  ウェイキング・ライフ
人は死の直前に、自分の一生を走馬灯のように見ると言います。だったら、いまの自分が生きているこの人生が、そうした死にゆく者によって見られた”一瞬の夢”であるかもしれない…。いわゆる「胡蝶の夢」というものを、かくもリアルに、かつポエティックに描き出した作品なんて、他にないんじゃないかな。とにかく、見ている間じゅうぼくは異様なまでに意識が覚醒し、興奮している自分を感じていました。映画はとっても”ダウナー”系なんスけどね。本当は10点でも良いのだけど、この監督にはさらなる素晴らしい映画を期待したいので。
9点(2003-05-20 15:02:17)
428.  ウインズ
誰が何と言おうと、キャロル・バラード監督は、アメリカ映画最大の映像詩人であると信じる者にとって、この映画の評価の低さには怒りを禁じ得ません(ぷんぷん)。ストーリーうんぬんより、ワンシーンごとの、いやワンカットごとに映像から吹き抜ける風の爽やかな官能性に陶然とならないで、何のために今まで映画を見てきたのですか、皆さんっ!(…失礼、言葉が過ぎました)。とにかく、ヨットレースのシーン以上に、砂漠でのシークエンスにこそバラードの天才的な映像感覚がいかんなく発揮されています。そして、あの信じ難いほど美しく幸福なラストシーン…。物語の妙味や興奮を味わいたいなら、本でもゲームでも何だって代わりはある。けれど、そういった次元を超えた「貴きものの顕現(エピファニー)」とすら言いたいほどの瞬間に出会える体験を、この『ウインズ』はもたらしてくれる。星の数ほどもある映画だけど、そういった超越的な体験を与えてくれる映画なんて、一体どれだけあるでしょう?   《追記》帆に風を受け、波を蹴立てて海上を疾走するヨットのダイナミズム。音もなく空中を滑空するグライダーの、ゆるやかな浮遊感。砂漠の乾いた大地を、カタカタと駆けるオンボロトラック・・・。「海」「空」「陸」それぞれの“表面”を滑るように移動する、その〈運動感覚〉にこの映画は満たされている。その感覚にぼくたちの眼差しが一体化する時、ぼくたちは映画を「見る」というよりひとつの“体験”として「生きる」ことになる。この、映画との感覚の共有化というか「一体化」は、実にエロチックで官能的だ。しかしそのエロチシズムの、なんという爽やかさだろう! そしてラスト、光の粒子のひと粒ひと粒までもが見える(!)一連のモンタージュは、そんな〈運動感覚〉がもたらす官能的な体験の後の、けだるくも心地よい“余韻”そのものと言っていい。そう、「最高のセックス」を知りたければ、この映画の前に自身の感覚をさらけ出す、それだけで十分だ。もっとも、視線をあくまで「物語られていること」の読解(リーディング)やら解釈にのみ従属させる向きには、不幸というか“不毛=不能”というか、そういうインポテンツな出会いしかもたらさないかもしれないけれど・・・。  少なくともぼくにとって、これは、そういう「最高」で「おそろしい」映画なのです。  《追記の追記》・・・もうおれも若くないんだ、日本盤DVD、いやBlu-rayを早いとこ出しやがれこのヤロー!!(魂の叫び)
[映画館(字幕)] 10点(2003-05-20 14:49:13)
429.  レッド・ドラゴン(2002)
そもそも原作じゃ、レクターってわき役じゃん。だのに、なんとか主役っぽくしようとしたために、真の主人公グレアム捜査官がビミョーに中途半端で…。でも、シナリオにはセンスある毒気とウィットがあり、これで演出にもうちっと”華”があれば、相当面白い作品になってたのに。勿体ないです。
6点(2003-05-20 14:13:02)
430.  デアデビル
日本じゃ映画より漫画の方が、今やより豊かな表現力を見せてくれることが多いけど、アメコミはどうもとうてい映画に及ばない。だから、その映画化は、意外とムツカシイのでは? だって、幼稚になりすぎるんだよね。この『デアデビル』も、キャラクターに映画的な陰影を与えようとしている工夫は認めるものの、やっぱりオトナの鑑賞に耐える代物じゃないなあ。唯一、主人公の少年時代の父親とのエピソードは、素直なリリシズムが好感度大でした。監督は、やはり前作の『サイモン・バーチ』みたく、心にしみるヒューマンドラマの方が絶対向いてるってば。
5点(2003-05-20 13:57:26)
431.  めぐりあう時間たち
たぶん、本物の傑作。限りなく「完璧」に近づいた素晴らしい映画だと思います。が、好き嫌いで言わせてもらうなら、正直あまり好みじゃない。内容ウンヌンじゃなく、何だかあまりに作り手の意図するものがことごとく成功していて、それがびんびん伝わってくることが逆にイヤミな感じで…。しかし、そうは言っても、やっぱり素晴らしい! 特にニコール・キッドマン、KOものの見ン事さでした。実質的に主役のジュリアン・ムーアは、やや熱演が空回りしていた感も。メリル・ストリープは、このところ好感もってたのに、本作じゃまた「私が一番うまいでしょ」的名演グセが復活。まあ、この出演者の顔ぶれじゃ、熱が入るのもわかるけどねえ。
8点(2003-05-20 13:35:12)(笑:1票)
432.  007/ダイ・アナザー・デイ
決してつまんなくはない。けど、ここまでくると、もうやり過ぎ。何となくロジャー・ムーアの『007/ムーンレイカー』を思いだしちゃった。思えば、前作『私を愛したスパイ』で盛り上がった第2次ボンド映画の黄金時代も、あれでポシャッたんだよなあ。心配…
4点(2003-05-20 13:17:17)
433.  遠い空の向こうに
あまりにもコメント数が多いので、ここは簡単に…。一度でも夢を持って、挫折を味わった者にとっては、一生忘れられない映画でしょう。この作品は、もう単に出来が良い悪いとか、そんな下世話な次元を超越している。小さな「奇蹟」です。10点どころか、100点。1000点あげてもいい。
10点(2003-05-20 13:04:58)
434.  インディアン・ランナー
もう、何も言うことはありません。ただ、ショーン・ペンは本物の映画作家であると。ジョン・カサヴェティスのインプロヴィゼ-ション的アプローチとも違う人間への肉薄の仕方は、ほんと素晴らしいです。以後の監督作品も、どれをとっても逸品だし。だのに、なぜ世間は『デッドマン・ウォーキング』みたいな、所詮はウエルメイドなメロドラマばかりを称揚するんだろう…
10点(2003-05-20 12:51:12)(良:2票)
435.  ブロンコ・ビリー
小生にとって、イーストウッド作品のワン・オブ・ザ・ベスト。何度見ても、最後のあの星条旗のシーンに涙が…。この映画と『許されざる者』が、イーストウッドの西部劇への、ひいてはアメリカ合衆国への”挽歌”だったんでしょうね。彼が単なる愛国ナショナリストじゃないってことは、サム・ボトムズ扮する脱走兵の扱いを見ても明らか。ジョン・ウエインは絶対的に服従すべき「偉大な」親父=体制そのものだったけど、イーストウッドはいつでも自身の”弱さ”を隠さない一匹狼。そんな男が、弱者ばかりの一座=疑似家族を作っていく本作(と『アウトロー』)には、彼の理想とする「アメリカ」がどんなものかが、見えてくるようです。
10点(2003-05-20 12:37:26)(良:2票)
436.  アイアン・メイズ/ピッツバーグの幻想
この時期、結構脱いでたブリジット・フォンダが、本来ハダカにならなきゃなんないシーンでも肢体を見せてくんなかった。ああ、やっぱり彼女は日本人監督だからってこの映画を軽蔑してるんだ…。と、いろんな意味で落胆させられました。彼女とムラカミ・ヒロアキの絡みがあれば、それだけで満足(笑)できたのになあ。
3点(2003-05-20 10:44:19)
437.  I am Sam アイ・アム・サム
この映画に言いたいことは、ただ一言。「障害者を食い物にするなっ!!」。映画の中で、むしろ悪役扱いだったあの役人こそが唯一まともな人物に思える、すべてに偽善(にすらなっていない…)と、あざとさに満ち満ちたメロドラマ。サイテー!!! 点数の全ては、ミシェル・ファイファーの艶っぽさに。ああ、思いだしてもハラが立つ代物だったっす。
2点(2003-05-20 10:36:50)(良:2票)
438.  A.I.
「愛って、なに?」…この単純であり深淵でもある命題とともに彷徨する少年ロボットの物語を、最初の予定通りキューブリックが映画化していたなら、一種の「オデッセイ」(『2001年~』がまさにそうだったように)として華麗に映像化したんだろうな。それをスピルバーグは、自身がそうだったように「親に捨てられた子ども」という実にドメスティックな視点から作り直してしまった。で、出来た作品は、何ともおセンチなSF版『ピノッキオ』…。でも、たぶんスピルバーグが撮り得た最もプライベートな「私映画」として、これは本当に本当に本当に残酷で、悲しくも美しい映画だとぼくは思う。実際、愛とは死に至る病なのだってことを、この映画くらい生々しく、哀しく教えてくれる映画はない。単に良し悪しでも、好き嫌いでも、面白いかつまらないかでもない、ただ「美しい」という一点で、これは、ぼくにとって間違いなく最も愛しいスピルバーグ作品です。
10点(2003-05-19 14:32:49)(良:1票)
439.  ライオンハート
シェルドン・レティックという本作の監督は、『ランボー3・怒りのアフガン』の脚本とかも書いてる人。この前、やはりヴァン・ダムの『ファイナル・レジェンド』で久々に監督作を撮ってたけど、相変わらず”B”な映画ならではの息の抜けかげんがいい感じだったな。そんなヴァン・ダムの盟友による代表作が、これ。まるで日本の長谷川伸(古いか?)の『沓掛け時次郎』みたいな人情ドラマとストリ-トファイト系のアクションが実に気分よく調和していると思います。巨額の予算をかけた派手なゴミ映画にうんざりした時に、いつもまた見たくなる…そんな、映画ファンにとっての”癒し系(?)”作品と申しておきましょう。  《追記》ひさしぶりに訪れてみたらあいかわらず低評価なので、点数を8 → 10へと変更。初期ヴァン・ダム作のみならず、これはこのアクションスターにおける傑作のひとつだと確信している次第ゆえ。なにより若い頃のヴァン・ダムの「美しさ」を存分に堪能できるのが、何よりイイのダ!
[DVD(字幕)] 10点(2003-05-16 18:57:23)
440.  エイリアン3 《ネタバレ》 
いまさら小生ごときがコメントを付け加えるまでもないと思うけど、どうしても10点献上して平均点をアップさせようとしゃしゃり出ました。すみません。ほんと、この映画は素晴らしいと思うんです。特に、ここでエイリアンを西洋神話中のドラゴンに見立て、邪悪の象徴対人間という図式におさめたあたり「アホでマヌケなアメリカ映画で、ここまでやるか!」と、驚嘆しました。おまけに坊主頭のリプリーはカール・ドライヤーの『裁かる々ジャンヌ』のジャンヌ・ダルクだし、あのラストもほとんど聖母像のイコン画そのもの。…デイヴィッド・フィンチャー監督作品としては、『セブン』以上に小生好き。同好の士の皆様、ぜひ今後ともこの『3』がいかに”超”かを、世に説いてまいりましょう! 《追記》先日、この映画のビデオが古本屋で投げ売り(300円・・・得したというより、悲しい気分)されていたんで、購入して再見。あの素晴らしいシネスコ画面をトリミングしたものだったのが残念だけど、やはり素晴らしい。今回見てあらためて思ったのが、あの流刑地の惑星とは中世の修道院であり、リプリーとは「降臨(!)してきた聖母」に他ならないこと。作り手たちは、この“大ヒットSFホラー・シリーズ”という体裁だけを借りて、明らかに「娯楽映画」以上のものをここで企てている。もちろん、それが必ずしも全てに成功しているワケじゃないし、そもそもそれは、前2作とこのシリーズのファンにたいする一種の「冒涜」ですらあり得るかもしれない。が、やはりぼくは、これが監督第1作であるフィンチャーに、そして本作の宗教的ヴィジョンをおそらく準備した張本人である原案のヴィンセント・ウォードの「野心」を心から賞揚したいと思う。…あの、宇宙船の墜落で死んだミュートたちの葬儀と、寄生した犬から今まさに飛び出そうとするエイリアン誕生を、交互にオーバーラップさせるシーン。間違いなく、このシリーズはいうにおよばず、映画史上に残していい名場面だった。
10点(2003-05-16 18:07:12)(良:1票)
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