481. ニューヨーク・ストーリー
三話とも特別面白くない。私としてはオープニングに流れるプルコルハルムの「青い影」とコッポラの二作目に登場するジャン・カルロ・ジャンニーニに尽きるかな。「ニューヨーク・ストーリー」というほどNYしてない感じ。スコセッシの一話目はまあ普通に観れるかな?ロザンナ・アークエットが魅力的です。あとの二作はファンタジー。デボラ・ハリーってどこに出てた? [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-02-24 21:57:49) |
482. ザ・ファン
オープニングあたりのデ・ニーロが商品の売り込みしてるシーン、あれだけでもう充分怖い(笑)私もやっぱり契約はしないと思うよ。これトニー・スコットだったのか、今初めて知りました。ラストの球場のシーンはかなりがっくり。デ・ニーロの出る映画にああいう展開があるのが個人的に納得いかないといったらいいでしょうか。スナイプスにはぴったりだと思うけど。ジョン・レグイザモ、エレン・バーキンの存在が薄いね。どこがいちばんよかったって、デル・トロ追悼シーンかな。あの曲大好きだし。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-02-23 22:45:31) |
483. ザ・シークレット・サービス
マルコビッチの悪役ぶりは完璧ですね。う~ん、もはやイーストウッドには荷が重いのではなかったでしょうか。走ってるとこなんて見てるこっちがハラハラしました。退屈はしなかったけど、なぜかあんまり印象に残ってないです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-02-23 22:03:33) |
484. 裏窓(1954)
初見はいつだろう、中学生か高校生か。それ以来何回か観てます。そうですね、見せ方が斬新。オープニングあたり、アパートの一室のどこかにヒッチコックが出てくるはずだと目を凝らして観てたなあ。グレース・ケリーが窓をよじ登っていくシーンは彼女自身のアイデアらしい。とにかくハラハラしました。退屈しのぎで他人の部屋を覗いていて、ちょっとした変化だけでどうしてそこまで思うか?というところはあるけど、まあ新聞記者ならではの勘というところかな。ラストでまた怪我して動けなくなる主人公、覗くという行為はやっぱりよくないよという戒めでしょうか?でも「仕立て屋の恋」の主人公みたいにならなくてよかったね。 [地上波(吹替)] 9点(2006-02-19 17:35:44) |
485. キリング・ゾーイ
タラちゃんの脚本だっていうんでかなり期待したんですけど、あんまり好きじゃないです。なんといいますかジャン・ユーグ・アングラードのロン毛がいたたまれませんでした。ジュリー・デルピーはかわいかった。エリック・ストルツに「本当のパリを見せてあげるわ」というシーンがなぜか印象的で今もしっかり覚えてる。でもああいうラストが用意されているとは予想つかなかったです。「アルビノ・アリゲーター」といい密室での人間同士の感情とか成り行きって意外性があっていいね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-02-13 23:45:52) |
486. キャリー(1976)
時はオカルトホラーブーム。これもすごい話題になってたっけ。当時としては怖かったですね~。デ・パルマの映像ってなにかモヤ~としたものを感じる、そこが好きです。今よ~く観たら「こんなところにこの人が出てるよ~」の宝庫かもね。ラストはやっぱり飛び上がりました。ああいうオチを経験したのはたぶんコレが初めてだったと思う。 [地上波(吹替)] 8点(2006-02-13 23:31:21) |
487. キャット・ピープル(1982)
たしか「ポルターガイスト」と一緒に上映されてた。ナスターシャ・キンスキー=猫族、ハマリすぎです。その兄役がマルコム・マクドウェルときた。そうですねナスターシャ・キンスキーファンは必見!というところでしょうか。。。彼女が生牡蠣をツルンと食べるところがセクシーです。 [映画館(字幕)] 5点(2006-02-13 23:23:30) |
488. きのうの夜は・・・
わ~懐かしいなあ、デミ・ムーアがかわいいんだよこれ。デミとロブ・ロウ、なかなかエッチなカップルでいろいろあったけど結局ハッピーエンド。メグ・ライアンのあんまり現実的とはいえない恋愛モノとはちがって、「ああ、そうだよねぇ、わかる、わかる」なんていうところが結構あって私は共感できました。エリザベス・パーキンスは覚えてるけどジェームズ・ベルーシってどこに出てたっけ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-02-13 23:16:18) |
489. きっと忘れない
駄作とは思わないけど、それほどのものでもないというのが正直な感想です。まだ実社会を経験していない学生、しかもエリートたちと世間から忘れられているようなおじさん、最初はお互い対立しているけれど徐々に心が通い、若者たちに学校や教科書では学べないものを残して去っていく。よくある話なわけで、それでもコレは「イイ!!」それこそきっと忘れないと思わせるものがないのがちょっと残念です。ジョー・ペシはインパクトあるんですが学生たちを演じた役者が揃って主役を張れるほどの人がひとりもいないというのが致命的なのかもね。映画って脚本、演出はイマイチでも演じる役者の魅力でなんとかなってしまう場合があるでしょ。なんてったって相手がジョー・ペシだもの。散々なことばかり言ったけど、観て損はないと思う。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-02-13 23:01:36) |
490. 微笑みをもう一度
印象薄いです。どうということのない女の再生物語でしょうか。「コピー・キャット」で不気味だったハリー・コニック・Jrが素朴な田舎のイイ人で出てきて、なぜだかホっとした。 [DVD(字幕)] 3点(2006-02-11 22:44:51) |
491. イン・ザ・カット
まず長さね。面白い映画の条件のひとつに実際長くても長さを感じないというのがあって、その点で「まだ終わらんのか?」と長さを感じさせたことがマイナスだと思う。サスペンス仕立てにするなら特に長いと感じさせちゃアカンでしょ。そしてメグ・ライアン、はっきりいって演技で勝負できる女優じゃないです。フラフラダラダラとした動作にイライラして思わずジュリエット・ルイスを思い出してしまった。「頼むから少しじーっとしててくれ!」て感じ。全体を覆う湿り気といつもブラのカタヒモがでている主人公、顔を見ればメグ・ライアン。心地よい不潔さじゃないのよ。それまでの彼女へのイメージが観る側に刷り込まれてしまっているのも原因か、これはかなりのマイナスです。ジェニファー・ジェイソン・リーはあの雰囲気によく馴染んでたけど。映画としては、何に焦点を当てているのかよくわかりませんでした。殺人事件の絡ませ方が上手くないんですね、たぶん。酸いも甘いもかみ分けた中年のセックスシーンは退廃的でまあ、よかったんじゃないでしょうかね。不可解なことはですね、ケヴィン・ベーコンの存在理由とラスト、あの状態で家に帰り着いたメグです。歩いて帰ったのか??そして「ケセラセラ」もとってつけたような選曲で合ってないような気がした。成るように成るって・・・・ねぇ。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-02-05 14:40:13) |
492. ロック・スター
内幕モノですかね。でもとにかくマーク・ウォルバーグのロン毛を受け付けることができませんでした。彼は元々ラッパーでしたっけ??言っちゃあ悪いんだけど、ルックスがさ、ロックじゃないんだもん。「ブギー・ナイツ」ね、アレは恐ろしいほどハマってたけど・・・ [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-02-03 16:23:15) |
493. フォーン・ブース
とんだ災難といえばそれまでだけど、嘘つくからいけないのよ。映画としては、この短さがいいですね。コリン・ファレルははっきりいって苦手。でもこれはハマリ役ですね。コリンよりまわりを包囲してる制服警官にときめいた(笑)かっこいいもん。コレ観て息子っていうのは年齢とともに必ず父親に似てくるもんだと再認識したキーファー・サザーランドでした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-02-03 15:22:46) |
494. フューネラル
アベル・フェラーラ、ニューヨーク派、インディーズ系ですかね。正直苦手です。コレもキャストは最高だし雰囲気もいいのですけど、私としては話がおもしろくないんですね。一般大衆ウケする娯楽性の強い話じゃいけないんでしょうけど。でもイタすぎるのよ。ラスト、強烈に印象づけたクリス・ペン。もういないんだなぁ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-01-31 12:10:54) |
495. 秘密のかけら
過去と現在がいったりきたりの切り替えはなかなかよかったです。でもR-18指定のわりにはエロいシーンはエロくなかったです。ケヴィン・ベーコンもコリン・ファースもハマリ役。アリソン・ローマンはキチンと映画で見たのは初めてなのですが、この作品に限ったらヘタクソです。顔つきも衣装も70年代の雰囲気があってよいのですけどね。目と目のあいだがいやに狭く、どうかするとカレン・ブラックに見える(役名はカレンだった)といいますか、似たような感じの女優があと3人出てくる。これがちょっとつまんない。話のほうはですね、動機と犯人はちゃんと判明しますけど、謎ときとかクライマックスの見せ場とかエロシーンに期待して観ちゃいけないタイプのサスペンスです。めったに人に言えない「秘密」を持つ人間というのはその「秘密」によって滅ぶものなんだということはよく判りました。やっぱり「叩いたら出るホコリ」は少なければ少ないほうがよいし、そうであるように気をつけたいものです。殺したほうも殺されたほうも腹黒い、ショービジネスの世界で成功した人間にパラサイトですかね。特にアメリカじゃ現実にあってもちっとも驚かないようなことなのかもしれない。 [映画館(字幕)] 6点(2006-01-12 18:43:10) |
496. エデンの東(1955)
何回観たかわかんないほど観てる映画のひとつ。とてもシンプルな物語ですよね。こういうのを観ていつも思うことは、長男と次男のちがいなんですね。彼女がキャルに惹かれるのはこれはもう仕方のないことでしょ。お兄ちゃんは事務的なの、でも弟は人間味、情があるのね。この選択も非常にシンプル。前になにかで書いたと記憶してるけど、家族、親子が再生するには当事者の誰かが死んだり、倒れたりしなきゃ駄目なのかというのがなんとなく寂しい。 この世で最も柔軟性、適応性に乏しいのは人間だと思う。「価値観の違い」など理由にならないのにそれを全面に持ってきて選択肢を増やすから複雑でややこやしくなる。世の中も人間もこの映画のようにシンプルになってほしいわね。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2006-01-05 15:49:38)(良:1票) |
497. ベリー・バッド・ウェディング
ブラックコメディは大好きだ。例えばタランティーノ作品のように耳は切り落とすわ、血の海の中でのた打ち回るようなシーンが出てきてもなぜか不快感はない。それがたまらなく可笑しかったりする。しかしこの作品、ブラックコメディだということはわかっているのだけど可笑しさがないの、全然笑えない。むしろ不快感。作り手のセンスの問題なのかもね。はっきりいって暇つぶしにもならない映画です。「ある意味貴重」とも思わないのでこの点よ。新年初の投稿がコレか・・・私もショボいな。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2006-01-05 15:00:23) |
498. 悪魔のような女(1996)
聞くところによるとシャロン姉さんは監督に文句タラタラだったそうですよ。で、誰がいちばん悪いの??ラストでイザベル・アジャーニがキャシー・ベイツに殴られたと記憶してますが、なんか腑に落ちませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2005-12-24 23:13:42) |
499. ストーカー(2002)
なんといいますかねえ、あの奥さんに憧れるのはいいのですが、夫婦の問題は夫婦だけのものですからね、よけいなお世話でしょうよ。旦那が浮気してたって、奥さんが不倫してたって、夫婦として子の親として成り立っているのならそれでよいのだと思う。それなりに幸せな生活をかき乱されてはたまりませんよ。あまりにも自己流過ぎといいますか、受け入れられるかといったらかなり難しい人物ですな、哀しい人です。ロビン・ウィリアムズが出てくる背景、色彩がなかなか雰囲気盛り上げてました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-12-24 22:17:15) |
500. レベッカ(1940)
初見は中学生でした。まっさきに思い出すのは無表情なダンバース婦人ですね、やはり。レベッカの本心、真意はわからなかったけれど死の謎がわかった時はなんだかほっとした。本心、真意が最後までわまらないままというのがこの物語の魅力となるのでしょうかね。精神的に追い詰められていくというのは傍から観ていても痛々しいく、もどかしい。レベッカとダンバース婦人の女の執着、執念はもっと痛いけど。 [地上波(吹替)] 9点(2005-12-23 21:58:04) |