481. 心の旅
ヒューマンドラマとして良作なのだけど感動がやや薄い。ピストルで撃たれ瀕死の重傷を負った割にリハビリが驚異的なほど成功したためなのか。どうしてもストーリー進行がうますぎるように思える。おかしのリッツがホテルのリッツに変わったあたりで少し真実味が増したのだけど・・・。ビル・ナンのリハビリ療法士は良かった。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-29 08:29:47)(良:1票) |
482. ビートルジュース
コメディとホラーとファンタジーがほどよくミックスされた不思議な映画、さすがティム・バートンだ。品のない駄洒落と美しい映像のアンバランスも良い。突如として「バナナ・ボート」の音楽に合わせ踊り出した時はびっくり仰天。 [DVD(吹替)] 6点(2013-10-24 20:23:22) |
483. ソウ
《ネタバレ》 斬新な設定と息をのむ展開はすばらしい。そして何と言っても死んでる人間が動き出したときはぶった曲げてしまった。しかし改めて見直してみると、よくこんなグロテスクな映画を作ったものだと感心する。アイデアとおもしろさは抜群だが、どうも気分が良くない。 [DVD(字幕)] 6点(2013-10-24 01:37:16) |
484. オーロラの彼方へ
前半はSFファンタジー風ヒューマンドラマに思えて非常に良い。だが後半はストーリーが荒く安っぽいサスペンスドラマになってしまったみたいだ。 [DVD(字幕)] 6点(2013-10-01 20:11:15)(良:1票) |
485. メジャーリーグ
《ネタバレ》 「弱小チームがどうして強くなったの?」「コメディだから」で万事解決できるような映画。外野スタンドを指さしてからのバントにびっくり、2塁から3塁回ってホームにスライディングにまたまたびっくり。コメディだ、映画だとわかっていても熱くなる、米国映画らしい映画だ。 [DVD(字幕)] 6点(2013-09-28 21:07:17) |
486. フェイス/オフ
印象的なオープニング、スピィーディーでスリリングな展開で前半は実に良い。そして顔を交換するという奇想天外な発想にも目を見張る。だが後で思うとあまり気持ちが良いものではない。 [DVD(字幕)] 6点(2013-09-16 21:32:56) |
487. 白い恐怖(1945)
夢から事件の真実を探るというのは映画としてはおもしろいけど、精神分析というのはそんなに簡単なものだろうかという疑問が残る。それに中盤までの展開に比べて、ラストがあっけなく物足りない。 [DVD(吹替)] 6点(2013-08-31 22:30:23) |
488. 25年目の弦楽四重奏
数多くの弦楽四重奏団のなかには、映画に出てくるような人間関係のトラブルもあるかもしれないが、映画としての魅力はいまいち。だがベートーヴェンの音楽はほんまもの、古典派音楽から一気に近代音楽へ先駆けとなった晩年の弦楽四重奏曲の魅力を引き出している。そしてまたウォーケンら出演陣も演奏者としての意気込みを感じさせてくれる。 [映画館(字幕)] 6点(2013-08-27 15:01:47) |
489. 十誡(1923)
《ネタバレ》 サイレントの十誡だからさぞや古典劇と思いきや、モーゼらの歴史上の人物が出てくるのは第一部のみ、しかもそれは母親が二人の息子に語る十誡の物語の中だけである。だからこの映画は歴史劇と言うより現代劇というべきで、背景になっているのがモーゼの十誡ということだろう。神を信じ十誡の教えに従おうとする母と兄、それに対して弟は無神論者で十誡なんて古くさいという現代青年。しかし掟に背いたために・・・というようなストーリーだ。サイレントにしては長大な物語になっていておもしろい。 [DVD(字幕)] 6点(2013-08-06 12:06:57)(良:1票) |
490. めまい(1958)
スローな展開で途中までは眠かったが、教会を駆け上るシーンから急展開。後半は巧みな心理サスペンスとなり、よくできた映画だと感心した。今まで見たヒッチコック映画とは異なり、映像と音楽(効果音)で勝負。幾何学的な模様は今はやりのコンピュータ・グラフィックのようで斬新。 [DVD(字幕)] 6点(2013-07-26 22:10:35)(良:1票) |
491. 今のままでいて
《ネタバレ》 いつのまにか女はいなくなっていた。残された男、切なく流れる音楽、これぞまさしくラブストーリーなのだが、この映画の終わり方は何度も予感させるものがあった。母親との別れもたぶんこうだったのだろう。実の父娘かもしれないという不安や疑問は残ったまま、年の差の離れた恋は進行し、最高潮に達したところで突然終わる。何ともロマンティックな映画であり、男と女、年代の相違かもしれなかった。ナスターシャ・キンスキーの美しさは際だっていて、裸体まで拝めるとは・・・。 [映画館(字幕)] 6点(2013-07-21 06:50:41) |
492. ビフォア・サンセット
まさに前作の後日談、終始二人だけの会話だけど9年前の思い出が蘇るとともに、そのときわからなかったことがわかったり、変わってしまったことなど諸々・・・。前作は1日の出来事だったが、今度はそれが数時間に短縮され、より濃厚によりリアルタイムで進行する。そしてまた余韻を残すエンディングがまた良い。前作をもう一度見直せば、前作もこれもまた評価が上がると思うが・・・。 [DVD(字幕)] 6点(2013-07-06 02:51:36) |
493. カルメン(1915年/セシル・B・デミル監督)
原作のメリメの小説ともビゼーのオペラとも少し違うセシル・B・デミルのサイレント映画。モノクロ映画なのにシーン毎に赤、青、黄などの色指定があり、薄いカラーが着色され、サイレントなのに、ビゼーのカルメンの音楽がオーケストラで流れる。そして主演のカルメンを演じるジェラルディン・ファーラーは、当代随一のソプラノ歌手、舞台女優が映画に初めて挑んだ画期的作品なのだ。サイレントとしては価値ある映画。 [DVD(字幕)] 6点(2013-07-04 07:47:05) |
494. ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~
自然と非自然の対立は、いわば宮崎駿のメルヘンの世界。ただ実写なので映像はリアル、ナウシカやもののけ姫それにポニョあたりを実写にするとこんな風になるのかしらと思いつつ、たくましく生きる(生かざるをえない)女の子に圧倒される。好みにより評価は分かれるかもしれないが、賞に値する映画。 [映画館(字幕)] 6点(2013-07-02 13:44:25) |
495. トッツィー
ダスティン・ホフマンの化けっぷり(女装)と演技力に脱帽だけど、肝心のストーリーはいまいちしっくりこなかった。 [DVD(字幕)] 6点(2013-06-21 19:33:21) |
496. チャップリンの冒険
脱獄した囚人が逃げ回るのがどうして冒険なのかと思ったが、まあまあおもしろい。この時代の喜劇、サイレントはこれで良いのかも。 [DVD(字幕)] 6点(2013-06-09 05:20:02) |
497. チャップリンの移民
真ん中あたりの自由の女神を境にして、前半の揺れる船のシーンと後半の船を降りてからのレストランシーンに分けられる。その前半はおもしろいしよくわかるのだが、後半のレストランの払いがどうなったのかわかりにくい。それはそれとして、移民の哀愁感が漂う。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-05-28 15:00:28) |
498. チョコレート(2001)
看守、死刑執行とくるとグリーンマイルを思い出さずにはいられないが、この映画もまたハードな内容だ。のっけのセックス・シーンもこれは何だ、見る映画をまちがえたのかと思うほど。しかし考えてみれば、役目柄とは言え、死刑執行とは大変な仕事だ。正常な神経でできるものだろうか。原題の"Monster's Ball"もそこらあたりにあるようだ。それに対して邦題のチョコレートは好物として登場してくるが、何とも味気ない。もしかしたら、黒人のチョコレート色の肌の意味もあるのかな。 [DVD(字幕)] 6点(2013-05-25 20:04:50) |
499. 黄昏(1952)
自業自得と言ってしまえばそれまでだが、そうなる運命をたどったところに本物の愛があったのだろうか。好きになれない(共感できない)映画だけど、ラストのわびしさが妙に心に残る。ひとつわからないのは、キャリーの姓が解説その他でミーバーとなっているけど、映画の中ではマデンダとなっている。初めはわざと偽名を使っているのだと思っていたけど・・・。 [DVD(字幕)] 6点(2013-05-08 23:33:35) |
500. リンカーン
映画を見るまでのリンカーンについての知識と言えば、子どもの頃読んだ偉人伝のみ。独学で苦労して弁護士になり、大統領になって・・・という世界。だが映画は晩年も晩年、暗殺された1965年の4ヶ月に集約され、奴隷解放のための憲法修正がテーマとなる。だから国会での多数派工作がやたらと長い。映画を見るのも字幕を追うのが大変で、流れを理解するまでにはなかなかならなかった。 [映画館(字幕)] 6点(2013-05-07 17:38:52) |