541. REC:レック/ザ・クアランティン
《ネタバレ》 オリジナルのリメイクなわけですが、これはひどい。カット割とかまでほとんど同じって…そこまで完コピってありなの?? それでせめて「ヒロインがより魅力的になってる」とか何かプラスアルファがあるならともかく、ヒロインがオリジナル比で劣化。しかもキャーキャーうるさいくて耳障りな所だけはオリジナル以上…というどうしようもない出来。 「ロスが舞台で英語しゃべってる」というところに意義があるのかもしれませんが、この出来だったらオリジナルを吹き替え版で観たらええやん…、と。 アメリカ映画界ってときどきわけわかりませんね。 だがしかし、この後製作されるアメリカ版2は、オリジナルとは全く関係ないアメリカ独自の映画になってて、しかもはるかに面白いんだから…映画って本当にわかりません。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-07-30 22:09:26) |
542. REC:レック/ザ・クアランティン2 ターミナルの惨劇
《ネタバレ》 出来の悪い単純劣化コピーだったアメリカ版前作は、本当にひどいものでした。あそこまで完コピするならそもそもリメイクの必要はないし、しかもわざわざ録り直していろいろ劣化してるってどういう事? その続編…なわけですが、今度はなぜか完全オリジナル版での製作。主観カメラ的な映像がごく一部に入る(暗視カメラとか)事でわずかに「REC感」は残ってますが、オーソドックスな作りの普通のゾンビ系ホラーです。そしてオーソドックスが故に、結構面白い出来になってまして、個人的にはお医者さん役の黒人女性が美人でスタイルもよくしかも劇中で人間的にもっとも信用でき(無理なのはわかってたけど)残ってほしかったなぁ、と思います。もっと言うならせっかくだからサービスシーンあってもよかったんじゃないの?だってホラーってそういうジャンルじゃん??と思う今日この頃でもあります。 最後の暗視カメラに映るネコは、こういうホラーの定番オチ。当然3が…と思いきや独自路線にいっちゃった関係か、3が出来るなんて話も聞きません。「REC」の続編として評価する限り、オリジナルよりは完全にこちらが上だと言えます。少なくともわけわからん黒魔術?より新興宗教のバイオテロの方がよっぽど説得力と整合性があるのは確かですから。 個人的には7点あげてもいいかな…くらいの出来かなとは思いましたが、サービスシーンなかったので残念ながら普通に6点で。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-07-30 22:03:41)(良:1票) |
543. 恋愛だけじゃダメかしら?
《ネタバレ》 大事な事なので最初に書いておきますが、この映画は食事時にみないほうがいいです。 「妊娠→つわり→ご想像におまかせします」のコンボが冒頭に炸裂しますから(複数回) キャメロンディアスが出ている、くらいしか知らずに観たので、知ってる顔が沢山出てきてびっくり。エリザベスバンクスやジェニファーロペス、デニスクエイド。結構な豪華キャストです。そして、その女優陣が見せる見事な妊婦腹が印象的。特殊メイクなんでしょうけど、意外と観ない姿だけに新鮮です。 全編、日本とアメリカの風習の違い等いろんな発見があったわけですが(割礼とか)、個人的に一番おどろいたのは「センチュリー21(不動産屋)」がアメリカの会社だった!というところでしょうか。だからケインコスギがCMしてるんですね… [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-07-28 23:00:10)(良:1票) |
544. ウルヴァリン:SAMURAI
《ネタバレ》 増上寺から走ったらすぐに秋葉原で(しかし一瞬だけ高田馬場)その最寄駅がなぜか上野だ…とか、長崎から車を飛ばしてすぐ東京だとか…一部の人の日本語がなぜかカタコトだとか…日本人としてはいろいろ突っ込んで楽しめるところはブラックレイン(その頃はたまたま大阪に住んでました)を思い出します。 しかし…中途半端な日本愛があるのが逆によくない。どうせなら「007は2度死ぬ」くらい無茶な日本描写をしてもらったほうが面白いのに。(ショーンコネリーが髪を黒く染めて海女と結婚するだけで完璧な日本人として偽装できると主張する映画でしたから) まぁ愛はあってもやはり日本人的には突っ込みどころは満載。しかし、そういう日本人的突っ込みポイントを外して純粋に映画としてみたときにこの映画は面白いんでしょうか?アメリカの人は面白かったんでしょうか?そこが不思議でなりません。いや、ぶっちゃけ面白くないっすよねw ウルヴァリン弱いんだもん。だめだろう、それ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-07-24 01:11:41) |
545. ユー・ガット・メール
《ネタバレ》 1998年製作という事はWindows98が発売された年の映画です。モデムの音が懐かしいです。 日本にスタバが上陸したのは1996年。この映画の頃はまだまだめずらしい店でした。 いまやネットで知り合い結婚した人の数が1割を超える時代になり、ネット出会いネット恋愛はまったくめずらしくなりました。リアルを知らないからネットでの恋愛は(リアルを知らないからこそ)急速に深まるという「ネット恋愛5倍速の法則」という言葉がありますが、まさにそれを地で行く映画です。ネットでの恋愛経験ある人なら、誰でも思い当たるフシありますよね。そして時代の変化を感じる事としてはもう一つ。この映画が出来た頃にはまだハシリだったamazonが今はリアル書店を圧倒しています。おそらくはフォックス書店も今は苦しい経営を強いられてるはずです。世の中いろいろ変わっているわけです。でも恋愛の苦しさ楽しさはほんとーに全然変わりませんけどね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-07-23 15:40:12)(良:1票) |
546. ジャーヘッド
《ネタバレ》 「戦争」と言えば第2次世界大戦の事だと思う日本人と、朝鮮、ベトナム、湾岸…と戦争を経験してきたアメリカ人とではそもそも「戦争」というものの概念が違うんだな、と考えさせられた映画。 日本人の場合、戦争というのは歴史の教科書に出てくるものであり「過去の悲劇を繰り返してはいけない」とばかりにいろんな論議が繰り返させられてるわけですが、多くの国では戦争はそもそも「またすぐにあるかもしれないもの」なんですよね。 そもそも根本的な感覚が違うものを描いた映画だけに、普通の日本人にはおそらく理解不可能な映画なんだと思います。普通の日本人である僕の場合は「映画で言いたい事はわかるけど…」って感じでございました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-07-23 08:35:09) |
547. 野蛮なやつら/SAVAGES
《ネタバレ》 この映画の最大の問題点は、ヒロインであり語り手であるオフェーリア自身に全く魅力が無い事でしょう。 脳みそお花畑で恵まれて現実が見えずに道をはずれたわがまま娘を相手に、どうしてそこまで命がけでがんばろうとするのか?そこに全然説得力を感じないので、どうにもこうにも困ってしまいます。 物語の核として重要なヒロインがただ人生なめてるだけの我侭放蕩娘じゃ、面白い映画はできないと思うんですよね。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-07-22 14:54:22) |
548. ある日どこかで
《ネタバレ》 公開時からその存在だけは知っていて今まで観た事がなかったのですが…いやぁ、いかにもリチャードマシスンが書きそうな話すぎて。昔のSF少年としてなじんだ小説家だけにある意味違和感なく観る事ができました。 整合性とかを問う映画ではなく(わりとありふれた)ワンアイディアの雰囲気恋愛物として入り込んでみられるかどうかがすべて。 じっさい劇中のジェーンシーモアはとことん美しく、まさに「知る人ぞ知る佳作」ですね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-07-22 14:53:37)(良:1票) |
549. アイアンマン3
《ネタバレ》 正直、アイアンマン1、2ともそこまで面白い映画ではないし、アベンジャーズはつまんないし…、そんな流れで全く期待せずにみたアイアンマン3なわけですが、シリーズ初の楽しめる娯楽映画になっててびっくり。 スタッフ、何かふっきれたの??って感じで素直に楽しめました。エンディングもシャレオツ。 ぶっちゃけアイアンマンはこれだけ観てればいい…けど、それじゃ話がわかりませんねw [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-07-22 14:53:08)(笑:1票) |
550. ハンガー・ゲーム
《ネタバレ》 バトルロワイヤルの盗作問題で話題になった本作ですが、実際観たら明らかに別物。 なんかよくあるデスゲームもののひとつです。実際に殺し合いが始まってからの雰囲気は、バトルロワイヤルではなくHUNTER×HUNTERのハンター試験に近いものがあります。 参加者が24人もいてしかも戦闘開始までたっぷり時間があるのに個々を全く描いてないので主人公以外は誰と誰が戦ってるのかがピンときません。あまりにピンとこないので親切な製作者サイドが最初に半分殺してくれますが…いや、それもなんか違うし、半分に減ってもやっぱりピンときません。 とにかく殺し合いが始まるまでが長すぎる上に、そこまでが全部無駄なわけです。 別にこのサイトの平均点ほどとことんつまんないわけではないですが…別に面白くも無いなというのが率直な感想です。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2014-07-21 15:28:02)(良:1票) |
551. イルマーレ(2006)
《ネタバレ》 オリジナルは未見です。ストーリーも半分をすぎれば、相当鈍い人でもない限り「あの轢かれた人がキアヌに違いない」というのは気づくわけで、誰でも気づいてる「すでにキアヌは死んでいる」という状況からどうオチを付けて感動させるか…が映画としての腕の見せ所だと思うのですが…まさか一番安直なオチとか!ないわー。ハッピーエンドでももっと頭つかったハッピーエンドにしてくんないと。この安直なオチはない。 そこらの中学生にプロットを聞かせてストーリーを考えさせたみたいな超安直で思考停止したオチですべてがぶち壊されてます。 そのあたり、「まぁオリジナルは韓流映画だからなぁ」と思うと同時に、ハリウッドのネタ不足も相当なとこまできてるんだなぁ、と思わせてくれる映画ですね。まぁハリウッドの脚本でもこのレベルのものは沢山あるわけですが。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-07-17 13:04:45) |
552. ファイナル・カウントダウン
《ネタバレ》 話を長いことひっぱったあげく「どんな時代にいても我々はアメリカ海軍だ!」と決断したとたんに何もないという拍子抜け映画ですが、そんな事より、今見返すと当時大問題になった「聖母たちのララバイ」の盗作問題。たしかに劇中のBGMがまんま「聖母たちのララバイ」でびっくりします。そのまんますぎるだろ!。1980年というとちょうど日本も「これから世界の一流国に」という時期だっただけに盗作とかへの意識が薄かったんでしょうね。映画のBGMをそのままパクっちゃうとか今の日本では考えられません。リアルタイムで当時の日本を知ってる世代からすると今の中国とか韓国とかの民度の低さはかつて日本が通ってきた道なので(韓国の僻みはさすがに違いますが)あまりとやかく言えないのかなぁ、なんて思っちゃいます。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-07-16 20:32:13) |
553. 陰謀のスプレマシー
《ネタバレ》 偶然、ロサンゼルス決戦を見たすぐ後に観たので、アーロンエッカートまつりに。 まさかの割れアゴ2連発。 んーアゴ以外に何か書こうと思ったけど、なにしろこれと言ってウリがない映画で、とにかくとても地味。 元恋人らしい女CIAとかただの狂言回しだし、脚本の「練られてない感」がかなり残念。 こういう地味なサスペンスは「そうだったのか!」とか「なるほど!」なんて感じの謎ときがあってこその映画だ思うんですよね。 なーんか残念です。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-07-16 01:59:20) |
554. Vフォー・ヴェンデッタ
《ネタバレ》 「コミックの映画化」という知識だけしかなかったので、実際に映画を観たら想像と全く違っていてびっくり。 アメコミっぽいヒーローヒロインが闘うお手軽B級映画かと思ってたら、渡邉美樹がワタミ社員にレヴォルーションされる映画なんだもの… いや面白かったです、うん。 てか私ウルトラバイオレットと混同してましたwだからそんな誤解が生じてたわけですね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-07-16 01:48:15) |
555. スター・トレックVI/未知の世界
《ネタバレ》 「ぼえじゃー」からはじまるオリジナル宇宙大作戦の映画シリーズの最後を飾る作品で、ここまで中途半端に劇場版を意識して失敗していた感の高かった作風をあらため、最後なので開き直ってお祭り感覚で作品を作ったようなところが娯楽作として逆に成功してる映画。 逆に、各処が適当すぎて作りこみの甘さはハンパなく「は?なにそれ?」なんて思う箇所は随所に出てくるし、エンタープライズ内の裏切り者は最初から誰だかバレバレだし…(キャステイング的に一人しかありえないんだもん)、「低レベルの娯楽作」に落ち着いてしまっているのが残念なところ。まぁそれでも「これはひどい」の5あたりからすればだいぶ持ち直してるわけで、オリジナルキャスト最後の花道という事で1点加点して6点。逆に言えば、そこまでしてもやっと6点にしかならないところが、スタートレック劇場版のきついところなんじゃないでしょうか。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-07-13 17:56:41) |
556. マン・オブ・スティール
《ネタバレ》 地球人と謎の宇宙人(スーパーマン)が手探りで信頼を築きあげながら共通の敵と戦う物語。 そういう意味ではウルトラマンと基本コンセプトは同じ。 定番スーパーマンをいかにも2010年代のアメリカ特撮映画っぽく再構築した最新作で、ストーリー展開も特撮シーンの数々も「どっかで見たような」雰囲気ですべて構成されていますが、しかし最初から身バレした状態で新聞社に勤めるクラークケントって設定も斬新です。 しかしこういうアメリカ映画にありがちな突っ込みどころは満載。 とりあえず「真空は平気なのにクリプトンの空気だと具合悪くなるナウ」とか「8トンほどの船をお父さんはどうやって納屋に運んだんだ?」とか…まぁいろいろあるわけですが、地球の空気に順応すると目からビームが出せるようになるらしいクリプトン人ってどういう体の構造なんだろう? [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-07-12 23:18:31)(笑:1票) |
557. ダーケストアワー 消滅
《ネタバレ》 ジャッジドレッド(2012)でめっちゃ素敵なヒロインを演じたオリヴィア・サールビーが、実にパッとしないヒロインを演じているのがこの映画。 名前を見るまでとても同じ人とは思えないくらい、こっちの映画ではパっとしない彼女なんですが、役どころとしては地味な一般ぴーぽーな旅行者なわけで、役作りとしてある意味当然なんでしょう。 で、この映画「どうせつまんないB級映画なんだろうなぁ」なんて思って観はじめると…あれ、意外と面白いですよ?? 人がひゅーっと粉砕消滅する映像の面白さや、男気とケレンミにあふれるロシア自警団の人たち等、面白い要素がテンコもり。 もちろん、突っ込みどころも多々あるわけで、最大の難点は主人公のだらしなさ。てか(主人公だと思い込んでいた)他のメンバーが死ぬことで「え?お前が主人公だったのか!」と観客がわかるという…いやいや、そんな主人公見た事ないぜ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-06-28 07:00:55) |
558. ワールド・ウォー Z
《ネタバレ》 ゾンビの怒涛の勢いだけが見所と言ってもいい映画。 残虐シーンは全くなく、ゾンビ映画とはいえホラーではない。 ストーリーはとことん底が浅く、何かのゾンビゲームを映画化したような代物で、たとえば最初にかくまってくれた家の男の子、その後もしれっと家族になっているけど、結局彼と彼の家族について語られる事は劇中で全くなかったりする。普通「お父さんがこうなっちゃって」くらいのセリフはありそうなもんだけど、全くない。なんていさぎいい!…んではなくて、味の無い映画。ゲームだってもうちょっと何か語るぞ。とにかくゾンビの威勢のよさだけが印象に残る映画で、その勢いのよさだけはゾンビ映画史上最強だと思われます。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-06-07 22:57:24) |
559. 世界侵略:ロサンゼルス決戦
《ネタバレ》 何の予備知識もなく見てたら、また出たミシェル・ロドリゲス。 戦闘物ならなんでも出るな!! 突っ込みどころは満載ですが、とりあえずレーザー照準機と海兵隊員がやたら丈夫な事だけは伝わりました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-05-24 23:09:31) |
560. イングロリアス・バスターズ
《ネタバレ》 5章に分割して、章毎に描き方(雰囲気)を変えて飽きさせずに最後まで魅せてくれるのはまさにフランス料理のコースのよう。 とはいえ、全体にゲスいタランティーノ感満載なので、コースと言っても高級フレンチではなくわかりやすいビストロのそれ。 で、この映画の主役ってハンスランダ大佐ですよね、1章から5章まで大活躍で、キャラ立ちすぎ。 と思ったら、これでアカデミーとか取ってるんですってね、奥様。なんか納得ですわ。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-05-21 18:48:44) |