41. メメント
傑作。斬新な映画だけど、そんなに難解ってわけでもないと思う。過去にどこかで使われた手法が使われてるし。なんでこうなったのか、これからどうなるのかを描かずに終わるのは「CUBE」にも見られる。そして結局最後までどれが正しいのか分からないまま終わる、これは「ライアー」と同じ。とりあえず主人公は一生復讐を続けるんだろうな。哀しい。 8点(2003-10-14 08:36:51) |
42. マレーナ
ラテン系の奴が「色」を持たせた映画を作ると官能的を通り過ぎて下品になる、と前から思ってたけど、トルナトーレもそうだったか・・・。12歳の少年なんて、程度の差こそあれ大体あんなもんです。妄想渦巻いてるんです。トルナトーレらしく相変わらず映像、音楽は美しかったが、オバハン連中のリンチの場面では吐き気がした。北野映画の暴力シーンより酷い。書きながら思い出すだけで胸がムカムカする。モニカ・ベルッチは色んな意味で凄い。体張ってるよ。 6点(2003-10-14 06:44:36) |
43. 俺たちに明日はない
この映画も、映画の歴史の流れの中で魅力を失っていくタイプの作品だと思う。この映画のカメラワークや映画全体の雰囲気などは、当時としては新しかったのかも知れないが、「最新」もいつかはオールド・ファッションになる。'80年代生まれの自分から見たら、ストーリーの抑揚に欠ける地味な映画、としか映らなかった。ラストシーンも、今の感覚から言えば当たり前のラスト。まあ、カット割りとかは巧かったけど。好きな人ごめんなさい。 4点(2003-10-13 04:58:38) |
44. トラ・トラ・トラ!
DVDで見たせいかもしれないけど、30年前であの映像は凄い。パールハーバーは元々ゴミだと思ってたが、これを観たらゴミにすらならない。ボケボケしてるアメリカ側のシーンの合間に、粛々と真珠湾に向かう日本軍が映る。この緊張感!自分は別に右翼じゃないけど(でもちょっと右寄り)日本機の発艦シーンからラストまでは、胸が高鳴りっぱなしでした。不謹慎? 8点(2003-10-13 04:55:27) |
45. ターミネーター2
自分が今まで見た米エンターテイメント映画の中では最高の作品。色々とツッコミ所もあるけど。1より格段にリアルになった映像、ロバート・パトリック扮するT-1000の凄み、サラ・コナーの強い意志、そしてジョンとT101の交流とサラとの和解そして別れ・・・その辺のアクションが映画が1000本束になったって敵わない。シュワの映画で目頭を熱くするとは・・・。もし俺が死んでも地獄でまた観るぜベイビー。 10点(2003-10-12 17:15:22) |
46. バック・トゥ・ザ・フューチャー
何度も観てるが、その度に一番面白いと思うシーンが違う。それだけ面白いシーンがたくさんあるということで、もちろんそれらはきっちり繋がっている。SF映画の最高峰!でも2に続いてしまうのはちょっと・・・。 9点(2003-10-12 17:10:20) |
47. ベイブ
こういう映画を観るとつい「ブタが飼いたい」とか思ってしまう自分が悲しい。ベイブが可愛かったなあ。ホッとするだけじゃなくて、カタルシスも得られる。暖房のきいた部屋で紅茶かコーヒーでもすすりながら観たい映画。 9点(2003-10-12 16:58:26) |
48. レッド・ツェッペリン/狂熱のライブ
映画として公開したから映画だ!!「天国への階段」でのジミー・ペイジが涙出るほどカッコイイです。「幻惑されて」のソロでのジミー・ペイジがションベンちびるほどカッコイイです。「貴方を愛し続けて」でのジミー・ペイジが鼻血吹くほどカッコイイです。ZEPのロゴ入りジェット機に乗って颯爽と帰っていくジミー・ペイジがゲロ吐くほどカッコイイです。まだ10代ですが、ジミー・ペイジは僕の神様です。でも僕はヴォーカリストです。そして、やっぱり映画ではないと思います・・・。 5点(2003-10-12 16:47:33) |
49. ジュラシック・パーク
子供がうるさくて疳に障る。恐竜好きなんで、もう少し種類が多い方が良かった。以上、おしまい。 6点(2003-10-09 05:33:45) |
50. ボウリング・フォー・コロンバイン
まずは、これから観る人に。これがアメリカの全てではない、と頭に叩き込んでからから観なくちゃダメ。嫌米化するから。2時間10分と、ドキュメンタリーにしてはクソ長い映画だったけど、サウスパークなどの映像も交えて、テンポ良く映画が進んでいくので飽きない。A級のエンターテイメント。メディアが煽る恐怖や洗脳など、日本でもありそうなネタが山ほどある。犯罪を起こすのはアジア系の外国人だと、決めつけてないか?ま、この映画の主題はアメリカの銃社会についてだけど、ある僕の好きな芸人がこの映画を観て、雑誌で「銃によって救われた女の子もいるはずだ」って言ってたけど、それは論点がずれていると思う。その1人を救った、同じ銃が3人殺す可能性のある社会っておかしくないかい?とマイケル・ムーアは言ってるんだよ。しかし、日本がアメリカより暴力の根が深いたあどういう事だ・・・。 9点(2003-10-09 02:21:50) |
51. 荒野の七人
うーん、元の脚本が面白すぎるから、どう作ってもある程度は面白くなる。ただ、形だけ真似ても「侍」には到底及ばない。「侍」ほどそれぞれのキャラに特徴とか深みもなかったし・・・菊千代サマと、あの軟弱な勝四郎のキャラをごっちゃにするなんて!!まあ、コンパクトにまとまってる分、観やすいのは確か。でもやっぱり、最後の決戦は雨が降らないと。 7点(2003-10-05 13:02:54) |
52. チャップリンの殺人狂時代
直球で戦争、そしてそこで起きる虐殺を批判してる。この映画では一つも笑えなかった。ただひたすら、チャップリンが恐い。この映画でのチャップリンはまるでレクター博士のようでした。「僕はアカでも右でも左でもない、ただの平和主義者なんだ。」というチャップリンの叫びが聞こえてくるようです。 7点(2003-09-30 04:18:16)(良:2票) |
53. ライムライト
彼の他の映画みたいに世の中に対する怒り、警鐘ではなく、チャップリン自身の私情がかなり入ってる。それがちょっとウェッティ過ぎるかな・・・笑えるものも笑えない感じの映画。そして、これを観て泣いていいものかどうかも、ちょっと分からない。良い映画ではあるんだけど・・・。 5点(2003-09-30 04:09:05) |
54. マイ・ドッグ・スキップ
久々に早送りしながら見た。何ていうかね・・・全てにおいて軽薄なんだよね。物語も、人物も、音楽も。型にはまった人物ばっかりで・・・何より主人公のウィリーがドン臭くて、自分勝手で・・・この映画で一番ムカつく人物だぞこいつは。そもそもウィリーの成長とスキップは関係ないじゃないか。それと、実話ったってもう少し脚色してくれよ。最近の実話物はベースを重視しすぎて、地味過ぎで面白くない。かなり期待して観ただけに・・・残念。 3点(2003-09-26 17:48:29) |
55. ギルバート・グレイプ
全ての物は少しずつ変わっていく。この映画を観ての唯一の感想。薄暗い画面で、淡々として、つまらない映画だと思いながら見ていた。なのに、いくつかのシーンでボロボロ涙が出た。胸が詰まって、というんではなく、気付いたら泣いていた。こんな事は初めてです。 8点(2003-09-24 18:34:35)(良:1票) |
56. ワイアット・アープ(1994)
アリソン・エリオットが出ていなければ永久に借りなかったであろう作品だが・・・すっげえ微妙。どこが盛り上がり所かよく分からない。よく分からないまま3時間ノンストップで見てしまった。そしてどこも盛り上がらなかった。しかし、ノンストップということはソコソコ楽しみながら観てたって事か。OK牧場とか全然知らないんで、それが良かったのかも。「知ってるつもり?!」で全然有名じゃない人の回を観るような楽しみもあったし。出演者凄い豪華なんだけど、ヒゲのおかげで誰が誰だかサッパリでした。 7点(2003-09-17 21:57:31) |
57. サイモン・バーチ
エホバの証人とか、ものみの塔系の話だなと。一神教ってどうだろうと思ってる人なので、かなり電波入ってるサイモンには引いてしまう。ただ、彼の周囲の人間がとても魅力的なので、サイモンのキャラがそれほど鼻につかない。いかにも泣かせようとしてる類の話なんだけど、自分はストーリーなんかより、ジョーのお母さんの優しさと、風景の美しさと「リーヴィー先生をギロチンで殺してどーのこーの」という歌に心惹かれました。 8点(2003-09-17 16:54:05) |
58. 君がいた夏
ジョディ・フォスターが殺人的に綺麗で魅力的。多分、彼女が一番美しい時期の作品でしょう。いや、今でも綺麗だけど。恋人でも何でもないケイティーを、ビリーにとっての「一生忘れられない人」にするだけの説得力が、彼女にはある。淡々と進んでいく映画だけど、それがかえってイイ感じの爽やかさを演出している。ケイティー以外のキャラも魅力的だし、デヴィッド・フォスターの音楽も映画によくマッチしていた。 8点(2003-09-12 23:10:25) |
59. レッド・ドラゴン(2002)
素晴らしい。レイフ・ファインズがレッド・ドラゴンの狂気と哀しみを完璧に表現している。この映画は彼が堂々の主役。レクター博士の出番が少ないのも全く気にならない。作品全体の雰囲気も「羊たち~」に戻ったし、「ハンニバル」にあったエンターテイメント性も上手く取り込んでる。終わり方もものすごく納得がいった。「羊たち~」とどっちが、というのは観る人の好みに任せるっていうくらいだと思う。しかし、こう出来が良いとますます「ハンニバル」は抹殺したくなるなあ・・・。 9点(2003-09-10 03:50:46) |
60. オールド・ルーキー
ボロボロ泣くような映画ではないけど、普通に感動する映画だと思います。野球だから。中盤までがダルいという意見が多数を占める中、自分は中盤までが一番面白かったっす。地区大会決勝でフィールダーがピッチャーに必死に掛け声を飛ばす場面でちょっとウルんでしまいました。それはメジャー入りしてからの描写が薄っぺらいことの裏返しでもあるんだけど。さて、なぜモリスがメジャー入りできたか。それは剛速球を持っている事と、デビルレイズ(メジャー最弱)のテストを受けたからです。 8点(2003-09-10 00:03:30) |