41. スチュアート・リトル
なんで孤児院にネズミが?最初から不条理度が高かったけど、そのまま押し切ってしまったところは見事です。あれこれ考えずに目一杯楽しめました。悪役の猫もかわいさ満点。世の中に本当に悪人はいない、そんなアメリカンドリームを感じました。こういう映画を見るとホッとします。バージニア工科大の銃乱射事件があったばかりなので、この映画を見ながらアメリカの両面を考えてしまいました。 [CS・衛星(吹替)] 8点(2007-04-21 02:30:16) |
42. ブラザーズ・グリム
《ネタバレ》 やっぱりテリーギリアムの映像は楽しいです。「ポポロクロイス物語」みたいな田舎の町の映像。おとぎ話の世界に生きる弟と、現実を見させよとする兄。個人的にマット・デイモンもヒース・レジャーも、今まで彼らが演じた映画の中で一番いい男に見えたし、 どの映画でも美しいなあと思ってしまうモニカ・ベルッチも一番魅力的に感じました。多少の強引さはあっても、むかし、むかしではじまる物語は、めでたしめでたしで終わるものです。とても良かったです。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-02-11 14:33:20) |
43. 旅するジーンズと16歳の夏
《ネタバレ》 小説「トラヴェリング・パンツ」が面白かったので、映画化されたのを知って期待していましたが、映画の方がさらに面白かったです。ギリシャの美しさはもちろんですが、スーパーマーケットや、ゲームコーナーまで良い味を出しています。ストーリーは、いつも一緒だった16歳の少女4人が離ればなれになり、それぞれに成長していくというものですが、小説よりも各々の話が独立していた感じで、友情物語と言うよりオムニバスのようで楽しめました。4つのストーリーの面白さが、それぞれ9点、7点、7点、6点で総合点8点です。ベイリーの台詞のひとつひとつに感動しました。見終って魔法を信じてみるのも悪くないかなと、危険なことを思ってしまいました。追 「アグリーベティ」を見ていてアメリカ・フェレラがカルメンだと気がつき再度見ました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-12-22 03:53:39)(良:1票) |
44. バイバイ・ラブ(1995)
《ネタバレ》 何をやっても悪い方にいってしまう、そんな人たちがたくさん出てくるけどほのぼのと優しいコメディーでした。離婚、親子の関係が主題ですが、自分の子供の頃とダブってしまうエピソードがあって、ホロリとしました。この映画に出てくる友だち関係が、とてもうらやましかったです。結婚は誰でもする気になれば出来るけど、本当の友人がいる人は少ないのではないか、と思ってしまいました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-02-11 04:24:14) |
45. 恋愛適齢期
離婚後、ずっと仕事一筋の生活をしていたダイアン・キートンが男と関わりを持ってから、どんどん可愛くなっていくところ素敵でした。ジャック・ニコルソンに対してもキアヌ・リーブスに対しても、自分から好きになった訳ではなく押されていつの間にか、というところが離婚後に壁を作っていた感じがはっきり感じられていいです。キアヌは演技が下手と言われているけど、こういう二枚目だけど面白味のない男の役は上手だと思う。ダイアン・キートンには少し物足りないでしょうね。この映画の中でキアヌとジャック・ニコルソンを比べたら、顔は怖いけどジャック・ニコルソンを選んでしまうのは無理のない話です。年の差がテーマになっていますが年の差を無理にいれなくてもいいような気がしました。年の差というより経験のことだと思います。今まで30歳以下の女性にしか興味なかった男が、いきなり娘の母親の年の女性と恋に落ちるのかな、とか疑問に思いそうですが、そのへんの経緯や、そこに行くまでの道のりも分かりやすくて納得しました。年をとって目が遠くなって、血圧が高くなってクラクラして、涙もろくなって、そんなことさえ素敵だなと感じてしまいました。何度もいっしょに泣いて笑いました。音楽の使い方もツボで「落ちることを学びなさい」「サンデーモーニング」など映像のBGMに見事にはまっていました。海辺で拾ったたわいのない石ころを好きな人にプレゼントされて嬉しくなる人なら、この映画は充分楽しめます。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-01-24 16:51:01) |
46. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
《ネタバレ》 最初のスターウォーズからリアルタイムに見続けてきましたが、エピソード1,2で減速気味な感じがして、本心少し醒めていました。特に2は途中で悲しくなるほどで、以前購入した3作のビデオテープを友達にあげてしまいました。なので期待しないで見ましたが「シスの復讐」は最初のシーンから最後のシーンまで中だるみがなく面白かったです。あえて難点をいえばストーリーが強引で、あれほど優しかったアナキンが子供らを簡単に殺すのか・・という感じもしましたが、ヘイデン・クリステンセンがはまり役で、ワンパターン演技のユアン・マクレガーの分もカバーしていたと思います。ナタリー・ポートマンもさらりとした感じが良いなあと思いました。でも、やっぱり久々のチューバッカは嬉しかった。R2D2も活躍してくれたし、役者総出演で、とても良かったです。(シリーズを台無しにしたジャージャービンクスが顔見せ程度しか出なかったのでホッとしました)このシリーズ、ずっと見続けて良かったと思いました。 [映画館(字幕)] 8点(2005-08-13 11:39:57) |
47. ヤング・フランケンシュタイン
笑いのツボが日本人とは違うかなと思うことも多いメル・ブルックスですが、これはその中でも面白さがピカ1です。フランケンシュタインに襲われるところの、ちょっと下ネタっぽいマデリン・カーンが最高です。彼女のバンプっぽい独得の話し方が大好きです。吹き替えで見たときは少しがっかりしました。確か何年か前に癌で亡くなってしまったんですね。 [映画館(字幕)] 8点(2003-09-29 10:16:12) |
48. ダンボ(1941)
仲間はずれのダンボ。サーカスで白塗りされるダンボ。ピンクの象の夢を見るダンボ。そして空を飛ぶダンボ。ダンボ~!(ベイブのレビューと同じになってしまった)。この手の映画は大好きです。もう一度見てみたいです。 8点(2003-09-22 10:14:12) |
49. ディア・ハンター
オープニングの田舎町での鹿狩りのシーンから、狩られていく立場に置かれるまで、汗をかきそうなのに冷めているようなそんな感じで見ていました。ロシアン・ルーレットもですが、アジアならではの湿気のある熱帯(亜熱帯?)のじっとりとした空気間に狂気を感じました。そして、それに対比するようなジョン・ウィリアムスの流麗な音楽が際立っています。。 8点(2003-09-10 02:20:41) |
50. ふしぎの国のアリス(1951)
チェシャ猫、3月うさぎ、今にいたるキャラクター満載です。牡蠣の赤ちゃんのエピソードなど子供の頃には見落としていたブラックの味付けが、今見るとすごいなあと思います。ディズニーアニメの中でも秀逸です。 8点(2003-09-02 01:15:25) |
51. ドライビング Miss デイジー
モーガン・フリーマンとジェシカ・タンディをこの映画で知りました。たんたんとしている中に寂も錆びも効いています。とても好きな映画ですが、名画座でこれと一緒に上映されていたのが「田舎の日曜日」でした。あちらに9点をつけたので、こちらは比較して9点に近い8点です。 8点(2003-09-02 01:09:02) |
52. カプリコン・1
《ネタバレ》 見ているうちに汗をかいてしまいました。「アポロは本当に月に行ったのか」という本がベストセラーになっていましたが、月に着陸したことにしよう、のあとに宇宙飛行士を殺してしまえ、というのはアメリカ的です。これと「ネットワーク」を見ていると情報社会は怖いなあとつくづく思います。何を信じていいのかわからない世界はおかしなものです。いったいそこまでして守りたいものは何なんでしょうね。 8点(2003-08-19 10:29:40) |
53. 未知との遭遇
初めて見たときは、オープニングからどきどきワクワクで、映画館を出た後に空を見上げてしまいました。きれいな光のUFO、アメリカの田舎町の風景、真っ直ぐな道。スピルバーグは「Taken」でも同じことをやってますね。時間がたって評価すると宇宙人がどうしてもスーパージャーナル風でマイナスです。当時の印象がよかったので甘いけど8点。 8点(2003-08-04 06:49:06) |
54. スター・ウォーズ
アメリカで上映されてから日本でも上映されるまでの期間が長かったです。1年も前にスターウォーズのおもちゃが発売されていて、当時買いまくりました(今とっておいたらひと財産だろうな)。ロードショーの終盤で見たせいか、地元の映画館では観客が3人でした。酒場で宇宙人たちが酒を飲んでいるシーンが大好きです。シリーズで1番好きです。ミーコのカバーも好きです。去年、顔がヨーダに似ている人と友達になり、なんともうれしかったです。 8点(2003-08-04 06:24:11) |
55. ファンタジア
きれいで、楽しくて、わくわくして、ディズニー映画の中でも特に大好きです。何度見ても見惚れてしまいます。音楽に乗って動くディズニーのキャラの愛らしいこと、この上ないです。 8点(2003-08-03 05:41:10) |
56. E.T.
スピルバーグは特に好きではないけど、これは大好きです。ETをかごに乗せて自転車で空をこぐシーンの月のシルエットは最高です。子供の頃、カエルの解剖ができなくて、それでも男かと教師に怒られた遠い昔を思い出しました。 8点(2003-08-03 03:34:13) |
57. ハンナとその姉妹
この映画でダイアン・ウィーストを知り、それ以降ファンになりました。この展開、このテンポ、やっぱりウディ・アレンは裏切らないです。いいなあ。 8点(2003-08-03 02:27:58) |
58. マグノリアの花たち
《ネタバレ》 サリー・フィールド、ドリー・パートン、シャーリー・マクレーン、ダリル・ハンナ、オリンピア・デュカキスと好きな女優がたくさん出ていて、ライトな昼メロを見ているように観ました。ジュリア・ロバーツがどうも映画の中で浮いています。役柄のせいかも知れないけど、ほかの役者を食ってしまい映画のバランスが崩れているような気がします(「世界中がアイラブユー」でも、そう感じました。彼女は主人公としての映画以外は難しいです。ジュリア・ロバーツが死んだ後のシャーリー・マクレーンとオリンピア・デュカキスのやり取りは最高です。ジュリアは写真のみの出演で同じメンバーで続編を作ればいいのに。 8点(2003-07-28 02:31:32) |
59. ペーパー・ムーン
マデリン・カーンは最高です。ライアン&テイタム・オニールが歩道で同じポーズで座っているシーンが大好きです。遊園地のシーンも泣けました。すぐにサントラレコードを買ってきて、ポール・ホイットンのタイトル曲をヘビーローテーションで聴いていたものです。 8点(2003-07-28 02:11:27) |
60. 屋根の上のバイオリン弾き
30年前に映画館で見たときには少し長いなあと思いながらも「サンライズ・サンセット」で感動しましたが、今回見直して主人公の夫婦は理想の親の姿だなあと別のところでも感動しました。親は子供が間違った道に進むかもしれなくても、それが子供の幸せなら見送る強さが必要で、それが子供にとって一番望むものかもしれない。トポルは「フォロー・ミー」と、この映画の2本のおかげで大好きな俳優です。「サンライズ・サンセット」。生きている時間の残りが短くなってきて、さらに感動が深まりました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2003-07-27 15:03:24) |