41. スカーフェイス
《ネタバレ》 腹を空かした野良犬が、その牙で手にした物は虚栄。虚勢を貫き通した先に待つのは壮絶な死である。観賞後に感じる突き放された様な哀愁は、アルパチーノのキレた演技の所縁か、それともダサい音楽やターミネーターみたいな殺し屋のせいか。 [DVD(吹替)] 8点(2010-12-18 19:14:09) |
42. グラン・トリノ
胸が苦しくなるというかソワソワするというか。もうわかったからこれ以上俺の心を乱さないでっていう。 [DVD(吹替)] 8点(2010-12-18 18:41:24) |
43. イエスマン "YES"は人生のパスワード
《ネタバレ》 本筋とはそれるが劇中のミュンヒハウゼン症候群なるバンドがめちゃイカす!そしてズーイー・デシャネルがめちゃかわいい! [DVD(吹替)] 8点(2010-12-18 18:20:16) |
44. アドレナリン:ハイ・ボルテージ
《ネタバレ》 1に比べるとさすがにインパクトは落ちるが、依然としてぶっ飛んだ作品。SEXシーンはもはや鉄板!! [DVD(吹替)] 8点(2010-12-18 18:17:09) |
45. リトル・ミス・サンシャイン
《ネタバレ》 個性的な登場人物。スカッとするラストだが状況がよくなったわけじゃないんだよな。それでも大丈夫、いい家族だもん。 [DVD(吹替)] 8点(2010-12-18 18:11:48) |
46. ファイト・クラブ
エドワードノートン、ブラッドピット、この二人とにかくカッコいい。もうオチを知っているから初見の時のようには燃えない(萌えない?)が、それでも何年かに一回は観たくなってくる。 [DVD(吹替)] 8点(2010-12-16 18:11:24) |
47. 私の中のあなた
《ネタバレ》 全俺号泣。こういう映画は普段観ないのだけど導入が面白かったので観れた感あり。まあやっぱりずるいわな、死ぬ映画って。 [DVD(吹替)] 8点(2010-12-16 16:31:10) |
48. ハイ・フィデリティ
《ネタバレ》 マーヴィンゲイ、ジミークリフ、マッドネス、SLF、クラッシュなど好きなミュージシャンの名前がバンバン出てくるのでそれだけで楽しい。原作まで買ってしまった。 [DVD(字幕)] 8点(2010-12-16 16:00:36) |
49. ガルシアの首
《ネタバレ》 日々悶々としている俺みたいなしょうもない男は、ベニーのような散りざまに憧れながら、今日もまた生きながらえてしまっているのです。 [DVD(字幕)] 8点(2010-12-16 12:38:13) |
50. クラッシュ(2004)
アメリカが抱える社会問題を描く群像劇、とても重いが希望はある。何度も観たくなる良作。 [DVD(字幕)] 8点(2010-12-14 01:29:57) |
51. ラブ・バッグ
《ネタバレ》 ボーイ・ミーツ・カーのめくるめく冒険譚、もしくは一人の男と一台の車による洒落たラブストーリー。意志はあってもあくまでも車で喋ったりしないのが逆にいいよね。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-11 20:10:23) |
52. ビリー・ザ・キッド/21才の生涯
《ネタバレ》 誰もがあっけないまでにアッサリと死んでいく。カッコいい死に様なんてのは無いんだな、やっぱり。ひとつの時代が終わりゆく寂しさに、ボブ・ディランの歌もまた切なく胸に響く。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-11 20:06:43) |
53. わらの犬(1971)
《ネタバレ》 わらの犬は猛犬だった、理性の下に誰もが野生的な凶暴な顔を隠しているのかもしれません。カッとなって我を忘れて、言ってはならない言葉や行動を起こした経験がある人もいるんじゃないでしょうか?後でいくら後悔しても、取り戻せないものがあって、居場所をなくして迷子のようになってしまう。それは社会的動物としての苦悩でもあります。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-11 19:45:43) |
54. ヒューゴの不思議な発明
平日のレイトショー、本編上映ぎりぎりで到着、小走りで席に向かう、スクリーンに映し出される映画の映画。なんだかこういうの幸せだなあ。 [映画館(字幕)] 7点(2012-04-07 02:39:00) |
55. デジャヴ(2006)
《ネタバレ》 冒頭からのグルグルと早いカメラ、カットに気持ち悪いなあと感じていたら、タイムテレビ出てきて、ああこれかと唸りました。解説しているブログなんかを読んでも、整合性がとれているのか理解できないのでそのへんは置いといて、テンポはよいし、すわバッドエンドかと思わされる展開面白かったです。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-27 19:22:14) |
56. 失われた週末
《ネタバレ》 アルコールへの渇望がじわじわと確実に進行していき、まるで蟻地獄のようにシリアスな状況に陥る、その症状が酷くなるにつれ、画面はホラーのような様相を帯びる。アルコールに溺れる切欠が、作家としての己なら、それを救うのもまた作家としての己。小綺麗にまとまっている。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-24 14:44:42) |
57. あなただけ今晩は
《ネタバレ》 コメディよりはコントという言葉のほうがしっくりくる、はっきり言ってバカバカしい、しかし下品ではない。ワイルダーはカラーで撮っているのは少ないですが、あー、緑色はカラーじゃないとわからないもんね、と納得。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-24 14:42:56) |
58. 麗しのサブリナ
小洒落た演出と小粋な台詞回しというワイルダー節を堪能。これがあるから平凡な話でも何度も観返せるんですよね。もちろんヘップバーンも良いですがホールデンが好きです。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-20 11:01:28) |
59. ドゥ・ザ・ライト・シング
《ネタバレ》 ラジオ・ラヒームはラブとヘイトの話をする。正しいことは何なのか、わかっているとも思われるが、行動が伴っていない。でかいラジカセで権力と戦えという音楽をかけて、大儀があるかのように自分の主張でねじ伏せようとする、しかし馬鹿でかい音でコミュニケーションもままならない。その暴力はキング牧師はおろかマルコムXも容認しないであろうが、掲げられるのは彼らの写真という皮肉。誰もが熱くなり過ぎて冷静さを失った夜が明け、DJはこう言うのだ。「今日も暑い!目を覚ませ!」 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-17 14:32:27) |
60. スモーク(1995)
《ネタバレ》 嘘をつき通すというのは実は結構しんどい、孤独な重みがある。嘘を共有してくれるというのは、真実を明かすのと同じく、その重みを煙のように昇華してくれる。嘘をつくのが上手い人は嘘を見分けるのも上手い。ジャンキーの娘の虚勢を張った嘘もオーギーにはお見通しだった。なんと優しい映画だろうか。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-15 01:11:11) |