741. クイック&デッド
《ネタバレ》 なんでシャロン・ストーンとレオナルド・ディカプリオ?西部劇には場違いな二人、そんな感じ。ジーン・ハックマンの存在感はすごいです。彼が登場するとどっしり安定するというか安心するの。 そしてですねえ、シャロンに見初められたラッセル・クロウ。見初めたのならもう少しかっこいい役にしてあげてよう。何の脈絡もなく、手を縛られたままいきなりシャロンとの濡れ場に突入。女王様のいいようにされてます。別に無理に西部劇にしなくてもよかったような気がする [CS・衛星(字幕)] 4点(2004-04-17 00:54:26) |
742. シングルス(1992)
何年か前に何気なく借りたビデオで観ました。これは拾い物したなあとうれしくなった作品。小品なのだけど無駄がなく小粋なの。キャメロン・クロウはどの作品でも感じるけれど、センス、女性の描き方がとっても良いです。これを観ながらキーラ・セジウィックはジュリア・ロバーツの従姉妹かなにかなのかと思いました。キャンベル・スコット、ビル・プルマンがなかなか素敵!これといって特徴のないストーリーだけど遊び心があってテンポよく軽快です。 9点(2004-04-08 09:13:25) |
743. 妹の恋人
まずこの邦題、安っぽいです。なんとかならなかったのかしら?原題をそのままタイトルにすればよかったのよ。メアリー・スチュアート・マスターソンは好きじゃないし、ジューンにはちょっとイラついたのが正直なところです。エイダン・クインの吸い込まれそうなブルーアイにまいりました。御贔屓ジョニーは静かで暗くてヘンなやつ、私が大好きなジョニーが見られました。クインのブルーアイもいいけど、ジョニーの陰気なんだけど深くて複雑なものを感じる目がとっても魅力的です。これはかなり前に観たけどジョニーにしてはライトな作品ね。強く印象に残るものではないです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2004-04-05 00:49:44) |
744. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
ちょっとちょっと、ジョニーがノリノリじゃないですか。これで彼はグンとファン層をひろげたでしょうね。でもジョニーファンとしては頻繁にこういった大作には出てほしくないというのが本音です。キーラ・ナイトレイ、いいですねえ。若いのにヘンな幼さがないし、品よく知的。時代モノもよく合います。とっても期待できる女優さんです。素直に笑えて楽しめた作品でした。ユーモアのきかせ方がいいわ。 8点(2004-04-03 18:00:06) |
745. ラウンダーズ
なんでこのキャストでこんなに盛り上がらないんだ?と不思議に思った作品です。私は常々映画はキャストがかなり重要と思っているけど、その俳優を生かす脚本、演出はもっと大事なのだなと痛感しました。監督自身のセンスの問題でもあるのでしょう。いい映画を作るのって大変だわね。マルコヴィッチがオレオクッキーをぺらっとはがして食べるのをまっさきに思いだす作品。そこしか思い出せないといったほうがいいのかもね。 よくよく考えた結果、私がコレをつまらないと感じるのは、ポーカーというもののルールがまったくわからないし興味ないからだとわかりました。「賭け事」私が最も苦手とすることです。ジャンケンも負けてばっかりなのw [CS・衛星(字幕)] 3点(2004-03-23 10:18:50) |
746. スニーカーズ
これは豪華なキャストしか覚えてない作品です。盲目のコンピューターの天才でしたっけ?黒いサングラスをかけたままのデヴィッド・ストラザーンをまっさきに思いだします。はなしのほうは不親切というか分けわかんないし、テンポも悪くブツ切りみたいでほんとに退屈でした。 2点(2004-03-23 10:07:15) |
747. ミステリー、アラスカ
タイトルだけ見た時はアラスカで起こった摩訶不思議な事件がテーマなのかと思ったら、ミステリーというのはアラスカ州の町の名前で、その町のアイスホッケーチームがN.Y.レンジャースと互角に試合をするというもの。 これはキャストがなかなかのものですね。ラッセル・クロウは雪景色にすっかり溶け込んで、コロコロとして熊みたいです。町の人々はみーんなお互い知らない人はいなくて、殆ど身内みたいなのね。ありきたりなのだけど、そこは個性的で味のある俳優たちとユーモアのおかげで退屈はしなかったです。町長の奥さんと寝ちゃう人、あれ~どっかで見たことあると思ったら「ブラック・ホーク・ダウン」で捕虜になる米兵。遡ると「スリーパーズ」のジョンね。「ER」にも以前レギュラーで出ていたようだけどこれは記憶にないわあ。ロン・エルダード、好みです。 [ビデオ(字幕)] 6点(2004-03-22 20:27:37) |
748. ロード・トゥ・パーディション
《ネタバレ》 どーしてもトム・ハンクスがギャングに見えなくて困ったデス。いいのかな~いいのかな~トム・ハンクス、こんな役やっていいのかな~と思いながら観てました。唯一マフィアらしく見えたのはスタンリー・トゥッチ。話は単純明快。親バカおやじとデキの悪いアホ息子に復讐するわけですが、暗めで重みのある映像がいい。ガラスや鏡を効果的に使ってるのね。やたらと銃撃戦が出てきて、バッタバッタと人が死ぬシーンがないので二組の対照的な父と息子のドラマとして観られる。そういや「アメリカン・ビューティ」も対照的な二家族でしたね。それにしてもジュード・ロウの前頭部の広さはどーゆーことよ!!心配だわ~ [CS・衛星(字幕)] 6点(2004-03-22 12:30:10) |
749. スティーヴン・キング/痩せゆく男
《ネタバレ》 怖~い、怖~いおとぎ話を観ているようでした。 けっきょく呪いは解けなかったですね。自分が助かるために誰かを犠牲にしなきゃいけないんじゃね。全体的に地味で強烈な印象は残らないけど、どんなオチが用意してあるのかという期待で最後まで観ました。 [ビデオ(字幕)] 5点(2004-03-20 09:31:07)(良:1票) |
750. コヨーテ・アグリー
これはねえ、別に知らなくても観なくてもよかったです。少々過激なシーンとシンミリくるシーンを挟み込んだ女の子の青春サクセスストーリーなのですが、なにもかもが雑な作りですなあ。主演の子に田舎から出てきたようなちょっと野暮ったい子をもってきたのでしょうが、それでも観客に印象づけられるかといったら、それはノーですね。「フラッシュ・ダンス」をもう一度、みたいな気分で作ったのかな?あれも話は単純明快、けれどエイドリアン・ライン監督の美しい映像があった。ジェニファー・ビールスという一度見たら忘れないヒロインがいた。これにはそれらもない。これは映画とは呼べないです。ジョン・グッドマンが気の毒になりました。 0点(2004-03-20 08:56:36)(良:1票) |
751. 普通じゃない
ユーモアの質といいますかタイプといったらよいのかしら、私の好みです。ハイレベルなキャスティングの冗談みたいなお遊び的映画というのはワクワクします。私としてはユアン・マクレガーのダメ男ぶりを堪能しました。一番笑ったのはやはり電話ボックスのシーンですね。あれでいっぺんにユアンが愛しくなりました。ラストの粘土人形?のアニメーションも楽しい。こういうオマケ付きもうれしいです。 つけたし・・・ユアンとキャメロンの糸引きキスもよかった。最近舌をからませてるとわかるバクバクキスが少なくなったような気がしてたのでこのキスシーンには感動しました。 7点(2004-03-18 08:57:41) |
752. トータル・フィアーズ
なんだか薄っぺらい作品でした。ギリギリのところで爆発を食い止め、”よかった、よかった”では在り来たりだということで、爆発させたんでしょうか。でも被爆したわりにはみんな元気でしたねえ。「コドモダマシ」こんな感じの作品でした。唯一得したのはスパイ役のリーヴ・シュレイバーでしょうな。かっこよかったです。 2点(2004-03-18 08:44:39) |
753. 17歳のカルテ
ウィノナ自身が危うい人だし、オープニングの「お金があるのに万引きする人」というナレーションには参りました。アンジェリーナ・ジョリーも見るからに、という感じなのでこの二人はぴったりハマリ役ですね。さて、私は精神病と診断されたことはありませんが、やはり思春期のころ自分の言う事やる事を周りの大人たちから全て否定された、されているように感じられ、いつも疑われ、居場所もなく、うまく言葉で表すこともできず、かなり悲観的になりました。大人たちにしてみれば私は異常だったのでしょう。世間知らずの甘ったれが自分勝手に分けのわからないことを言っていると思ったでしょうね。映画の中の彼女たちはああなった経緯、原因があるのでしょうが、特に自己愛、自我、感受性の強い人ほど重い症状になりやすいのでしょうか。経済的にはわりと豊かな家庭に育ってる子たちなのかな?それほどの感動、共感はなく淡々と観終わりました。けれどちょっと昔が思いだされて胸にチクっときたわね。ウィノナの顔が前とちょっと違うように感じた。鼻とか目とか。いじっちゃったのかなあ、そんなこと必要ないのにぃ。 6点(2004-03-17 10:29:32) |
754. ミシシッピー・バーニング
ずいぶん前に一度観たきりだったので、先日再見した時は新鮮でした。いわれのない差別偏見と暴力。これは人間の本能なのか?なんて思ってしまう時があります。作品としては、ジーン・ハックマンとウィレム・デフォー演じる二人の性格の違いがくっきりしていて面白い。二人ともノーマルな正義派とはいいがたいクセのあるキャラでした。カラダで覚えた知恵と勘で動く一匹狼と、まずはマニュアルを手本にしながら動くエリート。でもデフォーのエリートは行き詰るとキレちゃいそうな危うさを感じるのね。ジトっとした暑さがなくてよかった。蒸し暑いの嫌いです。 7点(2004-03-17 09:22:09) |
755. 真実の行方
あの大司教はなんとなくうさんくさいものを感じていたので、「やっぱりね」なんて思ってたけど、エドワード・ノートンはラスト近くになるまで予想はつきませんでしたねえ。元々清廉潔白、正義のかたまりとは言いがたい弁護士役のリチャード・ギア。打算的に無償で引き受けたこの裁判で手痛い目にあったわけですな。最後までなかなか緊張感もあり、オチも楽しめる作品でした。ローラ・リニーを認識したのがコレ。品がよくて感じのいい女優さんという印象でした。 8点(2004-03-16 18:48:06) |
756. ベスト・フレンズ・ウェディング
《ネタバレ》 ジュリア・ロバーツは一時期、イメージを変えようと果敢に挑戦していましたが、ことごとくコケてしまいました。そしてこの作品で久しぶりにラブコメに。 まず、わざわざジュリアンに付き添い人を頼むキミーはちょっと意地悪だわね、他にいないはずないし。 だいたい昔フラレた女を結婚式に呼ぶってどーゆーこと?ココがそもそもおかしい。呼ぶようにもっていったのはキミーじゃないの?。。。付き合う相手の過去は知ろうとしないこと! 彼女はマイケルのジュリアンに対する気持ちがどうなのか相当不安だったんだろうなあ、表向きはジュリアンが嫌な女のようになってるけど、わりと単純でストレートに感じるのよ。 天然ぽいけど実は結構ずる賢いというか、したたかなのはキミーだと思うんですよね、こう感じるワタシってイヤな女ですかね?(笑) ネットのお悩み相談なんかで結婚するとなったらそれまで仲が良かった女友達との確執、トラブルが表に出たなんてハナシをひっきりなしに目にするし「ベスト・フレンズ・ウェディング」というタイトルには何か皮肉が込められてるような気がしないでもないです。 この監督の「ミュリエルの結婚」を観ると女の本音?実態?そんなものを描こうとする監督なんだとわかるように思います。あら、「キルトに綴る愛」もそうなのね。 女性を描く監督さんなんだ?フィルモグラフィーの中にあるキャシー・ベイツ主演のに興味シンシンになりました、すごいキャストだぁ [CS・衛星(字幕)] 6点(2004-03-16 10:16:21) |
757. プレッジ
ショーン・ペンが親友ジャック・ニコルソンのために撮った作品なのでしょうね。各要所に登場する俳優たちもニコルソンのために集まり、それぞれの役割をきっちり果たしているのはさすがです。やはり通り一遍の結末ではなかったですね。振り返ればあの店を買い取ったあたりからニコルソンの顔つきが変わっていったように思う。だんだん目がつり上がって慣れ親しんだ「ニコルソンの顔」になった。後半はクリッシーの運命と息切れして倒れるんじゃないかという雰囲気のニコルソンに不安を抱きながら見入った次第です。あそこまであの事件にのめり込ませたものはなんだったのでしょう。現役引退という、ある意味物事に終止符をうつ大きな節目が彼には重かったのでしょうかねえ。淋しさなのかな。 8点(2004-03-15 18:33:09) |
758. ステート・オブ・グレース
《ネタバレ》 ストーリーよりもキャストの妙に尽きる。オープニングのペンとタトゥーロのシーンが腑に落ちず、ペンの背景もはっきりせず、ドウナッテルノ?と思いきや、中盤あたり唐突に登場するタトゥーロに全ての謎は解けました。だってペンとタトゥーロの二人が出てくりゃ犯罪者しか浮かばないもの。ペンの警官役を見るのは「カラーズ」以来だ。素性が明らかになってから私の頭の中には香港映画「友は風の彼方に」「男たちの挽歌」が常によぎることに。期待どおりやってくれました。スローモーションでの撃ちまくりの銃撃戦。一瞬だけどペンは二挺銃も見せてくれた。バグパイプの音色と銃声が交互に響き、目の離せないシーンでした。惜しむらくはロビン・ライトの人物像ね。せっかくのキレイドコロなのにギャアギャアわめかせるだけでは勿体無いというものです。クールなんだけど、ちょっとトゲトゲしいし、ストレートヘアはいいのだけどいちいち髪かき上げるしぐさが邪魔でした。ゲイリー・オールドマンのキレ具合は怖いを通り越して、もう笑うしかなかったです。個性的な俳優がいっぱい出てくるのがなによりうれしい。そのうちカメオでクリス・ペンが出てきやしないかとちょこっと期待しました。この作品はまったく予備知識なしで観るほうがより面白い。 7点(2004-03-15 08:48:16) |
759. ハンナとその姉妹
いやはやマイケル・ケインのダメ男ぶりがあっぱれです。三人姉妹の両親、特にお母さんのやんちゃぶりも可愛らしい。ハンナの4人の子どもたちとか妹と自分の元亭主とのデートをお膳立てしたりするのを見ると、彼女は進歩的でグローバルな人なのね。エリオットはハンナの博愛的なところが物足りなかったのかしら、などと思ったりしました。ウディ・アレンの独特の世界は楽しめました。ダイアン・ウィーストがいちばん身近に感じた。 6点(2004-03-14 14:18:14) |
760. グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版
海が大の苦手な私もこれを観るとムショウに海に行きたくなってしまいます。はなしの内容を楽しむのではなく、映像と音楽に酔いしれるタイプの作品かな。環境ビデオとしても使えそうです。モデルとなったジャック・マイヨールは自殺してしまったけど、なぜ?映画のジャックもそうだったけど、繊細な人だったんでしょうね。 6点(2004-03-14 13:54:58) |