81. ぼくの神さま
もう40年位前に観た「わんぱく戦争」という映画を思い出しました。これと「汚れなき悪戯」をあわせたような映画。これでは感想になっていませんね。老夫婦が撃ち殺される場面はショックでしたが他のエピソードはすぐ忘れてしまった。 5点(2003-08-24 14:32:15) |
82. アイ・スパイ
《ネタバレ》 エディ・マーフィを見て笑えたのはもう過去のこと。オーエン・ウィルソンは魅力に欠けるし誰と組んでも足を引っ張っているように感じます。雑な作りといい加減な展開で作品としても評価が低くなるのは仕方のないことですね。つまらないギャグよりユーモアが欲しい。人を笑わせるには綿密な計算と技術が必要。 [地上波(吹替)] 4点(2008-10-05 17:03:48) |
83. さらば冬のかもめ
《ネタバレ》 100歩譲って、8年もムショ暮らしをするんだからその前に筆おろしをさせてやろうという気持ちはまだ許せる。でも、理由なく陸軍兵士を殴る事、どんちゃん騒ぎをして予定の列車に乗り遅れる無計画さ、注文した食事を作りなおさせる事や、バーの店員を罵る事、こんな事ばかりを未成年の部下に経験させてこれが楽しい生き方なんだと言わんばかりに行動するバダスキーに共感など出来ようはずもない。窃盗癖はあるけれどまじめな青年を間違った道へと先導しているだけだ。「こんなことで奴の8年が楽しいものになるのか?」と冷静な言葉を吐いていたミュール(マルホール)の考え方には賛成出来ていたが、結局はバダスキーのペースに合わせてしまうのが残念だった。よく言われるニューシネマの雄だのヒューマンドラマの佳作だとは全く思えません。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-08-15 17:51:53) |
84. ピンクの豹
《ネタバレ》 映画の前半部分はお話の内容と人物関係がよく理解できずかなり退屈で、こけるとぶつかるだけのピーター・セラーズはちっとも笑えません。中盤からはクルーゾーの部屋での卿とジョージのかくれんぼ・金庫を開ける二人のゴリラ・夜の広場でのカーチェイスを達観する爺さんの3つの場面は面白い。これはドリフのコントの元ネタになってるなと感じるシーンも多かった。王女役のCCが加賀真理子に見える。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-08-15 09:59:05) |
85. 続・猿の惑星
ヒット作となった一作目の設定を利用すればいろんな続作品が作れると思うけど、脚本に凝り過ぎたのか娯楽として映画を楽しもうと考える人には多分に理解しづらいお話になってしまったようです。核爆弾を崇める宗教集団は2000年の間生き延びた人間達なのでしょうか。容姿や行動が生理的に受け入れられませんでした。理解できる人には深い意味がたくさんありそうな映画ですが一般受けはしないと思います。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2008-07-21 16:55:29) |
86. ジェイコブス・ラダー(1990)
《ネタバレ》 苦悩する帰還兵の姿を通して追体験させる反戦映画は好きな方です。いや違うぞ。隠された軍の陰謀を暴くサスペンス作品かと思いきや、なんじゃこの終わり方は?偶然乗ったタクシーの運転手が実は自分を刺したかつての同士だったと思わせる部分やラダーの開発者との密会と彼の吐露話もすべては主人公がいまわの際に見た絵空事だったとは。衝撃のラストと言うより映画って何でもありなのかと2時間近く見てきたものが意味の無いものに感じてしまった。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-10-09 08:45:31)(良:1票) |
87. チャーリーとチョコレート工場
目指すところは何なんだろう。ディズニー作品のように親子で見て道徳心を育てるという風でもなく、ただ単に良い子にしている子供にだけ幸運が訪れるのだと諭すにしてはあちこちで表現がグロテスク過ぎて子供が泣くぞ。これでは文部省推薦の御墨付きは到底望むべくもなし。粗悪品でもプロパガンダの打ち方ひとつでヒット作品に化ける最近のプロモーション第一主義の商業映画に騙されるな。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-07-28 21:45:30)(良:1票) |
88. ターミナル
詰まらない小ネタの寄せ集めでしかない。無理矢理に作り上げた真実味のない物語と人物像に興醒めして大きく期待はずれでした。9ヶ月も待った挙句に果たせた約束に感動出来るものがない。管理官をコント風に描きすぎているし、アメリアの気持ちがコロコロ変わりすぎて好きになれない。笑いを抑えて少しシリアスなドラマとして作っていれば設定が生きたと思う。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-10-10 15:04:25) |
89. ギルバート・グレイプ
誰でも一つや二つの重荷を背負っているしまた幾らかの負い目も感じながら変化も無く同じことを繰り返す毎日を我慢しながら生きている。普通のことを普通に見せられて「そうなんだよなあ」と思う人もいれば「それがどうした?」と思う人もいるだろう。ディカプリオの好演以外はしばらくすると観た事を忘れてしまいそうな内容だ。なぜ家を焼いてしまう必要があったのかよく分からなかった。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-04-09 10:35:26) |
90. シン・レッド・ライン
詩を詠んでいるかのような台詞にはきっと深い意味が込められているのだろうが、物語も心理も伝わってこない。たくさんの無駄な長いシーンが間延びした退屈な映画にしてしまっている。勲章と名誉を追うあまり兵士の命をおろそかに考える上官との対立と降参して惨めに震える日本兵の姿だけが見所で、大したヤマ場も無くアカデミー賞ノミネートが信じられない。ただ戦争には行きたくない、戦争では死にたくないと強く思った。 4点(2005-03-06 13:04:32) |
91. ミッション・トゥ・マーズ
《ネタバレ》 えっ、どういうこと?。もっとちゃんと説明してくれないとあの火星人が何なのかよく分かりません。もとは太古の昔に存在した地球人だったって言うことなの?。ならば、出した問題に対する返答の方法が間違っていたからと言って砂嵐で殺してしまわなくても良いのに。冒頭から徐々に逸れていくストーリー、まったく別の映画のようなラストにかの有名な監督の作品とはとても思えない。 4点(2004-12-04 13:49:59) |
92. スローターハウス5
不思議な映画で主題が理解できない。過去に経験した戦争の回想録かと思いきや突然カースタントが始まるし、宇宙へ瞬間移動してしまったりで次第に話の展開についていけなくなった。車を潰してから新車のプレゼントのシーンを後で見せるなど意味があるとは思えない時間軸のずらし方も効果に疑問がある。ただし、空襲で廃墟と化したドレスデンの街を再現した場面は「戦場のピアニスト」などでCGで作ったものよりも余程現実味がありよく出来ていて受ける衝撃の度合いもこの作品の方が数段上だ。 4点(2004-09-23 13:48:30)(良:1票) |
93. マトリックス レボリューションズ
このシリーズの影響を受けて道を誤ることなく映画界が本来目指すべき健全な方向に進んでいくことを心から願う。 4点(2004-09-12 11:46:26) |
94. ミニミニ大作戦(2003)
強奪物としては今までにないほどにテンポが悪く全く冴えない展開に唖然。ハラハラドキドキさせてくれることもなく本当に下手な作りだ。ミニクーパーでのカースタントに期待して見たのにがっかりした。 4点(2004-09-04 15:33:03) |
95. キル・ビル Vol.1(日本版)
そこまでやらなくてもと思うほど吹き出る血しぶき飛ぶ足飛ぶ腕飛ぶ頭。まともなスプラッター映画より胃袋の具合が悪くなってテンションが下がります。これを見て「爽快だ」「すっきりした」とか「笑える」と言う人がいる事が信じられません。タ監督が過去の映画に対するオマージュ作品として作ったというなら大きな勘違いです。捧げられた深作監督も決して喜んでいないと思います。多分Vol.2は観ないでしょう。 4点(2004-08-07 16:30:04)(良:1票) |
96. パルーカヴィル
全編を通してクドイほど流れているテーマ曲は慣れて来ると耳に心地良いし、脚本と製作者がイタリア人らしくて往年のイタリア映画の匂いがプンプンしている。ただし作品にはテンポの良さやキレと言ったものはまるでない。一攫千金を狙って無い知恵を絞り奮闘するもドジばかりで一度も成功しないというコメディの王道を土台にしているが、すべてのエピソードが消化不良に終わっていてまとめ方が下手なのでどうも楽しめない。3人それぞれの恋愛情景の描き方と、家族(?)にいるコメディ向きの顔の警官も扱い方が良ければもっと笑えたのにコメディに徹してきれていない。ラストは「なーんだ・・」と思うだけでどんでん返しになっていない。これヴェネチア映画祭最優秀新人監督賞受賞ってホント? 4点(2004-04-11 20:00:03) |
97. アニー・ホール
昔観た時は面白いと思った記憶があるのだが、今観返してみたらさっぱり。他にない仕掛けはアイディアいっぱいで興味深いが、男女のダラダラとしたアレン流恋愛論を見せる事に終始していて、とても退屈だった。 4点(2004-03-06 12:51:54) |
98. おつむて・ん・て・ん・クリニック
物語の展開に意外性がなく想像通りに進んでいく。コメディなのにクスッとも笑えない。車にも乗らずに爆弾を盗みに町までどうやって行ったのだろう。ビル・マーレイの映画にはもう期待しないぞ。 4点(2004-02-29 11:17:02) |
99. タキシード(2002)
香港とは全く違う撮影方法に批判的でいながらも時々アメリカ映画に出るのはやっぱりお金なのですか。見せ場になるアクションシーンも添え物程度で、しかもCGを使うとはジャッキー・チェンが絶対出てはいけない映画のはず。生身の体を使って常人には出来ない「うわっ、すごいなあ。こんなことが良く出来るなあ」と驚くようなアクションや大道芸的小道具の使い方を見せてくれるのがジャッキーの魅力なのに、他の名ばかりのアクションスターと同じ事をやっていても観客が満足する事はありません。もうお疲れなのですか。 4点(2004-01-31 12:36:13) |
100. ハムレット(2000)
言葉が難しくて意味を考えながら字幕を追いかけるのが大変でした。原作のままなのでしょうか、印象的な台詞が多く座右の銘を探すのに困らない。仇討ちのためにまた殺人をくり返すという考え方は嫌い。結局みんな死んで終りにも疑問あり。母親とオフィーリアはなぜ死ぬ必要があったのか。全然関係ないけど会長のあごの形、ロバート・ボーン以来です。 4点(2004-01-17 12:17:36) |