1021. シェーン
《ネタバレ》 西部劇としてはよくある話で、喧嘩で仲直りなどベタな演出も多いのだが、シェーンがやたらとカッコいい。よくある設定のキャラなのだが、ジョン・ウェインともイーストウッドとも違う雰囲気がものすごく良い。ただ、この主人公のシェーンについて言及するとすれば、中盤で出番が少なかった。でも、そんなことはラストで吹き飛んだからまぁ良い。あのラストは忘れられないな。 [DVD(字幕)] 7点(2009-01-05 12:44:29) |
1022. レベッカ(1940)
《ネタバレ》 話も演出もどこかイギリス時代とは違い、少し新鮮味があったが、やはりヒッチコックは合わないみたい。 [DVD(字幕)] 4点(2009-01-05 12:39:16) |
1023. チャップリンの消防夫
確かにチャップリンの短編の中では、話にまとまりがある。ふざげた消防夫のチャップリンがやっとのことで現場へ向かい、人命救助をする。なんかチャップリンらしくないような感じが不思議な感覚の短編。 [DVD(字幕)] 6点(2009-01-05 10:57:38) |
1024. 燃える戦場
《ネタバレ》 設定や話としての面白さはあるが、総じてまあまあの作品。アメリカ映画でイギリス人を皮肉ると言うのが新鮮。後半のサスペンスはなかなかだが、全編通して位置関係がさっぱり分からない。ジャングルを舞台にした映画で位置関係をはっきりさせるのは難しいが、あまりにも分からないのはもったいない。もう少しきれいにまとめられたと思うと残念でならない。 [DVD(字幕)] 5点(2009-01-03 19:03:15) |
1025. ニュースの天才
《ネタバレ》 確かに、大統領専用機に一つしかない高級雑誌が偽記事を載せていたというのは話としては非常に面白い。しかし、どうもこの映画からだけでは、若造がプレッシャーから面白い記事を捏造したと言うのが見えてこず、もはやスティーブンが駄々をこねているようにしか見えない。製作者の意図とは少し違った結果となったような気がしてならない。 [DVD(字幕)] 5点(2008-12-31 00:27:21) |
1026. ザ・ビッグ・ワン
《ネタバレ》 多少は分からなくとも、笑える面白い作品。マイケル・ムーアの嫌がらせにたじたじの企業経営者たちはなかなかの見もの。構成としては、地方ツアーという区切りがあるから一見きれいだが、途中でえらくばっさり切ってるところは少し気になる。彼の個性がにじみ出た映画で、彼を愛する人がたくさんいるのが伝わってくる(もちろん嫌いな人もたくさんいるだろうが)。 [DVD(字幕)] 7点(2008-12-26 10:45:00) |
1027. マーズ・アタック!
《ネタバレ》 痛烈なアメリカ批判映画。火星人との最初の対面シーンで、「アメリカ軍は世界を守っている」って発言しているところが印象的。そして、金持ちばかり優遇される社会の中で下層の人々がたまたま地球を救ったり、友好を示しつつも背を向けられたら核兵器を使ったりするのも皮肉。ラストの演説は余計だった気がするが。レトロな火星人のキャラクターも違和感がなく、豪華キャストもそれに負けない存在感を示した。ティム・バートンの傑作。 [DVD(字幕)] 8点(2008-12-09 09:40:26) |
1028. アパートの鍵貸します
《ネタバレ》 出世のためにいけないことをした結果、自分の好きな人が死にかけてしまうという皮肉。「人間になれ」の言葉通り、自分の意思で会社も辞め、引っ越そうとしたところのハッピーエンド。拳銃の伏線が効いている。主演の二人も良いが、ドレイファス医師が良い味出してる。ラストでフランに夢中でカードを配りまくるバクスターと、告白に言葉で答えようとしない二人の画が良い。 [DVD(字幕)] 8点(2008-12-02 19:31:11) |
1029. チャイナタウン
《ネタバレ》 二転三転するストーリーは面白かったが、チャイナタウンについてあまりにも知識がないために分からないことが多かった。この映画がチャイナタウンとはこんなものだから、と言う程度の認識しか与えないため、結果的に観る者を選ぶ映画となったとも言える。出来れば知識を蓄えてから観たいと思った。そして、ジェイクとイブリンが結ばれるのが一番分からなかった。映画内の男女はすぐに心を許しやがるから嫌いだ。 [DVD(字幕)] 5点(2008-12-02 17:07:04) |
1030. 恐怖のメロディ
《ネタバレ》 こんな女に手を出した軽い男の自業自得。イブリンの狂人振りは役者としては凄いが、さすがに観ていられない。そしてラストのためとは言え、釈放させると言う筋書きはおかしい。 [DVD(字幕)] 3点(2008-12-02 17:04:35) |
1031. ハートブレイク・リッジ/勝利の戦場
《ネタバレ》 伝えたいテーマは分かるのだが、これはどう観てもエンターテイメント。見事にパターンにハマった展開なのだが、そこまで悪くもない。ただ、やや中だるみしてしまったのと、悪との差をはっきりさせ過ぎたのは残念。 [DVD(字幕)] 5点(2008-12-02 17:00:39) |
1032. キス・オブ・ザ・ドラゴン
《ネタバレ》 アクションシーン以外は本当につまらない。「事件」にするために、都合よくことが運びすぎ。ビデオには映っちゃったし、そのテープを簡単に手に入れちゃったし、同じ現場にいたストリッパーと偶然出くわすし・・・。こうでもしなければダラダラしてしまうのは見え見えだから仕方ないかもしれないが。そして演出としては、終始シリアス路線を意識しただろうが、それに伴うドラマはないし、アクションシーンはむしろコメディに見える。特にビリヤード球のカンフーサッカーは笑った。悪役のチェッキー・カリョも嫌いな俳優ではないが、あまりにも「悪」という演出があざとすぎて、良い悪役には映らなかった。 [DVD(字幕)] 3点(2008-12-02 16:55:31) |
1033. ネットワーク
《ネタバレ》 「テレビに映るものが全てではない。テレビは何でも作り出せる。」と言っているキャスターに視聴者が同調する。ここがミソなのだが多少軸がぶれていたような、要素を詰め込みすぎたような印象。ラストも多少は大げさな気はするが、ニューシネマ期の作品としてみる価値はあるし、ピーター・フィンチの怪演は見もの。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-24 20:20:44) |
1034. バットマン(1989)
《ネタバレ》 意図的ではあろうが、ジョーカーばかりが目立つ作品。どこにでもあるヒーローモノとは違う暗い雰囲気を持っているが、その意図は中盤以降の陳腐な展開で崩れ去った。バットマンも出すタイミング、頻度、演出が伴っていないせいか、ものすごく影が薄い。 [DVD(字幕)] 4点(2008-11-22 14:37:52) |
1035. 大統領の陰謀
《ネタバレ》 この事件に関する知識が乏しいと観るのはしんどい。僕自身もそこまで詳しくなかったので頭の中での整理が大変だった。あと、2時間20分と言う時間を使った割りに案外そこまで苦労せずにラストに辿り着いていた。そもそも1作でまとめるのが厳しかったのだろうか。とは言え、最初の30分は画面から目が話せないほど面白かった。 [DVD(字幕)] 5点(2008-11-07 22:43:09) |
1036. ファイブ・イージー・ピーセス
《ネタバレ》 青春ものとして生きることに価値を見出せず苦労する姿は多少なりとも共感できるが、主人公が勝手すぎるし、心理描写があるようでない。意味深なシーンもあるが、内容自体がそれほど面白くない。これもニューシネマの一つだが、大した作品ではない。それにタイトルのファイブはfiveじゃなくfaveだと言うことを見終わってから知った。ずっと5つにはどんな意味があるかを考えながら見てたのに。誤解を招くような邦題を付けないで欲しい。 [DVD(字幕)] 4点(2008-10-19 22:57:50) |
1037. 恋愛小説家
《ネタバレ》 ジャック・ニコルソンという20世紀が生んだ個性を凝縮したような作品。改めて役者とは個性だと感じた。 [DVD(字幕)] 8点(2008-10-19 08:59:52) |
1038. ミュンヘン
《ネタバレ》 重圧感はあるものの、所詮はエンターテイメント作品。こういう映画におけるエンターテイメント性は難しいが、テーマより勝ったような気がする。きれいな映像の中に映し出される無残な現実のコントラストは素晴らしい。やはり自分からすれば疎い話だったが、観て良かったとは思う。 [DVD(字幕)] 7点(2008-10-18 19:37:20) |
1039. 続・激突!/カージャック
《ネタバレ》 犯罪ものとしても青春ものとしても上手くまとまっている。ただ、商品を売るためとはいえ、全く関係のない「激突!」の続編としているのは、詐欺だし、製作者からすればたまったもんじゃないだろう。本当に残念。 [DVD(字幕)] 6点(2008-10-17 14:26:11) |
1040. さらば冬のかもめ
《ネタバレ》 ニューシネマにしては妙な終わり方。所々出てくる要素が時代を反映しているのは分かるのだが、あまり統一感は見られず、心にグッとくるものがない。確かにキャスティングや徐々に生まれてくる連帯感は見ものだが、佳作ではない。 [DVD(字幕)] 5点(2008-10-14 23:03:39) |