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鉄腕麗人さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2594
性別 男性
ホームページ https://tkl21.com
年齢 43歳
メールアドレス tkl1121@gj8.so-net.ne.jp
自己紹介 「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。
映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。

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1101.  アイズ ワイド シャット
“性への渇望”これほどまでに映画のテーマとして難しいものを、徹底して描ききっていることに驚く。スタンリー・キューブリックという一つの伝説に終焉にふさわしい芸術品だと思う。甘く危険な裸体美の羅列の中で、まさに真の意味合いを持つ“仮面夫婦”を表現してみせたトム・クルーズとニコール・キッドマンも凄い。この作品の後、二人は実際に結婚生活を解消してしまうわけだが、少なからずこの映画の出演が影響したことは間違いないと思う。そして、この映画がそういう“危険”をはらんでいることを俳優夫婦は分かっていたのだろう。それでも敢えて、この映画に挑み、演じきった。それは、彼らの真の俳優としての本能が抑え切れなかった“衝動”によるものだったのではないか。「たとえ私生活に多大な影響があるとしても、この映画を避けて通るわけにはいかない」という、彼らの共通意識が、ある種の固い絆の中で生まれたのだと思う。結果、彼らは別れたが、各々が俳優としての凄まじいほどの飛躍を見せていることは言うまでもない。キューブリック、クルーズ、キッドマン、3人が選んだ運命、映画人としての業が、危険に混ざり合い、美しさと醜さを併せ持った特異な映画として昇華したのだと思う。
9点(2004-11-29 02:59:52)
1102.  ライフ・オブ・デビッド・ゲイル 《ネタバレ》 
この映画の主演にケビン・スペイシーを配したことは、ある意味でリスクだったと思う。なぜなら、「己の罪の真意を問う死刑囚」という役柄の時点で観客はあれこれと、彼の“正体”についての結末を必要以上に考えざる得なくなってしまうからだ。生半可の“答え”では、ほとんどの観客はこれまでの経験から「なんだやはりそうか」と気を抜かすことであっただろう。しかし、この作品は、そのリスクを最大限に生かし成功へと導いている。物語自体のアイデアも素晴らしいが、そこに敢えて、もはやこういう役柄に対しての“あざとさ”を観客に持たせてしまう可能性のあるケビン・スペイシーを配したことに、彼に対する絶対の信頼と作品に対する自信を感じる。 ラストのビデオ映像、デビッド・ゲイルがコンスタンスの顔を覆ったビニールをさりげなく触り、すべてを終えたあの表情…。いやはや、全くもって素晴らしい。ケビン・スペイシーはまたひとつ高みへと登った。
9点(2004-11-15 15:11:26)(良:2票)
1103.  コール 《ネタバレ》 
なんだか観終わった後にじわじわと映画的な粗があふれ出てくる感じ…。被害者家族の強引な強さや、ケビン・ベーコンが完璧と豪語する誘拐計画の穴だらけ感など掘り起こせばきりが無くなってくるが、もっとも致命的なのは、やはり犯人達の心情描写のチグハグさと曖昧さだろう。おおよそそれらしいことは臭わすが、結局のところ犯人たちはどうしたかったのかが良く分からない。前半部分の犯人達の含みを持たした思惑には引き込まれたが、用意された結末はあまりにお粗末だ。クライマックスはナンセンスにアクション映画よろしくのカーアクションと対決…どさくさの中でセロンがベーコンを射殺してTHE END…。う~ん、そりゃないぜ…と落胆するしかない。俳優演出に定評のある監督のもとに芸達者な俳優たちが揃っただけに、個々の演技は良いが、サスペンス映画である以上この顛末では低評価は免れない。
3点(2004-11-12 23:37:37)(良:1票)
1104.  初恋のきた道
映画史において“女優”というものの持つ価値は絶大なものだと思う。映画の物語自体はぱっとしなくても、ただ一人、光を放つ女優がいたとしたら、それだけでその映画は良い映画になる。と言うとまるでこの映画が主演女優の力のみをもって成立しているように聞こえるが、そうではなく、それでも尚、女優の存在を強調したくなるほどに、この映画の主演女優は素晴らしい。女優の魅力そのものに対して、これほどまでに心が揺れ、涙が溢れ出しそうになったことはない。いまや“アジアのダイアモンド”と称され世界中にその魅力を放つ女優となったチャン・ツィイー。その秀麗な原石を生み出したこの映画の誕生と存在意義自体に、壮大な運命を感じ、またじわり涙が出る。
9点(2004-11-12 23:06:00)
1105.  ローマの休日
ラブストーリーなんてそれこそ星の数ほどあるわけで、映画のジャンルとしてもっとも多いのはラブストーリーだと言って間違いない。そしてどんなラブストーリーにも共通して不可欠なのは、“愛すべき女優”、“恋心を抱いてしまう女優”であろう。むしろその定義自体がこの映画のためにあるような気がする。オードリー・ヘップバーンという女優が存在したこと自体がすごく幸福に思えてならない。ああ、ほんとうにくるおしいほどの想いでいっぱいになる。なんて映画だろう。
10点(2004-10-29 23:38:19)
1106.  テープ
よくもまあ、これほどどこにでもあり得そうなある種の「口論」を一つの映画として昇華させたもんだ。ということに率直に感心する。87分という映画のワクそのままに繰り広げられる3人の男女の密室劇、心理劇に引き込まれる。平たく見ればただの言い争いであることに間違いはないが、ギリギリのところで観客を退屈させない展開力が巧い。3人の男女の間で交わされる欺瞞、後悔、嫉妬、怒り、本音…。濃厚な心理の駆け引きは非常に身近な事象でありながら極めてスリリングである。「これが地なのでは?」と思わせるイーサン・ホークのキレっぷりも見事。
8点(2004-10-13 17:28:33)
1107.  ヘルボーイ
現役俳優の中では最も「怪優」という言葉が似合いそうな俳優=ロン・パールマンを主演に起用したことも含めて、“ヘルボーイ”というマンガ魂爆発のキャラクター自体は非常に良かったと思う。そのインパクトの高いキャラクター性のおかげで全体的に飽きのこないヒーロー映画には仕上がっている。がしかし、手放しで盛り上がれる映画かと言えばそうではないというのが正直なところだ。何と言っても、ヘルボーイ以外のキャラクター(敵キャラも含めて)がイマイチ立っていないのが致命的だ。多弁な半魚人や苦悩する人体発火ヒロインなど面白味の高いキャラがせっかく周りを固めているのに、彼らの活躍はいたって地味なまま終わってしまう。それはそのまま展開の地味さにも繋がっているように感じ、結果的にストーリーの粗が最大限に目立ってしまっている。なかなか憎めないキャラ、憎めない映画だけに、惜しいと思う。
6点(2004-10-10 21:55:22)(良:1票)
1108.  エド・ウッド
エド・ウッド、ベラ・ルゴシ…彼らは哀れだったのだろうか?ティム・バートン独特のオブラートに包まれて描き出される彼らの生き様はとても愉快であると同時に、悲痛なまでに厳しく切ない。きっと実際にはもっと悲惨な現実があったに違いないと思う。でも、ユーモラスな映画の中に溢れる締めつけられる想いは、決して彼らのあらゆる意味での“不遇さ”に対してではない。環境はすこぶる劣悪だ。しかしそれでも映画を作り、夢を撮る。そしてそこに自らが生きる喜びを見出す。その不器用なまでに頑なで直向な姿に胸がこみ上げるのだ。分かりきったことであろうが、そこに“優秀な者”はいなかった。誕生したものも優れたものではない。しかし、傾きながらも寄り添い、合わさって生み出した彼ら自身の人生は、何よりも価値があるものに違いない。
10点(2004-09-21 02:14:10)(良:1票)
1109.  シモーヌ
これほどまでにブラックなユーモアに爽快感を感じたことはない。虚構と真実の狭間で翻弄されている群集の様は、すべての現代人が抱えるもはや病的とも言える滑稽さであり愚かさであろう。完全なるバーチャル女優の存在を映画的に無理なく通してみせた完成度の高い映画世界がまず見事である。そして何よりもこの映画の質を高めたのは、もはや現役最高俳優であるアル・パチーノのウィットに富んだ演技力と存在感だ。シモーヌという虚構とそれに群がる大衆に板ばさみになる老映画監督を演じると同時に、シモーヌの内面までも演じ出してみせたその巧みさには手放しで賞賛できる。「ガタカ」の映画監督が描き出す秀逸な近未来像を堪能した。
8点(2004-09-17 16:48:52)
1110.  プラン9・フロム・アウター・スペース
なんだろうなあ。とてつもなく面白くないことは明確なのに、なんだか映画自体への愛くるしさ、そして素晴らしさを感じずにはいられない。ティム・バートンの傑作「エド・ウッド」を観ているからという要因は強いのだろうけど、何気ないシーンから監督エド・ウッドの映画への愛情がひしひしと伝わってくる。これほどまでに映画制作時の現場の雰囲気が感じられる映画も珍しい。もちろんそれを感じさせてしまうことが「駄作」たる所以であろうが、長い映画史において、こんな映画、こんな監督がいてもいいと思う。天才と凡人の差は果てしなく大きい。しかし、天才と愚者の差は本当に紙一重で、その区別に対する価値観は常に変化するものだろう。点数は0点だ。でもこれほど価値のある0点は他に無い。
0点(2004-09-13 04:28:36)(良:2票)
1111.  アビス/完全版
ジャンルわけするなら、海洋SF映画というところか。その名にふさわしく、神秘と未知とエンターテイメント性に溢れた映画に仕上がっていたと思う。ストーリーのわりには淡々と展開された印象はあるが、後味は良かった。
7点(2004-08-13 00:35:48)
1112.  パンチドランク・ラブ
なんて奇妙なラブストーリーなんだろうと思う。純粋とは程遠いこの愛の物語に、いかにもラブストーリーらしい愛らしさを感じるのは、徹底的に不器用で暴力的な主人公の愛らしさ故であろう。ニュアンスは大いに違うだろうが、愛とは我を押し通すことだということを感じずにはいられない。もちろん主人公の性格から行動まですべてが褒められるものではないし、誰も真似できないことだけれど、それによって愛する二人が幸せなら何も言うことはないのではないか。何というか、そういう奇妙な説得力にぐいぐいと引き込まれる。
7点(2004-08-04 13:10:14)
1113.  デイ・アフター・トゥモロー
さすがはハリウッドきっての直球王ローランド・エメリッヒである。小細工なしのど真ん中ストレートを投げさせたら、今の大作娯楽映画界に彼の右に出るものはいないだろう。もちろん、直球しか投げられないと言ってしまえばそれまでだが、娯楽映画に必要なのはまさにその豪快さである。CGによる映像技術が進歩したといっても、これほどまで地球が滅亡していく様をまざまざと見せつけたものはなかった。その映像世界に対する絶大な圧倒感だけで、この映画は存在する。まさに豪快。まさに娯楽。ただ残念なのは、人間描写にエメリッヒ監督ならではのカッコよさがなかったこと。デニス・クエイドが主役という時点でキャスティングの弱さは致し方ないが、「ID4」「ゴジラ」にあったような脇のキャラクターの小気味よさをもう少し見せてほしかったと思う。妙に男前な大統領や犬連れの浮浪者にその期待をしたのだが、不完全燃焼に終わってしまった。まあ、自然の驚異、地球環境の悲鳴に対する人間の無力さというものを考えれば、人間の動きが弱いのも納得できなくはないが。ラストの宇宙飛行士の言葉にあるように、地球には、人間には、「浄化」が必要なのかもしれない。
7点(2004-06-07 11:42:29)
1114.  トレマーズ4 《ネタバレ》 
もはやカルト的な人気を誇るトレマーズシリーズ第4弾。パート3の時点で進化しきってしまった感があるクラボイスだったが、設定を西部時代にすることで、まったく未知な生物として再登場させるあたり、くだらないけどなんだか楽しい。シリーズのレギュラーキャラクターとして登場するマイケル・グロス演じるガンマニアの男が、今作では銃を全く扱えない彼の先祖として主役をはる。これまでの彼のキャラとは一転するので最初は違和感があるが、クライマックスにかけて銃に魅せられていく様がこれまた嬉しい。映画の世界観のすべてがチープでありきたりとも言えるが、それでも観客を楽しませてくれるのが、B級映画シリーズの頂点として君臨する今作の不思議な魅力であろう。第一作「トレマーズ」につながる小ネタ的な伏線もファンには嬉しい。
7点(2004-06-03 19:33:30)
1115.  ビッグ・フィッシュ
悲しいわけではない、物語自体が極端に感動的だというわけでもない。ならばどうしてこんなに涙が溢れるのだろう。と、とめどなく流れる涙を拭いながら思った。ただただ主人公の希有で幸福な人生を見ていることに心が揺れるという感じだった。それがつくり話かどうかなどということはもはや関係なく、紛れもない彼自身の幸福感に対して、その幸福な人生を見ることができたことに対して涙が溢れた。ひとりの男が人生を通して繰り広げる現実と空想の境界。その境界線上ですべての人がハッピーになる。感動するなんてことは、理屈ではない。まさにただ「感じる」ものなのだ。そういうことを改めて教えてくれる素晴らしい映画がまたひとつ誕生した。
10点(2004-05-23 13:44:39)(良:2票)
1116.  マイケル・コリンズ
マイケル・コリンズ役で主役を務めたリーアム・ニーソンは、実にこういう史劇的な役柄に多大な存在感を見せる俳優である。マイケル・コリンズという人物の知名度が低いせいか、映画自体にそれほど迫力はないが、混乱の歴史を生きた一人の人間の物語として見応えはあった。
7点(2004-05-22 01:27:33)
1117.  フレディVSジェイソン
ホラー映画は苦手で、「エルム街の悪夢」&「13日の金曜日」両シリーズともまともに観たことがない僕だが、「フレディVSジェイソン」というホラー映画史を代表する二大スターの対決には映画好きの好奇心を掻き立てられないわけにはいかなかった。両シリーズを全く観ていないで今作を評するのもおこがましいが、夢と現実、二人のモンスターによる獲物の獲り合いを軸に展開していくストーリーは両作品のファンを裏切らないクオリティを備えたものだったと思う。それぞれのキャラクターの見せ場もバランスよく繰り広げられホラー性というよりは、エンターテイメント性が高かったのではないかと思う。ホラーが苦手な者にとっては「大いにひねくれたヒーローもの」とも言えるテンションが非常に楽しめる塩梅となった。ホラー映画のお約束とも言えるラストシーンには爽快感すら残る。
7点(2004-05-10 02:13:00)(良:1票)
1118.  バリスティック
完璧なまでのC級アクション映画に唖然としてしまった。自信たっぷりのアクションシーンにとってつけたようなキャラクターととってつけたようなストーリーが羅列する。あまりに内容の無いストーリー性に肝心のアクション映像も淡白に映る。ルーリー・リュー、アントニオ・バンデラスのビジュアルは良いがそれも作品の質に完全に打ち消されている。監督はタイ出身のカオスという人物、名前のままにこの映画自体混沌としている。
1点(2004-05-09 18:52:44)
1119.  ペイチェック 消された記憶
ストーリーの流れ、特に終盤部分については、フィリップ・K・ディックらしいと言える展開に楽しみつつも何度か観たことがあるようなものだったと思うが、ここぞとばかりに活躍する20個のガラクタという要素は小気味よくスリリングであった。ヒッチコック風のサスペンスという触れ込みにふさわしく、グレーのクラシカルスーツに身を包んで追っ手を掻い潜る主人公の姿は、「北北西に進路をとれ!」を思い起こされる。ただ、映画自体は出来の良い作品だと思うが、これをジョン・ウーが撮る必要があったのかと言えば疑問が残る。「M:I-2」以降、「方向性見失ってんな~」という彼に対する懸念はいまだ拭えない。
7点(2004-03-23 18:44:37)
1120.  アダプテーション
チャーリー・カウフマンという脚本家、まさに天才である。脚本の創造に思い悩む脚本家のとめどなく乱雑した世界を混沌と並べ立て、限りなく破綻に近いところで展開させる例を見ないその構成力に唖然とする。実在の蘭収集家と架空の自分の双子を混在させどこまでも独特な世界観に観客は現実との境界線を見失いそうになる。シュールで哲学的で、何よりもユニークな傑作だ。
9点(2004-02-29 04:01:50)
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