1101. フットルース
《ネタバレ》 まぁかるーい感じで特にこれと言ったドラマのない青春ダンス映画。一番駄目なのは、牧師が納得する心理描写が弱すぎること。ここさえしっかりしていれば、もう少し良くなったかと思う。でも、最低限必要な要素こそあったとは思う。喧嘩っ早いのはあまり好きではないが、許容範囲。90年代ではすっかり怪優になってしまったケビン・ベーコンのあまりにもさわやか過ぎる姿を見られたのは嬉しい。 [DVD(字幕)] 6点(2008-07-08 11:11:41) |
1102. ア・フュー・グッドメン
《ネタバレ》 法廷ものとしての最低限の面白さはあったので楽しむことが出来た。キャストは豪華で、ジャック・ニコルソンもまさしくと言う感じ。気がかりだったのは、キャフィの心理描写とラストのオチ。序盤のあの言われようだけで改心するのだろうか。適当だが熱い男を意識したのだろうが、前半の適当振りの描写は必要ないように感じる。どうせ活躍するのは目に見えてるし。そして、そのままジョーとあっさり結ばれると思いきやそうでもなかったのは好印象。ラストのオチはありっちゃありだが、なんかしっくりこなかった。 [DVD(字幕)] 6点(2008-07-02 00:13:27) |
1103. 山猫は眠らない
《ネタバレ》 撃ち合いを期待していたわけでもないので、地味な印象こそ受けなかったが、パッとしなかった。二人で任務の狙撃を行う一連のシーンこそまあまあ面白かったが、それだけ。ジャングルを知っているのは俺だけみたいなこと言いながら、それが生かされた頭脳的なシーンがほとんどない。オープニングのトラウマもありきたりだし、二人のドラマもそんなにない。雰囲気こそ悪くないが、そこまで面白くなかった。 [DVD(字幕)] 4点(2008-07-01 10:56:04) |
1104. ペイ・フォワード/可能の王国
《ネタバレ》 今の時代となってしまってはキレイごとかもしれないが、やっぱり自己犠牲が必要なんだな。これはチャップリンも映画で伝えていたこと。でも、ラストがああいう方向に向いて欲しくなかった。監督は「フィールド・オブ・ドリームス」が好きなのだろう。あとは、サイドストーリーの粗さ。軸がしっかりしていないせいで唐突に人が出てきたり、消えたりして気掛かりだった。 [DVD(字幕)] 5点(2008-06-28 23:53:24) |
1105. 欲望という名の電車(1951)
《ネタバレ》 生まれた世界とは違う世界があることと、どんな状況でも自助努力が必要だと言うことがよくわかる映画。どんな世界に生まれようと、どんな良い思いをしても、必ず訪れるどうしようもない状況。他のせいにしてもそれは虚無であり、自分のせいにもしたくない。その虚無を埋めるべく現れた男たちも虚無。結局行き着く先は精神病。救いのないラストかもしれないが、状況には適応しないといけないし、いろんなことに早く気付くべきだったのかもしれない。にしても、キャストが豪華。この演技合戦でマーロン・ブランドだけが敗れたのはかわいそう。 [DVD(字幕)] 7点(2008-06-24 22:25:57) |
1106. 泳ぐひと
《ネタバレ》 当時のアメリカについて知っていなければ(と言っても自分はそんなに詳しくありませんが)、観ている人にとってはチンプンカンプンの映画でしょう。これもニューシネマ映画の一つで、どこか同年公開の「猿の惑星」に似たようなオチ。変人であり、ラスト近くの爆撃音からしてベトナム帰還兵の話だと思ったが、バート・ランカスターの年齢や公開年を考えると違うかもしれない。しかし、昔は全てを受け入れていたが、夢が覚めると厳しい現実が待っていたのだというセリフや、変な人には気を付けろと言いながら自分が一番変な人間になってしまっている辺りを観ると否定もできない。まぁプールを持つブルジョアへの批判はわかりやすいし、中年のおっさんのラブロマンスでもない。あまりわかりやすい映画ではないが、時代背景がわかれば非常に興味深い映画だと思う。 [DVD(字幕)] 8点(2008-06-02 22:28:33) |
1107. 第十七捕虜収容所
《ネタバレ》 本筋の話は見事な運びで素晴らしい。セフトンがスパイでないのはすぐにわかったのだが、その後の緊迫感ある展開は見事。ただ、この作品におけるコメディが微妙。アニマルはユーモアあるキャラであったが、何の象徴としての存在なのか。悪いとは言わないがこの一連のシーンは冗長に感じた。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-26 23:47:44) |
1108. 新・猿の惑星
《ネタバレ》 これ以上の続編を出さないために地球が滅ぼされたはずだったのだが、経営難のFOXのために無理やり作られた続編。良くこんなアイデアがひねり出せたものだと思わせるストーリー展開は期待していなかった分、面白く感じられた。戦争にしか能がないゴリラ、ジーラとコーネリアスの間に生まれる小猿など予算がなかった分、台詞や描写で象徴的な表現がなされているのにはセンスを感じる。この際、脚本上の矛盾には目を瞑らないといけない。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-25 13:51:13) |
1109. ブリット
《ネタバレ》 一言で言うと地味。よく言えばクール。この映画を評価する人なら当然後者の言葉で賛辞を送るはずだが、本当に紙一重。オープニングのクレジットはこの映画に相応しいカッコよさ。ただ、全編通して映像でひたすら見せるため少々退屈。BGMなし、CGなしのカーチェイスなど動きはあるが、あまりにも少ない。話の転換も一本調子なのが良くない。緩急のつけ方がいまいちだった気がする。しかし、それにしてもマックィーンが渋カッコよ過ぎる。娯楽性に趣向をあまり置いていない渋い作風にぴったりの人選だが、全体的にはもう一歩。 [DVD(字幕)] 6点(2008-05-23 23:27:57) |
1110. JAWS/ジョーズ
《ネタバレ》 サメの怖さを増幅させるために被害が3件起こるのだが、いくら町の儲けのためとはいえ遊泳禁止にしないのはさすがに愚かに見える。その辺は共感しがたかった。とはいえ、サメの出し方が上手く、ゴジラを髣髴とさせるものがあった。そして、後半のサメ対人間のシーンは面白い。こういう終盤の盛り上げはスピルバーグらしい。主演の3人も文句なしの演技だった。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-18 09:59:07) |
1111. ロビンフッドの冒険
《ネタバレ》 娯楽作の原点とでも言うべきなのか、きれいなくらい要所を押さえている。キャスト、音楽共によいが、衣装については原色がきつ過ぎる。カラーだからこその明るい娯楽映画だが、もう少し控えて欲しかった。それとDVDの字幕についての文句だが、バグっているのか途中でいきなり中国語が並ぶのは一体どういうことか。そして、タイミングのミス、誤字が多すぎる。肝心のセリフが何なのかわからないのは少しいらいらした。でもまあ全体的に観て素直に面白かったと言える作品。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-12 23:25:36) |
1112. ポストマン(1997)
《ネタバレ》 賛否は分かれると思うが、目の付け所は良い。内容と設定の関係から3時間の上映時間になったこと、更に人気に陰りを見せ始めたケビン・コスナーの監督作であること、ラジー賞を総なめにしてしまったことが過小評価につながっていると思っているのだが、酷評されるのはわからなくもない。でも、国家の誕生における郵便の大切さ、それを分かち合って希望を見出していく展開は素晴らしいと思う。ただ、作りようでもう少し面白くなったかとは思う。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-10 00:54:20) |
1113. チャップリンの勇敢
《ネタバレ》 終盤のドタバタはなかなか面白い。チャップリンが警官というのも新鮮で、むしろ違和感がある。 [DVD(字幕)] 6点(2008-05-10 00:35:50) |
1114. クライム&ダイヤモンド
《ネタバレ》 まさに掘り出し物的な映画。やはりこの映画の一番の見所は、回想シーンが現代に繋がるところ。登場人物の設定も面白いく、軽快なテンポで、観終わった後の爽快感はなかなかのもの。 [DVD(字幕)] 8点(2008-05-10 00:15:57) |
1115. 赤ちゃん教育
正直ほとんど笑えなかった。はっきり言えばいいものを、ぐだぐだ言っていらいらした。 [DVD(字幕)] 2点(2008-05-09 11:15:05) |
1116. キッド(1921)
《ネタバレ》 面白かったが、少し期待しすぎたようだった。特にラストが呆気なかった。夢のシーンはうまい心理描写ができていて、これからどうなるのかと思えばあっさりハッピーエンド。かなり製作に時間をかけたと言うから、ラストももっと練ってほしかった。でも、チャップリンらしい笑いと感動に満ちた作風は好きだな。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-07 10:12:12) |
1117. 馬鹿息子
後のキートンを見慣れているせいか、あまり笑いどころのないコメディと言うよりドラマな作風がしっくりこなかった。 [DVD(字幕)] 4点(2008-05-02 10:21:43) |
1118. グランド・ホテル
《ネタバレ》 新ジャンル開拓と言う意味では評価に値するが、この映画はその話自体が面白くない。繋がりという意味でも、それぞれの話の時間の割き方でもいまいち。長回しや、役者経ちは良かったが、群集劇としての出来は後続作に軍配。 [DVD(字幕)] 4点(2008-04-26 22:24:15) |
1119. チャップリンの移民
後半はタイトルの「移民」から少し逸れてしまった気がするが、船でのやり取り、レストランでのやり取りはそれぞれ皮肉交じりだが面白かった。 [DVD(字幕)] 7点(2008-04-03 17:06:12) |
1120. チャップリンの霊泉
《ネタバレ》 徐々に皮肉の入ってきたチャップリン短編コメディ。今回は聖なる水が酒に代わっているというオチ。コメディは回転ドアにマッサージと多少しつこい部分もあったが面白かった。 [DVD(字幕)] 7点(2008-04-03 16:55:06) |