Menu
 > レビュワー
 > たきたて さんの口コミ一覧。59ページ目
たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2290
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

共感できるレビューには「良」、
新しいことを発見させてくれたレビューにも「良」、
とても楽しく読ませていただいたレビューには「笑」
投票をしております。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1161.  ヒート 《ネタバレ》 
 非常に長い上映時間にやや疲れました。ドラマに深みを持たせるためにはそれなりの時間が必要だと思います。ですが、あまりに時間が長くなれば、鑑賞者の集中力が切れてしまいます。クライムムービーとしても人間ドラマとしても臨場感のある大作です。ただ、上映時間に関しては、もう少しだけ鑑賞者への配慮・工夫が欲しいところです。  さて、今作における犯罪者チームは、プロとしての側面、そして一人の人間としての側面が映し出されます。彼女を心から愛するクリス(ヴァル・キルマー)、家族を愛するチェリト(トム・サイズモア)、自分のことを認めてくれる人のためにひたすら我慢する黒人運転手。そして引退してイーディ(エイミー・プレネマン)との平穏な生活を夢見るニール(デ・ニーロ)。それぞれのエピソードの完成度は高く、犯罪者でありながら、彼らの幸せと仕事の成功を祈ってしまいます。それは彼らがプロの犯罪者ではあるが、凶悪な犯罪者ではないからでしょう。彼らは障害・邪魔者・敵に対しては非情であり冷徹なのですが、その一方で人としての絆や思いやりを大切にしているのが最大の魅力なのです。  だからこそ、彼らの仕事が失敗し、黒人運転手とチェリトが射殺され、クリスはシャリーンと別れざるをえず、デ・ニーロがけじめをつけた結果あのラストへと到ってしまったとき、切ない余韻だけが後に残るのでしょう。  犯罪者でありながら、そのプロの仕事、その立ち居振る舞いに、見るものを魅了するデニーロチーム。にも関わらず、そのチームメンバーは、全員が悲惨なラストを迎えてしまいます。一人一人のラストに説得力はあるものの、それは到底共感できるものではありません。これほど犯罪をかっこよく、魅力的に撮っておきながら、これほどこうはなりたくないと思わせる映画も珍しいかもしれないです。これはクライムムービーとして最高傑作でありながら、犯罪抑止の映画としてもまた最高傑作なのかもしれません。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-04-06 18:22:26)(良:1票)
1162.  カットスロート・アイランド 《ネタバレ》 
 海賊ものやアドベンチャーが大好きなので、見る前にどうしてもハードルを上げてしまうのです。つい楽しみにしちゃって。だから、まあ期待通りではありませんでしたね。  なんだろう、ものすごくアクションてんこ盛りなんですが、いまいちキレがない感じです。ついでに言うとコクもない。スピード感ももうちょっと欲しいです。特に馬車のシーンは、スローモーションの多用がせっかくのスピード感を殺しちゃっているような気がします。  ついでに言うと、宝探しのドキドキ感も足りないです。わりとあっさり見つかっちゃうのが物足りないです。「手を組みました」「寝返りました」の連投も、サプライズを演出したかったのかどうかはわかりませんが、サプライズ感はゼロ。むしろ簡単に手を組んじゃうことで面白みが半減しちゃいました。三つ巴戦にしてくれたほうが面白かったんじゃないかなあ・・・。  あーだこーだつい言ってしまいましたが、これも好きなジャンルの映画に対する期待の現われの結果なんでございます。だからつい愚痴ってしまいましたが、そんなクソつまらない映画でもありません。普通に見て、普通に楽しめるアドベンチャー。宝もゲットできちゃいますし。この映画って、ヒネリは無いけどロマンはあるんですよね~。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-04-02 02:02:14)
1163.  ザ・プロデューサー 《ネタバレ》 
 サスペンスとして、成り上がり系の人間ドラマとして、オチを見るまでは傑作だと思っていたのですが、ラストのオチに理解を示すことができませんでした。  一種のどんでん返し?になるのかどうかわかりませんが、奇をてらうオチにも最低限の整合性が欲しいところです。ガイ(フランク・ホエーリー)がバディ(ケヴィン・スペイシー)を撃たなかった結果、あのようなラストを迎えたのは結果論であって、本来であればその選択にガイの利益につながるポイントはないはずです。ガイの選択は予想外というより起こりえないことであって、不自然すぎるその選択は理解不能です。もちろん、その選択をする可能性が示唆される動機や伏線があれば別ですが。もしあったとすれば僕が気付かなかっただけですので、このレビュー自体が的外れも良いところですね(笑)  どちらにしろ、僕にはこの結果は納得できないものでした。  ですが、映画は、はっきり言って面白いです。でもガイが頑張る姿と、ガイとバディの主従関係があまりに良すぎたので、下積みから成り上がっていくサクセスストーリーにしてくれちゃったほうが面白かったんじゃないでしょうか。まあ、結果サクセスものになってしまっているんですかね。
[DVD(字幕)] 6点(2014-03-24 02:52:45)
1164.  クルーレス 《ネタバレ》 
 普通に面白い作品です。テンポも良いし、明るいし。ただ、主演の女の子は、アホがアホを重ね着しているようなキャラクターなので、好き嫌いは分かれそうです。イライラする人はイライラするでしょーねー。自分は寛容な人間であるかどうかの性格判断にはもってこいです。特に序盤はアホが前面に押し出されているので、これをほほえましく見ることができる人はマザー・テレサに匹敵する寛容な心の持ち主と言えるかもしれません。  思わず悪く言ってしまいましたが、主人公のシェールは実は結構善良な女の子です。しかも性格はアホだけど、頭はそんなに悪くない。特に後半になるほど彼女の善良さや、純粋さがクローズアップされていくので、見ていて心地よいものがあります。前半を乗り越えれば、きっと後半は少しだけハッピーな気分で終われるんじゃないでしょうか。あくまで少しだけですよ。念のため。
[DVD(字幕)] 6点(2014-03-23 01:18:51)
1165.  エイリアン 《ネタバレ》 
 静かに始まるオープニング。冒頭のタイトルから素晴らしい雰囲気です。なんとも不安な気持ちにさせられます。  僕にとって、この作品はSFというよりホラーの側面が強いです。幼少期に見たため、恐怖感が刷り込まれているせいもあるかもしれません。  なんにせよ、どこに恐怖を感じるかは人それぞれだと思いますが、僕の場合は大きく2箇所。まず一つ目が、見知らぬ惑星で、見知らぬ生命体を調査しないとならない状況で、そこで突然卵から孵った何かに襲われるシーン。防護ヘルメットに食い込み、切り離そうとすれば顔の皮膚がはがれるというありえない状況。こーゆーときに限ってなぜか想像力がかきたてられて、頭の中で一人絶望的な気分を味わってしまうのです。  そんで二つ目が、ラストで脱出する寸前のどたばた。これはもうまさに助かりそうだからこそ感じる恐怖ってやつですね。あとちょっとで助かる。みんなでシャトルに乗り込んで脱出するだけ。それなのに、エイリアン、そこにいるのかよー、っていう状況。絶望的な状況であれば、当事者たちの諦観の念に共感し、逆に恐怖感は感じづらいものです。やっぱ助かりそうなときだからこそ、生と死をリアルに実感して、緊張感もあいまって恐怖心が最高に掻きたてられちゃうんでしょう。  ただそんな最高傑作ともいうべきこの作品も、船の全体像が把握しづらいことが個人的にはちょっとマイナスポイント。状況が少しでも分かりづらかったりすると、この手の作品は緊張感を削がれます。もうひとつは猫。しつこいです。猫よりエイリアン優先、脱出優先でしょう。あれだけクルーの生命を優先させていたリプリーが肝心な時に猫探しって、説得力がなくなるでしょう。わざと危険な場面を作ろうとしているように見えちゃって、ほんとイライラしちゃいました。  本当に、もはや伝説になりつつある作品なのに、そーゆーとこもったいないですね。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-03-23 00:42:07)(良:1票)
1166.  陽のあたる教室 《ネタバレ》 
 学園ドラマとして、一人の先生の成長のドラマとして、大変に完成度の高い名作であると思われます。リチャード・ドレイファス演じるホランド先生が、不器用ながらも知恵を絞り、工夫しながら本当の意味で親身になって生徒を指導する姿が見ていて大変心地よいです。  彼は先生になるきっかけがそもそも消極的ですし、ガートルード・ラングやラスの指導を始めるきっかけも彼自身が率先して始めるわけではないんですよね。ですが、ホランド先生の一番の魅力は、たとえきっかけがなんであっても、一度始めた指導は最後までやり通すことなんです。決して生徒を見捨てないのです。その一途さ、善良さ、そして先生としての資質に僕は素直に感動しました。確かに、これから先生になろうと思っている人、もしくは教職につかれている方なんかは、きっとこの作品からいろいろなことを学ぶことができるかもしれませんね。見ていてなんかパワーをもらえますしね。  この映画を見ているときの感動や高揚感、そしてうまくいかないときの焦燥感というものは、スポーツを観戦しているときの感覚に近いものを感じます。スポーツを見て感動するのは、もちろんそこに数多くのドラマが生まれるということもありますが、何より選手のその真剣さ、ひたむきさに心打たれるという場合が多いのではないでしょうか。ホランド先生をはじめとして、泣きながら練習するガートルード・ラングや、一生懸命ドラムの練習をしているラスの姿にすごく心惹きつけられるものがあります。そして犬猿の仲と思われていた校長先生が、「私はこの学校の先生で、あなたが一番好きでした。」とホランド先生に告げたとき、まじでやばいくらいに感動しちゃって、久しぶりに映画見て泣いちゃいましたね。  ただ、やはり一本の映画として、盛り込みすぎてしまった感は否めないような気もします。そのために、ドラマを終局へと収束させていく段取りに少々不満が残ります。だって、大事なことは何一つ解決していないまま、「なんか感動的だからいいんじゃね?」といったノリでラストを迎えませんでした?せっかくの素晴らしい作品だったのに、最後を雰囲気だけでうやむやにされちゃったのは、正直残念でした。
[DVD(字幕)] 6点(2014-03-22 06:10:34)(良:1票)
1167.  フレンチ・キス 《ネタバレ》 
 ラブコメとしてとてもよくできていると思うのですが、いまいち「ラブコメ」として楽しみきれなかったんですよね~。  メグ・ライアンが個人的に好みではないのが原因のひとつですね。彼女はラブコメを演じる女優として完成されすぎちゃってて、どうしても作りもの感を感じ取ってしまうんです。これはもう好みの問題なので、仕方がないとは思います。  もうひとつ原因をあげるとしたら、「ネックレス」の秘密がなんかやたら気になって、気持ちがそっちに集中しちゃったことですね。複数の要素をつめこんだ映画って嫌いじゃないんですけど、この作品にいたっては、サスペンス要素盛り込んじゃったことが裏目に出ちゃった気がします。しかもサスペンスってほどサスペンスじゃないしね。なんかこの設定のせいで、メインのストーリーに気持ちが入らなかったのです。  ひとつの作品としては、わかりやすいし、ラブもコメディもしっかり入っていて楽しい作品だと思います。バランスの問題かな。
[DVD(字幕)] 6点(2014-03-16 07:26:28)
1168.  ユージュアル・サスペクツ 《ネタバレ》 
 ラストまで見て、「騙された。」というより、「なんてずるい映画なんだ。」という感想しか浮かんできませんでした。「この映画すごく面白いらしいから一緒に見よう。」とあまり映画を見ない連れと一緒に見たのを凄く後悔しています。  もともと「夢オチ」がかなり嫌いなんです。今まで見たことがすべて無駄にされたような気になるのです。で・す・が、「作り話オチ」はそれに輪をかけて卑怯でしょう。それでもこの作品がまだ百歩譲って許せるとしたら、全てが作り話というわけではなく、その中に真相も紛れている部分でしょうか。  結局はっきりわかっているのは、船が炎上したことと、15人分の遺体が出たこと、女弁護士が殺されたこと。それ以外のことは回想シーンのみで語られるので、回想シーンの中のどれが真実でどれが嘘なのかがわからないわけです。コバヤシというのは偽名でしたが、ラストでコバヤシと同じ顔の側近みたいな人物が出てきたのですから、レッドフットなんかの偽名は使っても、それぞれのエピソード自体は本当であった可能性があります。ただ、それらが本当のことかどうかを最後まで観客に明かさず、よくわからないものは凄く感じるという人の心理を利用して、なんか凄い映画っぽくしちゃったのは、やはり反則であり、鑑賞者への礼儀を欠いているようにも思えます。  いろいろ考えながら見ていたときは面白かったのですが、オチだけは残念でした。
[DVD(字幕)] 6点(2014-03-15 07:59:56)(良:1票)
1169.  暗殺者 《ネタバレ》 
 アクションとしてサスペンスとしてふつーに面白いです。ミゲル(アントニオ・バンデラス)登場のシーンが、つかみとしてすごく良い気がしますね。ラス(スタローン)はもちろんのこと、この謎の殺し屋も只者ではないってことがめちゃめちゃ伝わってくるんです。ラスとの銃撃戦に警察が加わり、旗色が悪いと見るやあえて警察に捕まり、その後パトカーから脱出するミゲル。よくあるパターンと言えばそうかもしれませんが、アクションに戦略や心理戦をちょっとスパイスするだけで、こうも見ごたえが出るものかと感心します。  ただ、ディスクがターゲットになってからの攻防は、ストーリーそのものに難があったかもです。はっきり言っちゃえば、ディスクの重要性が伝わってこないだけで面白さが半減しちゃうんです。仲介役(実はニコライってのも意味がよくわからん)の目的とその説得力ってのも実に中途半端。娯楽作品だからこそ、動機がはっきりしてくれていると物語にのめりこめて面白いのです。その辺りは今ひとつだったかな。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-03-02 18:39:01)
1170.  ベイブ 《ネタバレ》 
 「牧羊豚」というアイデアって、浮かびそうで浮かばない気がします。ましてや、そのアイデアをを映画にしちゃうってのはすごいです。そして更には、映画の完成度がお子様向けホームビデオにしては極めて高い。  それにしても、こういう映画って、子供のときに見たら「ベイブ可愛いー」「楽しいー」で終わる気がするんですけど、大人になって見ると、なんかいろいろ考えさせられちゃいますね。特に、猫が意地悪するシーン。「犬は牧羊犬」「猫はペットとして可愛い」「・・・じゃあ豚は・・?」っていうシーンが強烈に印象に残っています。豚のアイデンティティーを考えさせられるんです。そんで、そんなシーンを見てしまうと、ベイブが頑張るのも、ベイブには生きるために必要な行為であって(何もできない豚は食べられる運命だから)、なんか感動しきれません。それにベイブの本当のお母さんは現実に人間に食べられちゃっているわけですからね。  でも僕は、そんな現実から目をそらしてはいけないと思うんです。だから今日も泣きながら豚を食すんです。なぜなら豚が好きだから。  ベイブはめっちゃ可愛いです。コンテストが成功してスタンディングオベーションが起こったときは感動します。だけど、それでもやっぱり!・・・豚は見たときより食べたときのほうが感動が大きいです。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-02-19 01:59:47)(良:1票)
1171.  デスペラード 《ネタバレ》 
 カロリーナ(サルマ・ハエック)、ブシェミ、カンパ、キーノといった脇役たちがキラリと光っていてかなり良い味出しています。仲間になった経緯や背景は一切描かれないことが、逆におばかアクション映画としてのノリと勢いを加速させているのかもしれないです。  前作からの乾いた空気感というのは顕在です。ただ、さすがに有名な役者さんたちが多数出演されているために、多少なりともメジャーな雰囲気やハリウッド色が出ちゃっていますね。前作にあったあの作品だけが持っている特別感みたいなものが多少なりとも薄れちゃっている気はします。  ですが、個人的にはこちらのほうが好き。どこが良いのかって聞かれると、なんか好き、としか答えようがないです。ブシェミがあっさりナイフやろうにやられちゃうのも、そのナイフやろうも直後に人違いで殺されちゃうのも、無敵と評される仲間二人が弾切れの末あっさりやられちゃうのも、全部好き。  ストーリー性が希薄なうえ、行動のひとつひとつの説得力に欠けてしまうため、好みの問題でそんなに点数はつけられませんが、これはこれでアリだと思う娯楽映画のひとつの完成形かもしれないです。
[DVD(字幕)] 6点(2014-02-03 00:21:20)
1172.  フェア・ゲーム(1995) 《ネタバレ》 
 そんなに薄っぺらいんだ!そんなにつまらないんだ!そんなにクソ映画なんだ!・・・・逆に気になる!そんなに多くのひとからクソみそに言われちゃう映画ってどんなんだ?ああ、そんなクソ映画のクソっぷりが気になって仕方がない・・・。よーし、そのクソ映画がどんなものが、思い切って見てみよう。これも大事な人生経験だ!  あああああああああああ、どうしよー、面白ーい。やってしまった・・・。一番恐れていたことが起こってしまった。クソ映画を面白いと思ってしまった。  テレビのスイッチオン、ドカーン。携帯を豚と共にトラックで輸送、「豚のクソまみれになりやがれ」。ああ、どれもこれも面白い。僕の感性は腐っているのか?僕も薄っぺらい人間なのか?でも薄っぺらい人間にも映画を楽しむ権利はあるわけでして、きっとこの映画はそんな薄っぺらい人達でも楽しめるように作られた良心的な娯楽映画なんじゃないかな、きっと。ただ、後半ちょっと展開に飽きてきちゃったときもあって、リアルに6点くらいかと。面白いです。僕のような一般人にはこれくらいがちょうどいいや。
[DVD(字幕)] 6点(2014-01-27 02:54:30)(良:1票)
1173.  未来は今 《ネタバレ》 
 サクセスストーリーものは大好きなんですけどねー。  フラフープが売れてからのノーヴィル・バーンズ(ティム・ロビンス)のダメ人間っぷりに辟易してしまいます。もちろん、多少傲慢になるところがあるのは人間臭くて良いのですが、映画であればそこから立ち直る姿も見せて欲しいものです。  仕事はしなくなるし、浮気はするし、エレベーターボーイを馬鹿にする上クビにするし、たとえコメディでも観ててイヤな気分になるんですよ。その上、ちょっと旗色が悪くなるといじいじして、最後は飛び降りかい。  ですが結局はハッピーエンドになるんですよね。ただそれも、時間を止める神様らしき黒人の人と、天使になった元社長のブルーレターによって助けられて復活って、全部人の力じゃん。何かしっくりこないです。  ついでに言うと、あの性格のエイミーアーチャー(ジェニファー・ジェイソン・リー)と黒人の神様みたいな人が、なぜノーヴィル・バーンズにそこまで肩入れするのかも意味不明。そんなに魅力のある人には見えんのですが。  なんか辛口のコメントばかりになりましたが、映画そのものは、なんか飽きずに楽しめました。不思議なもんで、最後にフリスピーを笑顔で投げるシーンを見て、「まあ、良いか。」と思っちゃいました。終わり良ければ全て良しってことですかね。
[DVD(字幕)] 6点(2014-01-16 15:22:41)
1174.  スターゲイト 《ネタバレ》 
 この作品はスターゲイトをくぐるまでが面白すぎて、後半が物足りなく感じてしまうのは仕方がないのかもしれないです。きっと反動でしょう。映画はつくづくバランスも大事なのだと思う次第です。第一、SFというジャンルで、さも「何が出るかな?何が出るかな?」という空気を作っておきながら、実際あんまたいしたもんが出てこないんじゃ顰蹙かっても仕方がないです。じゃあ後半がそれほどつまらないかと言えば、B級アドベンチャー+アクション映画としては全然楽しめる申し分のない出来。ようは前半の期待値の上げ方にきっと問題があるんです。  ジャック・オニール大佐(カート・ラッセル)とダニエル・ジャクソン博士(ジェームズ・スペイダー)のキャラはありきたりだけどわかりやすくてかなり好き。特に少しずつ二人が信頼感を深めていく様子なんか結構良い味だしてるんです。現地人を息子を見るような目で優しく接するオニール大佐が、好奇心から銃を扱おうとすると激怒するシーンがあるんです。これって、オニール大佐は実の息子が銃で遊んでて死んでしまうという辛い過去がありまして、その背景をふまえてのシーンなんですよね、きっと。でも突然、このタイミングで伏線の回収にこられても、ちょっと気づきづらいかもです。実際オニール大佐はその彼を息子とダブらせているようなシーンは敬礼のところでも見られます。良いシーンです。ちょいちょい、良いシーンがあるんです。  でも6点。
[DVD(字幕)] 6点(2014-01-01 19:46:34)(良:1票)
1175.  ハリウッド・トラブル 《ネタバレ》 
 実力はあるのに売れない俳優マット(ニック・ノルティ)と、その娘ジーニー(ホイットニー・ライト)の親子の絆を描いた物語。ただ、二人をとりまく人々にもかなりスポットライトが当てられているために、どうかすると主軸のテーマが見えにくい群像劇のようなドラマにも見えてしまうかもしれません。個人的には群像劇が苦手だし、ドラマ性がちょっと低いかなーと思ってしまったため、この点数になってしまいましたが、映画としては心温まるドラマとして完成度は高いのではないかと思われます。  マットはジーニー、キャシー(ジョエリー・リチャードソン)、バーク(アルバート・ブルックス)、ナン(ジュリー・カヴナー)といった人達に対して、優しく、温かく、誠実に向き合う好印象な人物です。そしてそんなマットといつの間にか心を通わせあっちゃうジーニーや、マットに恋心と尊敬の念を抱くキャシーが、俳優としてなかなか芽の出ないマットを励まし、応援してくれます。  どの人物も魅力があって良い感じなのですが、バークとナンのエピソードだけがちょっとくどい感じがしたでしょうか。それが、なんか群像劇っぽく見えてしまう一番の原因かもしれないです。  ラストはそれぞれ小さくハッピーになるハッピーエンドでして、余韻はかなり良いです。それぞれがそれぞれのスタートラインに立ち、きっとこれからハッピーになっていくのだろーなーと感じさせてくれる良い終わり方。ただ、その終わり方にちょっとだけ物足りなさを感じちゃったわけでもあります。  邦題がちょっと残念。このドラマの本質がわかっているのであれば、原題のままのほうがぴったりです。
[DVD(字幕)] 6点(2013-12-31 17:13:27)
1176.  ザ・ファーム/法律事務所 《ネタバレ》 
 原作未読。頭フル回転させながらの鑑賞です。  成績優秀なミッチが数多くの大手の誘いを断り、年収だけでなぜその事務所を選んだのかがまず理解できません。南部であれば、同じ年収でも物価が違うからみたいなことは言っていましたが、そんなことで?都会暮らしが長いなら、普通は都会での就職を望むんじゃない?そんで結局は選んだ事務所は超ブラック企業だったわけで、もっと真面目に就職先のことは調べようよと思ったしだいです。  ただ、事務所所属の弁護士が死んだ事故に不審なものを感じてからは、「成績優秀」の設定にふさわしく頭脳プレーを繰り広げる様には幾度となく感心。できればそのままスーパーマン設定でいってほしかったのですが、簡単に不倫の罠にはまっちゃったりして、なんかいまいち盛り上がりきれません。同じ罠にはめるにしても、もっと不可避な罠であれば説得力もあったでしょうに。  後半のタミー、アビー、レイと協力体制の同時進行で事務所摘発のために動いていく様はかなり盛り上がってくれました。はらはらドキドキの緊張感あり、逆転を予感させる高揚感あり、なんとも言えないほど気持ちがもりあがっちゃってしょうがなかったです。  で、オチはそれかー。というのが正直な感想。結局は保身優先で、現実であれば納得なのですが、映画ですからね。さもミッチが「弁護士資格も剥奪されず、なにもかもうまくいく方法を見つけた。」なんて期待させることを言うもんだから、期待しすぎちゃいました。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-11-28 14:50:19)
1177.  ヤング・ゼネレーション 《ネタバレ》 
 4人の若者が作り出す独特の空気感がたまらない懐かしさを感じさせてくれます。例えば大学生のときの授業と授業の合間の待ち時間。フリーター時代、バイト仲間と特に何をするでもなく公園や駐車場でだらだらと過ごした時間。国も生きていた時間も違うのに、何故か共感を覚えてしまうものなんですね。  さて、映画としては主役のデーブと、ちっちゃいけれどすぐにきれちゃうムーチャーがかなりお気に入りなんですが、世間一般としてはどうなんでしょう?願わくばデーブ以外の3人もそれぞれ自転車の練習やって、もう少し納得のいく着地点が欲しかったかもです。デーブにおんぶにだっこで、ラストに周囲からの祝福だけもらってもなんかしっくりこないんですよね。  あともうひとつだけ苦言を呈するならば、ちょっと自転車レースに参加する動機が弱かったのが気になりました。レースに参加する動機に説得力がもう少しあれば、ラストの達成感はまた違ったものになったかもしれません。  ちなみに、脇をかためているたくさんの登場人物の中で、デーブの両親はかなり良い味を出していました。なんだかんだ言って息子を応援している父親がかなり好印象。イタリアかぶれだった息子がイタリア人たちの最低な一面を見てイタリア熱が醒めるわけですが、ラストで出会うフランス人留学生の女の子を気に入ってすぐにフランスかぶれになったのを見て、父親がびっくりした顔が最高に笑えます。
[DVD(字幕)] 6点(2013-11-28 04:05:44)
1178.  アルカトラズからの脱出 《ネタバレ》 
 前半、なんて退屈な映画なんだろうと見ていたのですが、中盤から俄然緊迫感が出てくるのですね。実際の脱走計画を実行に移し始めてからの日々は、高い知能指数を誇るモリスがあの手この手で看守たちの目をあざむくものだから、最早痛快にさえ感じてしまいます。これはもう教育上良くない。「刑務所は脱走するためにある。」みたいな。でも閉じ込められたら脱走したくなっちゃうのは本能なのかもしれませんね。  ちなみに一人残ったバッツ、ベッドの中で涙しながら、逡巡していたのでしょうか。で、結局逃げることに決めたようですが、時すでに遅し。最後のチャンスを失う瞬間を見てしまうのはなんともつらいです。それにバッツには余命僅かの母親や優しい奥さんがいるわけですから、これはほんとつらかった。  緊張がピークに達したのは、「モリスを別の場所に移せ。」「では水曜日に」「遅いな。火曜の朝だ。」の所長たちの会話シーン。え?火曜の夜に脱出じゃ間に合わないじゃん!思わず、「いつ脱出するの?」「今でしょ。」ってフレーズが頭に浮かんじゃいましたが、ここはウルフのファインプレーでモリス達は脱出の予定を早めたのでした。でも本当に焦りました。  この素晴らしい映画、前半が長すぎなければ最高だと思います。 
[DVD(字幕)] 6点(2013-11-26 02:23:22)(良:2票)
1179.  フォーリング・ダウン 《ネタバレ》 
 人がキレちゃうのにはいろんな理由があるとは思うんですけど、それ以前に「キレやすい心理状態」ってのがあると思うんです。  例えば、マイケル・ダグラス演じる主人公が、もし夫婦円満、仕事も順調であれば、渋滞ぐらいでキレはしない。お店も破壊しないし、ナイフを持っている相手をバットでたこ殴りにもしないはずなんです。でもやっちゃった。これってきっと、キレやすい心理状態だったっていうのが大事だと思うんです。  離婚・リストラの二つが重なれば誰だって自暴自棄になります。そんな最悪の心理状態のときであれば、きっかけなんてきっとなんでも良いんでしょう。劇中では「わかるわかる。そりゃキレるよ!」と共感する部分もあれば、「ええ、そんなことでそんなにキレちゃうの?」とドン引きしちゃうシーンもある。それはきっと観ている側の心理状態が正常な証だと思います。  もしこの映画を観て、すべてのシーンに共感してしまったとしたら、その人の心理状態って結構やばいかもです・・・。  ともあれ、映画としては、なんか惜しい感じでした。なんとなく、盛り上がり損ねた感があります。フラストレーションとストレスが破壊衝動に転化されていくイメージを武器に例えている表現は凄くわかりやすくて良かったし、娯楽作品として良い演出だったと思います。家に着く頃には次第にストレスが収まっていき、それが持っている武器でわかっちゃうわけですが、最後はなんと言っても水鉄砲ですからね。まるで派手な花火を打ち上げた後、しめに線香花火をするみたいな感慨。こんな気の利いた演出ってなかなかないのに、うまいことまとめすぎたんでしょうか、観終わった後切ない気持ちと物足りなさだけが残りました。あと、なんとなく「ファーゴ」を思い出しますね。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-07-17 05:40:32)(良:1票)
1180.  ギルバート・グレイプ 《ネタバレ》 
 「ギルバートの本心はいったいどこにあるんでしょうか。」っていうのがまず最初の感想でした。ギルバートは家族に対し、いつも深い愛情があります。なのに、どこか無理をしている風にも見えるんです。  気のせいかと思っていました。ですが、話しが進むにつれ、予感は確信へと変わっていきます。太っている母親を子供に見せたり、「いい人になりたい」ともらしたり、不倫をしたり、アーニーを風呂場に放置してベッキーのもとへ行ってしまったり、アーニーを殴ってしまったり・・・。いつも家族を優先しているギルバートが、瞬間的に自分を優先する貴重なシーンです。  友人や家族から見れば、いつも家族のため、周りの人達のために身を粉にして働き生きているギルバートが彼らにとってのギルバート。だから彼が自分の気持ちを少しでも優先してしまうと、途端にギルバートには友人から家族から、非難の目が向けられるのです。「ギルバート、きれろ!怒れ!ふざけるなって言ってやれ。」って、ずっと思いながら見ていました。でもそれができないから、ギルバート・グレイプっていう映画がなりたつんでしょうね。  ただ、おそらくはギルバートと最も距離の近かったアーニー、そして唯一と言っていい部外者のベッキー。この二人だけは、ギルバートのすべてを愛しているように見えました。もちろん、ギルバートとその家族の姿は本当に家族らしい、ひとつの完成された家族だと思うんですよ。ですが、ベッキーとベッキーの祖母、そしてアーニーとギルバート。4人が一緒にいる姿は、それにもまして理想の家族の姿に見えたのです。なぜかっていうと、4人が一緒のときのギルバートの表情が一番穏やかに見えるんですよ。自然な自分。無理していない自分。  アーニーがギルバートに殴られちゃって家を飛び出したとき、ベッキーのところへいったのも、ベッキーがアーニーを川の中へ誘い入れたのも、アーニーを殴ったギルバートをベッキーが優しく包み込んだのも、全てが印象的でした。  ギルバートの家族たちは母親を含めてそれぞれの世界へ旅立ち、ギルバートはアーニーと共に新しい家族と再出発を始めるラストが最高に良かったです。  ただ、映画としては少々くどいかな・・。ラストは感動しましたし、共感もしますが、手放しに面白いと絶賛まではできないです・・。
[DVD(字幕)] 6点(2013-07-14 16:51:20)(良:1票)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS