1201. マニアック・コップ
基本的にこの手の映画は怖くて見れなくて、「13日の金曜日」も「エルム街の悪夢」も観たことないけど、この映画だけはなぜか観た。警官の姿をした醜いモンスターのキャラクターは強烈だった。 [地上波(吹替)] 3点(2003-10-29 18:25:30) |
1202. リベリオン
まずガン=カタという新しいアクションの試みは、非常に迫力と痛快感があり素晴らしかった。これは、新たなアクションスタイルとしてインパクトがあり確立されるものだと思う。加えて、戦争の防止のために感情を廃した社会というのも、テーマとしてとても斬新であった。あまり複雑にならず、単純に仕上げたストーリーもアクションが際立ち良かったと思う。アクション映画としては文句のない映画に仕上がっている。 8点(2003-10-29 17:22:21) |
1203. ニック・オブ・タイム
あまりに普通のキャラクターに、この主人公は本当にジョニー・デップかと思う。確かに個性が無かった分、デップが出演する意味はなかったかもしれない。しかし、映画的には時間制限を全面に押し出した緊迫感のあるサスペンスに仕上がっていると思う。全体的にB級テイストであるが、下手にきっちり作るよりは味わいがあったと思う。 6点(2003-10-29 14:19:53) |
1204. メン・イン・ブラック
1500年前地球は宇宙の中心と考えられていた 500年前まで地球は平ら 15分前まで君は宇宙人を信じていなかった 常識なんて儚いものさ という台詞は、トミー・リー・ジョーンズが新人エージェントしてウィル・スミスをスカウトするシーンで発せされる。 とても良い台詞で、想定以上にハチャメチャなテンションで描かれたこの映画が、頭のいい人たちによって目論見通りに作られた作品だということが垣間見える。 最新作のパート3を劇場で観たばかりで、おそらく最新作を観た多くの人が同じように思ったことだろうが、第一作目である今作を無性に観たくなり、TSUTAYAを巡り借りてきた。 久しぶりに観ると、この映画が、スピルバーグを筆頭にエンターテイメントとしてのSFの何たるかを熟知している人たちによって、表面的に伝わる娯楽性以上に”しっかり”と作られていることがよく分かった。 主演俳優二人の絶妙なバランスも含め、いろいろな要素がとても絶妙な塩梅で合致した幸福なエンターテイメントだと思う。 [映画館(字幕)] 8点(2003-10-29 14:14:49) |
1205. ファーゴ
コーエンブラザーズ独特のブラックなユーモアは効いているが、ストーリーにはあまりインパクトがなく、淡白な印象のまま終わってしまった。個人的には作風のシニカルさを受け入れられなかったのかもしれない。 4点(2003-10-29 14:08:32) |
1206. ロミオ&ジュリエット
個人的には、冒頭の銃撃シーンだけでハマってしまい、全編に渡る独特のノリに引き込まれた。原作の持つヨーロッパ的な雰囲気から一転、独創的な熱っぽい南米の空気感がオリジナリティを高め、インパクトのある映画にしている。 9点(2003-10-28 15:05:54) |
1207. エアフォース・ワン
ここまでやれば、あえて「あんな強い大統領がいるか!」などという批判は無意味。物事は何でも中途半端にならないことが大切だ。そういう意味では、今作における一度飛行機から脱出したにも関わらず、再び単身乗り込んで暴れまわるというフォード大統領のキャラクターは、非常に娯楽性に優れ思い切りが良かった。悪役ゲイリー・オールドマンや副大統領グレン・クローズの存在感も大きく見応えのあるアクション映画に仕上がっている。 7点(2003-10-28 14:57:55) |
1208. フェイク
「ドニー、お前だから許せる」というアル・パチーノの最後の台詞にこの映画のすべてが凝縮されている。騙し、信じ合い、裏切る。この切な過ぎる男のドラマにはもう言葉がでない。板ばさみの葛藤を演じるジョニー・デップは素晴らしかった。しかし、結果的には騙され、裏切られた落ちこぼれの老マフィアを演じたアル・パチーノはさらに素晴らしかった。 10点(2003-10-28 14:50:27) |
1209. プレデター2
前作とは一新したスタイルは、続編にありがちな二番煎じ感がなく良かったと思う。前作のジャングルから都会に舞台を移すことで、姿が見えないというプレデターのキャラクターがより生かされ、恐怖感という点では広がりが出ている。前作は謎の多いまま死んでしまったプレデターだが、今作でいくつかの謎が明かされるのも興味深い。 6点(2003-10-28 14:43:09) |
1210. イベント・ホライゾン
思ったよりもグロくショッキングなシーンが多いが、映像の美しさとクオリティが洗練されているので、見応えのある映像世界に仕上がっている。ストーリーも宇宙空間の闇と虚無感に包まれた恐怖感が秀逸で、スリリングな展開に引き込まれる。あまり知られてはいないが、SFホラーの傑作と言っていい作品だと思う。 [映画館(字幕)] 8点(2003-10-28 14:37:53) |
1211. 評決のとき
サミュエル・L・ジャクソン、ケビン・スペイシー、ドナルド・サザーランドと脇を固める実力派たちの演技が支えとなって、まとまった法廷サスペンスに仕上がっていると思う。テーマの濃厚さのわりに論理的展開に欠ける脚本は優れたものではないが、全体のバランスは良かった。今作で大型新人と期待されたマシュー・マコノヒーは及第点であったが、サンドラ・ブロックの役所はあまり意味がなく印象も薄い。 [ビデオ(字幕)] 5点(2003-10-28 14:32:46) |
1212. ブローン・アウェイ/復讐の序曲
主演俳優や題材からはもっと膨らみがある映画に仕上がってもよさそうなものだけど、実際は面白みの無い陳腐な映画に終始してしまっている。「復習の序曲」って邦題もとても安っぽく見えてくる。 [ビデオ(字幕)] 2点(2003-10-28 10:40:27) |
1213. ザ・フライ2/二世誕生
蝿男。これほど、科学への危惧を表す上でインパクトのあるキャラクターと題材はない。悲し過ぎる。むごすぎる。 5点(2003-10-28 10:36:32) |
1214. トイ・ストーリー
今や当たり前のように作られているフルCGのアニメーションは、クオリティも高く革新的であった。しかし、個人的にはやはりディズニー映画といえば古典的なアニメーションに愛着があるので、作品に深みは感じなかった。技術の高さは嫌というほど分かるが、内容は子供向けという域を出ていないと思う。 6点(2003-10-28 10:26:40) |
1215. ボルケーノ
パニック災害映画の王道という展開で、ストーリー的にはありがちと言えるものだが、最低限楽しめるだけのクオリティは保っている。溶岩のCGは非常に熱そうで良いできだったと思う。 6点(2003-10-28 10:20:27) |
1216. 陰謀のセオリー
複雑にしようとしているのは分かるけど、そこがぎゃくにあざとさになっているようにも思う。メル・ギブソンとジュリア・ロバーツの演技は可も無く不可も無くという感じであるが、全体の雰囲気はサスペンスフルで良かった。サスペンス映画として高い評価に値はしないが、1回観る限りでは楽しめる作品に仕上がっている。 [映画館(字幕)] 5点(2003-10-28 10:15:41) |
1217. コン・エアー
何度観てもこの“馬鹿アクション映画”は面白い。 もう流石に見飽きたかと思い、一番好きなラストカットだけ観ようと動画配信サービスにて再生を始めたが、結局最初から最後まで観てしまった。 この手の大味さこそが売りの愛すべき娯楽映画のことを“馬鹿アクション映画”と勝手に呼ばせてもらっているわけだが、この映画こそが、その頂点に君臨する作品と言って過言ではない。 個人的には、中学生時分に一人で映画館に通い始めた頃に観た作品でもあり、自分の映画鑑賞人生においても印象が強い作品の一つと言える。 思い返してみれば、ジョン・マルコヴィッチもジョン・キューザックもスティーヴ・ブシェミも、出演映画として初めて観たのはこの映画だったような気がする。 故に、勿論その後彼らの他の映画も沢山観ているけれど、この映画のキャラクターの印象度が極めて高い。 何と言っても豪華に取り揃えた“凶悪犯軍団”が、馬鹿馬鹿しいほどに魅力的な要素で、彼らの存在感がこの映画の“馬鹿”面白さを助長している。 ボス役の名優・ジョン・マルコヴィッチを頂点にし、ヴィング・レイムス、ダニー・トレホとアクの強い脇役を取り揃え、伝説の連続殺人鬼役にはスティーヴ・ブシェミが不気味な存在感をこれでもかと見せつける。 わらわらと群がるように襲いかかる悪党たち、それに無精髭と長髪を振り乱して奮闘するニコラス・ケイジ、爆発につぐ爆発……、暑苦しくて、工夫の無い娯楽映画に見えがちだが、随所に散りばめられたエスプリが小気味良く効いている。 今後も、観る気がなくとも目の前に映し出されてしまえば、きっと最後まで観てしまうのだろう。 前述の通り、大好きなラストカットを見届けて、そうつくづく思う。 [映画館(字幕)] 9点(2003-10-28 10:06:13)(良:1票) |
1218. マーヴェリック
珍しくコメディ映画に出演しているジョディ・フォスターが可愛らしく魅力的だった。3人の登場人物による騙し合いが最後の最後まで痛快だった。「娯楽映画」という言葉がぴったりな映画だった。 [地上波(吹替)] 6点(2003-10-28 09:58:29) |
1219. ザ・ターゲット(1996)
当然ながら期待すべきほどの映画ではないが、「陰謀系サスペンス」が無類に好きな人なら最低限の緊張感は楽しめる。もはやB級映画俳優になってしまったチャーリー・シーンの演技も独特の味わいはある。相変わらず「絶対何か企んでる!」というキャラクターを演じるドナルド・サザーランドの貫禄も魅力。 [映画館(字幕)] 4点(2003-10-28 01:25:07) |
1220. 素晴らしき日
この手のラブコメとしてはよくあるストーリーではあるけど、この映画には良質な雰囲気の良さがあった。主人公や子供たちの細かな仕草がとてもあたたかい空気感をかもし出している。映画には出始めのジョージ・クルーニーは今と比べると洗練されていないが、その相手のミシェル・ファイファーは子持ちのキャリアウーマンを愛すべきキャラクターで好演している。 7点(2003-10-28 01:17:01) |