1301. 僕らのミライへ逆回転
《ネタバレ》 ジャック・ブラックを使っている割には設定や展開が回りくどく、各人のキャラも引き立っていない気がする。そもそも、スタートのビデオ全部が駄目になるという問題発生の理由付けからしてかなり強引なので、この種のオタクコメディに必須である「日常生活感」が削がれており、その辺で一貫性のなさが生じてしまっているのです。 [DVD(字幕)] 4点(2010-02-25 04:00:23) |
1302. ミッシング(2003)
監督がロン・ハワードというのがにわかに信じられません。テーマも不明ならば演出の方向性も不安定。ウエスタン的舞台を選んでいながら、中途半端に雰囲気を重くしちゃってるのが敗因でしょう。 [DVD(字幕)] 3点(2010-02-20 23:57:00) |
1303. コールガール(1971)
終始統一されている画面の暗く陰鬱な作り方はなかなか魅力的なのですが、謎の展開そのものがあまりにも適当で、雰囲気を楽しむ以上のものがありませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-02-20 22:58:22) |
1304. ミニヴァー夫人
これって、内実は昼の連ドラくらいでやってることとあまり変わらないのでは・・・。今ひとつ危機感もなければ緊迫感もない、台詞や効果音で説明されないと戦時中であることが分からないような予定調和的な内容でした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-02-19 00:48:53) |
1305. ウィル・ペニー
主人公が格好良いわけでもなければ適役に特に引き立つ人物がいるわけでもない。その上に最後までさしたる見せ場もなく、さら~と終わってしまいました。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2010-02-18 23:54:09) |
1306. サハラ 死の砂漠を脱出せよ
最低な邦題から想像できてしまうとおりの内容。何が主題なのかがぶれまくって、最後まで焦点が全然絞られていない。何でこんな作品に2005年にもなってペネロペ・クルスが・・・。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2010-02-17 02:08:24) |
1307. プリティ・ベビー
各登場人物の心理の綾を突っ込んでいけばもう少し表現の余地がありそうな内容なのだが、娼館で育った少女という設定のインパクトが先行して、その先の部分が見えにくくなっているように感じる。落ち着いた中にも華麗さを込めた画面の色彩感覚に+1点。 [DVD(字幕)] 6点(2010-02-08 03:14:05) |
1308. エミリー・ローズ
《ネタバレ》 特定の1人に対する悪魔憑きと悪魔祓いという一点に絞って押し通した潔さにはなかなか好感が持てるが、最後は判決が出てそれでおしまいというのは、結局それまでの内容のスケールを矮小化して収束してしまった印象を受ける。あと、ローラ・リニーの顔つきが、いつになく妙に怖いのが気になりました。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2010-02-07 16:57:45) |
1309. 遊星からの物体X
《ネタバレ》 最初から最後まで、ずっと同じことをしているようにしか見えなかったのですが・・・ただ、ラストで明確な結論を出さずにあえて突き放し、しかも敵をやっつけてハッピーエンドでも何でもないという妙な雰囲気が、作品としてのインパクトを保っています。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2010-02-07 16:51:18) |
1310. イルカの日
全般的に、ほのぼのと平和にイルカとやりとりをしているシーンの比重が大きくて、本来の設定の割には今ひとつサスペンス色に乏しいような・・・何を主眼とする作品なのかよく分かりませんでした。 [DVD(字幕)] 5点(2010-02-05 03:33:07) |
1311. (500)日のサマー
《ネタバレ》 この作品が新鮮なのは、いったん2人の関係が終わった後に、さまざまな仕掛けで復縁を予感させておいて(冒頭の「488日目」のシーンからしてそう)、しかもそれをあっさり否定していること。凄くリアリティがあります。その上で、主人公が一番大事な点に気づいて次のオータムちゃんに向かうという二段オチによって、この作品は現実味のあるファンタジーとして見事に着地しています。同じシーンを見方を変えて繰り返したり、期待(妄想)と現実を同時並行したりと、悩める主人公のぐるぐる回る頭の中を誠実に映像化しているのも、後からじわじわと効いてきます。 [映画館(字幕)] 7点(2010-01-31 12:34:42) |
1312. 世界最速のインディアン
《ネタバレ》 あまりにもそのまんまに一直線に最後まで進んでしまうので、結末も予定調和に見えてしまいます。それに、アンソニー・ホプキンスにこういう「あまり物事を考えない役」は合わないと思うのですが・・・。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-01-29 04:26:37) |
1313. 何がジェーンに起ったか?
《ネタバレ》 ほとんどのシーンは家の中で、閉塞的な空間の中に陰湿な描写が延々と続く。ジェーンにくっついて外に移動したとしても、彼女はさっさと用事を済ませ、またこの閉塞空間に戻ってきてしまう。演出力の高さやカメラの巧さも加わって、もう止めてくれ~状態。しかしラスト10分間で場面は一気に青空の下に移動し、それと並行して、それまでのシーンが一気に色を変える。単に残虐非道なだけではなかった、哀しみをたたえた憎み合い。そんな緊迫感があったら、役者陣もやりがいがあっただろう。 [DVD(字幕)] 7点(2010-01-27 22:57:10) |
1314. Mr.3000
《ネタバレ》 出だしの設定のところで十分アホなんだから、そこで主人公のマヌケさを強調しておいてくれないと、後が生きてこないのです。全体的に、真面目にそのまま筋を追ってしまったような感を受けます。アメリカでもバントが讃えられることもあるというのは少々新鮮。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-01-21 05:17:45) |
1315. 奥さまは魔女(2005)
普通に面白おかしいサマンサの日常を映画化したらいいと思うのに、何でこんな二重構造なんてことをするのかな。監督が自分の思いつきで自分の足を引っ張ってしまったような感じです。トーキング・ヘッズの"And She Was"というかっこいい選曲センスに2点。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2010-01-17 22:24:09) |
1316. U.M.A レイク・プラシッド
謎の生物以上に、何でこんなC級モンスター・パニック作品にこんな気合の入ったキャスティングになってるのかが謎。 [DVD(字幕)] 3点(2010-01-17 22:12:34) |
1317. 暴力脱獄
予想に反して終始単調で同じようなことの繰り返しでした。刑務所ものや脱獄ものでここまで緊迫感が欠落した作品も珍しいかも(意図的にそうしたのかもしれませんが)。最後の方の妙に安らぎと穏やかさを感じさせる展開のみ印象的でした。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-01-16 22:41:20) |
1318. モンスターズ・インク
《ネタバレ》 ただ女の子が迷い込んですったもんだの末無事に帰っていったという、ほとんどその一言で説明が尽きてしまうような内容であり、前提となるべき作品のテーマがまったく定まっていない。結果、追いかけたり追いかけられたりを繰り返すだけの単調な作品になってしまいました。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2010-01-07 00:30:42)(良:1票) |
1319. マイ・フェア・レディ
尺が長すぎるのももちろん問題なんだけど、そう感じさせる理由は、第1に、それぞれの楽曲がつまらないこと。第2に、台詞の部分で、みんな舞台からそのまま持ってきたかのようにワーワーうるさいこと。映画にするのならばそれに即した作り方をしてほしかったと思います。見ていて疲れました。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-01-05 02:30:45)(良:1票) |
1320. アバウト・シュミット
《ネタバレ》 導入部分は、見知らぬ子供への援助という善行と手紙で愚痴や雑言をこぼしまくる内容のギャップがよかったのに、それはいつの間にかどこかに行っている。次に、娘から来訪を拒否されて、そこで人生のポイントをめぐって行くのかと思ったら、それもあっさり切り上げてすぐに娘のところに着いている。また、妻との関係でも、娘や婚約者との関係でも、どこが問題でどう整理されたのかが不明。つまり、すべてが中途半端なのです。なので、ラストのニコルソンのアップも、予定調和にしか見えません。手紙に切れて妻の衣服を処分したりとか、招待されたキャンピングカーからすたこら逃げ出したりとか、そういう小市民的な混乱・破綻は面白かったので、そこで押してほしいところでした。 [DVD(字幕)] 5点(2010-01-04 03:22:12) |