141. ダーティハリー
クリント・イーストウッドの名を知ったのは,多分本作以前では「ローハイド」だったと思う。(多分,オン・エアじゃなく再放送だった。さすがに・・・)西部劇に出ていた渋いおっさんが,44マグナムを引っさげて,敢然と悪に立ち向かう姿に,えらく感心したものである。思えば,続編も幾つか作られたようだが,イーストウッドの作品中でも,完成度といい,アクションシーンといい,今なおピカイチと思う。特に,自らメガホンを振るうイーストウッドの作品に懐疑的にならざるを得ない(「スペース・カウボーイ」にしても「ファイヤー・フォックス」にしても)私としては・・・。 8点(2002-02-16 15:26:26) |
142. 007/トゥモロー・ネバー・ダイ
アクションシーンを詰め込みすぎたのか,いまいち印象に残らない作品となってしまった。ま,007に贅沢は禁物。勿論ド派手なアクションが悪い訳じゃなく,ニューボンドカーを見て,思わずBMが欲しくなってしまった。 6点(2002-02-15 19:38:55) |
143. ダイナソー
CGそんなに良かったかな・・・。私も,敢えて擬人化した恐竜を使う必要があったのか,と思います。この手の内容だったら,以前同じディズニーの実写モノでももっと良い作品があったような気がするのですが・・・。完全に期待はずれ。お猿と恐竜が同時代に居るってのも変だけど,そう言や,大昔に見た「恐竜百万年」とかいう作品では,人類が出ていたっけ。(みんな原始人と呼んで,当時-ジュラ紀-に人類が居たと信じていた。) 3点(2002-02-15 19:28:39) |
144. 裸の銃を持つ男 PART33 1/3/最後の侮辱
いや~何だかんだ言っても,レスリー・ニールセンはやっぱり凄い。とにかく今回も笑いっぱなしだったので,私としては合格。おバカ・お下劣映画恐るべし。 8点(2002-02-15 18:14:56) |
145. 裸の銃を持つ男 PART2 1/2
ヤマはやっぱり「氷の微笑」が出てくる濡れ場の場面でしょうか。出てくる下ネタの数々に笑い転げました。(特に,巨大なオダリスクをおっ立てる場面-「十戒」のパロディか?)まぁ,笑いをとることの難しさを最近感じますので,そういう点では合格でしょう。その他の「裸のクラブを持つ男」とか「裸のローマ帝国」とかは,どうなんでしょうか・・。 7点(2002-02-10 12:57:11) |
146. キッド(2000)
無用に声高になることもなければ,お涙ちょうだい的なところもない。さくさくとしたテンポで,心温まるストーリーが展開していき心地よい。確かにもうちょっとメリハリが・・・とも思うが・・・。私も歳と気持ちが限りなくラスに近い(そして30年前のことも)ことを考えると,見て良かったな,と素直に思うことができた。 7点(2002-02-10 10:57:07) |
147. 宇宙空母ギャラクティカ
これってTV版の再編集ですよね。ま,同じ時期に「スター・ウォーズ」とぶつかったのが不幸,と言えなくもないですが,全長2㎞もの超巨大宇宙空母が主力だったり,敵が金属人間(?)サイロン軍団だったり,リアリティのない設定で,やっぱりそれなりのものでしかなかったのでしょう。続編の「サイロンアタック」は純粋な劇場版だったのでしょうか・・・。S.フィリップスによるメインタイトルは,何故か「フライング・ハイ2」のタイトルバックとしても使われていました。 4点(2002-02-09 11:25:52) |
148. 巴里のアメリカ人
今じゃジーン・ケリーも鬼籍に入ってしまったが,当時としては「雨に唄えば」と並ぶミュージカルの傑作。終盤,ガーシュウィンの「巴里のアメリカ人」にのせての踊り(原曲通り10数分!)は圧巻。勿論「アイ・ゴット・リズム」をはじめとするガーシュウィンの名曲が全編に散りばめられている。そう言や,1984年のロス・アンジェルス五輪の開会式のマスゲームの振り付け担当はジーン・ケリーだった。 9点(2002-02-08 21:40:59) |
149. 南部の唄
今でもディズニーの名曲の一つ,「ジッパディ・ドゥーダー」はこの作品で聴かれます。平和で自然に溢れたアメリカ南部の風景がいっぱいに広がり,古き良き時代への郷愁をかき立てる一作(もっとも奴隷制でこんな平和じゃなかったろうが)。家族でぜひどうぞ。 7点(2002-02-08 21:32:55) |
150. 海底二万哩
約50年程前のディズニーの実写ものの傑作である。SF小説の元祖とも言うべきヴェルヌの原作を基に,当時としては目一杯の特撮技術を駆使している。巨大イカがノーチラス号に絡みつく有名なシーンは圧巻だが,何よりも銛打ちネッドを演じるあまりにも若々しいカーク・ダグラスの姿が印象的だった。メカニカルなディテールのみが強調された近年のSF作品と違い,古き良き時代とも言うべき19世紀の香りをたっぷり感じさせる逸品。 8点(2002-02-08 21:27:31) |
151. 裸の銃を持つ男
冒頭の中東元首オンパレードを除き,前半のノリは今二つだったけど,後半ストーリーに動きが出てくると俄然面白くなってきた。「フライング・ハイ」もそうだったけれども,レスリー・ニールセンって絶対お笑いのセンス抜群だと思う。こうした腹を抱えて大笑いできる作品の何と希少なことか。 8点(2002-02-03 11:24:13) |
152. バタリアン
気色悪いのは当然だが,あれだけのテンポで煽るだけ煽ってあのオチはないだろう・・・。「脳味噌~」 5点(2002-02-02 20:52:49) |
153. スターリングラード(2001)
確かに突っ込みどころは多々有る。例えば,冒頭の壮絶なボルガ川渡河シーンで襲い来るJu87。果たして急降下爆撃機が編隊で機銃掃射するかどうか。キエフやミンスクならともかく,スターリングラードで独空軍にあれ程の制空権があったか?He111(ちょい形が変だった)の超低空爆撃も疑問だし,私もKar98kはあれほどの精度はないと思う。しかし,独ソ2人の男の戦いの息詰まるような緊迫感は全く弛緩の瞬間を私に与えず,深夜までの鑑賞を余儀なくさせた。特にエド・ハリスのケーニヒ少佐の存在感は余りに渋くてかっこいい。「ライト・スタッフ」のジョン・グレン(この間元気にシャトルで宇宙を飛んだ74歳のじいさまにして,朝鮮動乱のF86Fのエース)役とはまた違った味わいに満ちていると思う。皆さんおっしゃるように確かに女性がらみの場面(特にあの妙に生々しいHシーン)は,そこだけがストーリーから遊離した感じがしていただけなかったので-2点。「アポロ13」とラフマニノフの第一交響曲を足したようなホーナーのスコアも良し。ずらりと並んだⅢ号戦車も,フロントに少し難点があったが十分合格。走り回るハノマーグも良い。唯一ちらりと出てきたT34-85は考証不足。クルスク大戦車戦の後でしょうが。それにしても赤軍て,ただただ前へ前へ突撃するだけの無策と物量のみで独軍を圧倒したんでしょうか?だから戦死者が群を抜いて多いのかな・・・?(済みません,又してもついつい熱くなって長くなっちゃいました・・・) 8点(2002-02-02 15:45:01) |
154. 愛と追憶の日々
これでオスカー4部門ですか・・・。当時アカデミーとった作品は良い映画,といった信仰に近いようなものがあったけど,いくら何でも・・・。印象に残ったのは音楽だけ。 3点(2002-02-02 15:11:42) |
155. 故郷への長い道/スター・トレック4
それまでの同シリーズとは路線を変えて,地球の生態系破壊に対する警鐘,とも言うべきテーゼを持った作品。正体不明の飛行物体が地球の高等生命体であるザトウクジラとの接触に失敗すると地球が破壊されてしまう,というストーリー。今までの路線とのあまりの隔たりに少々戸惑ってしまった。 5点(2002-02-02 15:07:47) |
156. 白雪姫
↓お2人のおっしゃるとおりです。これと「ダンボ」を見ずしてディズニーとアニメを語るなかれ。 9点(2002-02-02 14:56:45) |
157. ゆりかごを揺らす手
↓まさしくその通り。怪奇現象なんぞより余程人間の怨念の方がおっかない。(特に女)くわばらくわばら・・・。 4点(2002-02-02 14:45:46) |
158. 避暑地の出来事
マックス・スタイナー作のメインタイトルだけが有名なだけに,どんなものかと見てみたが,ごく普通の恋愛ものって感じで,悪くはないが特筆すべきこともなし。私のようなオールドファンにとっては,当時のファッションが今となっては貴重な見物だけど・・・。 6点(2002-01-27 12:47:20) |
159. 48時間
周りの評判は非常に高かったが,別にどうってことない感じ。2もあるようだが,別に見たいと思わない。 4点(2002-01-27 12:39:33) |
160. バルジ大作戦
私もあの戦車兵の合唱シーンに痺れました。まさに鉄の規律のドイツ軍ならではの場面ですね。連合軍では絶対あり得ない。ドイツ軍最後の大攻勢であるアルデンヌの戦いを描く,という比較的地味な映画,という感じですが,戦争映画フリークだった私にとっては忘れられない作品となりました。ただ,製作当時,M4に5号6号戦車の再現は不可能だったのでしょう。確かM48(M60?)を使っていたのは残念。現代の技術では何とかならないものでしょうか。あ,↓【HLQ】さん,「遠すぎた橋」のサントラ情報ありがとうございました。お陰様で手に入れて,私も車で聴いています。ついついウィリスMBを転がしている気分になります。危ない危ない・・・。 8点(2002-01-26 21:26:53) |