141. ロッキー
やっぱり物語がシンプルで狙ったところも無く、周りの人間達の心理描写などもよい。シンプルイズベスト。 8点(2003-05-21 02:39:22) |
142. ムーラン・ルージュ(2001)
食わず嫌いなミュージカルですが、大変おいしく頂けました。基本的にキッドマンで許せてしまうのかな。衣装や美術の華麗さもGood、映像もきれいでスピード感もあり、ホントいい映画でした。食わず嫌いは直しましょう。 8点(2003-05-12 21:58:53) |
143. プレッジ
サスペンスと見る事も出来るし、定年後の人生を描いた人間ドラマとして見る事も出来る。定年の日に重い約束を背負ってしまった、第二の人生が始まっても、約束が頭の片隅に棘のように刺さっている。幸せであるために棘を抜く事が不幸な結末を迎える。幸せな一生を送るのは難しい。 8点(2003-05-12 21:45:31) |
144. ゴスフォード・パーク
登場人物が多いので最初はちょっと戸惑いますが、大きなストーリー自体はゆったりとした流れなのでついて行く事ができた。登場人物一人一人にちゃんとエピソードがあり、端役さえもちゃんと生きている映画だった。犯人探しのミステリーではなく、人間ドラマだった。 8点(2003-05-12 15:02:47) |
145. ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
《ネタバレ》 今までのハリー・ポッターの中で一番面白かったです。アズカバンでも思ったけどチョッとダークなトーンで大人向けな感じに仕上げた方がこの映画は面白いですね。少年から青年となり自我が芽生えていく中、出生の秘密やヴォルデモートへの恐怖、善と悪に苦悩する姿、そんなハリーを支える友情と愛情。ヴォルデモートとハリーの親父、そしてハリーこの辺りの関係性が今後の物語の核になっていくんでしょうかね。根底にキリスト教的価値観があるからなのか、スターウォーズやロードオブザリングと似てきている気もちょっとする。 [映画館(字幕)] 7点(2007-07-25 09:29:11) |
146. ダイ・ハード4.0
洋画を映画館で見る時は必ず字幕で見ていたんですが、野沢那智に惹かれて初めて吹替えで鑑賞、”オイオイ、絶対こんなこと言ってないだろ!”って思いながらうれしくってニヤニヤしながら見ちゃいました。ジョン・マクレーンがべらぼうに強いオヤジになりすぎてしまってアクションシーンは常に”やり過ぎ”ばかりが目立つんだけど、”4.0”は”1”をかなり意識した”1”へのオマージュに溢れた映画という意味ではとても面白かったです。 [映画館(吹替)] 7点(2007-07-25 09:13:33) |
147. マンダレイ
《ネタバレ》 白人で美人で鼻に付くほどの甘い理想主義者、二コールがハマリ過ぎていただけにパワーダウンした感は否めない。先人の知恵を無視し、自らの理想に邁進し、時には使いたくない権力をも行使したのにもかかわらず、やがて現実は破綻していく。コントロールしていたはずの”バカな黒人たち”に騙され、駒として利用される。そんな”バカな白人美人”が似合うのはやっぱり二コールだ。 [DVD(字幕)] 7点(2006-11-29 23:25:57) |
148. 父親たちの星条旗
戦争の光と影、英雄の光と影、人生の光と影。国と国民に望まれて生み出された英雄は、国と国民にその人生を弄ばれ、戦争の本当の真実を墓場まで持っていく。戦争の真実を隠したまま今日も米国は戦争を続け、戦争がある限り英雄を生み出し続ける。スピルバーグが絡んじゃってるから戦闘シーンが迫力あるけど、ノルマンディも硫黄島も一緒。不謹慎と言われても右より日本人な私ですから米兵がやられるの見て「いてもうたれ~」ってちょっぴり爽快な感じでした。この映画が光と影のどちらなのかは見る人間のスタンスで変わるんだろうが、もう1本を見て2本が本当の光と影のコントラストが出てから評価を下すべきなんじゃないだろうか。 <追記>「硫黄島からの手紙」を観終えてこの映画で兵士の顔の判別がし難かった理由や擂鉢山の頂上を目指す米兵と地下壕に立て篭もり持久戦を展開する日本兵などのコントラストの面白さ等、新たな面白さも感じられたので加点。単体で観るよりはやはり2部作で1本の映画。 [映画館(字幕)] 7点(2006-11-15 20:04:47) |
149. 僕のニューヨークライフ
《ネタバレ》 基本的なストーリーとしては、いかにもウディアレン的な匂いの映画ですが、若く恋も人生も作家としても未熟な若いジュリーと年老いながらも個としての己を信じるがままに活きるドーベル。その生き方は年齢に比べとても若く過激であり、そんなドーベルに大きく影響され、パートナーとして組む事を決意する。この2人がともにウディアレン自身に見えるため、ひょっとしたら多重人格ストーリーじゃないの?と思えるほどです。ポーラやハーヴィをもう少し絡めて欲しかったのが少々不満ですが、オチは上手くオチていたので善しとしましょう。ウディアレンのニューヨークにしてはやけに絵がキレイに撮れていると思ったら、撮影はダリウス・コンディどうりでと納得、音楽もオープニング~ラストまでイイ感じで良かったです。 [映画館(字幕)] 7点(2006-03-01 23:00:47) |
150. ミュンヘン
《ネタバレ》 先日、若松孝二監督の「時効なし」を読みミュンヘンを見たくなったのですが、てっきりミュンヘン事件を描いたものだと思って見に行ったら違ってました。70年代っぽいフィルムのトーンの中で見せられるものは、陰謀に次ぐ陰謀で一体何が真実なのかがまるで見えない世界、何をもって正義と呼ぶべきかすら分からない混沌とした世界。復讐の連鎖の先には何もなく、憎しみしか生み出さない。そんな簡単な事は誰しも解っているが、神の存在が、民族として、国として、何より自らのロイヤリティやアイデンティティが業として彼らは闘わざるを得ない。岡本公三や重信房子がパレスチナの英雄であり、辛光洙が北朝鮮において英雄であるように、彼もまたイスラエルで英雄としてあり、どんな英雄であろうと殺らなければ殺られるという恐怖、家族の存在が彼を人間でに引き戻す、天涯孤独の殺人マシーンでなく人間であるところがスピルバーグのやさしさなのかな。ラストは時代からすると当然、あのビルがある存在している画な訳ですが、敢えて今のマンハッタンの画でも良かったのではないでしょうか。 [映画館(字幕)] 7点(2006-02-06 20:42:43) |
151. 始皇帝暗殺
組織の王として人を殺してきた男と刺客として人を殺してきた男、自らの生まれながらの罪のため人を殺し続けなければならない男と自らの過去を悔い改め剣を捨てた男、対極を成す2人の男たちが1人に女を愛した事によりやがて剣を交える。巨大な城郭や人海戦術の大エキストラの迫力はサスガ中国と感心させられる。コンリーの魅力に対して肝心の二人の魅力が乏しい。この映画の対極の二人と映画の女神を愛した「始皇帝暗殺」チェンカイコーと「HERO」チャンイーモウの二人が、どちらがどちらとは言わないが妙にかぶる気がする。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-01-26 22:29:44) |
152. 夫たち、妻たち
この頃はもうミアファローとの関係がかなりヤバかった頃なのかな、自業自得だけど。倦怠期夫婦において如何にしてお互いの気持ちを確かめあい、信じあって生きていくのか、難しいよねえ。アレンの元にはそして誰もいなくなったってのがまた良いねえ。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-01-24 23:29:14) |
153. ラジオ・デイズ
ラジオが家庭の中心にあった時代のごく普通?の家庭のアットホームなコメディ。アットホームと言えども、そこはウディアレンらしく随所に毒が散りばめられ、やられてしまう。ラジオから流れる音楽に体を揺らしながら、ウディアレンになったような気持ちで肩の力が抜いて気楽に楽しむといいのかな。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-01-24 23:20:51) |
154. さよなら、さよならハリウッド
ウディアレンらしさはよく出ていたけど、役を彼がやるにはやっぱりおじいちゃん過ぎるんじゃないのかな。体当たりでがんばってるのもスゴイし、毒吐きまくりスゴイんですが、なんかイタイタしさを感じてしまう。いい年こいて相変わらずなアレン、これを上映するカンヌ、オトナの駆引き好きです。 [DVD(字幕)] 7点(2006-01-24 23:12:21) |
155. ワンダーランド駅で
一言で言えばラブコメなんでしょうけど笑いのセンスが上品でいいですね。全体的な物語の流れやトーンもすごく好きなんですが、最終的に2人の出会いが弱くないか?出会うべき人とは何もしなくとも自然と出会う、ビビビッと来たらああなっちゃうのか? [ビデオ(字幕)] 7点(2006-01-19 00:12:48) |
156. ビヨンド the シー/夢見るように歌えば
ケビン・スペイシーは流石ですね、自分のツボを良く心得てるからバシッとハマっちゃって光まくりですよ。ボビー・ダーリンが実在の人物かどうか関係なくなってしまう程スペイシーが存在しまくりです。ボビー・ダーリンはこの映画見るまで知りませんでしたがポップスも歌えば映画に出たり、ロックもR&Bも歌うし果てはフォーク、カントリーって笑っちゃうような人生面白すぎです。 [DVD(字幕)] 7点(2006-01-04 23:37:08) |
157. ゴジラ FINAL WARS
宝田先生も最後に国連事務総長まで登りつめれば本望でしょうし、小美人を使い捨て、多くの怪獣を雑魚キャラ扱いするポテンシャルの違い、そこには長年ゴジラとはかくあるべきという呪縛から解放され、新たな覚醒したゴジラを見ました。TV見ながら声を出して笑ったり、オォッ!って叫ぶ、これがすっかり忘れてしまっていた”ゴジラ”本来の姿であった事を思い出しました。全篇に渡ってやり過ぎで笑ってしまう部分も多いし、ゴジラの出番が少なく物足りない部分も多いんですが、これでファイナルにしてしまうのは勿体無い気がします。 [地上波(字幕)] 7点(2005-12-31 11:01:16) |
158. 新米雑役夫
やる事成すことダメな雑役夫、濡れ衣着せられて追いかけられる、そんなオチかと思いきや事件は解決ヒーローに嬉しいような悲しいような・・・たまにはスカッとしていいかな。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-21 09:00:06) |
159. 男か女か
男から女へそしてまた男変幻自在のチャップリン、これはキレイに化けてます。もう少し女優で復讐して欲しかった気もしますが、結構好きです。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-10 11:27:52) |
160. 成功争ひ
職にあぶれたチャーリーが人の特ダネを横取りしてスッタモンダを繰り返すドタバタ喜劇。ラストは真剣にドキドキしちゃいました。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-04 19:51:49) |