141. スクール・オブ・ロック
主人公は、ロックファンに往往にしているタイプ。「誰もがロックが好きに違いない」と思い込んでいるやつ。(わ、私は違う)あの子供たちが好きになってくれて良かったが、嫌いなものを押し付けられては可愛そうだ。クラシックの方が好きな子もいたのでは、と気になってしまった。自分の考えを押し付けるのは良くない。と、反省を込めつつ、なかなか良い話ではある。 7点(2004-12-27 16:51:21) |
142. 刑事コロンボ/自縛の紐<TVM>
恥をさらすようだが、練られたストーリーだとは感じたが観終わった時はピンと来なかった。何で靴の紐ごときで、と思ったのですが、皆さん(特にNo1の方)のレビュー拝見して、なるほどとだいぶ遅れて関心した次第です。言い訳ではないが、観ていたときは眠くて、終わったら寝ることだけ考えてたもんで。(立派な言い訳だって?)相変わらず、犯人に思わず同情しそうになるぐらい、これでもかと、犯人の気分を逆なでするコロンボ節が炸裂しています。 7点(2004-12-24 18:49:03)(笑:1票) |
143. 刑事コロンボ/権力の墓穴<TVM>
相手が上司だろうが次長だろうが、立派に引っ掛けて、最後は抵抗もできないほどやっつけてしまいます。完璧に逃げ場をふさいで、言い訳も許さない追い詰め方。スッキリする終わり方で、観てる方は良い気分になるのだが、犯人はたまったものじゃないだろうな。目の玉ひんむいて「このショボクレ刑事が、上司の俺をハメやがって」という顔してたな。まあ、その後「悪いのは俺だけど」と思ったかどうか・・。 8点(2004-12-23 01:22:12)(笑:1票) |
144. ターミネーター3
《ネタバレ》 ロスアンゼルスの街を壊しまくるカーチェイスや、TM同士の殴り合いは、迫力満点。その分、現在と未来の係わりが単純で、このシリーズの魅力が半減した感じ。簡単に核戦争が勃発するのでは、何とか人類を存亡の危機から救ってきた1、2も意味が無かったような印象も。単独作品としては、まあまあなんだが、シリーズの面白みは、ハラハラしながら核戦争を防ぐことだろう。 7点(2004-12-19 21:46:34) |
145. ミッドナイト・ラン
みなさんおっしゃっていますが、別れた家族との再会シーンが素晴らしいです。妻がお金を取りに行った数分間、娘との無言の間が胸にジーンときて、別れ際の娘の差し出すお金で涙モードへ。途中、多少だらけ気味なのは、むしろ本作品のほのぼのした雰囲気を作り出す重要な布石ともとれます。お互いの生き方がわかって、友情を感じていく過程が、この展開じゃないといけないのかな。世間並みの幸せには縁が無い、この二人の生き方に、男の心意気を感じる。 9点(2004-12-16 23:35:58) |
146. ジュラシック・パーク
生きた恐竜を体験することは、人類の長年の夢であったが、この夢を叶えてくれたことだけでも、満点に値する。地球が生んだ最大のスターTレックスを堪能できる幸せは、何にも代えがたい。 10点(2004-12-08 18:46:05) |
147. ラブ・オブ・ザ・ゲーム
スタジアムの雰囲気も選手も本物っぽくて、テレビの中継画面なんかもそれらしいのは、成功していました。それに比べて、恋愛エピソードは、完全試合を達成するかどかの選手の物語の緊張感から、浮いているんじゃないかな。と言うか、足引っ張ってないですか。調味料は選んでかけないと。何にでも醤油をかければ良いというものではない。 7点(2004-12-05 15:16:13) |
148. モロッコ
今の立場も将来の生活も全て捨てて、惚れた男を追って行く究極の女心を演じるディートリッヒ。愛する女のためにどんなことでもしてやり、決して見返りを求めない永遠のダンディズムを演じるマンジュー。これを名優の名演技による名画と言わずして、何を名画と言おう。ディートリッヒの足に10点、マンジューの渋さに10点、クーパーの伊達男ぶりに8点。平均すると10点。違うだろうって?いいじゃないか固いこと言わなくても。 10点(2004-12-04 20:33:57)(良:2票) |
149. 続・猿の惑星
少なくとも、平均点5点以下の作品には思えないのだが。見所も多いが、何といっても地下人間達の登場は、核に汚染される恐怖を直接的に表現している。そしてラストは、前作とは違った衝撃を与えている。惜しむらくは、続編を作り続けることはまったく念頭になかったため、「新~」への繋がりが不自然になってしまったこと。余談だが、仮に「猿の惑星サーガ」を作るとしたら、どこが最初でどこが最後か非常に悩ましい。誰かトライしないかな。 7点(2004-12-01 19:25:31) |
150. スター・ウォーズ/ジェダイの復讐
それまでの謎も問題も解決させて、イウォークも登場させたら、印象はまとまりのある無難な感じにならざるを得ない。次は何が起こるかのわくわく感より、そうだったのかの納得感が主流になっています。余談ながら、ジェダイアカデミーの訓練は厳しそう。一流になるには、習ったことを繰り返し練習することも必要です。「スター・ウォーズ/ジェダイの復習」 8点(2004-11-27 21:45:32) |
151. スター・ウォーズ/帝国の逆襲
おそらく映画史上最もユニークなキャラクターの一つであろうヨーダの登場もあり、シリーズの中でも1、2を争う出来かと思っている。この作品に限らず、シナリオはたびたび書き換えられるのだろう。あくまで個人的な考えだが、帝国軍が官僚化して、戦略なんか考えないで、いつも決まった時間に攻撃してくるような話もあったのではと推測している。「スター・ウォーズ/定刻の逆襲」 9点(2004-11-27 21:44:01) |
152. 刑事コロンボ/アリバイのダイヤル<TVM>
途中まで、完全犯罪の雰囲気で、コロンボがどう解決するのか興味深い作品、になるはずだったのに。まずアイスクリーム屋の変装は、スタジアムを出るときと戻るときだけで良かったのに。それと、アリバイ工作とは言え、電話をかけすぎ。実に惜しい。でも、そうしたら、さすがのコロンボもお手上げだったのかな。なかなかだが、名作の一歩手前的作品か。 7点(2004-11-23 21:41:43) |
153. 2001年宇宙の旅
《ネタバレ》 人類の進化を語る上で、道具の使用が大きな意義を持っている。作品では、道具との関係をターニングポイントにしている。はるか400万年前、人類は始めて道具と出会った。それは、人類と3次元空間との出会いにつながるものであった。人類は自身が持つ能力以上に道具の力で飛躍的に発展し、地球を飛び出し宇宙空間を行き来するようになる。やがて、道具との関係に変化が生じる。道具の制御が出来なくなる事態が発生する。全て道具に依存している状態を変える必要が生じた。新たな人類の進化の時期が来たのだ。キューブリックは、それは、時間の観念を超えた4次元への移行と肉体と精神の関係の変化だと予測する。死によって現在の肉体に別れを告げたとき、新たな人類の進化が始まる。 10点(2004-11-23 09:15:23) |
154. 刑事コロンボ/悪の温室<TVM>
被害者の奥さんの金遣いの荒さと浮気が犯行を計画する要因となっていますが、犯人は逮捕され旦那は殺されたのに対し、奥さんは晴れて浮気相手と一緒になることに、という結果と誰でも気づきそうな決め手は、もう一工夫欲しかった感じです。ただ、この作品の見所は別にあります。コロンボが坂から転げ落ちるシーンが秀逸。ウィルソン刑事とのからみも興味を引きます。これらが、ラストのあっけなさを補っております。 6点(2004-11-22 18:53:11) |
155. 最後の猿の惑星
発展的な終わり方は、後味はいいです。映画史に残るシリーズを上手くまとめた感じ。この邦題は、すっかり馴染んでいるんだけど、内容的には第2作のものという気がしている。変えるなら「猿の惑星最終回」でしょう。バートン監督のは「猿の惑星番外編」か。 7点(2004-11-18 18:42:30) |
156. キル・ビル Vol.1(日本版)
ついて行けそうにないポリシーは十分伝わりました。何年か後、この作品が、新ヌーベルバーグを代表する作品なんてことになってなければ良いのだが。 5点(2004-11-17 18:40:18) |
157. シュレック
可愛さあまって憎さ百倍、と意気込んだ割には少々未練たらしくなったが、子供たちには分からないだろうからいいか。みたいな感じ。 7点(2004-11-16 18:35:26) |
158. スター・ウォーズ
何といってもあのオープニング。遠い昔、はるか銀河系の彼方で~、バーンというテーマが流れる、もう駄目です。この瞬間、頭は完全に映画の中に入っています。しかも奥深く。この歴史的名作を、なかなか客観的には評価できない。なにしろ、少年時代に夢見たものが目の前で展開しているのだから。冒険、宇宙、怪物、正義、悪、お姫様・・全部そろっているじゃないか。減点要素なんか何にもない。Ⅶ~Ⅸを作らないという発言を取り消したら、シリーズ全部10点献上してもいいぞ、ルーカス。 10点(2004-11-15 18:03:21)(笑:1票) (良:2票) |
159. 刑事コロンボ/黒のエチュード<TVM>
舞台になったハリウッドボールは、ビートルズなんかも公演してますよね、たしか。それは、いいとして、あの少女が犯行当日犯人を目撃したと言うところで、だまされてしまいました。憎い演出だ。決め手も、全然思い浮かばず、私の鈍感さを思い知らされる作品となりました。犬がここで登場したのか。警部、注射は苦手ですか。 7点(2004-11-14 23:54:11) |
160. 刑事コロンボ/パイルD-3の壁<TVM>
犯人をどうやって追い詰めるのかに加え、何処に死体を隠しているかも興味を引き、なかなかの作品でした。すんなり死体が出てこないとは思ってましたが、一見無駄な作業がポイントにもなってます。コロンボが監督までやっていますね。お役所仕事を皮肉っているのも笑えます。アメリカでも同じなのか。 7点(2004-11-14 05:10:37) |