1. トッツィー
抱腹絶倒のコメディでありながら、しっかり社会派映画にもなっている。脚本がとにかく良く出来てます。テリー・ガー他の狂言回しの配置の仕方もやたら上手い。登場人物の出し入れの手際の良さなんて、ウェルメイドな舞台劇を観ているよう。間違いなく80年代を代表するアメリカ映画の一本でしょう。 10点(2003-08-30 01:17:37) |
2. スモーク(1995)
自分もラストのトム・ウェイツの歌でボロ泣きしたクチなんだけど、どうも長篇映画の体をなしていないような気がして・・・。一見散漫な印象の姉妹篇「ブルー・イン・ザ・フェイス」のほうが作品としてしっかり纏まっていると思う。 6点(2003-08-29 23:38:06) |
3. あなただけ今晩は
全篇笑えるシーンのつるべ打ちなんだけど、自分はジャック・レモンがイギリス紳士になりすますためにアクセントの練習をする場面が好きかな。「歯を見せろ!」ってところ。ところであの時のレモンの仕種って「ライムライト」ですよね? 9点(2003-08-29 22:48:54) |
4. 17歳のカルテ
女の子が階段を上っていく姿をとらえたショットは秀逸。 6点(2003-08-29 20:09:19) |
5. シー・デビル(1989)
このメリル・ストリープの怪演はちょっとしたもんだと思うけどなー。って「永遠に美しく」があったか・・・。 6点(2003-08-29 19:59:04) |
6. サンライズ
とにかく「うわー。金かかってんなー」という印象。セットもモノホンの建築物としか思えない。とにかく豪華絢爛・贅沢三昧。だから「あんなド田舎にチンチン電車が走ってくるか!」などというつまらないツッコミは入れないように。 8点(2003-08-29 19:54:57) |
7. サイコ(1960)
主役だった筈のスターが劇中突然殺されるという展開に当時の観客は度肝を抜かれたわけですが、残念なことに現代の観客はジャネット・リーがバスルームで殺されることをあらかじめ知ってしまっているので、当時の観客が受けたようなショックは感じないわけです。で、「スクリーム」のドリュー・バリモアの惨殺シーンごときでビックリしているわけです。ヒッチ先生ごめんなさい m(__)m ・・・余談ですが、大学受験の時、解答用紙がまだ四分の一も余ってる状態で「あと10分です」の声がかかり、焦りに焦りまくっていたら突然脳内ステレオでこの映画のオープニングテーマが流れ出したということがありました。とうとう解答用紙は埋まらず、浪人生活に突入しましたけどね(泣) 8点(2003-08-29 19:25:26)(笑:1票) |
8. コレクター(1965)
やっぱり風呂場のシーンですね。あのサスペンスは凄い。じっさい心臓バクバクしたもん。 9点(2003-08-29 18:51:12) |
9. 顔のない天使
とても丁寧につくられていて好感がもてます。作り手の作品への愛着というのかな、そういうものがじわーっと伝わってくる。 9点(2003-08-29 18:20:38) |
10. 帰らざる河
断言しますが、駄作です。それでもロバート・ミッチャムとモンローが出ているからワタシ的にはOKなのです。 6点(2003-08-29 17:52:20) |
11. カクテル
エリザベス・シュー好きだから彼女で5点。サントラで5点。トム君ヘタだからマイナス2点。ストーリーがデタラメだからマイナス5点で計3点。 3点(2003-08-29 17:35:19) |
12. ハイ・フィデリティ
原作の上澄みを掬っただけ。この映画のせいで原作が読まれないとしたら、これは悲劇だ。よって6点減点の刑に処する。 4点(2003-08-29 17:22:55) |
13. 恋人までの距離(ディスタンス)
あのふたりは二度と逢うことはないでしょう。だから心に響いてくる。愛別離苦・怨憎会苦とはよく言ったもので、逢いたい相手とは逢えずじまいで、顔も見たくない奴とは年中面を突き合わせなければならないのが世の定めなわけで・・・。 10点(2003-08-24 13:51:51) |
14. トゥルーマン・ショー
こんなの人権団体が黙っちゃいねえだろう、って最初は呆れてたんですけどね。だけど徐々に寓話性を帯びてきて、ん?って思いながら観てたら、暴風雨のシーンがきて、そこで意味が解った。エド・ハリスは「神」だったんだな、と。時に試練を与えつつ、常に人間たちを観察している誰かが確かに存在するんだぞ、という、そういう映画だったんじゃないのかな。いや、無宗教ですけどね、私は。 7点(2003-08-24 13:17:13) |
15. マルコヴィッチの穴
設定だけ。作り手の安易さを感じる。TVCMでも作っとれ。 4点(2003-08-24 12:55:11) |
16. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
かなりに痛快な話なのに、親子の絆みたいなウェットな部分に比重がかかり過ぎて、はじけてないんだよなぁ、全然。但しソール・バスみたいな凝ったタイトルデザインは素晴らしかったので点数は若干甘めに。 7点(2003-08-24 12:18:08) |
17. 燃えよドラゴン
たぶん一番回数観てる作品。映画ファンじゃないんだな、きっと。 10点(2003-08-02 18:53:47) |
18. リアリティ・バイツ
ファーストシーンで「おっ」と思わせといて、あとはグズグズ。ひでえ映画だ、二度と観るか、と思いつつ、テレビ放映のたんびに観てるところをみると嫌いじゃないんだろうな。本当にひでえ映画だけどね。 5点(2003-08-02 18:46:55) |
19. 明日に向って撃て!
監督ではなく名脚本家ウィリアム・ゴールドマン氏の功績でしょう、これは。あとバカラックね。 8点(2003-08-02 18:39:49) |
20. アメリカン・ビューティー
「この国はあなたが思うほど悪くなってないよ」というリベラル派からのメッセージだったのかな、って気がする。911以降のアメリカでは絶対に作りえない映画。(以下ネタバレ)ついでにマジでお答えしますが、撃ったのは大佐です。 9点(2003-07-22 22:08:00) |