1. カンフーハッスル
面白い。笑える。そして圧倒的なまでのカンフーアクション。想像もつかなくて、あまりにばかばかしすぎて笑ってしまうほどの桁違いのスケールのカンフーなのだ。また、へたれの脇役を揃えている為、見事に彼の罠にかかってしまいチャウ・シンチーがとても格好良く見える。まあ、たけしのように彼は殿様だからいいか。しかしこれほど爽快な映画があったろうか?なんともバラエティに富んだ戦いの数々であった。あと、どうみても久本マチャミが出演しているのだ。彼女の顔は世界でも笑いが取れるんだと再認識。又この程度のグロと暴力は免疫のついた私の体にはまったく問題がない。現実世界の残酷さと不条理さを彼は訴えているのだ。そしてほろりとさせる場面も用意してある。非常に細かな所にも気を配って作っているので2度見ても全然楽しかった。傑作ですよ!! [映画館(字幕)] 8点(2005-07-22 02:36:39) |
2. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
《ネタバレ》 もう20年も経ったのか?感慨に耽ってしまう。当時映画館で見た衝撃は計り知れない。音楽の素晴らしさがこの映画を際立たせている。今だに音楽が頭の中を駆け巡るとその時の場面がフラッシュバックしてくる。コマ送りで少年が撃たれる場面、貸切レストランで踊る場面、デボラがヌ-ドゥルスを入れない場面などなど。少年たちのヌ-ドゥルスを呼ぶ声まで思い出すほど、深く余韻を残してくれた重厚で濃厚な傑作だと思う。どの場面も印象深く 時代を織り交ぜた構成は見事で、中でも生き生きとした少年時代が感慨を深くさせている。衝撃的過ぎたエロスや暴力もありつつ友情、金、愛、裏切り、死を綴っていく。すべてを手に入れた者の表情など見所も多い。物凄い衝撃を与えてくれた映画でした。 10点(2004-03-31 06:26:17)(良:1票) |
3. フォエバー・フレンズ
映画は日常と少しかけ離れたほうが良いと思ってしまった次第です。特に驚く場面もなく確かにいい友情映画なんだろうけどありきたりな感じもします。物語の進行が速過ぎるし、登場した人物も途中であっさり消えてしまって深みがないような。どちらかというと虚しさの方が心に残る。 4点(2004-03-31 04:49:40) |
4. 陽だまりのグラウンド
大のスポーツ観戦好きですが、映画のスポーツ物で面白かったためしがない。スポーツは結果が分からない生が興奮するのであって結果の決まっっているフィクションに興味を失うのは当然のことであり、評価をするのにふさわしくないかも知れない。したくもないがあらをさがすとフライもとれない選手が短期間で上手くなることはありえない。まあ、野球の場面はそれほど多くないので良しとしましょう。ギャンブル狂いの男が少年を指導するので少しスリリングではあります。ただ、スポーツ物は展開がありきたりだから退屈なんですね。 5点(2003-12-17 03:10:25) |
5. マトリックス レボリューションズ
《ネタバレ》 いかのような機械生物がただただ気味が悪い。延々と続く攻撃に食傷気味で映像美なんてあったもんじゃない。ネオやトリニティーの最期にも納得がいかない。非難されないように矛盾なく辻褄あわせをしようとしたため無駄な表現が多くなり作品として楽しめなくなった気がする。オラクルの外見が変わったことなんて別に理由付けなんていらんでしょ。 5点(2003-12-15 05:53:43) |
6. ウインドトーカーズ
《ネタバレ》 ネタバレで申し訳ありませんが、主人公の結末がいかにも東洋系の監督が作った作品らしい。米映画イコールハッピーエンドという図式と違っているので、戦争の不条理、残酷さ、無意味さ、虚しさが淡々と描かれている。例えば、負傷兵を助けようとしたものが殺されてしまうとか、勇敢に味方を援護しようとしたものが命を落とすとか。結局、正義や大義名分を掲げたとしても戦争とは悲惨なものであり、敵に爆撃を与える成功が実は50年後に友となっているかもしれない人を傷つけている行為でもあり、それは誤爆を通して語りかけている。さてこの映画のどこに不快感があるのだろうか?日本軍に拷問虐殺されたトーカーズの写真か?もしくはばたばた殺されたいく日本兵を見てか?私はそうは感じませんでした。こうした友情映画を戦争を舞台としてつくれる米軍はある意味うらやましい。捕虜を人体実験にしたり、無抵抗の一般市民に強姦や虐殺を繰り返した日本軍など怖くて映画にしにくいだろうから。 7点(2003-12-15 05:13:05) |
7. ファインディング・ニモ
生き物への愛情が滲み出ているいい作品です。親子の愛や友情がきれいな映像と魚たちの豊かな表情で描かれています。コメディのセンスもなかなかのものです。 9点(2003-12-12 15:43:41) |
8. ラスト サムライ
まず、侍や武士の考えが野蛮で残忍で狂っている面があることを認識しておかないといけないと思う。腹切りも自分で死ぬということは生命を軽薄に扱っていることを示しているし、切捨て御免は侮辱されたら切り殺してもいいのかとか。美化されている感じがあるのでとりあえず言ってみました。さて本編ですが、米の監督が作ったと思えないほど、侍道が違和感なく表現されていたし、静の部分や無の表現も上手かった。トムクルーズも難役を見事にこなしていたし、周りの日本人役者達も表情豊かに好演している。雄大な風景をバックに戦闘シーンも迫力があったし、バランスのとれた好作品だと思う。 8点(2003-12-12 01:40:03) |
9. フォーン・ブース
《ネタバレ》 あらすじやレビューなどは観る前に読まないほうがいいと思う映画だと思う。これこそ言ってはいけないことだろうが、殺人も必要最小限にして緊迫感を持たせ続けるのは好感が持てた。電話ボックスだけで映画1本作り上げたアイデアもよし。短い時間であるがぐいぐいと映像に引き付けられます。 7点(2003-12-06 03:54:36) |
10. スウィート・ノベンバー
後半を見ているとシリアスな恋愛物になりえなくはありませんが、前半がデタラメなドタバタ物なので感情移入できない。ビジネスマンが大事な顧客の前で自発暴発的にキレまくる部分やビジネスチャンスをわざわざ蹴る場面などは何故の商談の場所にいったんだとつっこみたくなる。彼女も美人だから違和感が少ないがあの行動は少し頭がいっているよね。もっともいいセリフも多いし、いい場面も多いですが。 4点(2003-12-06 03:42:01) |
11. マトリックス リローデッド
アクションが僕には衝撃的でした。1を見ていないからかもしれません。スミスとの戦いには武者震いがしたし、高速道路での場面は圧巻です。アクションに関して言えば2度目の方もいっそう楽しめました。 9点(2003-11-28 01:11:12) |