1. ファーゴ
婦警さんの淡々とした演技には見入ってしまったし、主犯のランディガードの頭の弱そうな演技は迫真もので、チンピラ2人のそれぞれ異なる狂気にもぞっとさせられ、俳優さんたちは素晴らしかった。だけど物語の前提となる設定、あの知的障碍の夫が何故社長令嬢と結婚できたのか全く理解できない。あの社長だよ、有り得ない。だから物語の進展に全く共感も理解もできず、不思議な成り行きに身を任せていただけでした。繰り返すけど俳優さんたちはよかった。演技と雪の映像に6点。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-04-16 22:53:09) |
2. 天使と悪魔
《ネタバレ》 ラングドンの功績は、4人目の枢機卿を助けたことだけ。もちろん最大の功績ではあるが、映画としては犯人に振り回されて後手に回るばかり。こちらの期待した犯人との知的戦いには程遠い。真犯人が明らかになったのだって偶然がきっかけ。ラングドンが小さな事実や伏線を元に解き明かし犯人を暴く、という展開を望んだが叶わなかった。ビデオが無かったら、ラングドン教授は何も気づかずに帰ったのでしょう? そんな主人公で良かったの? がっかりしたのは期待が高かったからで、この手の歴史ミステリが大好きで、お金をかけて製作され素晴らしい音楽を得て素敵な俳優たちに演じられたこの作品を応援したいから。音楽は素晴らしく、映像も素晴らしい。アクションがしっかりしていて格調も高い。このシリーズは大好きです。だから次はしっかりと脚本を練ってください。 [DVD(字幕)] 6点(2009-10-29 20:47:37) |
3. サスペリア・テルザ 最後の魔女
最近のホラーファンからは突っ込みどころ満載かもしれませんが、30年前からのアルジェントファンとしての評価です。よい意味で期待通りの残虐映像のオンパレード。またよい意味で裏切られた、アルジェントとしては破綻の少ないストーリー。2点減点したのは、お母様幽霊の登場とその映像、クライマックスの対決のあっけなさ。最も怖くて最も好きな場面は、市川さんの演じた魔女が振り向いてニタ~と笑いながら指さすシーン。涙の母を含めた他のどの魔女よりも、彼女が怖かった。 [DVD(字幕)] 8点(2009-09-23 07:39:59) |
4. エラゴン/遺志を継ぐ者
《ネタバレ》 何の予備知識もなく、予告編で興味を持ってDVDを購入。オープニングで、これってスターウォーズじゃんと思った。そしたら追っ手におじが殺され、騎士の生き残りに導かれて故郷から旅立ち、お姫様を助け、反乱軍に合流し、最終決戦へ。本当にスターウォーズそのままだった。嫌いではないよ。こういうファンタジーは大好きだし、映画としても良くできていたとは思うけど、物語自体がもう少し良い意味で期待を超えてほしかった。(原作はもっと違うのかな?) [DVD(字幕)] 7点(2007-05-19 22:19:44) |
5. ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女
「子供向けだから低い得点」なのではなく、「子供向け映画としてふさわしいからこそ高得点」をあげたい。最近子供に安心して見せられるスケールの大きな映画がなかなか無いのです。こどもの日のプレゼントとして家族で見に行くには最適の作品でした。 [映画館(吹替)] 8点(2006-05-05 23:09:16) |
6. トラフィック(2000)
「麻薬事件」ものだという予備知識だけで見ました。オープニングは音楽もクレジットもなく、まだプロローグなのかと思っているうちに実はどんどん物語に深く深く入り込んでいきます。音楽らしい音楽が無いだけでなく、爆破シーンでも映像のみで、画面の上では静かに静かにドラマは進みます。しかし画面の静かさと逆に、物語の緊迫感はすさまじく、全く目が離せなくなりました。マイケル・ダグラスの抑えに抑えた演技も良かったし、ロドリゲス役の俳優さんも渋かったです。2人組の捜査官も良い味を出していました。実はアクションものと勘違いして見始めたのですが、今年1番、良い意味で裏切られました。 10点(2005-01-03 09:27:43)(良:1票) |
7. ヴァン・ヘルシング
《ネタバレ》 楽しもうと思って見たので、とりあえず楽しめました。ヘルシングもカッコ良かった。教会内部の秘密兵器工場はまるで007みたいで笑えました。だけど不満も少々(いや、たくさん)。だってフランケンシュタインの体から命のエネルギーを作り出す装置なんて、今どき子供向けのアニメでもやらないよ。20年前の古いアニメを見ているような懐かしさに思わず苦笑。序盤にドキドキさせられた必殺兵器も本当の序盤にしか使われず、最後の戦いはCGの怪物同士の取っ組み合い。う~ん、ダークな雰囲気は好きなのだけど、もう少し物語を練ってほしかったなぁ・・・ 。オープニングのフランケンシュタイン城のシーンなど、良い意味での「懐かしさ」は大好きです。ドラキュラ城の美術の素晴らしさにも加点。 6点(2004-12-23 19:41:43) |
8. ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
小学低学年の子供たちがディズニーランドで、ナイトメアーバージョンのホーンテッドマンションに入ったのをきっかけに見せたのですが、姉弟の2人とも大喜び! 毎日のようにDVDを見ています。家族でのドライブではナイトメアーのサントラCDをかけっぱなしです。英語の歌に合わせて、必死で覚えた吹き替えの日本語歌詞で歌ってゴキゲン。正直ここまで喜ぶとは思いませんでした。昨年までは全く関心のなかったハロウィンも、今年はかぼちゃで飾りつけ。 10点(2004-11-07 20:12:02)(良:2票) |
9. ザ・ロック
《ネタバレ》 N.ケイジ以外のキャストを知らずに見たので、元英国諜報員として「彼」が出てきた場面で大喜びしてしまった。 [ビデオ(字幕)] 9点(2004-08-01 10:16:17) |
10. ドリヴン
モータースポーツを題材にした映画で、登場人物が死なず、きちんとシリーズチャンピオン争いをして、最後にさわやかに終わる、これだけで高得点あげます。他の欠点は許します。最終戦を前に、実在のレーサーたちが家族の写真を見たり、子供たちと過ごしたり、一人で集中力を高めたり、このシーンにモータースポーツへの愛情を感じました。 8点(2004-07-27 22:03:07) |
11. ペーパー・ムーン
ラストシーンが好きで、その時のアディの表情が好きで、その場面を見たくて最初から何度も見ています。 10点(2004-07-27 20:44:46) |
12. 007/トゥモロー・ネバー・ダイ
最近の007シリーズの中ではダントツの面白さでした。ミシェル・ヨーが綺麗なだけではなくアクションでもボンドに引けをとらない活躍を見せてくれて、このシリーズ本来の面白さを再認識させてくれた気がする。火薬やCGに頼るだけのアクションはいらない! 10点(2004-07-27 20:28:06) |
13. 007/ダイ・アナザー・デイ
だんだん不満がたまってきた頃、車が見えなくなった時点で完全に萎えました。007シリーズには、きちんとしたストーリーと、火薬やCGに頼らないアクションを望みます。 2点(2004-07-27 20:21:21) |
14. スペースキャンプ
「子供のためのお話」との目的でDVDを買いましたので、ストーリーが幼稚で現実にはありえないことは承知の上でした。夢と友情と協力の大切さを子供たちに分かりやすく説き、それでいて決して押し付けがましくありません。主人公たちの淡い恋心も微笑ましい。なかなか面白く良くできた作品で、ついつい夢中になって見入ってしまいました。最大の欠点は、子供のための作品であると信じているのに、DVDに日本語の吹き替えが収録されていない事。いまどきのDVDで字幕のみ。誰に見てもらうつもりなのだろう?(もちろん映画自体に責任はないのでここで減点はしません) 子供相手に活動弁士をすることになりました。 8点(2004-07-25 22:21:42) |
15. スパイ・ハード
他の作品に比べると下ネタが少なく、純粋な映画のパロディが多かった気がします。よって高得点。オープニングからのお馬鹿さ全開、大好きです。 8点(2004-07-24 14:01:29) |
16. プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角
ちょっとばかりベタな展開ですが、かえってそのストレートさが新鮮で恥ずかしくなるくらい。ここはひねくれないで、素直になって彼らの青春を応援したい。同じ監督さんの「恋しくて」も大好きです。 9点(2004-07-22 20:52:48) |
17. 恋しくて(1987)
金持ち志向の女の子も、早朝登校の不良のお兄ちゃん達も、みんないい奴になっていく。こんな昇華作用のある作品が好きです。好きなシーンは全編に渡って散りばめられているけど、最後のビンタの場面が一番のお気に入り。小説(ノベライズ?)ではこのシーンが無いので残念。甘さと切なさにあふれている名作です。同じ監督の「プリティ・イン・ピンク」も好きです。 10点(2004-07-22 20:44:58) |
18. ゲーム(1997)
《ネタバレ》 昇華作用のある作品だったので好きです。あんなに厭味だった主人公が周りの人々の助けを得て、最後にはすっかり性格が矯正されていた。賛否両論あるのでしょうが、今回はこのさわやかなラストがぴったりとはまりました。 10点(2004-07-10 20:23:35) |