1. タクシードライバー(1976)
ここの評価基準に当てはめると評価が難しいんですが・・・自分的にはなかなか面白いけど他人には薦めにくいかなということで6.5点。トラヴィスの表情はいつも捉えどころがなくてポーカーフェイスにも思えるのに、デニーロが冷静・敏感・繊細に何かを感じている目をしているのが上手いなと思います。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-06-30 21:25:55) |
2. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
《ネタバレ》 サントラをふっと思い出すたびに観返したくなるものの、ついついチャプターを飛ばして拾い見で済ませてしまう大長編。音楽と少年時代の映像の美しさはほぼ満点。次から次へ謎が解けていくと思わせておいて、実は大きな穴があるとも判明し、おまけに最大の謎を投げかけられたままで終わる鑑賞後の据わりの悪さでやや減点。早送りしてしまう拷問・暴行シーンの多さでも一つ減点。演技派揃いの中、一人浮いた感じのする成人したデボラにまた減点。彼女相手に一途な想いを演じてみせたデニーロは全編通して流石でした。 [DVD(字幕)] 6点(2008-12-09 21:38:06) |
3. サウンド・オブ・ミュージック
《ネタバレ》 子供のころ、映画館でリバイバル上映を見ました。のっけから圧巻でしたね。映像もナンバーもストーリーも、J・アンドリュースの歌声も、さすが「名作」と言われるだけに見応え・聴き応え大アリで。大佐が吹き替えだと知ったときはガッカリしましたが・・・。墓地のシーンでは、結末は分かっているのに、何度見てもハラハラします。 [映画館(字幕)] 9点(2008-11-12 21:23:20) |
4. スターダスト(2007)
このテのCGを駆使したファンタジー・アドベンチャーものを久々に見た気がします。魔法とか呪いとかアイテムの効果がいろんなところで伏線として活かされてて、これがファンタジーの面白さだなぁと感心。それをさておいても、デニーロとM・ファイファーの怪演だけで大いに価値があったわけですが。ベン・バーンズは主役にはまだ早いと判断されたのかな?‘星’がCGに頼らないでも、もう少し浮世離れした感じだったら、ロマンス部分ももっとファンタジックだったかも。 [DVD(字幕)] 6点(2008-09-17 17:15:33)(良:1票) |
5. マイ・ルーム
《ネタバレ》 自分の身に置き換えるのはまだ早い気はするけど、後に残しておけない親を残さねばならないダイアンの辛い気持ちは身につまされるものがあります。わざと見ないようにして、敢えて避けても通れる介護という道についての理想と現実をうまく作品にしています。実際、自分が老親を介護することになったとき、ダイアンの台詞を思い出そうと思いました。 [DVD(字幕)] 8点(2008-09-14 19:45:37) |
6. オペラ座の怪人(2004)
ロイド=ウェバーはよっぽどファントムをロッカーにしたかったんだろうなぁ。おじさんロッカーはNGだから、どうしたってファントムは若くなる。ロイド=ウェバーが当初構想していたオペラ座の怪人だと思って見れば、これはこれで面白いのかもしれません。ただ、音響も含め、映画館で見た方が断然いい作品です。 [映画館(字幕)] 5点(2008-08-24 13:45:10) |
7. カラミティ・ジェーン
《ネタバレ》 この頃のミュージカル映画って、ほんと頭から~っぽにして見られて元気がもらえるのが多くて好きです。この作品は非常にシンプルで小難しいところは一切ないし、起承転結はハッキリしていてハッピーエンドで楽しくていい。「シークレットラブ」も名曲だし、ドリス・デイも名唱。ただ、この作品ではこの曲だけが浮いてる気がします。カラミティが‘秘めていた’のはビルへの恋心ではなかったし・・・・。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-08-24 13:31:15) |
8. カジノ
《ネタバレ》 多分何も知らない人がこれとグッドフェローズを見ても、同じ監督作品と容易に分かるだろうぐらいテイストがほとんど同じでしたね。グッドフェローズよりも良かったのは、デニーロが主役ということ、これに限る!確かに話の大半は主人公たちの痴話喧嘩なんだけど、『風と共に去りぬ』のレットとスカーレットみたいだなぁと思いながら見てたので、結構最後まで楽しめました。 [DVD(字幕)] 7点(2008-08-19 21:42:11) |
9. ミーン・ストリート
ストーリーはさておいて・・・・・・・デニーロの「これは面白い役者だ」と思わせる有望性がよく分かる。彼の演技を追うことで見続けることができた映画。トータルすれば好きな作品ですが、デニーロ(の演技)に興味のある人にしかオススメできません。 [DVD(字幕)] 6点(2008-08-04 20:20:51) |
10. ブロンクス物語/愛につつまれた街
《ネタバレ》 わざわざ免許を取って本当に大型バスを動かしているデニーロ。嘘の演技が出来ないという彼の信条が活きている場面でした。「この父親はバスの運転手として真っ当に生きてるんだなー」と、とても自然に思えたので。 [DVD(字幕)] 8点(2008-07-26 21:59:48) |
11. 奇跡の旅
《ネタバレ》 じゃれつく演技なんてしなさそうな猫に犬たちに駆け寄って飛びつかせて、あんな賢そうなレトリバーにあんな泣ける台詞を言わせて、泣かないわけないじゃないですか。ズルイですよ。ラストも、しゃくりあげすぎて、泣かせる字幕を見ないようにしたぐらい。・・・もう15年も前なんですね。 [映画館(字幕)] 9点(2008-07-26 21:38:37) |
12. 街の灯(1931)
《ネタバレ》 ラスト、交互に出てくる映像と字幕が泣きのツボをうまく突いてきます。ジェスチャーでも判るようにしてあるのに、あの字幕が入ることで余計に泣けるというか。 報われようが報われまいが、娘の目が見えていることが何より嬉しいという笑顔が極めつけの、チャーリーの無償の愛にまた涙。 [DVD(字幕)] 9点(2008-07-26 21:16:39) |
13. ショーシャンクの空に
新聞屋さんのくれたタダ券で、何の予備知識も期待もなく映画館で見て・・・エンドクレジットが終わってからも、ラストの余韻に浸っていたさで席を立てませんでした。長い作品だけど、この爽快感というかカタルシスは他ではなかなかないです。BS放映やDVDで見ても、あのときの感覚が共によみがえってきて、何度見てもいいんですよねぇ。。。 [映画館(字幕)] 10点(2008-07-26 20:53:04) |
14. アンタッチャブル
17,8年前にテレビ(吹替え)で見たときは、ケビン・コスナーが往年の二枚目並みにカッコいいわ、アンディ・ガルシアにも誰?この男前は?!と釘付けだったわ、この2人のラスト「死のテーマ」が流れるところで泣けて仕方ないわで、間違いなく10点付けてたと思います。それから10数年してDVDであらためて見たら・・・あれ?こんなあっさりした話だっけ?と。意外とアンタッチャブルとして活躍したエピソードが少ない。それよりカポネの出番がまた少ないのが驚きでした。あんなにも印象に残っていたのに。それだけデニーロの存在感が大きいというのはあるけれど。映画としてはエンターテイメント性は強く、長さもちょうどいいけれど、もう少し彼らとカポネの対立を見たかった感じです。 [DVD(字幕)] 7点(2008-07-26 20:37:00) |
15. ミッドナイト・ラン
好きな映画・何度もリピできる面白い映画の条件の1つとして「いつまでも残る名台詞があること」を挙げる者です。この作品はそういう意味でも大好きな作品! 役者たちも個性派揃いで誰一人欠けて欲しくないし、アツさと皮肉と笑いと哀愁の入り交じったウォルシュを自然体で演じたデニーロが最高。 脚本・演出・音楽、すべてB級っぽくありながら全体を通すと実はそうではなく、でも、そのB級感がなんとも心地よい傑作です。 [DVD(字幕)] 10点(2008-07-25 21:25:14) |