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ESPERANZAさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2254
性別 男性
年齢 77歳
自己紹介 団塊の世代 映画鑑賞歴50年以上 見た映画はおよそ3000本?

1960年~1985年頃はよく映画を見に行きました。その後2000年頃までは忙しくほとんど映画を見なかったのですが、DVD登場とともにまた見るようになりました。最近はメモと記憶を頼りに昔見た映画のDVDを探して懐かしんでいます。

ESPERANZAとはスペイン語で、「希望」の意味です。夢や希望、感動を与えてくれる映画は好きですが、むごたらしい映画や命を粗末にする映画は嫌いです。

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1.  真実の瞬間(1991) 《ネタバレ》 
人道を無視した米国の赤狩りについては、誰よりも知っているつもりだった。しかしこの映画を見た瞬間、それは間違いだったことに気づいた。どんなに頭の中で理解していても、それは本当に知っていたことにはならないのだ。それほどまでに、深く強烈に胸に突き刺さる映画だった。 人間誰しも自分がかわいい。自分が罪に問われ迫害が及ぶとわかっていて、それでも自分の信念が貫き通せるだろうか。友の名をあげれば自分は許されるかもしれない、しかしその友は自分とまた同じような運命をたどる。誰かが勇気を持ってその連鎖に立ち向かわなければならないのだが、・・・。職や友人をなくし悲惨な体験を味わった主人公のどこにそれがあったのだろうか。 何と言っても、ラストのロバート・デ・ニーロとゲイラード・サーテインの迫力ある法廷シーンは見ものだ。またマリリン・モンローの「紳士は金髪はお好き」を初め、50年代の映画界の雰囲気を与えてくれるのにも好感がもてる。
[DVD(字幕)] 10点(2012-09-10 23:53:14)
2.  シンドラーのリスト 《ネタバレ》 
このオスカー・シンドラーと日本の杉原千畝は、ともに多くのユダヤ人を虐殺から救った偉人として忘れることはできない。だがシンドラーは最初から救世主ではなかった。 むしろナチスの党員であり、党の上層部と通じて戦争に協力し己の利益を得ることに専念していた人物であろう。巨大な利益を得、放蕩三昧をしていたらしい。 ユダヤ人会計士イツァーク・シュテルンを雇い経営を任せたのも、ユダヤ商人の才覚を利用したに過ぎず、多くのユダヤ人労働者を雇用したのも、ポーランド人より安上がりだったためだ。そしてユダヤ人たちが他の収容所へ送られそうになったときも、自分の工場の生産を落とさないため阻止したのであろう。 しかし、ナチスの非道な迫害を目の当たりにしたシンドラーは、少しずつ変化していく。生産を守ることはユダヤ人の命を守ることであり、後々には生産をストップしてでも命を守ろうとした。 映画は収容所でのユダヤ人迫害(虐殺)がいかに酷かったかをつぶさに見せてくれる。髪を切られ、所持品を取り上げられ、裸にされて水を浴びせさせられる。そして家畜のように働かされる。働けない者は選別され、ガス室に送られる。 こうした非道な事実は私たち多くの人間が知らなければならないことである。シンドラーもまたこういう事実を目の前に、ユダヤ人を助けなければならないと心が動いていったのだと思う。 そしてついに彼は、1100人以上の命を救いながら、なぜもっと早く助けなかったのか自分を責め、車を売ればもっとたくさんの命を救えたのにとまで思うようになる。 映画の終盤は多少誇張されているようには思うが、生き残った多くのユダヤ人が彼に感謝し、後々イスラエルに客人として招いたのは事実である。 シンドラーの「一人の人間を救うものは世界を救う」ということばが、ずっしりと心に響く映画であった。  
[DVD(字幕)] 10点(2012-07-08 07:03:43)
3.  カッコーの巣の上で
昔見たときは、わからないところがいくつもあって、さほど良い映画だとは思っていなかったのだが、2度3度と繰り返し見ているうちに、そのすばらしさがわかるようになった。 昔疑問に思っていたのは、チーフがなぜ精神病院に入ったのか、なぜ聾唖者を装うっていたのか、それとラストの行動など。そして最大の謎はタイトルの由来だった。 しかし、カッコーという鳥の習性や繰り返し見ることによって、ほぼ解決できたと思う。 この映画は実に奥行きが深いし、すばらしい。アカデミー賞の多くの部門の賞を得たのも当然だと思う。またこの映画の舞台となった精神病院(カッコーの巣)の問題点は、私たち身近にもたくさんあると思う。それを象徴しているのではなかろうか。
[映画館(字幕)] 10点(2012-02-18 22:33:15)
4.  レインマン 《ネタバレ》 
大変感動した映画。最初観た時はそれほどとは思わなかったが、2度、3度と見直すうちに、じわじわっと想いがこみ上げてきた。 まず、音楽がとても印象的で、耳にいつまでも残って離れない。それから、何と言ってもダスティ・ホフマンの名演技、アカデミー賞の主演男優賞もうなづける。「サバン症候群」というのもこの映画で知り、「サバン症候群」についてのドキュメンタリーも観たほどだ。  そしてまた、弟トム・クルーズの次第に変わっていく心、幼い頃の記憶に残った「レインマン」という言葉、そしてその謎が解けた時・・・ 私の目は涙でいっぱいだった。 弟は、最初はお金だけが目当てだったと思うが、お金では決して得られない大切なものを得たように思う。 
[DVD(字幕)] 10点(2012-02-11 11:23:33)
5.  チャップリンの独裁者 《ネタバレ》 
映画がトーキーの時代になってもサイレントにこだわり続けたチャップリン、そして「モダンタイムス」でようやくその声をあげたチャップリン、それがこの映画では堰をきったようにしゃべり強いメッセージを放つ。あの有名なラストの大演説だ。 この映画はヒトラーを皮肉り、反ナチを掲げる批判映画として捉えられているが、それだけではないだろうと思う。 「黄金狂時代」や「モダンタイムス」などに込められた批判・風刺を見ればわかるように、人間が自由に人間らしく生きる社会を彼は求め続けている。それを阻む独裁権力者を批判しているのだ。 チャップリンは、ヒンケルとうり二つのユダヤ人床屋を使って、こういっている。「世界に自由をもたらし、国境を取り除き、貪欲と憎悪を追放しよう!」と。 この強いメッセージは、今日もなお私たちが追求しなければならないものとなっていると思う。  
[映画館(字幕)] 10点(2012-01-01 22:29:41)
6.  愛情物語(1956) 《ネタバレ》 
古き良き時代の名作中の名作、音楽と恋愛ロマンスを描いた作品としては、この映画の右に出る作品はないと思っている。 初演以来、日本でも何度も再上映されたおかげで私も映画館で見ることができたが、見終わった後は私も只々涙、涙であった。 これが前半のとんとん拍子で有名になるピアニストの物語で終わっていたら、ただの映画であったろう。キム・ノヴァクが美しかったからと言っても、それはそれだけにすぎない。幸福の頂点から、妻の突然の死に遭い、現実から逃避してしまうところからこの映画の真価が出てくる。なじもうとしなかった息子ピーターに対して、チキータの存在は大きかった。そして3人にようやく幸せが訪れようとした矢先、不幸が再び訪れるとは実に切ないが、それを超えた親子演奏のエンディングはとても印象的だった。 
[映画館(字幕)] 10点(2011-11-04 07:52:35)(良:2票)
7.  ヒロシマナガサキ
目を背けたくなる場面や怒りを覚える場面などいろいろあるが、まずは何もかも事実として受け入れなければならないだろう。どう向き合いどう考えていくかはそれからのこと。原爆直後のフィルムは他にもいろいろあるが、これはこれで日米両方の面からありのままを伝えたドキュメントであり、必ずや後世に伝えていかなければならないものだろう。点数はその必要性を込めたものである。
[DVD(吹替)] 10点(2011-08-08 11:37:36)(良:1票)
8.  クレイマー、クレイマー 《ネタバレ》 
この映画を見ると、日本のテレビドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」を思い出さずにはいられない。息子と娘の違いこそあれ、ともに離婚した夫婦が子どもの親権を巡って対立するドラマだ。もちろん、「クレイマー、クレイマー」の方がずっと前。 我が家にも今は成人している一人息子がいるが、離婚の危機がないでもなかった。本当に身につまされる。 さてこの映画「クレイマー、クレイマー」だが、何と言ってもダスティ・ホフマンが良い。「卒業」で初めて彼を知ったが、その後の「真夜中のカウボーイ」や「わらの犬」は映画は良くてもなかなか好きにはなれなかったが、この映画を見た途端本当にいい俳優であることを実感した。 「クレイマー、クレイマー」がアカデミー賞の作品賞に輝き、彼が主演男優賞を得たのも当然のことだと思っている。息子のジャスティン・ヘンリー君も賞は逸したものの、ノミネートに十分値する演技である。 この映画の極めつけはラストシーン、息子を引き取りにきたメリル・ストリープの涙、哀しみの中に一筋の光が見えることがたまらなく良い。
[映画館(字幕)] 10点(2011-04-15 19:41:18)
9.  或る夜の出来事
最高のラブコメ、私の最も好きな監督フランク・キャプラの中でも、一番好きな映画。 たしか、「素晴らしき哉、人生!」のDVDで淀川長治さんがベタホメしていたので、間違いなしと思って見たら、本当に間違いなかった。 「風と共に去りぬ」のレット・バトラーも素晴らしかったけど、クラーク・ゲイブルがこんなコメディも出ていたとは、大変驚いたものです。 アカデミー作品賞はもちろんのこと、主演男優賞、主演女優賞も同時に受賞したことも頷けます。 
[DVD(字幕)] 10点(2011-03-14 21:32:46)(良:1票)
10.  デーヴ 《ネタバレ》 
いやー、すばらしい。見た後の爽快感と言ったら、「ローマの休日」「ショーシャンクの空に」「スティング」「素晴らしき哉、人生!」などの名作と互角かそれ以上だと思う。 この映画の良さは、映画の作りすなわち脚本の良さだろうと思う。大統領のそっくりさんと大統領夫人が二人で外出したとき、パトロールの警官に尋問を受ける。男はそっくりさんだから当然なのだが、大統領夫人もそっくりさんにしてしまう巧みな対応にはまいった。 また最大のポイントは、大統領の替え玉からいかに元の生活に戻るかだが、これまた1本取られたと思った。 そして極めつけはラストシーン、夫人がそっくりさんの元へ駆けつけたとき、二人を守るSPの登場! 満点以外、点のつけようがない! これだけの映画作れるのは、その昔脚本と監督の両方で数多くの作品を産んだフランク・キャプラ以外にはないと思う。
[DVD(字幕)] 10点(2011-03-06 07:01:46)(良:1票)
11.  サウンド・オブ・ミュージック
昔学生の頃音楽好きの友人に勧められ、何の予備知識もなくこの映画を見た。なんと映画の中で歌っている! ドレミの歌がある! ミュージカルというものをまったく知らなかった私にとっては、大変な驚きだった。 映画のストーリーもさることながら、ジュリー・アンドリュースの歌唱力のすばらしさには参ってしまった。 さっそく、映画のサントラレコードを買い、文字通りレコードがすりきれるくらい聴きまくった。おかげで、ほとんどの曲を英語で歌えるようになった。まさに、私とミュージカル映画の劇的な出会いであった。 ちなみにこの映画が初公開されたのは、1965年私が高校3年生の1学期期末テスト前だった。秀才の友人にえらく余裕があるなと言ったことを覚えている。(自分も見たのだが)
[映画館(字幕)] 10点(2011-02-20 07:35:58)(良:2票)
12.  スティング 《ネタバレ》 
何度見ても実におもしろい。殺された仲間の仇をとるためにポール・ニューマンの元に集まった仲間たち。罠を仕掛け、大物を待ち受け、うまく騙そうとした瞬間邪魔が入る。そしてあえなく撃ち殺されたと思ったら、大どんでん返し。 大物ギャングの親分から騙し取るという痛快さ。これだけしてやったりという映画は、映画史において他にないだろうと思う。 列車内でのポーカーのシーン。いかさま手口も見事だが、ポール・ニューマンとロバート・ショウのかけひきとしぐさ、ギャングの子分の開いた口がふさがらない表情、何とも言えない。それに大がかりなインチキな店、巧妙な手口が憎い。 レッドフォードがサリーノに寝首を掻かれなかったのは、本当にラッキーか。それとも跡がつくことは決してやらないという殺し屋根性なのか。 
[映画館(字幕)] 10点(2011-02-10 22:01:19)
13.  ローマの休日
もう何十年も昔に見た映画で、これほど私の好みにあった映画は他にない。 夢のようで、ロマンティックで、後味もよい。オードリーの美しさに参ってしまった私は、これ以来映画の虜になってしまった。
[映画館(字幕)] 10点(2011-02-07 08:47:23)
14.  風と共に去りぬ
これぞ、映画の中の映画、歴史に残る名作だと思います。 最初に見たのは、数十年前、まだ字幕の漢字もろくすっぽ読めなかった子どもの頃でしたが、その後も何度となくくり返し再上映される度に見ました。また、高校の時原作の小説を読み、映画にも劣らない強い感動を覚えました。 すべてを失っても、さらにたくましく情熱的に生きようとするスカーレットには、心を打たれます。
[映画館(字幕)] 10点(2011-01-26 19:29:24)(良:1票)
15.  地獄の英雄(1951) 《ネタバレ》 
主人公の新聞記者はよほどのワルなのか、それとも頭がすごく切れて先を見通せるのか、救出を遅らせ落盤事故のニュースを拡大させる。しかしもう少しでというところで被害者も当の本人も死んでしまう。被害者の冷酷な妻に憤慨したのは改心したからではないだろう。最後にはどんなふうにニュースを締めたかったのだろうか。「ベルトとサスペンダーの両方をしている人は騙せない」とか「固ゆで卵より固い」など辛辣なことばが多く遣われたり、野次馬が増えるとともに入場料が上がっていくのもおもしろい。傑作の多いビリー・ワイルダーの映画の中でも指折りの名作だと思う。
[DVD(字幕)] 9点(2015-07-14 16:21:12)
16.  サイダーハウス・ルール
この映画の主人公はホーマーだけどひときわ光るのはマイケル・ケイン演じるラーチ先生だろう。親のない子どもたちへの並々ならぬ愛情はしっかりとホーマーに受け継がれるのだが、ホーマーの心臓の秘密には大変驚いた。ルールとは誰のために何のためにあるのかを私たちに問うている映画だと思う。良作!
[DVD(字幕)] 9点(2015-04-01 09:32:41)
17.  俺たちは天使じゃない(1955)
3人の極悪な囚人たちが善良な雑貨商の家族と接しているうち、何かしてやらなければとまで思う温かさ。軽妙で歯切れの良い展開のなかに随所にくすっと笑ってしまうおもしろさ、まさに舞台劇の真骨頂である。それまでニヒルで格好ばかりつける嫌な奴と思っていたハンフリー・ボガートがとても良い味を出しているし他の2人もとっても良い。芝居好きの私には大満足の映画で満点をあげてもいいのだけど、勝手に死んでいったとはいえ蛇を使った犯罪?にちょっとだけひっかかってマイナス1点。
[DVD(字幕)] 9点(2015-02-03 08:28:50)
18.  カイロの紫のバラ 《ネタバレ》 
最初に見たときは、スクリーン中の役者が飛び出してくるのにびっくりするだけだったけど、何度か繰り返して見ているうちにたまらなく好きになってしまった映画だ。映画と現実の相違をコメディとして表現しているが、ハッピーエンドに進行することなく切なく終わっている。飛び立ったギルの表情、再び映画にのめりこんでしまうセシリア、心に残る。ところで最初の方に出てきたレストランでセシリアの姉役のウェイトレス、ミア・ファローと雰囲気が似ているなと思い調べてみたら、実の妹ステファニー・ファローだったんですね。
[DVD(字幕)] 9点(2014-06-14 21:43:53)
19.  メリィ・ウィドウ(1934)
喜歌劇「メリー・ウィドウ」は見たことはないが、その中のワルツは「金と銀」とともにレハールの大変有名な曲だ。その有名なワルツの調べに乗せ二人が「唇は語らずとも」を歌いそして踊る。そのシーンが大変すばらしく印象に残るし、未亡人ソニアを演じるジャネット・マクドナルドがとても美しく魅力的なのも良い。その上歌も一級品ときているので文句のつけようがない。物語の展開もおもしく私好み。何としても本物の喜歌劇も見てみたいものだ。
[DVD(字幕)] 9点(2014-06-11 06:36:02)
20.  JFK
「ダラスの熱い日」も大変衝撃的だったけど、この映画はそれどころではない。前者は仮説という印象が強かったが、「JFK」では証言証拠に加え綿密な理論に基づいている。それに引き替え、オズワルト単独犯としたウォーレン委員会では調査が行われなかったり、記録が残されてなかったりするなど不十分さが明らかで陰謀説が出てくるのは当然のことだろう。歴代大統領やキング牧師、それにロバート・ケネディまで暗殺されるとなると米国は病んでいると言われても仕方ないだろう。ただ映画の中の裁判では、オズワルド単独犯は証明できても、クレイ・ショーを有罪にできるかというと疑問である。
[DVD(字幕)] 9点(2013-12-31 23:40:22)
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