1. チャップリンの独裁者
チャップリンの勇気と決意に感動。とてもじゃないが僕はこの作品に低い点は付けられませんでした。 [DVD(字幕)] 10点(2013-08-10 15:02:00) |
2. リリィ、はちみつ色の秘密
余韻の残る素晴らしい映画。ダコタ・ファニングの演技が凄く上手くて感動します。こういうタイプの映画をもっと見たくなりました。 [地上波(字幕)] 9点(2013-05-21 04:02:17) |
3. ダイ・ハード
悪態ばかりの中年ハゲ、「オドオドしたキャラも演じちゃうもんねっ!」演技派のボス、チョコレート大好きザコキャラと、魅力的なキャラが織り成すドタバタコメディ。 [DVD(字幕)] 9点(2013-02-11 00:23:51) |
4. 夢(1990)
《ネタバレ》 カラーになってから急に芸術志向になりましたよね、他の方からの評価は芳しくないようですが、僕はカラーの黒沢映画も好きです。特に色使いが素晴らしくて、何気ないワンカットの美しさにハッとさせられます。1つ1つの映像が、1枚の絵画のような美しさを有していて、そこらへんはさすが、画家を目指していただけあるなと思いました。全8話あるオムニバスの中で、特に良かったのが赤富士と最後の話です。赤富士は未来を予知していたとしか思えず、黒澤監督の先見性に脱帽でした。原発の安全性を訴え危険性をひた隠しにする構図は、まんま福島の事故を見ているようで身震いしますね。映像面でも赤く燃える富士山のインパクトは強烈で、ビジュアル面のセンスも冴えに冴えていました。最後の話は自然を破壊する人間への批判と、黒澤監督の死生観が込められています。パレードのような葬式も、本来葬式というのは祝うものであって嘆くものではない、天寿を全うして死ねる事ほど嬉しいものはないと語っています。この作品を作った当時、80歳とかなり高齢であったため、迫りくる死を感じていたのでしょう。死の意味を問いかけるとともに、生への喜びに満ち満ちている事に感動しました。 [DVD(邦画)] 7点(2013-02-11 00:08:02) |
5. 父親たちの星条旗
登場人物が非常に多く、かつ時間軸がバラバラなため、把握しきれないのが欠点ですが良い映画です。この映画は回想シーンが唐突で頻繁に使われますが戦争経験者のフラッシュバックを表現したかったのでしょうか。ただその演出は成功しているとは言えず、若干内容が掴み難くて取っ散らかってる印象です。ただメッセージ性は強烈で、地獄の戦場から生還してもなお苦難が待っていた兵士達の人生を見て戦争の愚かさを感じました。 [DVD(字幕)] 8点(2013-02-10 23:13:58) |
6. Mr.インクレディブル
《ネタバレ》 世論に圧されてアンチヒーローに染まった世の中で苦難する元ヒーローという設定がおもしろい。過去の栄光に縛られ、無気力な日々を送る中彼が見付けた生き甲斐はやはりヒーローに戻ることであった。一方で妻は過去に囚われることなく現実を直視しながら前に進んでいる。この男女の考え、価値観の違いを明確に描き分けているのが上手い。テーマは自己肯定と家族愛。能力を授かることを望まなかったヴァイオレットは自分に自信を持てず能力も否定する。それが両親の奮闘や絆を見るにしたがって彼女の中で徐々に何かが変わっていく。世の中自己否定しか出来ない人間もいる中、たとえ根拠のない自信であっても持つ事は素晴らしい事なんだというのを、ラスト別人のように明るくなった彼女を見て感じました。 [DVD(字幕)] 7点(2013-02-06 03:07:20) |
7. 西部戦線異状なし(1930)
傑作反戦映画。この時代にあれだけ悲惨で迫力ある戦場を描けるのは凄い。今の映画みたいに予算をかけなくても創意工夫や演出しだいでいくらでも顔形を変えるって事ですね。ラストシーンの美しさの影に強烈なメッセージを感じました。 [DVD(字幕)] 8点(2013-02-06 02:21:55) |
8. チェンジリング(2008)
《ネタバレ》 アンジェリーナ・ジョリーの演技が滅茶苦茶良かった。彼女の声、表情、仕草1つ1つが素晴らしくて引き込まれます。正直ただの色物女優だと思っていたので、まさかこんなに演技力があったとは驚きです。終始重苦しく胃が痛くなるような映画ですが、希望を持たせてくれるラストがいいですね。 [DVD(字幕)] 8点(2013-02-06 02:05:33) |
9. ヤングガン
《ネタバレ》 OPが死ぬほどカッコいい!あまりにもツボに入りすぎて何度も何度も繰り返し見ちゃいました。個々のキャラもそれぞれ個性と見せ場があって素晴らしい。ただチャーリー・シーンだけあっさりしすぎて、絶対後半にまた出てくるんだろうとか思ってたらあんな事になっちゃって不憫でした。話の内容だけでいくと7点くらいですが、OPのあまりのカッコよさにプラス1点です! [DVD(字幕)] 8点(2013-02-03 13:44:22) |
10. グラン・トリノ
イースト・ウッドの終着点にして集大成、齢78にして作り上げた最高傑作。 [DVD(字幕)] 10点(2013-02-02 00:36:06) |
11. オーメン(1976)
雰囲気とか話の内容がどことなくエクソシストに似てますね。ただエクソシストにあったような崇高な人間ドラマを廃して、ショッキングシーンや宗教性をより強めた作品という印象です。あちらはホラー映画史に残る大傑作でしたが、こちらはまずまずといった所。ラスト、エクソシストとの違いをあえて出すための、あのラストだと思いますが、その事だけに意識が向きすぎて取って付けたような感じで練り込まれていないと感じました。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-01-30 17:46:42) |
12. チャイルド・プレイ(1988)
うーむ微妙ですね・・・人形に殺人鬼の魂が宿るというアイデアはおもしろいですが、とにかく全編安っぽくて残念です。ラストのチャッキーのしつこさには笑わせてもらいましたがちょっと続編は見る気しないです。この出来なら山ちゃんのチャッキーモノマネ2時間見てるほうがいいかも(笑) [インターネット(字幕)] 5点(2013-01-27 23:21:31) |
13. スカーフェイス
トニー・モンタナのキャラがまあ濃い。一代で成り上がる為にボスにも啖呵を切るほどの物怖じしない姿勢を見せたかと思いきや、自分の家を要塞化し監視カメラで逐一チェックしなきゃいられない肝っ玉の小ささもある。周りの人間を、信用せず孤独に陥り破滅していく様はギャング映画にはありがちな気がしますが、他の映画と一線を画す点は主演がアル・パチーノであるという所、彼の演技は強烈でまるでトニー・モンタナという存在が憑依しているかのようです。デパルマ監督の演出は冴え渡っていますが、所々安っぽい音楽が出てくるのだけは残念でした。 [DVD(字幕)] 9点(2013-01-27 22:44:30) |
14. ヒックとドラゴン
展開はごくありきたりで王道の映画ですが、ラストの戦いでは興奮と感動を抑える事が出来ませんでした。恋愛、友情、親子の確執とファンタジーにありがちな要素を詰め込みながら、短い尺で見事に昇華させたスタッフ陣の手腕は素晴らしい。これから先何度でも見返したい作品です。 [DVD(字幕)] 9点(2013-01-27 01:09:28) |
15. ネットワーク
今から30年以上も前に現代のTVの情勢を危惧した先見性が素晴らしい。現代のTVは、完全な視聴率至上主義になっていて、数字を出す為ならやらせも厭わない状態です。この映画に出てくる登場人物はほぼ全員狂っていて、TV業界の異常性を現していると言えます。この映画で起きた出来事がこれから先ないとは言い切れない部分にTVの怖さを感じさせますね。 [DVD(字幕)] 7点(2013-01-27 00:54:43) |
16. 狼たちの午後
《ネタバレ》 冒頭の銀行強盗のシーンでのソニーらの要領の悪さ、手際の悪さがコメディ映画に思えてきて爆笑してしまいました。なんか人間味を感じさせるというか、憎めない奴らだなーと思ってましたが、その段階からもうストックホルム症候群に掛かっていたのかもしれません。話が進むにつれ、感情移入してしまいどうにか生き延びてほしいとさえ思ってしまいました。ソニーしろサルにしろ根っからの悪党というわけではなくて、取り巻く環境や当時の社会情勢がそうさせたと言えます。娯楽的要素を交えながら、これだけ重い社会派の映画を撮ってしまうルメット監督の手腕はお見事ですね。 [DVD(字幕)] 9点(2013-01-27 00:35:55) |
17. ミスティック・リバー
社会の不条理をこれでもかと見せ付けられるクリント・イーストウッド監督渾身の力作。役者陣の演技も素晴らしく大変見応えがあります。ただ名優揃い踏みの中ケビン・ベーコンだけ存在感が薄かったような。 [DVD(字幕)] 8点(2013-01-27 00:15:49) |
18. アバター(2009)
素晴らしい映像世界です。もうこの世界を創造した発想力に脱帽ですね。確かにナウシカやもののけに似てる場面もありますが随所にオリジナリティを感じます。ただ映像に関していくらブルーレイとはいえ家で鑑賞するとどうしてもCGにしか見えない部分があるのでそこが減点箇所です。映画館で見れば評価はまた変わったのだろうと思いました。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2013-01-23 23:43:27) |
19. ハリー・ポッターと秘密の部屋
相変わらず魔法を学んでいく過程はおもしろいですね。前作より楽しめました。 [DVD(字幕)] 6点(2013-01-23 23:34:38) |
20. パンズ・ラビリンス
スペイン内戦時代、厳しい現実から逃れるために妄想の世界で生きるしかなかった女の子の物語。ただ現実同様、妄想の世界も試練や苦しみに満ちていて、生き難い世界なのには変わりありません。小さい子供の妄想にまで、侵食した内戦の過酷さの描き方と妄想世界における世界観が素晴らしい。ラストは絶対ハッピーエンドであったと信じています。 [DVD(字幕)] 9点(2013-01-23 23:31:50) |