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アンドレ・タカシさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2127
性別 男性
自己紹介 2022/3/26に以下のような自己紹介文をアップしました。
ロシアのウクライナ侵攻が始まってひと月経過。
映画は観ていますが、侵略戦争のせいでレビューする気になれません。
私の映画レビューと戦争は直接関係しませんが、
楽しく文章を考える気分じゃない、ってことですね。
ロシアが撤退するか、プーチンがいなくなったら再開します。


そして、
侵略戦争が膠着状態に入り、
いつ終わるか識者にも判断できない状況になりました。
まぁ正直、痺れを切らしたので、レビューを再開します。
ウクライナ、頑張れ!

2024年3月17日更新

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1.  ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男 《ネタバレ》 
趣味でテニスをやっています。 似ている。特にボルグ。容貌・体格もさることながら、サービス・ストローク・ボレーのフォームをかなり高いレベルでコピーしていることに驚きました。フォームに関してはマッケンローも同様でしたよ。 1980年のウィンブルドン決勝。私、この試合を生放送で見ていました。当時は特にテニスファンと云う訳でもなかったので、なぜその番組にチャンネルを合わせたかは覚えていませんが、見始めたら目が離せなくなりました。第4セットのタイブレークは映画の通りに凄かったけど、他のゲームもやたらデュースが多かった。真っ正面からの互角の殴り合い。プロスポーツの世界でも、これほどの見応えを担保した試合は希有だと思うし、テニスとはこんなに激しいものなのかと刮目させられたのでした。 本作はその試合の裏話的な内容でしたが、ボルグがなぜ26歳の若さで引退したかを検証しているような印象を受けました。あそこまで張り詰めていたら、そりゃ疲れますよね。  余談ですが、マッケンローはその後も悪童として、やたらジャッジにクレームを付けるプレイスタイルを続けます。でも、実際のところ彼がクレームを付ける場面はミスジャッジの方が多かったと思います。で、マッケンローの凄いところは、散々に悪態をついた後に崩れるのではなく、逆にエースを取るところだったりする。独特の集中力の高め方と言っても良いと思います。 冒頭のテロップに登場するアンドレ・アガシは2000年前後に活躍した名プレイヤーです。私のハンドルネームの半分は彼から頂戴しております。私のストロークの師匠です。
[インターネット(字幕)] 6点(2022-02-22 01:48:35)(良:1票)
2.  アトミック・ブロンド 《ネタバレ》 
シャーリーズ・セロンが主演した最初のアクション作品は2005年の「イーオン・フラックス」だったと思う。その作品で彼女は殺し屋さんと革命闘士的な役柄を演じました。私が記憶している範囲の話だけど、ボディを使うアクションがしょぼかった。周囲が彼女の筋力に合わせ無理してゆっくり動いているような、分かりやすく云うと上戸彩のあずみや綾瀬はるかの座頭市みたいな感じ。彼女はきっとこの作品の自身のアクションに不満を持っていて、汚名(?)挽回の機会をずっと窺っていたのだと思う。 で、それが果たされたのが本作。カテゴリーはスパイものですけど、私に云わせれば肉弾映画です。 後半、傷を負った亡命者を保護しながら逃亡を図るシーン。雑居ビルに入り、出てきてカーチェイスが終わるまでの10分弱を1カットに収める。本作の見どころはここに尽きる。ビルの中で6人の敵を殺す。手足と肘・膝・銃把で約50発殴る(数えましたw)。同じくらい殴られる。どこまで本当に当てているのかは分からない。でも、彼女と敵が体のアチコチから流す体液はホンモノに見えるし、顔のカタチが変わっていく。全ての打撃にしっかり体重が乗っていて、体重以上に殺気が乗っていて、痛いし痛々しい。最近のアクション映画の格闘シーンは1秒のカットを何十も繋げて誤魔化すことが主流ですが、それが大っ嫌いな私の心情を盛大に代弁してもらったような気分でした。久しぶりに凄いものを見させてもらいました。 80年代は、学生だった私が最もたくさん洋楽を聴いていた時代で、劇中BGMは懐かしく響くものが多くて嬉しかったです。デヴィット・ボウイの「キャット・ピープル」は当時劇場で見て以来だと思うけど、あの陰鬱な出だしがしっかり耳に残っていたことに驚きました。 本作のテーマはシャーリーズ・セロンがゲンコツにモノを言わせることでした。スパイものにありがちな面倒くさいストーリーは、まぁいいじゃないですか。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-11-19 23:38:03)(良:1票)
3.  メランコリア 《ネタバレ》 
「うつ病」なるタイトル。接近する巨大惑星も同じ名前だったりする。世界をうつ病で覆い尽くせ、という監督の願いなのか? この監督は本気で「こんな世界は滅んでしまえ!」と思っている気がします。 こんな世界とは、自分勝手で主張の強いクソ女が生きにくい世界。その生きにくさを前半の披露宴シーンでしっかりと見せてくれます。でも、彼女はうつ病というより単に我儘なだけに思えました。うつ病の人は積極的に他者に迷惑を掛けないと思います。ひたすらに不快だったその無軌道ぶりが、世界の終わりという絶対的な平準化を前に意味を変える。死んじまえばみんな同じ、です。世界を憎んでいるクソ女が終末を歓迎するのは分かる。でも、幼い子供を持つ母親を並列に描くことに激しく嫌悪しました。世の中を憎む者の意趣返しとして「滅亡」を描くことに意義があるのでしょうか。本当にそんな日が来るのだとすれば、逸脱者の安寧というレベルで語るよりも描くべきことがあるはずだと思うのです。 適当にお茶を濁す映画とは別格の着眼や主張を持った作品で、その姿勢は高く評価します。でも、語られる内容には同意したくない。キルスティン・ダンストは元々が大嫌いな女優ですが、演技者として見直しました。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2013-11-04 01:38:18)
4.  ミレニアム2 火と戯れる女 《ネタバレ》 
売春組織を摘発するストーリーかと思っていたら、そこにリスベットの生い立ちが重なって行く。なんと、探し求める黒幕が肉親だったという展開。唐突ですが、ルークとダースベイダーを思い出しましたよ。一作目同様にリスベットが出てくると何かをやらかしてくれる期待感があり、本作でも裏切られなかったです。ミカエルとの共同調査は無いけど、お互いを意識している繊細な距離感描写はシリーズならではの見どころでした。 ひとつ感心したのはハリウッド作品では感じられない緊迫感。例えばカーチェイスシーン。ハリウッド作品では派手に車が吹っ飛んでも、主人公がクラッシュするような不安を覚えないのだけど、コチラの作品では路肩の人を轢き殺しかねない危うさを覚えます。瀕死状態で地中から這い出たリスベットが懸命に意識を保とうとしている様子なども迫真性がありましたね。楽しめました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-05-30 23:57:31)
5.  キラー・インサイド・ミー 《ネタバレ》 
主人公は障害があれば殺人で解決します。腕に止った蚊を叩く行為と大差無い。そのハードルがとても低いから、殺すことが最良の選択になるようです。頭が良いから隠蔽も周到だけど、罪悪感が希薄だから必死に隠すという訳でも無い。中学生がベッドの下にエロ本を隠している程度のヒミツです。 彼の性向が最も特徴的に見えたのはジェシカ・アルバに対する態度でした。彼女を殺しておきながら、それを後悔する。でも正確に言うと「後悔」では無く、彼女を懐かしんでいるようでした。惜しいことをした。あれは大好きだったおもちゃを失くした感覚だと思う。単純な形容になりますが、自分勝手ってことですね。 この種の「変人もの」はその変人具合をユーモアとして楽しむ映画が多いのですが、大好きなジェシカ・アルバをタコ殴りにした時点でそんな気分は無くなりました。サスペンスとしては見応えがありますが、変人指数は低めだと思います。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-02-16 14:51:41)(良:1票)
6.  未来を生きる君たちへ 《ネタバレ》 
分かり易く、よく出来たドラマでした。解釈の仕方に依りますが、際どいことを言ってると思います。二つの出来事が教訓を伴って強く心に残りました。 ひとつはアフリカの難民キャンプでの出来事。暴君を見殺しにして自己嫌悪に陥るエリアスの父。医者は「裁く」のでは無く「救う」職業であるという信念を自身の「行動原理」にしていたが、暴君へのリンチを間接的に容認してしまう。馬鹿を殴り返さなかった件は「行動原理」を貫く意思の強さの確認でもあったが、それが崩れます。 もうひとつはクライマックスである車の爆破にまつわるクリスチャンの心の動き。不条理な出来事に対する彼の反発心は、純粋な感受性が成さしめた部分が多いが、母を失ったやり場の無い憤りのはけ口でもあったようだ。それが行動をエスカレートさせた。 エリアスの父に関して。「行動原理」の限界を見せてもらいました。そもそも、機関銃を持って乗り込んで来る奴らに自身の考えを主張して引き金を引かれたら、その瞬間に全てが終わります。これは、殴り返さないだけは解決しない局面です。だから、覆せない不条理は存在するということです。意志の力の限界とも言えます。同時に「行動原理」の範囲に収まらない怒りもある。「憎しみ」は制御が出来ても、瞬発的な「怒り」は制御できない。だからって訳でもないけど、妊婦をゲーム感覚で殺していた暴君は然るべき道を辿ったと考えて良いと思いました。エリアスの父がどのように整理するかは彼の問題でしょう。 クリスチャンに関して。彼の反発力は尊ばれるべきだと思いました。エリアスを苛めていた奴は、クリスチャンの1回の反撃で大人しくなりました。悲しいかな、人は他者への攻撃に快楽を覚える側面がある。だから、学校がどんな施策を講じても「イジメ」は無くならないと思う。「イジメ」などの不条理には反発しないと舐められる。図に乗らせたらエスカレートする。これが現実です。だから、やり返すことは間違いではない。(「イジメ」だけに関して言うなら、いじめっ子は概して安全なところで快楽に溺れている根性ナシが多いので、やり返せば収束します、経験的に) ただし、反発にもやり方と程度がある。やり過ぎると、その矛先はもろ刃の剣となって自身に降りかかる。それが車爆破事件の教訓かなと思います。 以上、あくまで私の個人的な感想と解釈です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-10-19 03:48:11)
7.  ドラゴン・タトゥーの女 《ネタバレ》 
原作は読んでいませんが、オリジナルは観ています。なので、ストーリーや犯人は最初から分かっている。私の見どころは主演の二人、特にリスベットを演じるルーニー・マーラがどこまで行けるかに絞られていました。それほどに、オリジナルのリスベットは鮮烈でした。ルーニー・マーラは頑張っていました。リスベットを演じることには相当の度胸と覚悟が必要で、そこは評価したい。でも、オリジナルに比べて特段に優れているという訳でもなかったというのが正直な感想です。映像への拘りはフィンチャーらしく力があります。しかし、脚本上の変更部分はリスベットを理解しようとするうえで悪い方向へ働いています。虐げられた生い立ち部分にほとんど言及しないので、変態後見人への対応が「異常者」のやり過ぎに見えてしまう。ミカエルとの共同捜査も、オリジナルではミカエルのPCへハッキングして女性の連続虐殺事件を知ったリスベットの方からアプローチして来ました。チェイスシーンの変更が象徴的で、横転した車両へ手を伸ばせば救える犯人の命をリスベットは見殺しにしますが、本作ではあくまで事故死扱いでした。オリジナルは一貫して「女性の敵」に対する敵愾心を明晰な頭脳と行動力で表現していましたが、本作にはそこに鮮明さが無く、彼女の存在に芯が通っていない印象です。このアレンジはいただけない。リスベットから「復讐」的なネガな感情を出来るだけ排除したかったようです。逆に、彼女が最初の後見人を敬っている描写や生まれて初めて芽生えた男性への想いを失恋させるシナリオはオリジナルにはありません。あの優しさや切なさでリスベットがオリジナルよりも体温のあるキャラになりました。それ自体は悪くない。でも、二者択一だったとすれば失ったものの方が大きかったという意見です。
[映画館(字幕)] 6点(2012-02-14 01:07:36)(良:4票)
8.  ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 《ネタバレ》 
ドラゴン・タトゥーの女=リスベットが謎めいていて凄く魅力的です。ミカエルと彼女の連携が映画的な面白さを醸しています。さしずめ、ミカエルがホームズなら、リスベットはホームズより優秀なワトソンと云ったところか。女性が虐げられる描写が多く、その被害者の一人でもあるリスベットの活躍が事件を究明する構成で、彼女の容赦の無さは加害側全体に対する復讐的な色彩が強い。女性の恨みを晴らす、一種のダークヒーローですね。これを観たら、もっとリスベットが見たくなります。シリーズ化された理由が分ります。身近に残虐な殺人鬼がいたというオチは地元警察の無能さの証明みたいな内容だったけど、40年も昔の失踪者の捜索が終盤で別の事件の謎解きに繋がり、犯人を特定し、さらに失踪人も見つける展開のスピード感が劇的で爽快でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-10-30 02:05:58)(良:1票)
9.  ぼくのエリ 200歳の少女 《ネタバレ》 
私が怖かったのは、血まみれのエリでもプールでの惨殺でも無く、二人で列車に乗り去って行くシーンだ。冒頭では父娘としか見えなかった関係の真相がオスカーに置き換わったことで判明し、その真実に戦慄する。同時に二人の、特にオスカーの行く末に複雑な思いを巡らせる。【共棲】という単語を辞書で引くと「異種類の生物が同じ所に住み、密接な結びつきを保ち、利害を共にしている生活様式」とある。ヴァンパイアは不完全な生きもので誰かと共棲しなくては生きて行けない。オスカーの籠絡がエリの計画だったのか、自然な流れだったのか。そこはストーリーからは判別しがたい部分だ。では、オスカーはエリに何を求めたのだろう。いじめられっ子にとっての唯一の味方? 友達がいないさびしん坊の遊び相手? それは間違いではないが表層でしかない。自分だけがエリの秘密を知っているという特権。そして、自分の庇護が無くては生きられない者に対する優越と自身の存在意義の確認。それが仄かな恋慕とフュージョンし、共棲相手の獲得として快感に達したのではないかと思う。その意識は献身と言うより、むしろ独占欲に近い。SとMが混濁した複雑なモーメントが見える。壁越しのモールス信号から始まったコミュニケーションはまさに二人だけの世界を形作ったと言える。萩尾望都「ポーの一族」が証明するように、ヴァンパイア作品とジュブナイルの相性は悪くない。それを冷厳な空気感の中にまとめた演出を高く評価したい。この厳粛な見応えはオスカーの「運命」を描いているからだと思う。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2011-10-25 23:13:46)(良:2票)
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