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Oliasさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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41.  マン・オン・ザ・ムーン
カウフマンの芸自体は、別に面白くも何ともない。しかし、話が進んでいくうちに伝わってくるのは、この主人公は、「面白い(と自分が考える)ことをする」というその一点については、痛ましいほど誠実であるということ。ギャラよりも、華やかな番組よりも、彼が求めるのは、目の前のお客さんを笑わせて(引っかけを含む)一緒に楽しくなることであった。だから、かりに本当に周りにいたら不愉快極まりないかもしれない彼の言動も、いつしか自然に心に染み渡ってくる。
[DVD(字幕)] 6点(2020-11-23 21:15:44)
42.  グリンチ(2000)
ジム・キャリーは大袈裟な表情の変化を見るのが面白いのに、あれではメイクどころか、完全に「お面」ではないの。これでは楽しさ半減です。しかし、こんなお馬鹿作品の監督がロン・ハワードというのもびっくり。狙っているとしか思えない悪趣味なセット/衣装に+1点。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2020-11-06 00:15:49)
43.  モンスーン・ウェディング
最初の方でごちゃごちゃと大家族のいろんな人が出てきて、あまり整理されてないなあと思っていたら、そのままごちゃごちゃと最後まで行ってしまいました。同時並行的な展開でいろいろやりたかったんでしょうけど、それをするには、演出側の焦点絞り力も場面まとめ力も欠けています。
[DVD(字幕)] 3点(2020-10-31 01:36:29)
44.  エアフォース・ワン 《ネタバレ》 
以前見たときは、脳天気な大統領礼賛ぶりに嫌悪感しか覚えなかったのですが、改めて見てみると、心が広くなってその辺は許せます。次々に課題を提示して飽きさせない手法もなかなかです(携帯の使い方みたいな頭脳戦は、もっと見たかった気がしますが)。ただ、この作品で何が一番まずいかといって、あの妻と娘の存在です。何かにつけて「家族が!」みたいにその存在自体がハリソンの足を引っ張って、物語の上でも戦術の上でも何も機能していない。せっかく専門用語や各種機器が駆使されて緊張感が高まっても、あの妻と娘が画面に登場するたびに流れが遮断されます。あの娘には、オールドマンと対峙した際には、「父の大義のためなら、私の命など何も惜しくはありませぬ!さあ、まず私の命を取りなさい!」くらいは言ってほしいところでした。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2020-10-12 00:11:45)
45.  ブレス・ザ・チャイルド
それっぽく盛り上がりそうでありながら、最後まで盛り上がらない。それは、せっかく天使だ悪魔だというのを入れ込んでいながら、通常のサスペンス・アクションの枠内をまったく出ていないからです。こういう話は、はったりでそういう要素をむき出しにしながら、しかもそれが一般社会に融合しているという高度なテクニックとバランスが必要なんですけどね。ヒロインをサポートするのも、刑事そのまんま(しかも真面目刑事顔のジミー・スミッツ)とかではなく、何らか宗教関係者を持ってくるべきでした。
[DVD(字幕)] 3点(2020-07-19 02:34:44)
46.  THE CLASH ザ・クラッシュ 《ネタバレ》 
「轢いた相手をそのまま家まで運んでしまった。さあどうしよう」という一発ネタだけで最後まで押し切る気合と迫力と手際はなかなかのもの。ただ、それ以外にあまりにも何もないというのが、ちょっと物足りないかな・・・。職場の上司なんかはもうちょっと使いようがあったような気もするけど。あと、最初に意味ありげに出てくるカートをくれたおじさん、その後路上での一瞬以外は出てこないですよね?これも何かもったいないような。
[DVD(字幕)] 6点(2020-06-29 01:41:00)
47.  モディリアーニ 真実の愛
やたらとダラダラしていて盛り上がりにも欠けていて、見ていて疲れました。モデルの知名度やエピソードに寄りかかりすぎたのが敗因ではないでしょうか。いくら主人公が重要人物であっても、それを支えるサブキャラがきちんとしていなければその存在も光りません。
[DVD(字幕)] 4点(2020-06-08 01:44:27)
48.  怒りの荒野 《ネタバレ》 
ウエスタンの皮を被りつつ、やっていることは、いじめられっ子の成長・復讐譚を含む青春ものであったりとか、利権をめぐるヤクザものであったりとか。銃と馬と酒場以外にもいろんな要素が親切に盛り込まれていたので、面白く見ることができました。10箇条なるものをそのまんま堂々と作中で言い切ってしまえる(しかも後でリピートしている)神経の太さも楽しい。元保安官の爺さんの存在と行動も、作品に奥行きを与えています。
[DVD(字幕)] 7点(2020-05-05 00:06:27)
49.  ヒトラー 最期の12日間
一歩誤ったら批判の集中砲火に遭いそうな題材をあえて選択し、しかも、当のヒトラーをかばうわけでも同情するわけでもなく、かといって、過剰な演出により悪性を誇張するわけでもなく、淡々と地道に事実のみを積み重ねる。まるで本当に当時の地下室にカメラを入れたような緊迫感と生々しさがあり、実に難易度の高い作品造形をクリアしていると思う。ナチスやヒトラーは、その当時においてはある種のモンスターだったのかもしれないが、モンスターだとして片付けてしまうことは、それ以上の認識と分析を遮断するだけであり、今後の我々が実感をもって明日のナチスを防止することはできない。その意味で、この作品が持つ意義は大きい。また、描写の手法としては、地下室のみにとらわれずに、砲撃や包囲の描写も随時挿入し、他方、食事などの日常生活のディテールにもこだわっている姿勢が、作品に一本の筋を通している。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2020-04-17 01:35:34)(良:1票)
50.  アレックス・ライダー
サラ・ボルジャーってどんな人かと思ったら、「イン・アメリカ」の子役のお姉ちゃんの方だったんですねー。とても可愛らしく成長していました。ソフィー・オコネドーのこういう胡散臭そうな役というのも、結構新鮮かも。アリシア・シルヴァーストーンは大分老けましたね。あ、内容的には特筆すべき点はないです。
[DVD(字幕)] 3点(2020-03-19 00:43:47)
51.  マンデラの名もなき看守 《ネタバレ》 
単にエピソードをつなぎ合わせただけだったらどうしようと危惧していたのですが、意外にも、結果的には長期間にわたる内容を手際よく収めています。主人公の家族の描写に力点を置いたことが、作品に一本の筋を通し、また、関係者の立場で見たマンデラという作品の視点にリアリティを与えています。ジョセフ・ファインズもダイアン・クルーガーも、重い役の期待に応えるべくがんばっていました。
[DVD(字幕)] 7点(2019-12-20 21:21:40)
52.  マイ・ファニー・レディ 《ネタバレ》 
若手女優がインタビューを受けて過去を回想する、という何気ない出だしから、するすると話がどこまでも進んでいく。かなりのハイペースで展開しつつ、出てくる人はどれもこれもアホばっかり。最初はまともそうな人も、やっぱりアホ。という、ボグダノヴィッチの名前からはにわかに信じがたいような作りなのですが、ウッディ・アレンっぽくもありながら、さらにこれは製作で出てきているウェス・アンダーソンの色ではないでしょうか。で、脚本はなかなか周到で、上げ下げや押し引きのバランスも整っているのですが、ここぞとばかりにみんなが自然と集結していながら、そこで思ったほど何も起こらない(しかもそういうくだりが3回くらいある)というのは、ちょっと物足りない感じでした。あの辺はもっと引っ張ったりぶつけたりしてもよかったんじゃない?
[DVD(字幕)] 6点(2019-11-14 02:35:09)(良:1票)
53.  セルラー
危機の振り方にしてもその解決の仕方にしてもものすごく単純で、何か目新しいことをしているわけではないのですが、手がかりが偶然つながった回線のみという設定をフルに活用し、ほかの次元の問題に色目を使わないところが誠実で良い。それにしても、ひたすら泣き顔で座っているだけなのに何とも言えん色気を感じさせるキム・ベイシンガーはやはり凄い。以前の大女優然としていた頃よりも好感度アップです。
[DVD(字幕)] 7点(2019-11-04 17:35:58)(良:1票)
54.  ナチュラルウーマン 《ネタバレ》 
主人公のトランスジェンダーという設定に溺れることなく、周囲の人物たちの素朴な反応、そしてその空気感のようなものまで、じわじわと生々しく描き出している。主人公は自分の内面をことさら説明することもしないし、突然超人的に活躍することもない。何かをいつもきっぱり言えるわけでもなく、理不尽さに押し切られることもある。しかし、共通しているのは、常にまっすぐ前を向く視線、そして力強い足取りの歩調。だからこそ、心にすっと染み入るものになっている。もっとも、物語としては、最後はファンタジーっぽい感じで火葬に到達するとか、歌に活路を見いだしてめでたしめでたしみたいな感じになるというのは、着地点としては少しずれた方向に落ちた気がする。
[DVD(字幕)] 6点(2019-10-27 23:42:48)
55.  スパイ・ゲーム(2001) 《ネタバレ》 
何とこのタイトルなのに、スパイ・アクションがまったく登場しない。延々と回想が続く。なんだけど、この作品の構造って、最大の敵は北ベトナムでも東ドイツでもレバノンでもなく、身内の組織そのものでした、というところなんでしょうね。よって、頑張ってロケしたであろう現地のどうのこうのよりも、何気ない会議の一風景とかオフィスのちょっとした発言とかの方が、よほどスリリングなのです。その中で、作戦も極めて限定されているのですが(そしてあっという間に追跡されるのですが)、細い糸をたどるようにして何とかしてしまうところが、何とも心地よいのです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-09-23 23:42:43)
56.  ユリシーズの瞳
映像の強引な(そしてときには暴力的ですらある)重量感と迫力は、さすがはアンゲロプロス監督なのですが、とにかく全体が観念的で、話としての広がりがなくて・・・どこまで行っても特定の個人(主人公)のフィルターを通したものでしかないため、結局は世界がそこで閉じてしまい、せっかくの映像表現も意味が半減してしまうのです。そのアンバランス状態で3時間近く積み重ねられるため、頭が割れそうになります。
[DVD(字幕)] 5点(2019-09-11 00:33:24)
57.  善き人のためのソナタ 《ネタバレ》 
ひたすら盗聴とそれをめぐる周辺のやりとりという一本で構成される地味な展開ながら、無駄な要素を排し、かつ必要な場面を的確に抽出することで、2時間20分にわたってまったく緊張感が途切れない。例えば、主人公がある日裏切りを疑われて呼び出されるわけですが、部屋へ入ったときに一瞬映される木製の粗末な椅子なんかにもセンスが表れています。ところで、あの女優は、自分が尋問を受けるときに、それが前に会った(自分を精神的に救ってくれた)人物であることは気づいていたのでしょうか。どっちともとれると思うのですが、こういう結論を伏せているところも余韻があっていいですね。●再見して分かりましたが、この作品は、冒頭の尋問シーン(およびそれと並行する講義シーン)だけで、すでに勝利しているのです。ここだけで、迷いなく職務に邁進し、尋問技術を磨きに磨いてきた主人公(表情は常に冷静、暴言や暴力もないところがポイント)、という役作りと表現が完璧に行われているので、そこからどう進んでも説得的なドラマたりえるのです。その変化の契機ですけど、やっぱり、「大臣が監視対象関係者に手を出した」ことなのでしょうね。任務に忠実な主人公がそれを許せないことは食堂での上司との会話で表現されていますし、あのタイミングで偽ベル音を起こしてドライマンを外に出させるなどというちょっかいを出すこと自体、本来の職務には不必要な行為であり、それまでの主人公にはなかったのではないかと思います。
[DVD(字幕)] 9点(2019-08-15 02:06:38)
58.  ラッキーナンバー7 《ネタバレ》 
どうみてもありがちB級アクションなこの筋立てに、何でこんな豪華キャストがつぎ込めたのか、作品中の謎よりもそっちの方が謎。一応、プロローグ裏返し型の様式は好きなので、点数はこの辺で。しかし、ルーシー・リュウのあの役は大分辛いよね。もっと若くて元気な人がやるべき役なのでは?
[DVD(字幕)] 4点(2019-07-27 00:45:43)
59.  ミケランジェロ・プロジェクト
ジョージ・クルーニーがこんな真面目な歴史モノなんて、合わないだろうな・・・と思っていたら、まったくそのとおりだった。マット・デイモンもケイト・ブランシェットも、壮絶な無駄遣い。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2019-06-07 02:00:22)
60.  ヒトラー暗殺、13分の誤算 《ネタバレ》 
すでに「ヒトラー 最期の12日間」という傑作を残しているヒルシュビーゲル監督が、今度は暗殺(未遂)者側からのものを作り上げました。冒頭でいきなりメインの事件に突入、間もなく主人公も拘束され、一気に話を広げていく手際はさすがです。現在と過去がクロスする構成がもたらすスリルもなかなかですが、一番の白眉は、主人公が1人で行動したのを取調官たちが「理解できない」こと。もっというと、「総統のお命を狙うような者は、たかがその辺の一平民であってはならず、対立国や対立政党の強大な陰謀あってこそ事態にふさわしい」と思っていたのかもしれないし、「もし本当に一平民ごときにそんな危機が起こせるとすれば、今後もこういったことは頻発するかもしれず、そんなことはあってはならない(あってほしくない)」というようなある種の恐怖を感じていたのかもしれない。その辺の微妙な心理の綾とバランスにきちんと焦点を当てたという点で、やはりこの監督の描写は優れているのです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-04-27 01:26:17)(良:1票)
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