1. セルラー
序盤からテンポのいい演出ですぐに引き込まれ、飽きない。何よりアイデアを判りやすく最大限に引き出し見せているので、感情移入し易い。カリフォルニアの美しい景観とすさまじいアクションのギャップも面白いし、主人公の一所懸命な演技につい手を貸したくなる。しかし、「トランスポーター」でおなじみのジェイソン・ステイサムが悪役なので、正義感ステイサム好きな僕にとってはちょっと違和感があった。あの目の奥にある優しそうな輝きはやはり真の悪役には向いてないのかな、と思いつつ、しかしキレのいいアクションや演技に惚れ惚れ。爽快感のある、かなり小気味良い作品でした。 [DVD(字幕)] 8点(2007-05-09 05:31:35) |
2. 0:34 レイジ 34 フン
最初から最後まで、ほとんどBGMが無いので、 リアルなドキュメントを見ているようで、手に汗握る。 地下鉄の表と裏、これほどの違いがあるとは、 想像もつかなかった。まるで精神の奥底にある恐怖を 具体化したような展開、誰が何をして、こうなる、という 説明はほとんど無く、自分で判断するしかない。 地下鉄に乗るたび線路の向こうにある闇を怯えずには いられない。 [DVD(字幕)] 6点(2006-08-12 09:36:15)(良:1票) |
3. ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]
久しぶりにスカッとする作品を見た。X-MENの様にあまり肩肘張らず、深刻にならず楽しめる、そんなヒーロー物。しかし、そんな中でしっかりと人物の葛藤と悩みが描かれており、 人間味のあるドラマが楽しめる。それに「スーパーマン」好きには、あのヒューマントーチはたまらない。久々にクラークを思い出してしまった。今年の8月が楽しみだ。、、、確かに突っ込みどころは色々ある。しかし、考えちゃつまらない。何も考えず見られる面白さ、というのがある筈だ。続編期待。 [DVD(字幕)] 7点(2006-06-07 00:46:55) |
4. セブンD
目新しい演出は無いけれど、真面目に正統派を作ってる感じがする。落ち目の小説家を演じるショーン・パトウィーの切れっぷりがイイ。しかしもう少し派手にやってくれたら「L.A.コンフィデンシャル」のラッセル・クロウ並に評価されたはず。エゴン・リーデルの音楽が本格派をイメージさせ、臨場感があった。後、町・精神科の病院等と屋敷の距離感がはっきりしないのでイマイチ、リアリティに欠ける。沼の亡霊?が結局何をしたがっていたのか結論付けられていないのが視聴後の後味の悪いところか。 [DVD(字幕)] 6点(2005-12-29 10:58:11) |
5. ジャッカル
20余年ほど前の「ジャッカルの日」のリメイク。まだ原作は観てないのでなんともいえないが、主演が2人というリスクを犯した割には成功していると思う。少なくとも「デビル」よりは2人の主演をどう扱うか、という点で勝っている。しかしそれ位で、他に特筆すべき所は無い。原作のほうがレビュー点数が高いので、今度見てみようと思う。 [DVD(字幕)] 5点(2005-08-25 14:00:59) |
6. エアフォース・ワン
《ネタバレ》 ハリソンは大ファンだが、この役でのハッスルプレジデントぶりには見事に引いてしまう。演出面でコン・エアー、エクゼクティブ・デシジョン等に及んでいない。そしてもっとも許せないのが内部から手引きしたあの男である。行動を起こすのか起こさないのかはっきりせず、グダグダに。チャンスは山ほどあったのに。 [DVD(字幕)] 4点(2005-08-25 13:37:26) |
7. ティコ・ムーン
バンカー・パレス・ホテルと同じ監督。独特のムードで進められるSF物語だが、バンカーのインパクトが強かったせいかギャップを感じあまりのめりこめなかった。 [DVD(字幕)] 5点(2005-08-19 08:29:42) |
8. エイリアンVS. プレデター
プレデター2でも思ったけど、人間とプレデターの交流はよけいだと思う。一気に奴らへの畏怖が失せるし、滑稽で泥臭く思える。(T2のT-800然り)しかも、奴らが狩っている獲物を人間が狩ったといって、その名誉をもらってちょっと誇らしげにしている人間の心理はどこか空しく、馬鹿らしい。アメリカ的というか、アメコミ的というか、、。まあ、映像的には楽しめたのでこの点で。 [DVD(字幕)] 5点(2005-07-28 10:04:46) |
9. クライモリ(2003)
《ネタバレ》 身のこなしとか挙動が、トムクルーズに似ている主人公がなかば強引に事件に巻き込まれていく。殺人者3人の個性がでていたり、逃げるシーンに起伏があったりとか、前述のレビュアーさんと同意見ですね。何も考えず楽しむ単なるスプラッターホラーとしてはよく出来ている。しかし、そこにもうひとつドラマがあれば(例えば死霊のはらわたなら、悪霊をとじこめた話、恋人を思う話等々)名作入りは間違いなかったでしょう。惜しい。 [DVD(字幕)] 6点(2005-06-21 13:19:15) |
10. バイオハザードII アポカリプス
《ネタバレ》 バイオシリーズを全てやった側としてみれば、まあいい感じ。友人の意見では、ゲーム中のムービーを延々見せられた感じだと言っていました。ストーリーはあんまり無いに等しいし、延々アクション。そういう点では前作のほうが完成度は高い。今回の好きなところはゾンビが結構登場して、ほんの少し死霊のえじきを彷彿させてくれたくれたことですね。もうひとつはジルのゲームのままの格好での登場。あれはよかった。現実のハリウッド映画であんな格好はめったに見ないので結構違和感はありましたが、、; 後半のネメシスとのドラマは1のエンディングから想像できたのですが、そのままやるとは、、; 後半アリスがスキャナーズばりになってしなったので3では何か超能力戦闘になりそうであんまり期待はできないですね。まあ、ハンターとか、タイラントとか全然でてきてないのでその辺出してくれれば期待できますね。 7点(2004-10-08 22:50:00)(良:1票) |
11. シークレット・ルーム<TVM>(2003)
《ネタバレ》 確かに、45人精神患者を診て4人しかミスがない、という程の凄腕精神科医には見えない。疲れきったパートのおばさんのようだった; しかも何に重点を置いて描かれているのかはっきりしない。感情移入できない離婚夫婦、理不尽サイコ、ありえない迷路描写、、、TVドラマ並。 3点(2004-10-05 10:06:57) |
12. レリック
うむむ、脚本家はいったい、、。強引かつ粗末な展開、怪物が潜んでるっていうのに博物館内でセレモニーを始めるあたり、矛盾ありありのお話。しかし、SFXは結構まとも。、、というか、これしかとりえがない。だらけて何も考えず見るには何の問題もない作品。(フォローになってない。) 3点(2004-09-16 13:01:44) |
13. ファイト・クラブ
全ての男共は野生に餓えていた。そして、何かを壊したがっていた。 存在する総てを。築いてきたものを。 そして己自身をも。 只一人、それさえも利用し、己を破壊するための目的として蔑む奴がいる。 それは、俺なのか、奴なのか、 答えは己を破壊したときに解るだろう。 そして、俺は目を、見開いた。 その答えを、俺のものとするために。 全編に渡り、二人の男の壮絶な生き様が展開されていく、 これは男のドキュメント・ムービーといっても過言はないだろう。 絶えず主人公の視点から指示される演出と構図。 逃げ惑う自身の影をあざ笑い、そして奮い立たせる男。 自身からの脱出。一歩先を行く男。 これは男を破壊するに足る、十分な映画だ。 9点(2004-09-16 03:35:40) |
14. 13F
《ネタバレ》 皆さんと同じように、たいして期待せずに借りた作品ですが、なかなか楽しめました。 30年代のアメリカのモダンな情景は、思わず息を呑むほどで、DVDについているSFX処理する前の光景と見比べてみると処理センスのよさが伺えます。同じようにDVDの監督の音声解説でも言っている事ですが、新しいSF観や発想はあえて避け、昔からある古風なものにしたかったようです。難をいえば、「この世の果て」は、2~3分で行ける(場面転換)ような演出にはしてほしくなかったですね。あれで狭く感じるんですよね++ 7点(2004-07-16 05:21:33) |
15. 悪霊喰
確かに、この邦題はいただけない。これじゃホラーかと思って借りてしまいますな。内容も悪霊じゃないし、ジャロ行きですな^^; 作品自体は好きですね~。ハイランダー、ベルリン・天使の詩、とかに共通する悲哀がありますね。 8点(2004-05-20 13:30:37) |
16. バリスティック
結構楽しみにして新作DVDリリース直後にも見ずにとっておいたのだが、なんたる失敗。2大競演にありがちのどっちつかず、しかも両方ともの過去の描き方がスカスカ。これではどっちにもつけない。やはり主役(善)は一人に限定じゃないと映画ってのは成立しないねえ。ストーリーもアクションも古い手法。ガクリ。 2点(2004-05-16 12:02:30) |