1. ヒトラーの贋札
《ネタバレ》 うーん、収容所の人たちが保護されすぎな感じ(白衣はちょっと不自然だったか?)と、贋札を作る過程が具体的でなかったので「作れるか作れないか」の緊迫感に欠けた点で、良作とまでは言えないかなと思いました。収容所が舞台だというだけで、あとは観客が勝手にドラマを補って想像しちゃいそうですが、この映画だけで描けてるものはそれほど多くないかな。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-12-29 11:48:50) |
2. ボーン・アルティメイタム
民家の窓から窓へ飛び移りながら移動するシーンは、なかなかおもしろいアイデアでした。 [DVD(字幕)] 5点(2008-07-05 18:29:57) |
3. 麦の穂をゆらす風
メインテーマは「昨日の友(兄弟)は今日の敵」?しかし、兄弟らしいエピソードはほとんど描かれないので、よっぽど想像力をたくましくしないと、あのエンディングは理解できません。感動したくてしょうがないときに観たのなら、それも出来たかもしれませんが、落ち着いて普通に観てしまったので、ありきたりの悲劇的展開に頼って盛り上げたつもりになってるだけの、失敗作であることがよく分かりました。観客が勝手にドラマを想像しなきゃいけないようじゃ、映画としては完成してないと思うのです。 [DVD(字幕)] 3点(2008-03-02 02:11:50) |
4. ルワンダの涙
《ネタバレ》 映画の作りとしてはしっかりしてるのですが、ストーリーは、単なる紛争モノの域を出てないように思いました。焦点を絞れてないからでしょうか。結局逃げることになる教師の葛藤も、国連軍の事情も、少女と教師との関係についても、何だかとても薄いドラマでした。紛争そのものも、何の背景の説明もないので、一方的な加害者集団と、一方的な被害者集団としか描かれていないので、社会派ドラマとしても、薄味でした。 [DVD(字幕)] 4点(2008-01-27 01:56:32) |
5. アンフィニッシュ・ライフ
これ、いいですね。テーマも一貫してて、無駄がないし、登場人物それぞれの問題の解決のしかたも、都合が良すぎるものではないので、観終わったあと、たっぷり余韻を楽しむことができました。欠点があるとすれば、ジェニファー・ロペスの、元彼に対する態度は、もう少しリアルに冷たくしてても良かったかな? [DVD(字幕)] 7点(2007-12-29 19:05:28) |
6. 善き人のためのソナタ
評価しにくい映画でした。皆さんがおっしゃってるように、確かに、ヴィースラー大尉がなぜ心変わりするのか、説明不足だと感じられ、その点でどうしても気になって、感動「し損なった」感じです。背景のストーリー自体は、社会主義国をテーマにした映画やドラマで繰り返し描かれてきたものなので、それはいいとして、大尉の心理をもう少し分かりやすく描いてほしかった。「レッドオクトーバーを追え」のマンガみたいな動機の裏切りと違って、東側の人間の深い部分にある「何か」がそこにあったように思ったので、つくづく残念。 [DVD(字幕)] 6点(2007-12-29 18:54:10) |
7. サウンド・オブ・サンダー
「どこかで観たようなお話」ではないというだけで、最後まで観てしまいましたが、観るべきところはどこにもないです。 [DVD(字幕)] 3点(2007-10-19 22:00:36) |
8. ターミネーター3
不死身のターミネーターのくせに、タラタラと走って追ってきたり、倒せっこないのに殴り合いをやったりと、不自然なアクションが多くて、興ざめぎみです。第1作の、「逃げ切れっこない」感が全然なくって、緊張感がまるでない。主人公たちを抹殺するチャンスだらけにもかかわらず、大した理由もなく最後の手をくださないのも、主人公には決して弾の当たらない安物映画みたいで、いただけません。 [DVD(字幕)] 5点(2007-06-30 15:10:38) |
9. マイアミ・バイス
「硬派」なの?と言われれば確かにそうかも。でも退屈。横目で環境映像のつもりで観れば、少しは楽しめるかも。 [DVD(字幕)] 3点(2007-06-23 16:41:46)(良:1票) |
10. 16ブロック
警察内部の悪事がネタの映画は、悪徳警察官側の行動基準が自己中すぎで、どうしても観ていて不愉快になります。それに、他にもいくらでも解決策がありそうな状況で、わざわざ自分からトラブルに巻き込まれようとしてるようにしか見えない主人公たちの行動も、不自然でした。護送中に友情が芽生える、というパターンに、すこーし色を付けた程度でしょうか。最後にケーキ屋の名前について語るセリフは、ちょっとだけ好きですが。 [DVD(字幕)] 6点(2007-06-23 16:34:03) |
11. 戦場のアリア
《ネタバレ》 戦争映画は、「戦争のおろかさ」以上に何を描けるかが勝負なわけですが、この映画は、どの国にも偏らない描写がとても自然で、単なる群集劇ではない戦争ドラマにしたという点で成功していると思います。全員が単純に仲良くなってしまう「お涙ドラマ」でもなく、微妙に立場の違う人物たちを上手に織り込んであって、淡々としている割には深いドラマになっています。ただ、休戦に至る背景に、宗教や西洋文化の影響があるので、しょうがないといえばそうなのですが、心情的に理解できないところも多く、夢中になれるものではなかったです。 [DVD(字幕)] 5点(2007-06-10 00:45:47) |
12. アイ,ロボット
何の魅力もない映画でした。ロボット映画とウィル・スミスと聞いただけですぐ想像できる程度の内容以外には何もありませんでした。何度も同じアニメを観たがるような子供向けの映画ですね。(レンタルビデオ屋で「これもう観たじゃないの!」と親に怒られている子供をよく見かけることを思い出しました。) [地上波(吹替)] 2点(2007-06-01 07:17:41)(良:1票) |
13. アメリ
この映画の感想を言葉で表現するのは難しいです。DVDを借りてきて、連続して3回観てしまいました。こんなことは初めてです。「こんな女いるもんかーっ」って思いながら、全く不快感がないんですよね。最初から最後まで、憎めない映画です。(この「憎めない」感がこの映画のツボなのかもしれない) [DVD(字幕)] 10点(2007-05-18 23:59:15) |
14. クラッシュ(2004)
《ネタバレ》 人種問題の描き方が強烈な印象でしたが、もう1つの面として、なんだか常にイライラしている人々の風景も印象的でした。登場人物同士がいろんな場面でぶつかり合っているのですが、その怒りの感情に、差別意識でない原因も含まれているところが、映画に深みを持たせていると思います。ディレクターの夫婦のいがみあいも、弟を探せと怒り続ける刑事の母親も、ヒッチハイカーを乗せた後、笑われたことでイラつく若い警官も、それぞれの別な問題をかかえていて、そのイライラ感が、異人種と出会ったときに噴出していたのでしょう。サンドラ・ブロックが最後のほうで「朝起きるとなんだかとにかく怒っているの」と夫に告白しているシーンが象徴的でした。日本人も、電車なんかに乗っていると、とにかくイライラしてるような人を見かけるので、似たようなものだなあと思いました。 [DVD(字幕)] 7点(2007-05-06 09:32:37) |
15. 愛についてのキンゼイ・レポート
伝記映画は、どうしても、足早なストーリー展開になりがちで、エピソードの羅列のような単調なものになりやすいと思いますが、本作品もその1つでしょう。歴史上の人物の業績を知りたいなら、映画ではなくて、本で読むべきなのだな、と改めて感じさせられます。個々のエピソードはぶつ切り状態で、中途半端に登場人物の感情が描かれるので、どのキャラクタも理解できないまま、映画は終わってしまいました。 [DVD(字幕)] 3点(2007-03-31 16:52:27) |
16. ジャッカル
つまりません。民族紛争っぽい背景を付けてごまかそうとしても、どうにもならないぐらい、何の工夫もありません。悪役は全く暗殺者の雰囲気がありません。主人公は、なぜFBIに協力したくなったのか、全然伝わってきません。武器もマンガみたいな設定で、笑うこともできません。 [地上波(吹替)] 1点(2007-03-17 19:18:00) |
17. ウェディング・プランナー
何の印象も残らない、ごくごく普通の恋愛ものでした。ロペスがかっこよすぎて、あんまり悩んだり困ったりしてなさそうにしか見えないのが問題なのかも。 [DVD(字幕)] 2点(2007-02-12 16:46:09) |
18. エアフォース・ワン
《ネタバレ》 全体にはありきたりなお話だし、ハリソンの演技も力が入りすぎててしらけるが、結構おもしろかった。ピンチをしのぐ個々のエピソードが、わざとらしくなくて、かつ、しつこくなくて良かったのかも。(ミサイルをわざと打つところ、FAXを打つところ、つなぎっぱなしの携帯電話を使うところ) [地上波(吹替)] 7点(2006-12-31 19:13:24) |
19. パーフェクト ストーム
結局、何が描きたかったのだろう?単に船のシーンが撮りたかったとか?単に波のCGが撮りたかったとか?なんであそこで強行突破を選んだのか、その背景を中心にしてくれれば、おもしろかったかも。単なるありきたりなCGパニック映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-12-31 19:07:54) |
20. ボーン・スプレマシー
手持ちカメラで迫力を安直に出そうとする演出は嫌いなのですが、最近の傾向だから仕方ないのか。前作を見ていませんが、主人公の落ち着いた行動っぷりに緊張感があって、最後のカーアクションシーンも「この人ならこれぐらいこなしそう」と思わせてくれ、楽しかったです。ただ、そもそもなんでこんな大事件になっちゃうのかが説明不足なので、スパイ物としては中途半端です。デイモンの顔がどうしてもお人好しにしか見えないのも減点理由。 [DVD(字幕)] 6点(2006-12-30 00:14:43) |