1. ドラゴン・タトゥーの女
《ネタバレ》 オープニングがたまらん。「ファイトクラブ」でもそうだった様に、こういう粋な小技を見せつけられると、やっぱりフィンチャーはいいねぇ!とこのような場でも言ってみたくなる。本筋は富豪一族の秘密と闇に迫る謎解きではあるが、実はリスベットのための映画。序盤は本筋よりも断然彼女を取り巻くストーリーの方に興味津々なのであった。かといって2人がタッグを組んで謎に立ち向かい始める中盤以降でもワクワク感が損なわれる事なく、実際はなんて事のないオチですらそれなりに見えてしまう。原作やヨーロッパ版から省いてしまったもっと重要な要素もある様だが、この度久方ぶりにダークサイドへと落ちてきたフィンチャーには素直に拍手を贈りたい。是非続編もお願いします。 [映画館(字幕)] 8点(2012-03-11 11:12:27)(良:2票) |
2. ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
《ネタバレ》 最高過ぎるこの作品のエンドロールをスロー再生またはコマ送りで何度も見返したのはきっと僕だけではないと思ってます。 [DVD(吹替)] 7点(2011-04-17 20:35:54) |
3. ファイト・クラブ
《ネタバレ》 「漢の映画」って感じではない。もっと無機質な作品。んでもってフィンチャーの遊びを思う存分楽しむ作品です。この人のセンス大好き。ガイ・リッチーのようにあざと過ぎない(あれはあれで良いのだけど)センスあるお上品な遊びに翻弄されました。特にオープニングは衝撃的にかっこ良かった。監督だけでなく登場人物たちも絶好調。マーラやボブも良いけど、タイラーことブラッド・ピット様の輝きは凄まじい。これはマイベストムービーの一つ。 [映画館(字幕)] 10点(2010-09-18 11:28:41) |
4. イングロリアス・バスターズ
《ネタバレ》 クセの無さが新鮮だった。他の監督が撮ったと言われても別に驚く事はないくらい。その代わり、今回は純粋に面白かったと感じた。タランティーノ節を楽しみにして観た人にはもしかしたら物足りないのかもしれないが、これはこれでまともに楽しめる作品で良いと思う。「キル・ビル2」では退屈でしかなかったが、今回は緊張感を保ったまま2時間半鑑賞できた。結果的にユダヤハンターの迫力が全てだったと言っても過言ではないかも。良い悪役だった。それに比べてビックリするくらい良くないのがブラピ。ブラピってスナッチの時も感じたけど、ふざけた役やると大体すべる気が。 [DVD(字幕)] 7点(2010-06-06 19:35:00) |
5. ウォンテッド(2008)
《ネタバレ》 この主人公は保守的でありながら時たまとんでもなく行動的な人間になってしまう。この変化に全然ついていけなかった。いきなり上司に怒鳴ったり、同僚を殴ったり、スカッとするんだけれども「???」ってなる。そういった具合に色んな展開を急ぎすぎるくらい強引に繋げるから単純についていく気も無くされて、カルト映画にもなり切れない中途半端な作品になってしまった。 ちなみにまずは吹き替え版で鑑賞ししてみる事をオススメする。すこぶるヒドイ。 [DVD(字幕)] 4点(2009-07-19 18:47:11) |
6. アイ,ロボット
《ネタバレ》 やっぱ近未来モノは世界観が重要。なんとなく「マイノリティ・リポート」的な世界だったけど、あっちほど垢抜けてない。んでもってそれはウィル・スミスのせいのような気がする。 [DVD(字幕)] 4点(2009-06-14 17:07:50) |
7. ターミネーター4
《ネタバレ》 もっとぶち壊して作っていいよ!という印象を受けました。あのMcGが作る「ターミネーター」なら1・2との比較対象ではなく、完全に新しいものを作ってくれると思ったからです。1・2は(3はあえて触れず)ハッキリ言ってかなりレベル高いです。だからこそ新シリーズは別の側面から切り込む監督が必要!って事でMcGなんだと思うんだけども、ちょっと真面目すぎるかも。冒頭の怒涛のアクションこそ「おぉ!」と思わされたが、その後は単なる「マッドマックス2+マトリックス レボリューションズ」。 良かった点はオマージュです。とっても芸が細かい。特にラジカセのオマージュは渋すぎる。シュワのシーンはギャグだな。 これが「ターミネーター」シリーズという先入観を除いて考えてみても、映像的にもごく普通で起伏の無いドンパチアクションかな。ラストも適当すぎなんで印象には残らないかも。もっと「エイリアン」みたく監督によって個性の出るシリーズにした方が良いと思う。 [映画館(字幕)] 5点(2009-06-07 16:20:41) |
8. Vフォー・ヴェンデッタ
《ネタバレ》 これはVが好きになれるかなれないかなのかな。他のキャストは存在感無いし。ポートマンもなんで坊主なのかよくわかんね。そんな中Vは復讐に燃える冷徹な男なのか紳士的な革命家なのかハッキリしないんで困った。(両方なんだけど)言ってることは理屈っぽい割にあっさり殺しちゃう。内面での葛藤なんかが描かれてるなら応援したくなるんだけど。 でも最後は燃えた。「コイツ本当につえーの?」と思わせといてあの無敵ぶり。散り方も見事だし、V様ラストで挽回しました。かっちょいいです。 [DVD(字幕)] 6点(2009-02-21 15:28:16) |
9. インビジブル(2000)
《ネタバレ》 こういう一連の悪趣味なエロ描写を大金かけて映像化すること、僕はバカらしいとは思えない。 [地上波(吹替)] 6点(2009-02-03 06:22:17) |
10. レッド・ドラゴン(2002)
《ネタバレ》 グレアムにがっかり。見ていてレクターがそこまで認めるほどの男には全く思えなかった。レッドドラゴンは恋愛まで描かれていて割とメインだしレクターは登場しただけで強烈なインパクトを残してた。じゃあグレアムは?ってなるとあまり思い出せない感じ。 凡作だと思うが、ラストの展開は予想できなかったので1点プラス! [ビデオ(吹替)] 5点(2008-10-11 03:52:28) |
11. 007/カジノ・ロワイヤル(2006)
《ネタバレ》 やっぱりボーンの影響なのかな。前作とは雰囲気が一変。でもこれ全然いいでしょ!あんまりプロじゃないと思うけど、圧倒的に強い!初めて「ボンドが強い」と感じました。うーん、でもあんまり冗談通じなさそうだし。全然女好きそうじゃないし(笑) 中身的にはアクションかなり迫力あるし、ポーカーわからなくてもカジノのシーンはダレませんでした。途中でナイフ使おうとするシーンがツボ。でも正直拷問以降は「まだあるの?」って感じだったなぁ。。。 [映画館(字幕)] 8点(2008-05-27 01:36:45)(良:1票) |
12. コンスタンティン
《ネタバレ》 この監督は「アイ・アム・レジェンド」でも思ったけど雰囲気づくりうまいなーと思います。細かいところまで凝ってるし、無機質な作品作りが好きです。一歩間違えたらとんでもなくつまらない作品になりかねなかったと思うので、その点は素直に評価。 話的には宗教がらみの用語やら考え方やらで小難しいですが、緊張感が途切れないため飽きはこないんじゃないかな。 個人的にサタンがお気に入り。ピーター・ストーメアやっぱすげー存在感です。 [地上波(吹替)] 7点(2008-05-27 01:24:14) |
13. キングダム/見えざる敵
《ネタバレ》 冒頭のテロの凄まじさと言ったらないです。こういった事が平気で起こっている地域が実際にあることが恐ろしい。そしてラスト。これが憎しみの連鎖というやつか・・・というやりきれない気持ちになりました。 んー、アル・ガージは本当に死んでほしくなかったなぁ。 [DVD(吹替)] 9点(2008-05-03 01:21:58) |
14. ボーン・アルティメイタム
《ネタバレ》 結局最後まで物語に入り込めないままシリーズを観終えてしまいました。 ボーンに対する期待のハードルが上がりすぎて新鮮な驚きはありませんでした。「まぁこいつならこれくらいできるよな」程度。このシリーズに足りないのはボーンを脅かすほどの敵の存在じゃないでしょうか。もはや「一人オーシャンズ状態」で、こっちに心配させてくれない分ハラハラできませんでした。 良かったのはモロッコでの殺し屋との格闘かな。息遣いがまさに殺し合いな感じで緊張感がありました。カーチェイスは飽きました。三部作通して結局カーチェイスかい!ってツッコミたかった。 [DVD(字幕)] 5点(2008-03-17 01:51:18) |
15. パニッシャー(2004)
《ネタバレ》 なかなかえげつない描写が続いて好きですね。その反面世界観はかなり薄っぺらいです。全てにおいて平凡な作品で、監督の「ここだけは負けない!」みたいな情熱が感じられませんでした。なので結局えげつない描写が浮いちゃってました。 [地上波(吹替)] 5点(2008-03-03 01:47:30) |
16. ターミネーター3
《ネタバレ》 ターミネーターシリーズじゃなかったらここまで低い評価はしませんが、ファンの想いを踏みにじった監督の責任は大きいと思います。期待はしていませんでしたが、ここまで安っぽくなるとも思っていませんでした。 T-Xがタブーであるエネルギー砲らしき武器を使ったり、都合よく女友達の父親が偉かったりします。初期ターミネーターのデザインももう少しどうにかならないもんかね。シュワもおもちゃみたいな銃ばっか使ってるし。 人気シリーズの続編として少し安易過ぎる作品です。 冒頭のカーチェイスは迫力がありました。カーチェイスに3点!!! [映画館(字幕)] 3点(2008-02-16 00:10:51) |
17. アンダーワールド(2003)
《ネタバレ》 まずは撮りたい画を決めてからその流れに沿う様にストーリーを組み立てている風に見えてしまいます。この監督は『ダイハード4.0』でも同じ事をしているので、もうそういう病気なんだと思います。好きになれない。こういう作品を観ると改めて『マトリックス』の影響力(悪い方の)の大きさを感じます。 [地上波(吹替)] 4点(2008-01-31 03:55:14) |
18. ズーランダー
《ネタバレ》 おバカ映画は嫌いではないんですけど、この作品に関してはおバカをやるのに肩の力が入り過ぎている印象。しつこいし狙い過ぎなんです。「いや、そういうもんだから」と言われればおしまいですが、もっと上手くやる監督はいます。監督としてのベンスティラーって少し苦手かも。要はこれ、ノリについていけなかった自分が悪いんです。合わなかった。 [DVD(吹替)] 1点(2008-01-23 12:08:10) |
19. 16ブロック
少し期待し過ぎるとダメかもしれません。僕は期待し過ぎました。近年の作品に比べるとシンプルに作ってある作品だとは思いますが、このレベルの作品ならばアクション全盛の90年代なら単なる凡作だと思います。捻った映画が主流である時代だからこそ評価される作品。 [DVD(吹替)] 5点(2008-01-23 01:06:51) |
20. マイアミ・バイス
《ネタバレ》 クライマックスの銃撃戦に『ヒート』程の迫力はありませんでした。個人的にはそれよりも少し前にあるシーンのジェイミー・フォックスのナイフさばきにグッときました。思わず「おっ」なんて声が漏れる位。カッコいい。マンらしいストイックさが出ているところだと思います。ただし印象に残っているのはそのシーン位です。 [DVD(吹替)] 6点(2008-01-23 00:51:03) |