1. ヘンゼル&グレーテル
「中世」「魔女」というキーワードからは思いもよらない、ハリウッド的アクションが満載。 そのぶっ飛んでる感が面白いのだが、とはいえこれだけ相反する成分に拒絶反応を起こさず楽しめたことは、地味に評価できる部分だと思う。 [DVD(吹替)] 6点(2014-05-31 20:16:48) |
2. モンスター(2003)
《ネタバレ》 モンスターというタイトルから残虐・無慈悲な連続殺人犯を想像してたら、随分違いました。 この“モンスター”という単語はリーだけでなく、セルビーのことも、社会全体のことも指してるような気がします。社会的弱者として蔑まれながら生きてきて、抜け出そうとしても、救いの手も無ければ好意の眼差しも無い。小さいことの積み重ねでちょっとずつ歪んでいってしまった結果が、連続殺人犯リーを生み出してしまった。 もちろん、どんなに好意的に見てもリーが自分で言うように「良い人間」とは思えないし、そういう立場の人間が皆犯罪を犯すわけではありません。でも決して彼女が特別な人間だとも思えませんでした。それがなんとも悲しくて、観ていてつらかったです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-02-09 20:32:27)(良:1票) |
3. ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
《ネタバレ》 90分という上映時間の中にたくさんの笑いとちょっとの感動がある、好感の持てる娯楽映画。 「命だけは助けてやる」って台詞はよく見るけど、こんなに可笑しく聞こえたのは初めてです。助けられるものなら助けてくれと。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-01-19 23:36:45)(良:1票) |
4. ロード・オブ・ドッグタウン
観てて気持ちがいい青春映画。自分はスケートボードなんて全く興味ないし、パフォーマンスも別にかっこいいと思えなかったのですが、彼ら自身に対しては本当にかっこいいと思いました。仲間達と好きなことをやって楽しむ。とても単純なことだけど、良いものです。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-12-20 01:03:26) |
5. パリ、ジュテーム
1話10ページくらいの短編集を読んでる感じ。それぞれ違う監督が作っているせいか、思ってた以上に一作一作がしっかり作られてました。こういうのって18作の中で一つでも印象に残る作品があれば、十分に見る価値はあるんじゃないかと思います。個人的には2話目のアラブ系の女の子が出てくる話と、黒人の掃除夫と看護師の話が大好きです。立て続けに全部見るのはちょっとキツイかもしれませんが、こういう形式の映画もたまにはいいなと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-10-22 22:36:23) |
6. アース
《ネタバレ》 一番印象に残ったのはオオカミがトナカイの子を追うシーン。追う追われるの関係だが、勝負は五分五分。生きるために必死に走る両者の姿に、胸が熱くなりました。観客を意識して飾りつけられたものとは違う、ただただ純粋な闘いに圧倒されるばかりです。 映画自体も、全編通じてよくこんなシーンを撮影できたなと思うほど素晴らしい映像が続くので、とても楽しく観ることができました。それだけに残念だったのは、音楽が狙いすぎていたことと、最後のナレーション。確かにこの映画のテーマですが、言葉にされるとちょっと冷めてしまいますね。 [映画館(吹替)] 6点(2008-01-31 18:31:40) |