1. テイラー・オブ・パナマ
《ネタバレ》 カレの原作・脚本とは思えないお粗末なMI6に唖然。アメリカに対する落とし前はどうつけるのでしょうか? 金持ってホイホイ逃げ切るってアカンでしょ。 コメディのような話ですが主要3名の熱演ぶりに笑えもせず。 違うキャストでコメディに振り切れてたら楽しめたかなぁと思えた作品。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-10-02 02:17:14) |
2. DATSUGOKU -脱獄-(2008)
ルパート・ワイアット監督デビュー作(脚本も兼ねる)ということで鑑賞。脱獄に至る迄と実行中が激しく入れ替わる作り。追手側の描写が皆無でこのまま成功するのだろうか半信半疑、というか何か違和感がついて回りました。「何か」の答に仰天、ため息が出ました。「猿の惑星: 創世記」に大抜擢されたのも頷けます。製作総指揮も兼ねたブライアン・コックスの熱演もお見事。見応えたっぷりな力作です。 [DVD(字幕)] 7点(2022-04-30 01:23:03) |
3. アイム・ノット・シリアルキラー
《ネタバレ》 昼食摂りながらの鑑賞は無謀でした。即停止、仕切り直し(恥・省) ゲテモノ作品かと思いきや、しっかりとした筋立てでした。 ソシオパス≠シリアルキラー、尚且つ、妻を守る為に生きる、その為の殺戮行為≠シリアルキラー 脚本にも携わっているクリストファー・ロイドは流石の名演熱演怪演。 もんの凄いシーンには息が止まりました。掘り出し物の一品です。 [DVD(字幕)] 8点(2022-04-27 16:12:07) |
4. スターリングラード(2001)
冒頭の戦闘模様は「戦争は老人が始めて中年が指揮して若者が犬死にする」そのものでした。現在も80年前と大差ない戦いぶりなのだろうか。こんなの観てられん。リタイア寸前でしたがスナイパー同士の一騎打ちの展開で緊張感に引き込まれ完走出来ました。MIPエド・ハリスが作品を引き締めてくれました。両名とも実在人物というのに100へぇであります。 [DVD(字幕)] 6点(2022-04-24 01:05:13) |
5. 永遠の門 ゴッホの見た未来
凝ったカメラワークでの映像美に魅入っただけで終わってしまった作品。37歳ゴッホを違和感無く演ずる63歳ウィレム・デフォーには大拍手。 [DVD(字幕)] 6点(2022-03-06 23:22:21) |
6. しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス
《ネタバレ》 私的にはエベレットの物語でした。不器用で無骨な彼が自分に正直になっての「捨てないでくれ」にはこちらも感無量。静かな語り口での深い愛情物語は記憶に留まる秀作でした。 [DVD(字幕)] 8点(2022-01-23 00:07:38) |
7. ダイヤモンドの犬たち
《ネタバレ》 中盤からピーター・フォンダが善人か悪人か分からなくなり混乱したままお開きとなりました。締めの台詞が「地球は狭い」とは。何をふざけた事言うとるんじゃ・・・・以下自粛。 [インターネット(字幕)] 2点(2021-04-28 01:48:14) |
8. ネフュー
ピアース・ブロスナン設立のプロダクション第一号作品。製作者として故国を舞台としたドラマに出演する。羨ましい人生です。 閉鎖的な村での頑なで独り善がりな男が織りなすという子供の頃に観たテレビドラマ風の内容で、客寄せとしての助演出演でしょうが、彼でなくても良い役柄だったので印象に残りません。 イニシュモア島の光景が一服の清涼剤となりました。 [DVD(字幕)] 5点(2020-05-09 01:03:01) |
9. サイバー・リベンジャー
今作のピアース・ブロスナン。ツッコミどころ満載のお粗末に過ぎる脚本がスタイリッシュな雰囲気をかき消しています。製作総指揮も兼ねているので全編を覆う空回り感が痛い作品です。 [DVD(字幕)] 4点(2020-03-08 20:40:37) |
10. once ダブリンの街角で
肌を合わせるどころか唇を重ねる事も自重した男女のロマンス、男の父親の寡黙さ、ひたすら歌っている音楽映画。地味なことこの上ないのに、気遣いや慈愛深さや思いの丈をぶつける歌詞に魅入ります。「静かに行くものは健やかに行く 健やかに行くものは遠くまで行く」が思い浮かんだ良作。 [インターネット(字幕)] 7点(2018-12-25 00:48:48) |
11. 麦の穂をゆらす風
《ネタバレ》 アイルランドの独立戦争から内戦。力ずくの下劣な暴挙に力で対抗する暴力の連鎖が繰り広げられ、憎悪と悲しみが満ち溢れますが、『マイケル・コリンズ』とは異なり、一つの町を舞台としたピンポイントな視点で描かれた末端の争いなので、民族の文化、歴史、政治的な部分が抜けた、単にやられたからやり返すの物語で見応えに欠けました。 ただ、同胞であるにもかかわらず反目する主義主張を力で解決させようとする内戦の模様と、繰り返された「私の前に二度と顔を見せないで」に、戦争が大義を掲げても正気の沙汰でない行為である事を何時も以上に見せられました。 [DVD(字幕)] 5点(2009-11-03 00:53:07) |
12. ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月
前作にも増して太った姿で登場したブリジットに、年増の居直り女のドタバタコメディである事が想像されました。こんな女から何も感ずるところはありませんでしたが、きれそうできれないマークは興味深いキャラクターです。職業柄か、育ちからか。「男は黙って」派の私には感心ですが、どこか不気味さも感じます。 [映画館(字幕)] 5点(2005-03-24 22:46:24) |
13. マイケル・コリンズ
大国のむき出しのエゴが憎悪とテロを呼び、テロが暴力と憎悪を呼ぶ連鎖はどちらかが一人残らず全滅するか、双方に共存してゆく道を目指す指導者が現われない限り終わりが来ないと思う。リーアム・ニーソンが出演していた『ミッション』に「力が正しいのなら、この世に愛は必要なくなる」という台詞があったが、絵空事の考えなのだろうか。 7点(2004-03-07 23:38:05) |
14. 父の祈りを
IRAと警察当局双方の卑劣さに怒りで煮えくり返った。この作品を見た翌日歯は痛いわ胃は痛いわでかなりなダメージだった。こんな抗争には必ず一般市民に犠牲者が出る。父の淡々としているが、どんな苦境にあっても節を曲げない強靭な心を持ち心底息子を想う姿に胸が熱くなった。その生き様が自分は力尽きても遺志を受け後に続く者を残したと思う。凄い作品だった。 9点(2004-02-04 18:49:15)(良:1票) |
15. アンジェラの灰
《ネタバレ》 プライドだけは人一倍で、飲んだくれで、養う気概もないくせに、次々に子供を作る父親。親も時代も選べない子供が精一杯生きてゆく姿が描かれています。長男を応援していました。それなのに、自分が世話になった強欲金貸しばあさんの死体を横目に見て大金をネコババして、得意気に船代を払うのには糞尿バケツシーン以上に吐き気がします。あの行為は清濁併せ飲む行為では決して無いと自分は考えます。生きるためには誰でもそうするとでも言いたいのでしょうか。彼はその後の人生の一大事においても、「見つからなければ何をしても良い」という考えに基づいた行動をとるのでしょう。後味の悪い映画です。 2点(2003-12-27 21:27:23) |