1. 続・夕陽のガンマン/地獄の決斗
《ネタバレ》 宝探し系の物語でロードムービー的な要素もあるし、登場人物も3人に限られるのでストーリーにも締まりがあって、前作よりもいい。ただし、正味100分程度の放送だったので、80分程度カットされているようであるが。尚、線路で手錠を切断するというのは『網走番外地』に同じシーンがあったように記憶しているが、製作はこっちが後なのでパクったのだろうか? [地上波(吹替)] 5点(2020-10-14 16:13:59) |
2. 眼下の敵
実話がベースのようだが、双方艦長の読みが当たりまくりでちょっと話がデキスギだし、WWⅡでジュネーブ条約がしっかり守られていたとも思えず、話がキレイ過ぎるような印象も受ける。ただし、戦争の空しさ・愚かさは伝わってくるという不思議な作品。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-08-15 18:33:38) |
3. 夕陽のガンマン
吹き替えで見たのはよかったのか悪かったのか。 ルパンと次元と五ェ門と銭形の争いになってるし。 結果、粋とおバカは紙一重という作品になってしまったような。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2020-08-13 18:43:05)(笑:1票) |
4. パリ、テキサス
《ネタバレ》 母親を「パリ出身」と記号化し、妄想を抱く主人公。若くて美人な奥さんに対しても妄想を抱き嫉妬に狂う。主人公は現実世界に生きられない人物のようですが、子供が出来て改心?。が、今度は奥さんが金欠に不満で育児放棄?。結果、夫婦関係は破綻し、男は失踪。息子との再会でやり直しを決意?で、奥さん探しの旅に出るが、奥さんは風俗嬢になっていた。母や妻を美化する妄想癖のある主人公には耐えられなかった事でしょう。女を美化しマトモな関係性を築けない男なので。こういう人は少なからずいると思います。その象徴としてのマジックミラー越しの会話。で、初回の出会いでは「客と店外でヤリまくってんだろ!」と恫喝。職業の貴賎は置いといて、失踪したお前と違って少なくとも妻は息子を育てる義理夫婦に送金してんですけど。そんなこんなでヨリが戻せるハズもなく、「俺無理だから、お前らで好きにしてくれ」とまた失踪。という感じですかね。身勝手と言えば身勝手なんですが、ある種の精神障害なので仕方ないですね。映像的な工夫は感じますし、雰囲気も悪くはないんですし、主人公のどうしようもなさ・無責任さにも共感ならずとも理解できない事もないのですし、人生元には戻れないという不条理性も感じない事もないのですが、主人公を演じる役者に魅力を感じなかったというかミスキャストのような気がして、入り込めなかったです。謎なのは育ての弟夫婦ですね。やはり実父が見つかって、母の所在もわかるなら、実親の元で育てた方がよいと判断したんでしょうか?何が幸せかは人それぞれでしょうけど、ちょっとモノわかりがよすぎるので弟夫婦に葛藤が欲しかったです。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2017-03-08 14:44:48)(良:1票) |
5. カサンドラ・クロス
《ネタバレ》 話は単純シンプルで粗があるし、パニック度もあまり高くないのだが、軍人が使命のために民間人を見境なく撃ち殺しまくるという驚きの展開に圧倒された。ラストで前車両の人達が何も知らずにイキナリ無残に死んで行くところも欧州系らしい不条理感があった。TV放映の90分短縮バージョンだったのも間延びしないでよかったか。 [地上波(吹替)] 7点(2015-12-18 12:32:18) |
6. バグダッド・カフェ
《ネタバレ》 異文化交流というか、一人の異人が現れて回りの空気を明るく変えていく系なら『男はつらいよ』を見ればいいわけで。宿泊施設やカフェというのは一定の距離感を持って、互いに干渉せずに、一時的な寛ぎを求める所でもあり、家族同然になってしまうと新たなシガラミが生まれ、逆に居心地が悪くなる事もある。異人は旅人であり去っていくからよいわけで、戻ってきちゃあダメでしょう。ラストの女性彫師の「なれあいすぎよ」が、ある種の本作への批判でもあり、本作の救いでもある。ちなみに見たのは完全版です。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-05-22 09:38:49) |
7. さよなら子供たち
子供ってのは無邪気な残酷さを持っているから、双方傷つけあう事も多いのかもしれないけれど、そういう危うさの中にも子供たちなりの友情というものもあるんだと思います。自分の素性を隠しながらのボネの普段の生活は相当なストレスだったと思いますが、友情によっていくらか緩和されていたと信じたい。その友情が最終的に引き裂かれるシーンはやはり辛いものがありました。 7点(2004-10-31 04:57:11) |
8. U・ボート
生死をコントロールした後に待ち受ける、コントロールできない生死。不条理ですねえ。<追記>11年ぶりに再見。最近ハリウッドのナチスものを見すぎたせいか、ドイツ人がドイツ語しゃべってる事にまずは驚き。あとはオチの秀逸さがハリウッドとは違うなあと。艦内のドタバタはその後に類似のモノを見すぎたせいか、初見のインパクトはない。人間ドラマの描き方もちょっと弱いかな。音楽はゾクゾクするけど。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2004-07-11 14:56:30) |
9. オデッサ・ファイル
《ネタバレ》 内容的には結構楽しめるのですが、J・ボイドがジャーナリストでスパイ活動をするというのが、どうも似合わないなあと終始思っていたのですが(但し、「ちゃんとスパイできんのかなあ」と心配になって、それはそれでハラハラするのですが)、最後で「父の仇」という人情モノだったという事で彼でもよかったのかなあと。逆にストーリーが最後になって、驚きと共になんか拍子抜けしてしまった感が無きにしも非ず。 作中、J・ボイドが老け顔に変装するのですが、これが結構上手く出来ていて、今のJ・ボイドの顔を見慣れているせいか、なーんの違和感もないのが驚きです。(体格がちょっと違うけど) 7点(2004-03-29 16:15:55) |
10. ブリキの太鼓
ファンタジーかと思って観たのですが、全然違ってた。途中、戦争を子供の肉体を借りて茶化すコメディーなのかなあと思ってたけどそうでもないし。なんだか訳わかりませんでした。 3点(2004-02-14 02:58:47) |