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1.  ストレンジャー・ザン・パラダイス
この映画を一言でいえば沈黙の美学。この作品はとにかく沈黙が多い、エヴァが出ていった後のウィリーとエディ、そしてエヴァの彼と3人で映画を見るシーン(かなり笑える)は特に沈黙が長い。もしそれを退屈に感じたのなら、残念ながら今作はあなたに向いていない。例えば、意味もなくテレビを見るウィリーとエヴァのシーン。話のかみ合わない二人はブラウン管から流れる異星人がどうのといったくだらない番組を意味もなく見る。そして生まれる沈黙の空間。なぜか無駄がない完璧なシーンに思え引き込まれる。それは人間のさり気ないしぐさ、ディテールまでこだわるジム・ジャームッシュ だからこそなし得た結果なのだ。仲がとりわけていいわけでもない、価値観も違う、すれ違いばかりの3人。人によっては、ラストに物足りなさを感じるかもしれない、それは結果ばかり求めて過程を楽しんでいない証拠だ。楽しいのではなく、楽しめるかどうかが問われている。個人的には何度も見たいと思わせる作品。
10点(2003-03-25 09:05:03)(良:3票)
2.  ファニーとアレクサンデル
5時間という長尺ながら、エクダール家の人間模様をファニーとアレクサンデルといった子供の視点で描いた壮大絵巻。休憩さえ不要に思えるほど、見入ってしまう魔力を秘めた傑作だ。始まりのエピローグからして素晴らしい。アレクサンデルの臆病なところ、幻影を見るところなど台詞ではなく、行動、しぐさで内面性をそれとなく表現している。短いが、最初にアレクサンデルの人間性を描いたおかげで、すんなり映画に入っていける。たしかに、第一部「エクダール家のクリスマス」は大所帯エクダール一族の紹介がメインでさらにスローな展開も相まって、若干だれるところもあるが第三部以降はテンポも良くなり、愛憎も絡み一気に見られる。見終わった後の余韻がこれほど心地よい映画も珍しい。まさに後世に残すべき映画だ。
10点(2003-03-11 20:55:30)
3.  ダウン・バイ・ロー
脱走の過程など細かいところを気にする映画でない。牢屋の中で「I scream、 You Scream、Ice cream」叫びながら踊ることに意味がある。3人の会話、コンビーネーションを楽しむだけでいい。万人受けする映画ではないが、パルプ・フィクション好きならはまる可能性大。
10点(2003-02-10 16:19:09)
4.  パリ、テキサス
ロードムービー巨匠ヴィム・ヴェンダースの最高傑作!前半謎めいたトラヴィスの過去に引き込まれ、後半はヴィム・ヴェンダースの十八番でもある親子のロード・ムービーで人間模様を楽しむ。ライ・クーダーのスライドギターに、ナスターシャ・キンスキーのテスを越える存在感、本当の親子だからこそ出来るの感涙のラスト、すべてにおいて申し分なし!
10点(2003-02-08 10:02:27)
5.  暗殺の森
主人公マルチェロの孤独感を、青を基調とした完璧な映像美で表現されている。時代に流されることしかできない男、それに翻弄される者達、サスペンスに芸術性が伴った傑作。ラストの仲間をファシスト呼ばわりし、保全を第一に考えるマルチェロの姿に痛烈な社会批判を感じる。
10点(2002-12-11 23:59:08)
6.  都会のアリス
ヴィム・ヴェンダースが70年代に発表したロード・ムービー三部作の中で一番の出来。ペーパー・ムーンと話がかなり似てるが(モノクロ、大人と少女など)それが理由で未見なら、もったいないほどの傑作。アリス役のリューディガー・フォーグラー のませた感じ、それでいて愛くるしいところはテイタム・オニールに匹敵するほどの名子役ぶりを発揮している。特にアリスとフィリップが無人写真機で写真撮る場面は生涯ベスト10入る名シーン。
10点(2002-12-11 17:56:30)
7.  ストーカー(1979)
未知なる世界ゾーンを中心とした個性豊かな3人の人間劇は、糸がピンと張ったような緊張感が漂う。願望と本質の違いに翻弄される者達。かつてこれほど、人間の内面をさらけ出した映画があっただろうか。映像、ストーリ、メッセージ性、申し分のない大傑作。感覚に直接訴えかける映像、単純な話でありながら深いテーマをもつ。私に映像美たるものを教えてくれた記念的作品。未だ、これを越える衝撃を味わえないでいる。
10点(2002-11-16 08:30:21)
8.  まわり道
ロード・ムービー3部作の中でも異色な作品。必要性が感じられない放浪旅、目的地は風任せといえば聞こえはいいがそんな格好いいモノではない。優柔不断で嫌なことを避けて通る保守的な旅。でも、このまわり道こそが実に人間らしく、得られるたものが後の人生を左右することだってある。万人受けする題材ではないが、個人的には明確なテーマをもったロード・ムービーより身近に感じられ共感が持てる。それと忘れてはならないのが、これがデビュー作にあたるナスターシャ・キンスキー。「テス」「パリ・テキサス」でその美貌と個性をみせてくれたが、今作は12,3歳と幼さの残る顔が印象的だ。すでに、魔性の魅力が感じられ、小悪魔的といったところ。台詞が少ないのに、この強烈な個性、特に寂れた洋館で主人公を誘惑するシーンにはおもわず見入ってしまう。語られることの少ない作品だが、いやいやどうして傑作の部類に入る作品だ。
9点(2003-04-15 10:03:16)(良:1票)
9.  地獄に堕ちた勇者ども
かつてこれほどまでに、人間の憎悪を描いた作品があっただろうか。エッセンベック家の相続をめぐる骨肉の争いは憎しみに満ちている。始まりの誕生会、そして最後の結婚式に至るまで、人間の醜い部分をひたすら描かれており、人間不信に陥りそうなほど。母親に愛されなかったマルティン、そのことが彼を憎しみに満ちた男に変えてしまう。そう、憎しみは憎しみしか生まない、最後の自殺に追いやるシーンは憎しみと悲しみが同居したなんとも冷たい場面。最後敬礼するあたり、ナチスによる退廃時代を予感させる。
9点(2003-03-18 19:56:26)
10.  ブリキの太鼓
グロテスクな場面もあり、かなり後味の悪い作品だが、この嫌悪感が主題ともいえる。大人の汚れた社会の反発から、3歳で自らの身長の成長を止めたオスカル。その後オスカルの目を通して伝えられる、大人の醜い社会。オスカルはひたすら奇声を上げることで、現実逃避する。グロテスクな場面はオスカルにとっての醜い社会、だから嫌悪感こそがオスカルの心の内なのだ。最後、醜い社会の元凶である大人が死んだ後、成長を始めるところは何とも皮肉な作りだ。
7点(2003-03-22 16:05:53)
11.  ベルリン・天使の詩
ちょうどパリ、テキサスの後にこの映画を見たのですが、あまりに前者が素晴らしく、そのためあまり印象に残っていません。でもヴィム・ヴェンダースのほかの作品を見てみると、彼の映像へのこだわり、詩の引用など今作が土台になっている部分が多く見受けられます。ヴィム・ヴェンダースファンとしては、もう一度見なければなりませんね。
6点(2003-09-15 13:31:19)
12.  さよなら子供たち
映像は暗めの色調ながら、見とれるほど美しい、ただ中盤のエピソードに押しが今ひとつ足りないため、少々だれるところがある。やはり見せ場は、最後の別れのシーンでしょう。監督の自伝作品だけに友人への思い「40年以上が過ぎた。しかし、私は死ぬまでこの1月の朝を忘れないだろう」これにはジーンと来ます。
6点(2003-05-14 16:34:26)
13.  アメリカの友人
タイトル名、監督がヴィム・ヴェンダース、前知識がなかったため、人間同士のふれ合いがメインと勘違い。そのため、カウンター気味に鑑賞していたが、基本がサスペンスとはいえ映像の美しさ、特に汽車内トイレでの殺人は焦り、不安が映像から伝わるような緊迫感が味わえる。ロード・ムービー三部作の後だけあって、作品にみなぎる自信が感じられる。ただ個人的には、ほんわかと優しい気持ちにさせてくれるロード・ムービーの方が好みかな。
6点(2003-04-01 18:21:43)
14.  1900年
5時間壮大なパノラマで描かれた映画。時代背景と友情が敵対心に変わる人間模様を織り交ぜ、スケール大きく描く。ファシズムの台頭と衰退を絡めた展開はみる者を引きつける。でもちょっと長すぎるかなぁ・・・
6点(2003-02-20 18:16:20)
15.  バグダッド・カフェ
砂漠を歩く中年女性ジャスミン、リンクするように流れる”calling you”雰囲気は申し分なし。ただ、異国のジャスミンとベリンダが唐突に仲良くなる点が腑に落ちない。そこを時間をかけて徐々に溝が埋まる様を見せないと、冷めてしまう。個性的な住人など駒が揃っているだけに、実に勿体ない。
6点(2003-02-09 23:05:20)
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