1. ただ悪より救いたまえ
大好きな「新しき世界」と同じファン・ジョンミン、イ・ジョンジェのキャスト。 見ないわけにはいかない。 さりげなく白竜も登場してる。 愛した女が殺され生きているとわかった娘を必死で探す殺し屋と兄貴の敵討ちに燃える狂人。 韓国映画にしては比較的グロが少なくマイルドな仕上がりではあるが最後まで容赦なしの息詰まる展開。 単純な話ですけど役者もいいしアクションは痛快でおもしろい。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-07-13 23:55:25) |
2. 国際市場で逢いましょう
《ネタバレ》 壮絶な戦争での脱出劇。 兄妹の絆ってあの日あの時の言葉だったりするんだよね。 戦争孤児はどこの国でも悲しき起こりえることだが日本で例えれば火垂るの墓が少し過った。 ああマクスン…再会の祈りが叶ってよかった。 歴史で考えさせられることもありコメディタッチもあり家族の温かみってのも伝わってくる。 韓流の御伽噺だが見応え十分でしたね。 ファンジャンミンここでもいい仕事してますね。 特殊メイクは少し笑ったけど。名作の中心にいつもいる気がする。 あと、ダルグね。揺るぎない相棒にてあのコメディフェイス。スクリーンが和むわ。この作品において重要人物。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-03-31 22:13:43) |
3. 華麗なるリベンジ
《ネタバレ》 検事外伝というのが原題だそうだ。 暴力検事が仲間の裏切りにより投獄、無実を晴らす契機を探る、黒幕と法廷で復讐劇という流れ。 華麗?かどうかはわかりませんが、韓国版の良質な脚本によりテンポよく見れちゃう感じ。 ただ、やってやったぜ!とうほど法廷劇に人間ドラマが深くないかな。他の無実投獄映画に比べると憎しみが少ないからです。 外れが少ないと評判のファン・ジョンミンに冷徹演技が魅力のパク・ソンウンが良い。 「新しき世界」の再演で嬉しい要素です。 高身長イケメンのカン・ドンウォンも良かったですね~ 役者の魅力が際立つ作品です。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-03-22 15:29:12) |
4. EXIT
少女時代のイム・ユナ出てるじゃん! 演技も無難だし、かわいいし、これだけでも見応えありました。 上昇してくる有毒ガスから逃れるため街の中で上に昇り続けるという新しいパニックジャンルの開拓。 ちょうどよいアドレナリンとドローン,SNSの活用がより近代的で面白くさせ、ハートフルな家族愛もあり幅広い世代に支持されそうな映画。 最近はドロドロな韓国映画ばかり見ていたので解毒されました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-03-08 17:20:48) |
5. 犯罪都市 THE ROUNDUP
骨太で痛快で無双のマ・ドンソク、存在感が増すばかり。続編も魅力がたっぷり詰まっております。 舞台は移ってベトナムへ。 今回も最凶な敵が立ちはだかり展開をおもしろくする。 下手な見易いアクション映画より適度な過激さがあってシリーズ化はうれしい限り。 早く犯罪都市3も見てみたい。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-03-07 22:49:01) |
6. 犯罪都市(2017)
マドンソクの魅力を存分に詰めた映画。 韓国俳優って容姿端麗のイメージが強いが熊みたいに大きく腕は丸太のように太い強い男がいたってわるくない。 敵を一発で仕留める強さを持ち独身だが仲間からの信頼も厚い。 そんな剛腕刑事が危ない街で暴力団抗争VS刑事の構図で火花を散らす。 いやー面白かった。 ハードなアクションにグロさも適度にありで好みでした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-03-06 23:25:56) |
7. 悪のクロニクル
《ネタバレ》 クレーンに吊るされた遺体で幕を開け、巧妙な演出とスリリングな展開で引き付ける。 チェ課長は仲間から厚いが不祥事を隠そうと必死だし、マドンソクは腕っぷしある良い感じの中間役、苦悩する若き刑事ドンチェ。 復讐劇と刑事の失態と仲間への思いが交差し、クライマックスが土砂降りのように盛り上がる。 ちょっと練りすぎた脚本だし、復讐のために刑事って言っても自分が毒盛ったやんと突っ込みを差し引いてもノンフィクションとして楽しめる。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-03-05 13:28:01) |
8. 殺人鬼から逃げる夜
聴覚障害を持つ女親子と殺人鬼とマッチョ兄貴の追いかけっこ。 走る、走る、走るで見てるこっちも息が上がりそうだ。 モノ音や気配の察知ができず殺人鬼にいいように振り回される新しいヒヤヒヤ感が新感覚。本作の見所でしょう。 犯人の動機が謎だが重要でない。サイコパス感で満たす。普通に楽しく見れました。 本編のヒロイン、チン・ギジュは表情豊かでいい俳優さんだが本作以降映画には出ていませんね。また見てみたいです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-03-04 12:53:38) |
9. 箪笥
《ネタバレ》 日本のリングのような怖さを韓国版で味わえると思ったが,怖さより複雑さが先行。 一度見終わって、整理して反復するとスッキリしてくるが一度では理解が追い付かない箇所がところどころ。背景には推測要素もかなりあり。 スミの二重人格にウンジュがいて、現実と精神に視覚が翻弄され厄介。 要するに母が箪笥で自害して妹も圧し潰され犠牲になり、責任を感じて病んで精神が分裂し、実母も幽霊として現れ嫌がらせって展開。 虐待とか流産とか目を背きたい描写は意外となく(暗示は有)、箪笥に圧し潰されたっていう軽いオチでした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2024-03-03 23:07:48) |
10. 工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男
《ネタバレ》 北の核開発の実態を把握するため潜伏。ここから政治事情が絡み潜伏先の北を軍事誘導するという展開。 重厚なストーリーに緊迫感高まる命がけの諜報戦。 驚きは金正日だな。他では見られない(と思う)攻めた描写だ。 恐怖もダイレクトだし、今でも行われているであろう政治事情や裏取引は容易に想像してしまう。ただネット評判程ほどではないというところが本音。いい作品だけど、実話ベースなので当然だが派手さが無い。突き刺さるスリル感もやや足らなかった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-02-14 12:14:18) |
11. パラサイト 半地下の家族
ポン・ジュノ監督の主な作品は全部見てますが本作が一番です。 韓国の格差社会をリアルに描いていて一家の乗っとり(就職)は面白い発想。 最後までハラハラドキドキがあり、精巧な描写と特有のバイオレンスがうまく融合し見応え十分の娯楽です。 アカデミー賞に相応しいかは疑問ではありますが韓国映画はハリウッドに負けない独自路線でワールドクラスだと思ってます。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-03-31 00:42:26) |
12. 密偵
《ネタバレ》 実話をモデルにしているので、歴史の背景を理解してから観るのが良い。 ソンガンホの演技はさすがで緊張感ある諜報戦と義烈団の信念に引き込まれる。 「悪魔を見た」もそうだが復讐というキーワード、そして激しい暴力描写はさすがの鬼才キム・ジウン。 反日ではあるが、作品として重厚に仕上がっている。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-03-27 23:12:45) |
13. 悪魔を見た
バイオレンスをまき散らした怪物作。 作った人の気が知れないぐらい暴力と復讐にまみれた本作に何故か満足してしまう。 日本では到底作れない狂った作品に韓国が放つ「らしさ」。これでこそ!と思うからであろう。 絶望の果ての絶望。誰も救われない。物語は浅く楽しむことは無い、ただ悪魔を見る。 免疫のない人はご注意を。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-10-26 22:18:33)(良:1票) |
14. タクシー運転手 約束は海を越えて
《ネタバレ》 タクシー運転手という職業は、見知らぬ客と車内で出会い、目的地へ連れてく業務を遂行することが一般だろうが 時にはドラマも生まれるタクシー運転手という職業。それは海外も同じことだ。 家族を支えるためとはいえ、高額ギャラに飛びつき、民衆蜂起に巻き込まれて、現地民と共闘しいのちからがら奮闘。 ドイツ人記者との交流はプロ意識の高さから特に響くことは無かったが、光州事件は知っておくべき歴史と感じる。 あまり知らなかったが、なかなかリアルでソンガンホの演技力で引き立つ。一段といい役者。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-07-26 22:37:21) |
15. 哭声/コクソン
《ネタバレ》 田舎の村で連続殺人が起き、山に住む奇妙な日本人に疑いがかかる。サスペンス臭を強く漂わせるものの結局はオカルト類の化け物物語。 鬼だの呪いだの幽霊だのオンパレード。特に女は何者なのか、明確にして欲しかった。このジャンルにおいては日本映画の方が得意とする分野だろう。 國村隼の演技は相変わらず良い意味で気持ち悪く素晴らしいが韓国映画コラボにおけるシナジーはB級に成り下がった以上、感じることはなかった。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-05-30 12:11:01) |
16. スノーピアサー
ポンジュノまずはアカデミー作品賞受賞おめでとう。 ここでは場違いか(笑) 虫の未来食プロテイン棒はまあ現実的であるが、そこ以外はとても現実的とは思えない未来フィクションで特に詰まるものも無かったな。 人もバッタバタ死ぬし、キャラクターに個性がない。窮屈な列車の空間が無理。サウナやダンスクラブを抜けて先頭列車とか無理すぎる。 この世界に娯楽なんて必要あるか?それよりも人間として生命維持ができる列車が必要でしょ。富裕層の寝床も気になるわ。 クライマックスに期待したがそこも残念ながらの結果。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-02-11 23:26:19) |
17. お嬢さん(2016)
中盤までは見れたんだけど…日本文化を変に絡ませてくるところが嫌味ですね。 韓国映画の強い個性と日本の官能を合わせればいいってもんじゃない。1+1=2にはならない。 エマニエルになりきれない言語や表現のダサさが糸を引く変態的怪作。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2019-11-12 22:28:48) |
18. 殺人の告白
《ネタバレ》 到底ありえない話でこれこそエンタメなんどろうけど、もう滅茶苦茶だった。 シリアスなサスペンスだと予想してだけど捉え方によってはコメディにも見えてしまうようなギャップがあった。 だけど憎めない映画。 それにしても凶悪犯が芸人の永野に似すぎておもわず笑った。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-06-17 23:31:41) |
19. ブラザーフッド(2004)
《ネタバレ》 チャンドンゴンとウォンビンの2大スターで盛り上げる。豪華なキャストに負けずと臨場感溢れる脚本も良くも悪くも韓国らしい家族愛と朝鮮戦争の残酷な描写で盛り上げる。 妻と弟の敵として北に寝返るなんて…これは戦争映画になかなか無い。まるで三国志のようだ。まさに狂気! 命の尊さは全世界共通。人間の欲で無駄な血を流す黒歴史。それは朝鮮でも同じ。 クサかったですが、おもしろかったです。 華であれば山田孝之と松坂桃李でも負けちゃいないと少し思いました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-04-28 14:25:13) |
20. アシュラ(2016)
《ネタバレ》 汚職まみれの韓国らしい痛快なバイオレンスでした。 どういつもこいつもワルモノ。暴力尽くす限り。 最後は少しやりすぎ?の壮絶な殺し合いでしたがこのタイトルに相応しいBAD END. ハン・ドギョンの腐れ外道っぽさが好きだ。やがて野良犬と化す。 韓国版・西島秀俊みたいだった。こんな腐った主人公は日本映画にはそうそう居ない。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-12-23 23:51:51) |