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ESPERANZAさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2254
性別 男性
年齢 77歳
自己紹介 団塊の世代 映画鑑賞歴50年以上 見た映画はおよそ3000本?

1960年~1985年頃はよく映画を見に行きました。その後2000年頃までは忙しくほとんど映画を見なかったのですが、DVD登場とともにまた見るようになりました。最近はメモと記憶を頼りに昔見た映画のDVDを探して懐かしんでいます。

ESPERANZAとはスペイン語で、「希望」の意味です。夢や希望、感動を与えてくれる映画は好きですが、むごたらしい映画や命を粗末にする映画は嫌いです。

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41.  朝を呼ぶ口笛 《ネタバレ》 
新聞社主催の全国中小学生綴り方コンクールで、文部大臣賞を受賞した吉田稔の「新聞配達」の映画化、吉永小百合の映画デビューにもなった。 映画はいかにも文部大臣賞らしい内容で、明るくすがすがしい。夜間高校をめざす新聞配達少年が、父母の病気や手術による家庭困窮に遭遇したが、周囲の励ましやカンパなどによってがんばり抜く。 14歳の吉永小百合もまた、明るくまぶしいほどの輝きである。
[DVD(邦画)] 5点(2011-10-15 23:46:17)
42.  阿弥陀堂だより
いやーすばらしい、こういう映画が好きなんだなあ。日本の美しい自然、四季の風景、そこに描かれている人たちの自然な演技。前作「雨あがる」は黒澤明の呪縛にあっていたが、今度は小泉監督自身の脚本であり、自然体を推し進める彼の良さが十分に出ていたと思う。 90歳を超えて脚がままならぬ身体で北林谷栄さんが出演に踏み切ったのは、盟友重さん(宇野重吉)の息子寺尾聰が主役を務めるのを知ったからだという。彼女は人生最後の映画出演をこの聰ちゃんと一緒にやりたかったと言っていた。 北林さんといえば、ビルマの竪琴でおばあさんをやって以来、50年近くも日本のおばあちゃんであった。(私が見た映画の中で、最高回数を誇る女優)昨年亡くなられたそうだが、謹んで哀悼の意を表したい。 その他、寺尾聰の妻役の樋口可南子の復活、死を目前にした田村高廣と妻の香川京子、声が出ない小西真奈美など脇役もすべて小泉監督の意に沿った演技だったと思う。 人は大自然の中で生きている、いや生かされているという実感を得る。
[DVD(邦画)] 8点(2011-10-05 01:47:31)
43.  秋日和 《ネタバレ》 
小津映画の中でも、とりわけ好きな映画。娘の幸せを願う母とその母を気遣う娘、どこにもあるような主題なのに、小津映画となるとひときわ情感がこもってすばらしい。 本人を差し置いたちょっとしたおせかっかいの行き違いなのだが、それが安っぽいコメディやドタバタ劇にならず、情緒ある独特な雰囲気につつまれる。その淡々と進む奥ゆかしさに、アクセントをつけているのが岡田茉莉子の明るく快活な現代っ子ぶり。それで調和がとれ、物語が引き締まる。彼女が三人の中年男たちと対決する(?)シーンや自分の店にすまして案内するところなど心憎い。 娘も母も一緒に片付くかと思いきや母はやはり日本古来の女性だった。
[DVD(邦画)] 8点(2011-09-30 22:23:34)
44.  あげまん
結構おもしろいし、好きな映画。あげまんと呼ばれる女が男に尽くし、尽くされた男は運が向き地位や名声をえる。男が女を捨てるとたちまち運は見放され転落する。そのようなダメ男の危機にも、身を挺して男を救う、本当にいい女だ。 監督の伊丹さんが、俺の女房は本当にいい女なのだといっているかのよう。
[映画館(邦画)] 6点(2011-09-30 05:31:06)
45.  あゝ声なき友
寅さんシリーズを見始めた頃、この映画と出会った。「家族」「故郷」などの映画にも出ていた渥美さんだが、これらの映画は倍賞さんが主役で渥美さんはちょい役だった。 しかしこの映画は渥美さんが主役、寅さんのイメージしかなかった私には、新鮮だった。 映画は渥美さんが、戦友の遺書を届けてまわる物語だが、実にシリアスだった。託された思いもさまざまであれば、受け取る側の境遇もさまざま、喜ばれたりありがたがられたりするものばかりではなかった。そのあたりに戦争の残した傷跡を見ることができる。戦争は人の運命を大きく変えてしまうものだった。
[映画館(邦画)] 7点(2011-09-29 09:17:34)
46.  悪霊島
篠田監督による横溝サスペンス、金田一耕助も11代目の鹿賀丈史になる。「獄門島」などが戦争直後の昭和21年の事件だから、40数年後の「悪霊島」では金田一さんも60過ぎのおじいさんになるはずなのだが実に若々しい。映画だから深く追求はしないが、言いたいのは時代設定がそれまでの映画とは違うということ、すなわち高度経済成長や公害問題が取りざたされていた時代であった。(レジャーランドとかヒッピーが出てくる) 映画の冒頭にいきなりジョン・レノンの射殺事件が出てくる。この映画制作直前のビッグニュースである。これと時代を物語るヒッピーと金田一や五郎の風貌と相まって、ビートルズのレット・イット・ビー(なるようになるさ)のイメージになったのかもしれない。 映画は岩下志麻のミステリアスで妖気あふれる雰囲気がその美貌と共に際だっている。 
[映画館(邦画)] 6点(2011-09-24 09:42:15)
47.  赤ちょうちん
この映画が制作された頃の社会情勢をよく表していると思う。「列島改造論」は地価急上昇とインフレを巻き起こし、さらに「オイルショック」により経済成長はストップ、トイレットペーパーなどの買い占めが起こった時代、混乱の時代であり「同棲」という言葉が流行した時代でもあった。 引っ越しを余儀なくされ、貧乏にあえぐ都会の若者(もちろん若者に限ったことではないが)も多かった。そういう時代を背景にして「神田川」「赤ちょうちん」といったかぐや姫の歌がヒットしたのだった。 映画はロマンポルノに転身していった日活映画の中で生まれた。秋吉久美子の大胆なヌードも当時大変話題になったと思う。比較的好きな映画であり、この後「妹」や「バージンブルース」と続けて見るきっかけになった。 惜しむらくは、映画の結末があまりにも唐突で強引だったこと。
[映画館(邦画)] 6点(2011-09-22 22:38:47)
48.  青い山脈(1949)
「若く明るい歌声に」と歌われる「青い山脈」は戦後の日本を代表する最大のヒット曲、歌詞の内容と共に藤山一郎の明るい歌声は、当時の人たちにどんなに大きな影響を与えたことだろう。映画もまた、古い封建思想を打ち破る若者・女性たちが生き生きと描かれている。 この映画に出てくる「変しい、変しい、私の変人新子様」も当時かなり有名になった。
[ビデオ(邦画)] 7点(2011-09-21 05:57:59)
49.  愛を乞うひと
どんなに殴られ蹴られ虐げられても、私のお母さんはあなただけなのと言っているような声が聞こえる。親子の絆というものはそういうものなのかもしれない。 最初見たときは、母親の虐待にいたたまれなくなって何度も見るのをやめたが、それでもあきらめず、繰り返して見た。最初のうちはどうして虐待をするのだろう、原因は何だろうかとも考えた。しかし、最近になって虐待というのは明確な理由がなくても起こるものという見方ができるようになった。 とにかく原田さんの演技が凄い。虐待をした母豊子と虐待を受けて育った娘照枝という全く異なった2人の女性を演じる。いや終盤の年老いた豊子も合わせると三役か。 その再会シーンが何とも言えない。
[DVD(邦画)] 7点(2011-08-28 20:54:51)
50.  青空娘
源氏鶏太と言えば「三等重役」に代表されるサラリーマン小説が有名であり、私も若い頃何冊も読んだものである。ユーモアに富んだ軽妙な語り口と明るくさわやかな感じが私の好みであった。その源氏鶏太の映画作品とあればと期待して見たのだが、評価は微妙。映画にしてしまうとわざとらしさが目立って気になってしまった。   
[DVD(邦画)] 5点(2011-07-01 10:42:57)
51.  雨あがる
脚本は黒澤明だし、キャストからスタッフまで黒沢劇場という感が強い。さすがに主役は三船俊郎ではなく寺尾聰だが、三船の息子史郎まで出ている。これでは監督もさぞやりにくかっただろう。 映画は黒沢映画らしいコミカル調で、おもしろいと言えばおもしろい。しかしどうしても作りすぎ、作為的感が強い。その中で剣の達人ながら人情家の主人公を演じる寺尾聰が光る。ミュージシャンに転向かと思っていたら、さすが宇野重吉の息子である。 宮崎美子はさておき、原田美枝子にはもう少し活躍してほしかった。
[DVD(邦画)] 5点(2011-05-20 19:21:37)
52.  愛のお荷物
いまでこそ国会で問題になるのは「少子高齢化」しかし私たち団塊の世代が生まれた頃は、第1次ベビーブームとも呼ばれ、こどもの数が多い時代であった。また一方医療分野は科学の進歩によってめまぐるしく進歩し、人生50年から世界有数の長寿国へと変わっていった。 こうした時代を背景に、監督川島雄三は「愛のお荷物」という、軽妙で洒落のきいた映画を作ったのである。国会での芦田伸介、菅井きんの質問とそれに答える山村聡の大臣答弁からしてほほえましい。それに続く新木家の妊娠騒動も、箱根の祖父東野英治郎を巻き込んで実におもしろい。人口増の問題に取り組んでいた厚生大臣の家族の人数が倍になるという何ともはやの映画。 映画監督の川島も急逝したが、大臣夫人役の轟夕起子も50前に亡くなった。また長男の恋人で大臣秘書役の北原三枝も早々と結婚引退してしまった、惜しまれる人たちである。
[DVD(邦画)] 7点(2011-05-15 17:05:42)
53.  あゝ野麦峠
この映画は勤務先の高校生を引率して見に行った映画です。(歳がわかるなあ) 映画好きの教頭先生の尽力で、この頃は毎年学校をあげての映画鑑賞をしていたのですが、当の生徒たちも私の方が感動してしまったことをよく覚えています。 明治初期の富国強兵の世の中にあって、貧しさ故に娘を売らなければならなかった親の辛さ、そして女工になった娘たちのつらさが痛いようにわかる映画です。今思えば、大竹しのぶさんだけでなく、原田美枝子、友里千賀子、古手川祐子といった蒼々たる若手女優陣が出ていたのですね。 何としてももう一度見てみたい映画の筆頭です。 
[映画館(邦画)] 9点(2011-05-05 06:51:00)(良:1票)
54.  あゝひめゆりの塔 《ネタバレ》 
和泉雅子と同年齢で映画少年の私には、キューポラのある街や泥だらけの純情などの映画は見たが、この映画だけは見る気がなかった。それは子どもの時見た「ひめゆりの塔」があまりにも衝撃的でトラウマ的な感覚を持っていたことと、吉永小百合・浜田光夫のいわゆる日活ゴールデン・コンビとひめゆりの塔のイメージでは、遠くかけ離れたもののように思えたからだ。 ようやくDVDの時代になって初めて、この映画を見た。前半部分に対馬丸という名前が出てきたのにはびっくりしたが、学生の頃すでに知っていた「対馬丸事件」(貨物船の船底に学童疎開の子どもと引率の先生方を乗せたまま、米軍に撃沈にされた事件、これ一つをテーマにしても一つの映画が作れる)や10.10沖縄大空襲をさらっと流したのにもまたまた驚いた。 さらに沖縄の悲劇は、米軍の無差別攻撃や防空壕に隠れた者までも毒ガスで殺すという悲惨なものとなり、生き残った者も青酸カリ入りのミルクを飲んだり、手榴弾の信管を抜いて自決した。映画に出てくるような「命を粗末にしないで」とか「あなただけは生き延びて」が言えず、「お国のため命を捧げる」「鬼畜米英に身を汚されることなく、純潔を守る」が当たり前の時代があったことを現代の若者にも伝えたい。その想いが感じられる映画であった。 
[DVD(邦画)] 7点(2011-03-11 17:08:51)(良:1票)
55.  悪魔の手毬唄(1977) 《ネタバレ》 
横溝正史の金田一耕助シリーズで、私の一番好きで作品で一番悲しい物語である。 この映画は市川崑、石坂浩二、岸恵子それに若山富三郎という名監督や俳優陣が勢揃いすることによって生まれたのだろうと思う。 最初見た時は、鬼首村の手毬唄と謎解きに興味を引かれたが、2回目3回目と回数を重ねて鑑賞していくうちに、青池リカの心情に引かれるようになった。 「歌名雄さん、どんなに好きであっても、兄妹は結婚できないのよ」と言えれば良かったのだが・・・。
[映画館(邦画)] 9点(2011-03-01 17:22:46)
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