1. 生きる
《ネタバレ》 約4年ぶり2度目観賞。リメイク版公開に向けての復習。黒澤明監督の代表作。瞳をギョロつかせるミイラ面の廃人。タカシくん渾身の名演。胃がんで余命半年、マジメだけど生きた化石のような市民課長が「ハッピバースデー」を境にシャキーーン。やる気があれば何でもできーるっ。廃人をやめて、市民が要望する公園作りに瞳を白黒させながら奔走。だけど最期のブランコで唄うシーンはやっぱり不気味ですな。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2023-03-26 06:44:17) |
2. 糸(2020)
《ネタバレ》 中島みゆきの名曲を映画にした青春ラブストーリー。平成の北海道を舞台にした壮大な人生ドラマなんだけど、要所を絞れていないカンジやな。感動しない邦画ドラマは珍しい。主演とその周囲の女優陣も今一つ。完全に「歌>映画」の構図ですな。 [DVD(邦画)] 6点(2021-08-14 03:52:34) |
3. 祈りの幕が下りる時
《ネタバレ》 シリーズ最終章のキーパーソンは、おまえ(オンナ)とおれ(オトコ)。守りぬかれたのは父娘と父子、それぞれの絆。謎めく緊迫の大捜査線が進行するにつれ、徐々に明らかになっていく人の心の真実が、感動を呼ぶ加賀恭一郎シリーズ。これにて終幕。傑作。 [映画館(邦画)] 8点(2018-12-30 01:05:02)(良:1票) |
4. 怒り
《ネタバレ》 身元不明男への殺人犯疑惑を中心に据えた3つの群像ミステリー。千葉、東京、沖縄。それぞれの舞台に登場する謎の男に共通しているのは、心に闇を抱えていて何だかアヤシイということ。序盤の東京でのゲイシーンは、見苦しくて吐き気してゲンメツ。後半は人を信用できなくなって、心の葛藤から感情が溢れ出る様子がよく伝わってきた。3通りのエピソードは決して交わらないが、何だか繋がっているように感じた。久々の良作。 [映画館(邦画)] 7点(2017-02-12 04:28:10) |
5. 一命
《ネタバレ》 「武士の誇り」という日本人にとって重くて深いテーマ。武士であることを捨てワラにもすがる思いの狂言切腹。ギョロ目の市川海老蔵が主演。瑛太の切腹シーンは痛々しくて思わず蒼白…。 [DVD(邦画)] 7点(2012-08-17 00:33:47) |
6. いま、会いにゆきます
4年半前に映画館で観て感動し映画鑑賞を始めるきっかけとなった思い出の作品です。胸を打つ純な感動は何度観ても褪せることはないですね。二人が佑司を授かるまでの過程において、一つの場面を互いの視点で繰り返し語られる構成が素晴らしいです。邦画の頂点、二作しかない最高評価の傑作! [映画館(邦画)] 10点(2012-02-17 21:26:10)(良:1票) |