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R&Aさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

●今週のレビュー
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1.  七人の侍
この作品は見る前からいろいろな予備知識を持っていた。とりわけ、雨の中での戦のシーンは「七人の侍」を語る上で必ずと言っていいほど出ていたので余程迫力があるのだろうと思っていた。いざ見てみると思っていたほどではない。しかし、映像から見てとれる迫力を越えるものがこの映画にはある。まず七人の人選からして惹きつけられる。そして何より対野武士の戦術だろう。見ていてゾクゾクする。戦術より大切なことが団結するためのコミュニケーションだったり、百姓達の士気を上げるための渇やリラックスさせるための談笑だったりとそのあたりの描写も心憎い。最後、百姓達は侍達に感謝してチャンチャンと終わるのかと思ったら、何事も無かったように歌いながら農作業に精を出す。そして勘兵衛の、勝ったのは百姓云々のセリフ。菊千代が泣きながらに訴えた、百姓とは云々のセリフが見事な伏線となっている。
9点(2003-11-26 13:37:48)(良:1票)
2.  仁義なき戦い 代理戦争
これだけの登場人物のキャラクターをこれだけしっかりと描ききった映画はそうは無いでしょう。どうしてバトルロワイアルでこれが出来なかったのだろう。まあ、シリーズものという強みはありますが。それにしても面白い。傑作でしょう。
9点(2003-10-09 13:03:59)
3.  仁義なき戦い 広島死闘篇
文太は脇にまわり山中役の北大路欣也が主役を張る、シリーズモノにしたら異色作。シリーズを離れ一本の作品としてもかなり完成度が高い。大見得切の乱暴者のくせに慌てふためく様が滑稽な大友のキャラクターがまたいい。
9点(2003-10-09 12:52:24)
4.  車夫遊侠伝 喧嘩辰
男でも惚れてしまう男をこそ描いてきた加藤泰の映画ではあるが、私は加藤泰の映画の女が好きだ。『昭和おんな博徒』で好みじゃない江波杏子に惚れさせ、『花と龍 青雲篇・愛憎篇・怒濤篇』でも眼中に無かったはずの香山美子に惚れさせた手腕は半端じゃない。そしてこの映画の桜町弘子。惚れいでか!凛として強情で高飛車な面も見せつつもどこまでもどこまでも女。男気溢れる男たちも実に気持ちがいい。そして井川徳道が見せる様式美。内田良平が桜町に命をかけた喧嘩に行くことを告げるシーンだ。『緋牡丹博徒 お竜参上』の雪の積もる橋、『明治侠客伝 三代目襲名』の夕焼け空(あっ、どっちもそこにいる女は藤純子だ)に匹敵する美しい井川徳道の世界がここにある。いいっすよ、ここ。心の奥にあるいろんなもんを引っ張り出してくる。簡潔に言うと感動。感動を誘引する美があるんです。
[映画館(字幕)] 8点(2011-09-16 16:44:47)
5.  12人の優しい日本人 《ネタバレ》 
これはかなり面白いです。まづは、「十二人の怒れる男」と同じように投票するが、全員一致で無罪!ここは先に「十二人の怒れる男」を見ていないと笑えないところ。その後唯一人が有罪へ。この時点で、この男がヘンリー・フォンダだと誰もが思うはず。しかしオリジナルと有罪無罪を入れ替えただけの駄作を匂わせておいて、後半実はヘンリー・フォンダはトヨエツだったという展開へ。彼の弁論には非常に説得力があり安心感がある。これは弁護士という肩書きに、見ている我々が安心感を持って見ているからである。肩書き重視の日本人気質を十二人だけでなく観客までも巻き込んで皮肉ってくれる。が、嫌な気はしない。「実は俳優」御見事!
8点(2003-12-09 11:53:51)(良:1票)
6.  仁義なき戦い
このシリーズのレビューいいですねえ。学生時代に先輩が「ひとり仁義なき戦い」(文太、旭、金子、千葉ちゃん、松方等々のものまねで一人芝居)をよくしていたのを思い出します。キャラクターがしっかり描かれ、また斜めアングルのカメラワークやこれまでのヤクザ映画に無いバイオレンス描写とスピード感!満足の一品です。もし見るなら3までは見て欲しい。広能のモデルとなる美濃幸造(漢字違うかも)の手記を映画化したものだが、山守(もちろんこの人も実在)をあそこまで悪者にしたものをよく世にだせたなあと思う。
8点(2003-10-09 12:38:26)
7.  死んでもいい(1992)
オープニングで雨が降り赤い傘が印象的に登場したとき、同じ名美の物語である池田敏春『天使のはらわた 赤い淫画』を想起した。そしてやはり名美の物語、相米慎二『ラブホテル』でかかったもんた&ブラザーズの「赤いアンブレラ」がよぎる。どこかモノクロに近いくすんだ色合いの画面に映える赤。傘を持つ女と男の間に「死んでもいい」と赤いタイトルが浮かぶ。この一瞬がものすごくかっこいい。完璧な構図と配色で見せるほとんど動かない(スローモーション)画はまるで石井隆の漫画のようだ。石井隆はこれまで名美の物語を他人に語らせていたがこの作品で初めて自ら語ることとなる。タイトルバックのセルフオマージュのごとき劇画調とそこにいくまでの鬱陶しいくらいの映画技法の嵐にその並々ならぬ意気込みを見る。しかしこの映画の名美は他の作品の名美とはどこか毛色が違う。なんたって陵辱されない。それでもラスト、名美が何も言わずに涙を流したとき、その顔は「堕ちた」ことを知り「堕ちた」ことを受け入れたように見えた。まさしく堕ちてゆく女・名美の物語であったのだ。しかもその瞬間を切り取り静止させて映画は終わるのだ。残酷な様を美しく切り取る。石井隆の真骨頂。
[DVD(字幕)] 7点(2011-11-11 15:43:43)
8.  昭和おんな博徒
江波杏子があまり好きではなかったのだが映画が始まってすぐの雨の中の佇まいにいきなり惚れた。まあ映し方もうまいんだろう。雨は笠で江波を隠すために降っているのだろう。で、その顔が映されるときに一種の高揚が得られるようになっている。ついでというわけではないが、天知茂の病床の女房役の松平純子って人は全然知らなかったんだけど、惚れた。病床なのにあの艶っぽさといったら! 私が惚れっぽいわけじゃない。本作と同じく蒸気機関車を超間近ローアングルでとらえた画を持つ『花と龍 青雲篇・愛憎篇・怒濤篇』ではやはりそれまで意識することもなかった香山美子に惚れ、『車夫遊侠伝 喧嘩辰』では怒った顔のアップばかりの桜町弘子に惚れたわけだから、たぶん加藤泰の仕業である。そんな凛とした江波に惚れるのは私ばかりではない。江波の一途で仁義に熱い生き様に惚れたことを証明する天知が発する「姐さん」という呼び方にゾクーーっとした。最後の一人に落とし前をつけるその場所に登場するシーンにゾクゾクーーっとした。そのかっこいい女が生まれるためには前半のみ出演の松方弘樹がどこまでもかっこいい男でなきゃいけないわけだが、そこは流石、風格が漂ってます。
[映画館(邦画)] 7点(2010-10-27 17:06:16)(良:1票)
9.  実録・連合赤軍 あさま山荘への道程
若松監督は当時の世論がそうであったように革命に全霊をかける青年たちを支持していたらしく、それゆえに青年たちの凶行ばかりがクローズアップされているこの事件の背景をちゃんと知らせたいと思った、というニュアンスの記事を読んだ。だから「あさま山荘事件」よりもそこに行き着くまでを丁寧に描き、その組織自体が生まれるべくして生まれた当時の日本の社会情勢と簡単な時代の流れを当時のフィルムとナレーションを使って説明してゆく。芸術性よりもメッセージ性に重きを置いている映画だと思うのだが、若松監督の映画はどれもそうなのだが、監督の「伝えたいという想い」の力強さがそのまま芸術性を引き出しているように思う。国家権力に立ち向かう若者たちは立ち向かうために組織をつくり、組織の中の権力を手に入れるため、また維持するために凶行に走ってゆく。弱いから徒党を組む。そして弱いから権力を欲す。「人は愚かである」という言葉では片付けられない。生きた時代、生きた場所によって誰もがこの事件の主役になり得、殺す側、殺される側になり得たということがこの映画を見るとよくわかる。長い上映時間中、けして目をそらすことができない。映画が真剣にこちらに語りかけてくるから。
[映画館(邦画)] 7点(2008-05-19 16:42:14)
10.  地獄の警備員
これって『エイリアン』じゃん、設定だけは。もちろんSFではありませんが。殺戮の理由が語られないことが不評を買っているようですが、理由が語られないからこそ終始ホラー的恐怖感が持続しているのだと思う。ストーリーはモンスターパニックに沿っているけども、相手は人間でしかも殺人の動機が不明ってのが襲われる側にとっての現実的な恐怖の最たるものを導き、殺す理由が語られないことで警備員をひたすら暴力そのものとして描くことに成功している。『ドレミファ娘の血が騒ぐ』で「何故?と問うてはいけない」とあったがこの作品では「それを知るには勇気がいるぞ」と牽制する。意味を求めてはいけない。殺人者は人を殺す。意味は意味でしかなく、目で見えるものでもなく、つまり映画ではない。ここでもゴダールの遺伝子が蠢いている。
[映画館(邦画)] 7点(2007-06-13 10:33:42)(良:1票)
11.  しとやかな獣 《ネタバレ》 
ほとんどのシーンが団地の一室という舞台劇風な作りでありながら、カメラは部屋から部屋へ所狭しとアングルを変え、メインの画では高度成長期の日本の風景が常に窓の外に、画面の奥に映され続けることで映画たらんとしている。会話が多いが全く飽きがこない。それどころか面白さが途切れずに持続する。強烈に赤い夕日を浴びて延々と踊り狂うシーンはインパクトありすぎ!自分たちでは止められない狂った世界の象徴。そして破綻を予告する雨。破綻を知る山岡久乃の視線。一人勝ち逃げを予言していた若尾文子の良心の呵責。それでもやはり勝ち逃げするのだろうその冷静な妖艶ぶり。うーん、たまらん。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2007-05-11 12:02:22)
12.  ションベン・ライダー
「長回し」といえば計算に計算を重ねたものというイメージがある。ウェルズの『黒い罠』の完璧なオープニングの長回し然り、溝口の『元禄忠臣蔵』等に見られる画面に入りきらない被写体を次から次へと映し出してゆく長回し然り、あるいは全く動かない画をひたすら映し続けることで緊張感なり余韻というものを作り出すヨーロッパの巨匠たちの長回し然り。しかし相米慎二の長回しはただダラダラと撮っているだけかのような、いったいどこを見ればいいのか困惑するような長回し。もちろん計算はされているだろう。橋の上を走る人物が画面の右下に位置される奇怪な構図に突然左上のビルの隙間から車が登場!なんて計算無しでは撮りえないシーンもある。しかしその後の水辺の追いかけっこは何を意図した動きなのかが全くわからない行動を皆が皆しており、その画は滑稽極まりない。しかし少年少女たちの懸命すぎる動きはせつなさにも似た感慨を呼び起こし極めて愛おしいシーンともなっている。少年少女たちがなぜここまで必死なのかが話が進むにつれてその必然性がなくなってくる。だのに彼らの必死さはどんどんヒートアップしてゆく。子供から大人への成長に対する抵抗というか最後のあがきというかどうにも抵抗しえないヤケクソというか、あと諦めとか悲しみとか希望とかがごちゃまぜの必死さ。その明確に何とは言えないなにかを長いワンシーンに感じることが出来ればこの映画はとてつもなく愛おしい映画になるのである。
[ビデオ(邦画)] 7点(2006-08-21 15:09:06)(良:1票)
13.  人生は琴の弦のように 《ネタバレ》 
琴を弾き続け千本の弦を切ったとき、琴に潜めた処方箋によって目が見えるようになる。決定的なネタバレになりますが、結果は目が見えるようになることはなく落胆します。しかし彼の人生が全く無駄なものだったのかといえばそうではない。その証拠に彼は弟子に千二百本の弦を切れば・・・と伝える。盲目の人間にとっての過酷な人生を生きてゆくための目的を与えている。ところが弟子はその生き方を拒否する。人に目的を与えてもらうのではなく、信じる道を自ら選択しようとする。これもまた人生。中国激動の時代を生きたチェン・カイコ-は当時の政策を映画の中でよく暗喩的に、あるいは物語の悲劇性をもって批判している。この作品も、あの理想を掲げただけに終わった時代のうねりはいったいなんだったのか?という批判。そして、その中を生きたことはけして無駄にはしたくないという想い。さらに個人の意思を持つことの大切さをこの映画は説いているように思う。静かなる大地と激しすぎる黄河の濁流もまた「人生」を象徴する。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-04-10 19:12:47)
14.  四月物語
ドキュメンタリータッチで描く入学式とクラスでの自己紹介、見ていて恥ずかしくなるくらいのリアルな初々しさが画面に溢れている。松たかこのプロモ?たしかにそうかもしれませんが、松たかこはちゃんと卯月という名の女の子になっていました。岩井監督の作品を見ていつも思うのは”綺麗で淡い映像”というのもありますが、それ以上に役者が映画の中の役にちゃんとなっている、綺麗な映像の世界にちゃんとはまっている、というところ。これは役者の力というよりも監督の演技指導という演出の力がやっぱり大きいのではと思う。そういう意味でもやっぱり「映画」してると思います。短くない短編映画って感じ。作中に卯月が見ていた白黒映画『生きていた信長』のキャストの方が豪華で、いかにも年季の入ったフィルムを丁寧に再現していたのも面白かった。
7点(2004-11-11 11:58:02)(良:1票)
15.  ジョゼと虎と魚たち(2003)
ジョゼ(くみ子)の言葉がいちいちツボにはまって面白かった。こういう子、います。小さい子供に。ジョゼは本によって知識も豊富で肉体的にも精神的にも大人の女です。しかしコミュニケーションのとりかたが子供のようにストレート。でもちょっと違う。自分をさらけ出さない、かと言って装飾されない言葉。気遣わないけど感情の無い言葉。話すことでうちとけあうことを拒むような単刀直入な言葉。おばあちゃん以外の人との接触を遮断されていた女の子という特殊な設定ゆえのこの言葉のひとつひとつがとても印象的。本では知っている虎や海を実際に見た時の表情もすごくいい。そんなジョゼを見て初めて実感する世界観の違いに恒夫のセリフ無く心情を伝えるホテル、そして車中のシーンもなかなか良い。あっちにフラフラこっちにフラフラしていた恒夫が真剣に自分を見つめなおす。ジョゼとの出会いと別れのなかで成長していく恒夫の物語。良かったです。
7点(2004-10-29 11:20:40)
16.  写楽
時代の中にその名を登場させたのは、ほんの1年足らずという正体不明の謎の浮世絵師、東洲斎写楽。フランキー堺の興味深い検証を映画化したものだが、ミステリー風なものを期待してはいけない。結局メインとなる話は葉月里緒菜演じる遊女との悲恋物語である。もちろんそれはそれで佐野四郎演じる北川歌麿が絡んだりして結構面白いし、豪華絢爛の花魁道中も見所である。そして葉月里緒菜が綺麗!と思った作品です。
7点(2003-11-17 14:04:00)
17.  仁義なき戦い 完結篇
確かに決して出来は悪くない。前作で完結させたつもりの笠原和男が脚本を降りたためか違う空気を感じる。無理やり作った完結編にしてみれば、うまくまとめたなと思う。
7点(2003-10-09 13:29:39)
18.  仁義なき戦い 頂上作戦
単品ではきついものがあるが前作からの流れからラストまでの展開はやはり御見事。当初はこれで完結の予定だったので力も入ってます。バイオレンスてんこ盛の秀作です。
7点(2003-10-09 13:13:01)
19.  十三人の刺客(2010)
47年前の工藤版は壮絶でありながらけして痛快ではなかったのだが、この三池版は素直に痛快だ。そして集団時代劇の中で大スターが大スターらしくいることの違和感、リアリズムに徹したストーリーに美男美女のロマンスが入ってくる違和感といった映画会社と映画監督の戦いの爪跡のようなものもここにはない。工藤版のいい所を拝借しながら派手に、下品に、つまりは今風に仕上げている。工藤版も悪玉は憎らしいほどの悪玉であり、またその悪玉っぷりこそ工藤映画の真髄でもあったのだが、三池版の悪玉はそこからさらに「(悪の)輝き」を手にする。ただ憎らしいだけではなくスター性を備えているのだ。さらに工藤版に乏しかったユーモアを『七人の侍』の菊千代をパロったであろう新たなるキャラによって補填している。少々悪ふざけが過ぎるようにも見えるが三池監督らしさが出ていて良い。様々な制約を受け入れながら自己を通し抜いた工藤版同様に三池もまたちゃんと自己を通しているのだ。二人の差はその時代の許容範囲の差に過ぎないのかもしれない。
[映画館(邦画)] 6点(2011-11-15 15:53:32)
20.  シュアリー・サムデイ
たしかに場面の切り替えなんかに粗い部分があって時間経過が分かりづらかったり、唐突に感じるところがあったり、全体的に慌しい印象を持たせてしまったりといろいろと難点もあるんだけど、その難点さえも肯定的に捉えてあげたいような気にさせられた。その荒削りな作り自体がまるで物語にリンクしているように感じて。実際この物語を他の人が演出したとしてこれ以上のものが出来るとは思えない。それほどにこの物語に必要不可欠な「若さ」が充満していた。「バカ」とか「単純」とかというマイナスのイメージも含めた「若さ」が。同じ場面を別の視点から撮った回想シーンがあるとかけっこう複雑な構成をしているんだけど、その大人ぶった複雑さをひけらかさず、ひたすら笑いと涙と勢いで突っ走る。処女作でないと出せないものをしっかりと出した処女作らしい処女作でした。
[DVD(字幕)] 6点(2011-03-31 13:54:01)
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