1. ジャズ大名
たまたまBSで見てそれから原作を読んだ。 あの短編をここまでつまらなくさせるかというのが率直な感想。 元ネタが分からないパロディやオマージュを見る薄気味の悪さに似ている。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-08-03 12:31:23) |
2. 新幹線大爆破
《ネタバレ》 「スピード」「ヒート」またはサンデル教授の「正義の授業」にも通じる骨太の内容。そして犯人側の用意周到さと警察側の身元の割り出しの攻防に見応えがある。ただ最後は捕まるんだろうなと予想できる。どこでつまずくんだろうなと思っていたら、家族とはね。息子を見た健さんが逃げたのは息子を信じられなかったのか、それとも息子を巻き添えにしたくなかったからか。逃げなくても家族は知らない振りをしてくれたと思う。そこは家族を失った男の弱みなのか。 ちなみにフランス版では犯人側の情緒には触れず単なるテロリストとして扱われている。日本人から見れば健さんが訳もなく犯罪を犯すわけなかろうもん。。と言いたい。 [DVD(邦画)] 8点(2012-12-04 14:32:02) |
3. しんぼる
自分のハードルの高さに気づいていないのか。 [DVD(邦画)] 4点(2010-04-23 11:59:37) |
4. 七人の侍
『七人の侍』言わずと知れた世界のクロサワの傑作。だけどこの分かりやすいタイトルが作品の評価を相当高く上げ、また観る者を少なからずミスリードしている。この話はいったい誰の物語なのか。まぎれもなくそれは侍でも百姓でもない菊千代だ。この作品は七人の侍の話としてみると、圧倒的な菊千代の存在感で影が薄まる侍がいて、それが脚本の不備として気になる。ところがはじめから菊千代の物語としてみると見事にしっくりする。この作品のタイトルが『七人の侍』でなければ、むしろ今以上に評価が高く、内容どおりの真っ当な評価がされたのでは。リメイク版『荒野の七人』が本作と比べて物足りない理由の説明がつく。タイトルに忠実に七人を描こうとしているから失敗している。(マックイーンが菊千代ならまた違っていただろうが)/竹林が風で揺れる音や水車の音等々。ちょっとした些細な演出が作品に多大に貢献することを知っていた数少ない監督だろう。ラストのどしゃぶりはやり過ぎのような気がするが、それはご愛嬌。 [DVD(邦画)] 8点(2010-02-01 19:41:32) |
5. 純喫茶磯辺
「カメレオン」を持ってきたことひとつで、監督のセンスの良さを感じさせるのには充分。 [DVD(邦画)] 8点(2009-08-10 23:55:40) |
6. 仁義なき戦い
仁義なさ過ぎ。 [DVD(邦画)] 7点(2007-01-06 20:54:45)(笑:2票) |
7. シムソンズ
可愛いよローサ、可愛いよ。 [DVD(邦画)] 7点(2006-09-13 22:08:53)(笑:1票) |
8. 幸福の黄色いハンカチ
高倉健の昔語りが始まってからの武田鉄矢のトーンダウンが気になった。 思うに監督は予想以上に武田鉄矢の躍動感と、寅さんとはまた一味違う抜けた面白さが気に入り、前半はコミカルなシーンに時間をかけて撮っていたのだが、このままだと武田鉄也がメインのコメディ作品に成りかねないから、わざとセリフを抑えたところではないか。だが全体を通してみると、武田鉄也が急に黙るのはバランスが悪いから、ラストで車のラブシーンを追加した。山田洋二監督は武田鉄矢の扱いに迷いがあったのだと思う。そんな教訓からか『遥かなる山の呼び声』では高倉健の魅力が存分に発揮されて、武田鉄矢はチョイ役ながら存在感をしっかり出している。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-09-01 15:31:41)(良:1票) |
9. 下妻物語
土屋アンナに尽きる。 [DVD(字幕)] 8点(2005-05-21 00:16:13) |
10. 昭和歌謡大全集
基本的に原作のテンポの良さそのままに映像化できていたのがよかった。 だけどなんで監督が篠原哲雄なんだろうか。畑違いでしょ。断れなかったのだろうか? セリフより何気ない仕草で内面を語らせるのが上手い監督なのに。今回は荒くてやっつけ入ってた。もったいない。若い監督に撮らせるべきだった。 また、テンポは良かったけど演出が中途半端だ。映画だから原作どおりにブサイクは使えないとしても、もっとキモさは出せたはずだ。メイキングの中にある俳優同士の座談会の雰囲気の方が映画に相応しいと思う。松田龍平は髪が長かったほうがよかったし。あと市川実和子はあの役でよく出演OKしたなと思う。演じるまえにちゃんと原作を読んだのだろうか?でも下手にブサイクなお笑い芸人を使うよりはいい。樋口可南子と鈴木砂羽は(話の流れ的には必要のない濡れ場なのに)無駄に身体張ってたのがよかった。そこは監督GJ。そして原田芳雄と古田新田の存在感ある演技は見ごたえがあった。 7点(2005-01-14 00:10:34) |
11. 深呼吸の必要
最初、いくらわけありの連中が集まってもここまでみんなよそよそしくはないだろ と思っていた。だけど実はそれがいい伏線となって、だんだん打ち解けて くるに連れて、朝の挨拶や何気ない会話でもすごく温かみのあるものに感じた。 沖縄できび刈りをしたところで現実は変わらないけど、それでも深呼吸してみたら何か得られるよっていうスタンスがいい。 8点(2005-01-13 00:13:53) |
12. Jam Films
《ネタバレ》 「the messenger」なんかいろいろ押し付けがましい。男はかっこよく撮るのに女はブサイクに撮る監督。1点。「けん玉」倦怠気味のカップルがリアル。アイデアもいい。8点。「コールドスリープ」オチがイマイチ。ネタも未消化。5点。「Pandora ~Hong Kong Leg」凝ったエロ。それだけ。3点。「HIJIKI」狙いすぎてウンザリ。4点。「JUSTICE」甘酸っぱさがいい。英語教師とパラパラ漫画が笑える。7点。「ARITA」熱がるARITAのシーンがあまりに長くて笑った。役者の魅力を引き出すのがうまい監督。7点。 5点(2004-11-07 00:40:56) |
13. ジョゼと虎と魚たち(2003)
《ネタバレ》 恋は女を強くさせ、また男を弱らせる。 [DVD(邦画)] 8点(2004-03-15 02:42:45) |